2022/02/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 狭間地区 クラブ 無名」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 王都マグメール 狭間の地区 クラブ内
敢えて狭間に造ることで、身分に関係なく 交流を交わすための場所として
騎士や貴族 有能な冒険者や護衛 薬師に娼婦など
傍に誰かを連れ添って訪れる者や、友人同士で気を落ち着ける場所
中には紹介で誰かの手から誰かの手へと、渡り歩く者もいるという場所。

その中で、メイラはテーブル席 一つのテーブルで一人用や複数用のソファがある場所。
そこで葉巻を燻らせる者や琥珀酒を嗜む者の中に紛れている。
喪服のように黒い姿で纏め、柄分けもされていない。
赤い瞳とギザ歯だけが、他とはやや違う点。

現在は、蜂蜜入りの琥珀酒を舐めるように傾けながら特に重要でもない会話。
例えばコクマー学院などの話が出ていた。

『ダンタリオのスタイルに似たクラスが出来上がった話は、知っているだろう?』

誰かが、メイラが公言するように。
王以外は皆平等 能力や力だけが全てを決める。
そんな、優劣というものから身分を切り取ってしまった歪な生き方。

それと似たようなやりとりを行うクラスがある小話
メイラはそれに対し、当然知っているというように
しかし、表情に差して変化はなく、琥珀酒の中の甘さに意識を置いている。

「貴族をそこに混ぜればどうなるかなど、承知の上でしょうね。」

それは劇薬である。
スカウトに適した場所であり、余計なプライドを砕ける場所である。
しかし、ただの貴族がいけば己が己であり続けるには
といった具合であり、興味はあるものの、此処にいる全員が学院
そんな場所に訪れる理由を持っているかといわれれば違うだろう。

「風の噂でも流れれば、契約や引き抜きとかありそうですわね。」


メイラは優秀なものを欲しがるだけなら。
性格や外見などを含めて。学院内からでも、何かしら反応があるのでは。
そんなことを考えながら琥珀酒を片手に、臓腑を焼く熱に心地よく身をソファに沈ませる。

ご案内:「王都マグメール 狭間地区 クラブ 無名」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。