2021/03/21 のログ
ご案内:「九頭竜山脈 山中の温泉宿」にエレイさんが現れました。
■エレイ > ──九頭竜山脈のとある山の麓付近にある、やや寂れた感のある小規模な温泉宿を、男は訪れていた。
ロケーション的に立ち寄りやすい場所ではあるものの、あまり目立たない隠れ家的な
建物ゆえか客は殆どおらず、人気もあまり感じられない。
食事を済ませ、ひとっ風呂浴びようと露天風呂まで足を向け、脱衣所で服を脱ぎ
タオル一枚を携え、浴場へと足を踏み入れて。
「いつもの旅籠の温泉もいいのだが、たまには違う風呂も楽しんでみるのが大人の醍醐味」
などと得意げに独り言ちながら、目前に現れた露天の岩風呂を眺め回す。
見慣れた旅籠のそれとは違う趣に、表情を緩めて。
「あっちよりは出会いの期待値が低いが、まああそこら辺はしょうがな──て、おや?」
その視界に、先に湯船に入っている人影を捉え、男は意外そうに目を丸めた。
てっきり自分以外は居ないものだと思っていたので驚きだ。
そう思いつつ、タオルを腰に巻くと湯船にゆるりと歩み寄って行き。
「……やあやあドーモッ。湯加減いかがですかな?」
と、緩い笑みを浮かべながら、片手を上げつつ気安く声をかけてみた。
■エレイ > その後、先客と何を話し、どうなったかは当人たちだけの知る所で──
ご案内:「九頭竜山脈 山中の温泉宿」からエレイさんが去りました。
ご案内:「平民地区 酒場」に黒須さんが現れました。
■黒須 > (とある平民地区にある一般的な酒場。
今日も中はかなり賑やかになっており、外からでもわかるほどの賑わいを見せていた。)
「・・・。」
(その中に黒須も居た。
だが、今日彼が居たのはカウンターではない、ピアノの前だ。
店の角に設置されているピアノは誰でも引くことができる物だが、酒を楽しみたい人間はまず触れないだろう。
少しホコリを被っていたピアノに触れた彼はその店に合った陽気な曲を奏でる。
客はそれを聞く、もしくは楽しむ、もしくは踊り歌い出す。
そんな日常の一ページを奏でていた。)
■黒須 > (しばらくすれば演奏を終える。
綺麗に〆を決めるとそのまま、一息吐く。
周りからは拍手が響き、それに合わせて立ち一礼する。)
「…たまには、こういうのも悪くないな。」
(そのままカウンターの方へ向かうとそのまま座り、一杯マスターから酒を貰う。
お気に入りのウィスキーロックをいただいては一口飲む。)
ご案内:「平民地区 酒場」から黒須さんが去りました。