2021/11/26 のログ
ご案内:「奴隷都市バフート 奴隷市場」に八蛟さんが現れました。
■八蛟 > 奴隷市場
バフートで最も栄えていると言ってもいい人材の墓場
売られる者は地獄 買う者は天国
欲望の中でしかない場所で、買い取る際の見るべきところは 顔 身体 そして怯えたその表情
怯えず屈しないとする表情という精神
どれだけそそるかというところだけが鍵な中、攫ってすぐに娼婦館に売りつけるのとは訳が違うのだろう
此処から貴族の館 アケローン 低賃金 いや、金など払わずに労働人生が待っているなど
色々な道へ行かされるのだから
そんな地獄の中 まるで住み慣れたかのように酒を傾けるのは2mの鬼
金髪に毛皮を羽織る和洋折衷 傷の奔った貌と筋肉 名を八蛟といった。
「んぐっ―――んぐっ―――んぐっ―――ぶはぁっ
やっぱり好いなぁっ バフートはさぁ 酒が進むよ。」
左手に素焼きの酒壺
右手には八角金砕棒を携えた姿 赤を滴らせる金棒の先端
足元で散らばる赤と潰れたつくね団子の素達
鬼と見てか 体格の強さか
八蛟を捉えようとするのは、奴隷商人としては複数犯による組織的なものだろうか
一人川で砂金を攫うよりも、複数人で金塊を奪う真似をするほうがいいだろう
しかし、それを喜ばれては世話が無かった。
「クハハハハッ」
こんな地獄でだって 鬼はいる。
ご案内:「奴隷都市バフート 奴隷市場」にダストさんが現れました。
■ダスト > 奴隷都市といわれ、何も知らなずに歩いていれば明日には奴隷市に並ぶとも言われる街。
そんな街をまだ年若い雰囲気の人間が一人、奴隷とともに売れれる王都では手に入りにくい禁制品を手に入れるため。
傍目に見れば無防備なままに歩いていて。
本来であれば男の姿の方がトラブルも避けやすかろうが、元々中性的な容姿であるし。
それならば少女の姿の方が、むしろリスクを楽しめて好都合であり。
ふらふらと露店市を歩いていればどこからともなく風に乗って血の香りを感じ取り。
「多いな……」
風に混じるその匂いの強さから奴隷が痛めつけられているレベルではないだろうと判断し。
好奇心のままに気配と匂いのする方へと歩いていき。
「うわぁ…これはこれは酷いありさまだね」
匂いの中心で笑いながら酒をのむ大柄の女性と思わしき人物とその足元に広がる光景を見れば思わず一人ごち。
■八蛟 > 鬼は争いを歓迎する
鬼と同じぐらいの者ならば、腹に応える程の比べ合いを
人間と同じ程のそれならば、鬼退治かと体が猛る
此処でだって同じだ
鬼を殺すか殺されるか そして互いの総てを奪い合う
どちらが正しいなんてありはしない。 鬼だけの島だってそうだった!
だから鬼は機嫌よさげに 退治ではなかったとしても
欲望のままに来たのだから、どこかの獣を引き攣れた剣士と同じぐらいに好きだった
あいつらだって、最後には財宝総てを手に帰るのだから
そんな昔語りな 鬼の在り方を思い出しながら
上機嫌に穀物の実を醸した透明な酒を飲んでいると
市場のど真ん中というわけではない外れた場所だ
争い事には簡単に目を背けられるはずである
敢えて興味本位で来たのだろうと、考えなくても身体でわかった八蛟は
逞しい歯を見せて機嫌良さげに笑いかけようか。
「おう、地獄の様だろう?」
愛用の金砕棒を振り掃い、赤がビシャリと綺麗にはがれる
どれほどの力みと振りがそうさせるのか
鉄塊棒が震えた空気の音は ぶわり と音を起て。
「で、地獄になんの用だい お嬢ちゃん。
アタシの酒のおつまみにでもなりにきたかい?」
ガランッゴロンッとサンダル歯を鳴らした足の音
目の前まで行けば、背丈の差 完全に見下ろすことになりながら
まるで食い物扱いするかのよう
鬼の振舞 血の余韻 機嫌のよさが、性的な起こりよりも
まだ酒と機嫌を好い方に続けているらしい。
「丁度まだ食い足りなかったところさ。」
暴れるも そして暴れて血が湧いた身体を鎮めるために
今ひん剥いてやることだって厭わないように、ニカッと笑う。
■ダスト > 振るうだけで風圧を感じる様に、あれで殴られた男たちはおそらく痛みすらなかっただろうなと邪推しつつ。
こちらに近づいてくる相手を脚先から頭の先まで、観察するように眺め。
「その独特の雰囲気……体格、武器……なるほど、はるか当方にいるオーガ種。
たしか鬼というんだっけ?僕も見るのは初めてだよ。
なるほど確かに変わった魔力の流れを持ってる」
観察しながら一人、さらに興味が惹かれたとようにつぶやき。
相手が脚を止めるほどの距離になれば完全に見上げる形となり。
軽く腰に手を当てて顎を上げて相手の顔を見てニッと笑みを浮かべ。
「食べてみるかい?
ここはバフートだし、目の前に食べがいのありそうなものがあれば食べたって、誰も咎めたりしないさ。
実力さえあればね。
それに異国の鬼の血を取り込んで作ってみるというのも面白そうだし」
と、まるで相手が襲うのも誘うかのように言い返し。