2022/06/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 訓練場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 昼の王都 屋外

訓練場の一角として広く取られた地上舞台。
一周するための道筋だけが残る場所は自然が多く残る。
開拓され山や斜面が削り取られた、平坦な道ばかりということはないこの世界。

荷馬車 人員 奇襲
全てに対応するためには、全ての地形で応える必要が体には合った。
騎士など一部の者は馬の上で跨り移動する者の、歩兵 追従する者らはそうはいかない。
地力を鍛え、足を鍛え、場に慣らす。 痛いと苦しいが連鎖する中で いずれ 痛い と 苦しい が感じなくなるほどに。

そうでなければ 死ぬだけだ。


「―――          っ。」


それぞれは鎧こそ身に着けないものの、腰や背中に愛用の武具をぶら下げる。
時には槍を手に持ったままの者もいる。

それらが、隊列を組んで歩くのではなく、ノルマをこなす為に走り続ける稽古。
体力 力 適応した筋肉。

継続 力 速度 それらを求める為に、余計な贅肉も身に着けられないだろう走り込み。
メイラは今 年も身分も関係ない 参加する者全て皆平等という枠の中で、汗をにじませながら息継ぎだけの世界
背中に感じる愛用の武具の音と周囲の息継ぎや足踏みの音だけがする。

下り坂での足を滑らせずに踏ん張らせて奔るには
上り坂で足を効率よく運ぶにはどうすればいいか。

追い抜く者 追い越される者
時折木の陰で げぇっ と嘔吐する若い貌が見える中で、メイラは涼しい貌には程遠いそれで
周囲と走り続けているだろうか。

時折サボる者 時間になるまで森の陰でしけこむ者なども 走る中で見ない貌が数人いれば察するだろう。
しかし周りには関係ない。 只管に走り、鍛える。

それで身に付かなければ、死ぬしかないのだ。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 訓練場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。