2022/01/29 のログ
ご案内:「お菓子の迷宮」にE・T・D・Mさんが現れました。
■E・T・D・M > 調子に乗りつつある迷宮が此処に在る
最近十分に魔力を吸収出来ている為だ
しかしながらに『力』を得た者が必ずしも
正しくその『力』を揮う事が出来るとは限らない
例えば街の富クジで一攫千金を引き当てた貧民が居るとしよう
間違いも無く分不相応な幸いとその『力』に振り回され
その者は破滅の憂目を見る事になるだろう
余りにも手持ちが豊かである為に、なまじ何でも出来てしまうが為にこそ
その知性は慢心し、或るいは混乱し、日頃の賢明さはなりを潜め
愚かしい所業にへと走ってしまう事もまた在るのだ
詰まり、今迷宮は普段なら絶対にやらないような魔力の無駄遣いに路を誤っている
■E・T・D・M > おお、見るがいい!冒険者達よ!万能なる我が魔力の力を!!
我が指先(触手)が差し向けられるそれだけで!
無味乾燥な岩の塊は、あっという間に白砂糖にへと変質を遂げる!
石ころを黄金に組成変化することが出来るのだ
無機物を有機物に、ブドウ糖の結晶に変えるぐらい造作も無い!
拡張された空間を存分に利用し、地面は悉くが乾燥して砕けたカカオの粉末となり
深い土壌の色と芳しい芳香を漂わせながら敷き詰められ
そこに植え付けられた『飴玉』の種はあっという間に発芽を促され
飴細工の針葉樹の木々が迷宮の内部にへと林立されつつある!
此処は迷宮の深部、だが今ばかり此処は『お菓子の迷宮』だ!
■E・T・D・M > 必要なのは大衆と関心を惹き付ける個性と話題性
訪問者達相手にすけべこましているだけではなく
宿っている貴重な情報群も吸収している、抜かり無く
近々においてチョコレートだか、お菓子だかを贈り合う
そんな行事があるみたいに小耳(本当に耳は無いが)に挟んだのだ
果たして王国領土の行事なのか、それとも滅茶苦茶狭い地域の祝祭なのか
そこらへんのリサーチは全く出来ていないが、兎に角流行に便乗して損をする事も無い
『放流』した人間の口から街や村には公布をさせ続けている、変なお菓子だらけの場所が在ったぞ、と言う塩梅に
後はその言葉を真実として此処に実らせる為に実際の製菓を築き上げるだけで良い
■E・T・D・M > かくして木々は生い茂り、そこには小鳥達が囀りながら飛び交い始めた
『たましい』を宿した生き物の創造までは流石に出来ないが
『生きたフリ』をしているゴーレムを作成する程度ならば問題も無い
だが、それらの素材も大半は菓子細工の絡繰り仕掛けだ
外界を実際に見聞きした事は無いが人伝手に飲み込んだ情報に基づき
美しい鳥達の奏でる唱和が忽ちに静かであった迷宮内に響き木霊する
ビスケットで出来た煉瓦の小屋が積み上げられ
板チョコレートの屋根の上には天井の削れた粉砂糖が降りかかり、白亜のデコレーションを施した
流れる河川を御覧あれ、熟したベリー類を潰してソーダで希釈した炭酸果汁の赤色だ
その上流を遡るならば巨大な黒砂糖の山脈から今も怒涛の勢いで流れ続けるジュースの滝を拝む事が出来るだろう
■E・T・D・M > 泡立てられたふわふわのメレンゲに焼き色がつけられ
晴天に見立てられて青々と着色された天井にへと放り投げられた
それは天蓋の所々に張り付き、地下でありながらも揺蕩う雲として演出される
変幻自在の環境変化に伴い、地熱のオーブンが熱量を高め
黄色に染まったチーズスフレのキノコが次々に地表を破りながら膨れ上がり
そのキノコに集る虫達すらも、全てはお菓子で出来た作り物にしか過ぎない
奇怪にして甘ったるい、天然由来ではなく純粋混じり気も無い魔力の産物
迷宮を変質させ続ける指揮棒(タクト)を掌握した触手のひらはまだ留まる事を知らない
■E・T・D・M > 膨大量の魔力は自らの陣地の拡張を継続し
無名遺跡の広大無尽の領域を好き放題に改造する
此処で繰り返そう
是は普段ならば絶対にやらないような愚かしい振る舞いだ
何故ならば、緻密な計算によって創造される迷宮は支えられているからだ
思い付きが先走り、潤沢過剰のリソースに飽かせた行きあたりばったりのリフォームが一体何を招くか…――
「………?」
ぴし、と、最初の異変の察知は微かばかりの物音だ
硝子に罅が入るような硬質の音響に阻まれ、ふと建造の手が止まる
そして即座に認識した、その音の出所が何処であるか
空だ、否、自らが空であれと任じた洞窟の天井だ
人間達が山や大地に横穴を掘削する上で注意すべき事は何か
それは内部空間の崩落だ、岩壁の繋がりの密度と頑丈さは絶対ではない
慎重に振る舞い『支え』を置かなければ万有引力とその自重、また僅かな大地の揺れをもってあっという間に『屋根』は崩れ落ち得る
加え、砂糖菓子と岩の塊、どちらが構造物の建材として信用出来るか?
そのような問いへの回答を考えるべくもない、蜘蛛の巣のように罅割れは一所から瞬く間に拡散
■E・T・D・M > 「……!?」
そして大量の雨が降って来た
今日の迷宮天気は晴れ時々砂糖と岩の塊
余りにも拡げ過ぎた迷宮の耐久性は著しく減少し
それは結果として天蓋からの崩壊を招いたのだ
小鳥の囀りが、違法に手を加えられた大地の怒りめいた激烈なる鳴動にかき消される
大昔に世界には馬鹿でかいドラゴン達が跋扈していたが、しかしある日隕石が落ちて来たのでその時代は滅んだ
そのように口にする古代歴史が昔に居たが、さながらにそれは世界の破滅の一幕だ
ばらばらに叩き付けられる高質量と重みによって、菓子にしか出来ない模造品の悉くは叩き潰され
脆くも折角建てたお菓子の家々も誰かの口にされることもぐしゃぐしゃに圧壊の末路を辿る
■E・T・D・M > 「…………」
詰まる所、それらの災害、というよりも人災の落ち着いた後に残るのは、その残骸だけだ
迷宮の全壊とならなかったのは、不幸中の幸いなる哉
慌てて避難して潜んだ管理者の手が次第に湧き出し
一瞬で構築され、そして一瞬で滅んだ栄光の跡を眺めまわし
「………」
最早修復のしようもないその成れ果てにへと着手を始めた
再建の為ではなく、その後片付けの為に
人間であろうと、その他の知性であろうとも
痛い目を喰わなければ己の愚考を自省する事が出来ないのは双方同じという訳だ
馬鹿な事に大分吐き出してしまった魔力を悔やみ惜しみながらも
後は粛々と己のすべき作業に励む事になるのである
熱狂に浴びせかけられた因果応報の冷や水により
今度はもっと冷静に振る舞おうと改めて誓いながら
ご案内:「お菓子の迷宮」からE・T・D・Mさんが去りました。
ご案内:「管理遺跡」にビザールキャリアーさんが現れました。
■ビザールキャリアー > (待ち合わせ中)
ご案内:「管理遺跡」にクラウディアさんが現れました。
■ビザールキャリアー > 山中に存在するとある小さな遺跡。
もはや調査し尽くされ、得るべきものもなく、いたずらに探索に訪れて収穫なくば意味もないと、
国より認可を得て、とある冒険者ギルドが貴族から委託を受けて”管理”されていた。
それでも古代の遺跡。魔物は一度は駆逐されたとはいえ、念を入れて定期的な内部の調査を冒険者に依頼していた。
出現したとしても低ランクの魔物、単独でも駆逐できる程度の依頼。
決して報酬が多いわけではないが、達成することで貴族へのパイプ、次への仕事に繋がるという”餌”をちらつかせて。
実際は、見初められた”顧客”を染め上げる”餌場”であり、
待ち構える異形は迷い込む犠牲者を待ち構える
■クラウディア > 冒険者たちから情報を仕入れてそれを売ったり、もしくは体を売ったりして暮らしていたが、
もちろん儲かる・儲からないタイミングには波がある。
ちょうど、ここ最近そういった話もなく、懐が寂しくなっていた、そんなときに見つけたのが、遺跡の調査だった。
お宝があるわけでもない、ただ確認するだけの定期調査…。
実入りが薄く、冒険者ならまず選ばないであろうその任務に自分が手を上げたのは、
自分がかつて冒険者で…あと、男だった、という矜持もあったのだろう。
恐れるほどの魔物も出ないという話は聞いていたが、念には念を入れて、
しっかり全身を守れる防具…といっても、愛らしい衣装を身に付けて、いざ遺跡に入り込んだ。
「……久しぶりだな、こんなことをするのも。」
一人つぶやく。 これほど恐ろしくない遺跡など、昔の自分ならためらうこともなく踏破していただろう。
今の自分は肉体的にはただの幼女なのだ。 恐る恐る、部屋のひとつひとつを丁寧に確認する。
とはいえ、久しぶりすぎる冒険者としての仕事は自分を浮かれさせ、注意力を欠いていたことにすら気づけなかった。
■ビザールキャリアー > 一つ一つの部屋の数は多いがそう広くない構成。
着実に、あらかじめ渡された地図に従えば半分を超えた頃だろうか。
部屋の中に入って壁などを調べているうちに、重い音が響き、石扉が閉まっていく。
入れ替わるように、部屋の亀裂から顔を覗かせる肉で出来た花のような異形。
人の胴体ほどもある大きさだが、自ら動けるようではなく、肉の花弁を開いて触手を伸ばし、蠢いている。
……見た限りでは脅威とも言い難い、魔物と呼ぶにも脆弱な異形。
しかし呼吸するように蠢きながら、無味無臭の淫気を密閉された部屋で吐き出し、充満させていることにきづくだろうか。
ともあれ、自ら動くことも出来ず、しならせて蠢かせる触手も、触れてしまえば肌がピリピリする程度……、遅効性の淫液を伴うが容易く倒せる代物。
全て倒せば扉が開く、簡単な仕組みだと分かるだろう。
■クラウディア > 元気よく部屋を確認・踏破する。
渡された地図で言えば半分ぐらいを超えたところで、
部屋に踏み込んだ途端に入ってきた石扉が突如閉まった。
「お、っ…?!」
慌てて振り返るが遅い。 重たい石扉を持ち上げることが今の自分にできるわけもない。
改めて部屋の中に目を向けると、壁の亀裂から現れた肉色の異形が目に入った。
「こいつが原因か…?」
おそらく、この異形が外に出ないように自動的に扉が閉まったのだろう。
となれば、これを撃破すればなんとかなるはずだ。
「…」
じっと相手を眺めながら、ポーチからナイフを取り出す。
素早く動くわけでもないけれど、なにか呼吸しているような素振りも見える。
この閉鎖空間でのんびりしていれば、あまり良い結果にはならなさそうだ。
「…よし。」
この状態からいきなり凶暴化するとも考えにくい。
とりあえず、ナイフで切りつけてみよう。
心を決めると、そろそろと相手に近づき、ナイフを突き立てるべく腕を振り上げた。
■ビザールキャリアー > ナイフを突き立ててれば体液を、催淫粘液を撒き散らしながら萎んで動かなくなる。
だが一匹倒せば二匹と、他の壁の亀裂から更に異形が顔を覗かせる。
しかし倒すのは容易でそのうち警戒も薄れてくるだろうか。
何匹も倒しているが、床の亀裂からは異形が出てこない中、
それは唐突に現れる。
粘液と淫気の作用が体に現れ始めた頃、床の亀裂を踏んだ貴女の足を飛び出した異形が呑み込む。
それまで倒した異形とは打って変わって触手は力強く絡みつき、粘液を塗り込み、無数に触手を吐き出して下半身を絡め取っていく。
他にも一匹、また一匹とまた異形が姿を現し、
それまで行わなかった粘液の塊を吐きかける行動を四方八方から繰り出す。
下等な異形にしては統率が取れた行動。そして足元の一回り大きな異形。
……それらが一株の枝分かれした大きな異形だと、気づくだろうか。
■クラウディア > えいやとナイフを突き立てたその途端、盛大に撒き散らされた粘液が服に、からだにかかった。
しぼんで動かなくなる相手を見ながら、思わず顔をしかめる。
「なんかもうちょっと他の武器でももってくるべきだったかな…。」
ひとつ、ふたつ、みっつ…いくらでも現れるそれをナイフで倒せば倒すほど、
体が、服が粘液にまみれていった。
「あれ…? これ、そういうことか…!」
体が熱い。 興奮によるそれではなく、発情によるそれだ。
お腹の奥がどくどくと熱く脈打ち、今にもここで初めてしまいそうなぐらい、
快楽に対する欲望が強くなっていく。
慌ててナイフを振り回して、さらに異形をやっつけるけれど、
そのたびに更に快楽が強くなっていった。
「は、はっ……はぁ…。 やば、これ、まだかよぉ…!」
倒しても倒してもきりがない。そんな状況で、次の異形を倒そうと踏み出したそのとき。
足に何かが急速に絡みついた。
「うわっ!? こ、こいつ…!」
ピンク色に染まった頭でもわかる。嵌められたのだ。
つまり、今まで倒してきた異形は偶発的に湧いたのではなく、
奥に大きな”本体”がいる。
それに気づいたときには、下半身を触手が這い回っていた。
「ん”んんっ♡ やっ、やめ、やめろっ、やだぁっ!うぁ、ぷ、うぇぇ…!こ、こいつ、っ…♡」
周りに現れた異形がぐぱりと開き、粘液の塊を自分に浴びせかけてくる。
ナイフを振り回して抵抗するものの、当たらなければ相手の動きを止めらるわけもない。
ドロドロの粘液がじっとりと服に染み渡り、さらには体にまとわりついて発情を色濃くしていく。
靴の中、グローブの中にすら入り込むと、いまや足先、指先すら甘い快楽を生み出す器官に変わりつつあった。
「う、うぅぅーっ♡…でかいの、が…いる、ってのかよぉ…! ふざける、なよ…!」
快楽と悔しさにうめきながらも、自分の足元を見やる。
倒してきた異形、そして粘液をぶちまけてきた異形、さらには触手の持ち主…。
間違いなく存在するであろう”本体”に向かって、弱々しく悪態をついた。
■ビザールキャリアー > 床の亀裂が大きくなりながら、貴女の下半身を呑み込む異形が大きな姿を現していく。
下半身を這い回る触手がタイツの中にも入り込み、ブーツにも絡みつき、器用に脱がしながら引きずりおろしては外に吐き出していく。
それと共に薄い肉の花弁を閉じながら、徐々に足元から貴女を呑み込むように這い上り、
触手が中で蠢いて粘液を塗り込み、前後の穴をほぐすように先端を擦り付けていく。
ワンピースの中にも先行して潜り込んだ触手達が背中やわき腹、小さなふくらみを弄ぶように蠢いて貴女の劣情を更に煽り立てる。
それでももがく、逃げようとする貴女の頭上から、パラパラと粉が降り注ぐ。
見上げれば、天井の亀裂から姿を現した肉の花が、まるで茎のような器官を伸ばして踊りかかり、
貴女の頭を呑み込むように覆い被さる。
―めしべ
頭を呑み込む肉の花が触手を耳につき立て、言葉を注ぎ込む。
―衣装
ゆったりと脳に染み込むような言葉が、自分が何を”身にまとうべきなのか”語り掛けてくる。
快楽の中でもまだその”言葉”に抗えるだろうが、それに屈してしまえばどれだけの快楽を得られるか、
とろけ始めた貴女なら理解してしまうだろうか。
■クラウディア > 「げ、げっ…うそ、だろ…ぉ…」
快楽にふやけつつ在る中でも、床下に潜んでいた異形の”本体”の大きさを見て、思わず呻く。
人間一人を…自分の下半身を丸呑みしてもまだ余裕がある大きなサイズのそれが、
幾本もの触手をもつそれが、花弁のような薄い肉を徐々に閉じ、下半身を包み込み、飲み込もうと這い上がって来る。
慌ててナイフを振るおうとするも、危険を察知しているかのように触手が前後の穴を撫で回した。
「い、っひぃっ♡ こい、つ…ふざけっ、逃げ、ないとぉ……♡」
必死に体をよじって拘束から逃れようと動いているさなかに、ぱらぱらと石のかけらが降り注ぐ。
ふと上を見ると、大きな釣り鐘のようなそれが天井から自分の頭を飲み込んだ。
「こ、こいつ……ふざっ、い”い”いぃぃっ♡ あ、こい、こい、ひぅぅぅっ♡」
するりと細い触手が耳の中に入ってきたかと思うと、頭の中に言葉が注ぎ込まれる。
見せつけるような強烈な快楽のパルスに全身が硬直し、思わずナイフを取り落した。
”従えば、強烈な快楽を得られる”と直感的に理解させられる反面、
屈してしまえば大変なことになる…本能がそう叫んでいた。
「お、ごっ…♡ っふーっ、うぅっ、こ、この…♡ にげ、にげないと、ぉ…♡」
拘束されている状況に、おぞましい快楽の誘惑。 相手には時間がたっぷりあり、
自分に残された時間は少ない。 必死に体を動かそうとするものの、
触手と花弁が体を飲み込まんとせり上がってくる。
■ビザールキャリアー > 花弁の中でぬめりが生じる。
花弁の中でも生暖かい、体温そのものの粘液が全身を包み込むように中を満たしていき、
ワンピースを下から押し上げながら、服の代わりに花弁が体を覆っていき、粘液を塗り込みながら胸まで覆い、両手と肩、頭を残すのみとなる。
だが、既に頭は別の株に丸呑みにされた挙句に、口の中に触手が潜り込んで甘ったるい粘液を注ぎ込みながら咥内を犯し、喉奥まで潜り込んでいく。
徐々に、まるで異形に呑み込まれて一つになっていく、余すことなく密着し”咬み合う”ような感触。
もはや花弁に呑み込まれた体は強い圧迫を帯び、はたから見れば薄い肉の花弁に幼いながらも少女の曲線が浮かび上がる。
まるで、肉で出来た植物の一部として、女性の形が”生えている”ような様相を成して。
そして貴女を胸まで呑み込んだまま、ゆるゆると全身をしゃぶり、ねぶり、触手で絡め取り、啜り蕩かしていく。
―同化
まるでつながることが正しいことのように、耳の中の触手が更に潜り込んで言葉を注ぎ込み、
甘ったるい粘液で餌付けし、嗅覚さえも甘いにおいで蕩かせていく。
そして前後の穴の愛撫を繰り返す触手の動きはいつしか周囲の刺激と比べて物足りない程度の刺激であり
唐突に頭が解放される。
これから全身を丸呑みにするという最後通告のように
■クラウディア > 包まれた内部がぬめぬめとした粘液に満たされていく。
更に、ワンピースの内側に入り込むように花弁が体を覆い、包み込んでいく。
もはや自由になる部分は両手と肩、頭しかない。
「んむ”ーっ♡ ん、ふ…んく、んっ……んふ…ぅぅ…♡」
抵抗しようとする気力を、脳に注ぎ込まれる快楽のパルスと”声”、
そして喉奥まで入り込んだ触手がもたらす粘液が削り取っていく。
体にぴったりと張り付く花弁は、まるで凹凸をぴったりと合わせて咬合させるが如く、
寸分の遊びも無く自分を包み込んでいく。 外からみれば淡い肉色に型取られた自分の体が見れるだろうが、
この遺跡には自分とこの異形しかいない。
「どう、か―――♡」
頭の中に注ぎ込まれる声が、匂いが喜びをもたらしていく。
喉に入り込んだ触手を舐めしゃぶりながら、恐るべき異形の誘いに
少しづつ意識が飲まれていく。 秘所、そしてお尻に与えられる愛撫は
まだ自分を満足させるものではなく、まるで答えを求めるかのように
回りくどい焦らすような快楽を自分に与え続けていた。
ずるりと喉から触手が引き抜かれる。
ゆっくりと、自由になった口を開いた。
「めしべ、なりますっ♡ 同化、します…♡
だから、お願い…おねがい、します…♡
おれのこと、頭まで、全部、全部包み込んでぇ…♡」
たっぷり焦らされ、頭の中に期待と服従の快楽を注ぎ込まれて今、
自分にできるのは、すっかり蕩けきった顔で、甘く媚びた声色で、触手におねだりすることだけだった。
■ビザールキャリアー > 言葉にして、屈服して、懇願して。
異形を受け入れてしまえば自分が身にまとうべきは衣服ではなく肉の花そのもの。
頭上の株が触手を伸ばしてワンピースを引き上げて脱がす。
それと共に、前後の穴に触手の先端が押し当てられ、一気に最奥までねじ込まれる。
しかし乱暴に凌辱することもなく、それ等は貴女の鼓動に合わせて脈動しながら”隙間を埋めていく”
本体の花弁の中から貴女の耳に触手がねじ込まれ、一体となるべく”言葉”を注ぎ込み続ける。
それと同時に脳裏から貴女の記憶、情報を引きずり出し、文字通り一つになっていく。
やがて、本体の花弁が首へ、口元へと這い上り、貴女の視界さえも覆って頭さえも包み込んでいく。
余分なく貴女を包み込んでみっちりと密着する花弁。
蕾の中で曲線を露わにする卑猥な”めしべ”を異形は舐めしゃぶり、拘束し、嗅覚と聴覚を快楽で狂わせていく。
前後の穴も、口も、耳も犯しながら、背中も、わき腹も、太ももさえも舐めしゃぶり、指先に至るまで粘液に蝕まれて感覚が曖昧になっていく。
まるで貴女を護るように包み込んでいるような錯覚さえも伴って
■クラウディア > 「っふーっ、う、うぅっ…♡」
口にしてしまった。完全にこの異形にすべてを委ねることを誓ってしまった。
己への情けなさと快楽への期待に荒い域を付きながら、その時を待つようにそっと眼を閉じる。
「ん”ん”ん―――っ♡ んむ”んぅぅぅっ、っふーっ、ふぅt,うぅぅっんぐ、ぅ――♡」
秘所とお尻に触手がズルリと入り込み、存在を示すかのように
どく、どくと脈動しながらお腹の中の空間を満たしていく。
快楽にあげようとした声は、口を包み込んだ花弁によってくぐもった呻きにしかならなかった。
そのまま、頭の天辺までしっかりと包み込まれると、もはや自分の姿は見えなくなる。
傍から見れば、粘液まみれの脱ぎ散らかされた衣服の中心に、
ピンク色をした人型の”めしべ”が立っている、そんな異常な状況にしか見えないだろう。
『あたまのなかっ♡ すすらな”いでぇ♡ あ、あお”ぉぉっ♡』
耳の中に再度入り込んで来る触手が、この異形と一つになる喜びをささやきかける。
抵抗しようとする知性も記憶も経験もずるずると引きずり出され、
空いたスペースを”めしべに成り果てる喜び”で埋め尽くされていく。
足の先から頭の上でまでぴったりと包み込まれ、粘液に包まれた状態
ふわふわとした浮遊感、そして包み込まれる安堵感のなか、
強烈な快楽で何度も何度も絶頂を迎えるが、
もはや外からは”中身”がどうなっているかを伺い知ることはできないだろう。