2021/01/19 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフ―ト 酒場」にムラサキさんが現れました。
■ムラサキ > (バフ―トに集められるのは何も奴隷ばかりではない。世界各国から様々なものが集まる。それは食料であったり、人間であったり、武器であったり、なんらかの材料であったり。それは酒であっても同じでその時々で在庫は変わるものの様々な酒が揃う。
童女が酒を嗜むこの店も同様である。世界各国から様々な種類の酒が集まり、様々な人間がこの店に集う。ひとつ特徴的なのはその集まった人間の性別の比率が偏っていることであろう。
明らかに男が多く、そして明らかに女性が少ない。このバフ―トという街で酒を飲んで酔っぱらってしまえる、という動きを出来る程肝の座った女がそう多くないのかもしれないけれど。
先程もほら、気の弱そうなクレリックの衣服をまとった少女が冒険の成功祝いにパーティの男達に囲まれてどんどんお酒を飲まされてへべれけになってしまったところを男数人に囲まれてどこかへ連れて行かれてしまった。その男達の口元はいやらしく歪んでいた事から確信犯であることは容易に想像できる。
他の客達もその少女を案じることはなく、明日の奴隷市場にその少女が並ぶかどうかで賭けをしている始末。
そう、このような事が日常茶飯事であるからこの酒場がどれだけ質の良い酒が並ぼうとも女性があまり寄り付かない理由である。
そんな酒場に一人平然と椅子に座り酒を嗜む童女、鬼がいた。大の大人が座る用として作られた椅子であるために足が床につかず空にぷらぷらと浮かせながら、くぴくぴと平然に酒を嗜む姿は余程肝が座っているのか、それともただの世間知らずか。
店にいる男達も気にはなるのか、それとも互いに牽制しあっているのか、時折童女に視線を向けるものの実際にコンタクトを取ろうとする男は未だおらず。何事もないかのように童女は美味しそうに喉を鳴らし、その上質な酒を嗜んでいた。)
ご案内:「奴隷市場都市バフ―ト 酒場」に黒須さんが現れました。
■黒須 > (何かの気の迷いか、自分はこの都市にやってきた。
奴隷を買うなんてことは今までしたことがないし、これからもすることはなかったと思っていた。
しかし、男の心に騎士としての忠誠心や平民地区で育てた善意はすでになく、残っていたのは貧民地区にあった姿のみであった。)
(気まぐれに見つけた酒場に立ち寄り中に入れば、周りの男客の目線を一度集める。
2mはある巨体に黒一色の服装、そして狼様な大きく長い髪型をしているその姿に鋭い目つきを隠すサングラス姿。
只者で無いことを察したのか、触らぬ神に祟りなしっと言うように目線を外していた。)
「・・・ん。」
(ふと、一人の客しか座ってない席を見つける。
その客を見れば、その席に向かうように一直線に進み、対面する様に座る。
サングラスを取り、鋭い目線を少女に向ける。)
「よぉ、久しぶり…っと言いたいが、覚えているか?」
(一度面識のあった少女に低く、騒がしい店内でも伝わるような声で相手と対面する。)
■ムラサキ > (ちりん、ちりん、と来客を伝える鈴が鳴れば多くの人間の目がそちらへと向く。人間、音にはなんとなく反応をしてしまうものだ。
童女は、といえば一瞬だけちらりと目線を向けるもその姿を認識するまでもなく視線を外し、再び酒を口にする。訪れたのが誰かは知らないけれど誰が来た所で童女に興味はなかったし、関係がなかったから。
けれど、その男が迷うことなく童女の元にまで来たのなら話は別だ。)
ん・・・、なぁにぃ?
(間延びした声にとろんと蕩けた目。微かに赤い顔は酔っている事を感じさせるだろう。前後不覚や記憶が飛んだり、吐いたりするようなレベルではないけれど、いい感じに気持ちよくなって、いい感じにぽわぽわしてくる頃。
吐息は相変わらず酒の匂いと女の匂いが入り混じった人を惑わし、酔わせる魔性の吐息にて。)
・・・あぁ、いつぞや見た顔ねぇ。
なぁにぃ?寂しくてこぉんな所まで私を探しに来ちゃったの?
(いつぞやムラムラして、忍び込んだ家だか宿屋だかの住人だった気がする。そのまま寝込みを襲った記憶がある。
愛し、愛されるような甘い関係になった記憶はないけれど、くすりと笑えばからかうように冗談を言葉に乗せて。)
■黒須 > 「その様子じゃ…どうやら、覚えていたようだな?
それに、酒が回っているようで…。」
(少女の微かに赤くなった顔と蕩けた目を見ては察しがつき、鼻を動かせば香ってくる酒と魔性の匂い。
寝込みを襲われて返り討ちにした記憶が再度蘇れば、またしてもムラムラとしてくたのだった。)
「たまたまだ、色々と面倒になって投げやりになってな…。
ちと、貧民地区に里帰りがてら、ここで俺の性根を叩き潰してやろうと思ったわけさ。」
(過去を洗いざらい流して再度1に戻す荒業をしようとやって来た。
欲望に忠実なこの街でなら、少しは自分にとってのリハビリとなるだろう。)
「ま、お前も察しがついているなら楽だ…。
どうだ…?今夜…また、抱かれる気はないか…?」
(ニヤリと笑う口。
間から見える歯は人間の物ではなく、獣同様の生えそろった牙。
ゲスい気持ちが丸見えとなるようなその表情を少女に見せては、自分の性処理に付き合わせようとした。)