2020/12/16 のログ
ご案内:「裏路地」にカサンドラさんが現れました。
カサンドラ > ―――――声が聞こえる。幾人もの、男たちの怒号だ。
声だけではない、乱れた靴音が幾つも幾つも、後方から、左方から、右方から。
それらにじっと耳を澄ませば、彼らが何かを、誰かを探していると知れるだろうが、
探されている当人である己には、そも、足を止めるゆとりも、耳を澄ます余裕も無かった。

靴は奪われた儘であるし、両手は身体の前で、黒い手枷を填められた儘だ。
冷たい石畳の上を走るに最適だとは、とても言えぬ状態であったが、
それでも、僅かな隙を衝いて見張りに素手で触れ、彼を昏倒させて出てきた身では、
只管に暗い路地を駆け抜ける以外、出来ることは無かった。

追っ手が何方から来ているのか、近いのか、遠いのか。
そもそもここが、どの辺りであるのかも不明だが。
判っているのはひとつ、――――捕まれば、終わりだということだけだ。

カサンドラ > 足の裏が傷つくのも構わず、駆け抜けた先もまた、闇。
その向こうに待つ運命は、未だ、誰も知らず――――――。

ご案内:「裏路地」からカサンドラさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場 電撃の死闘」にエレン・ローズマリーさんが現れました。
エレン・ローズマリー > アケローン内で行われる激しい舞台
商人や貴族 刺激を求める市民が見下ろすそこは限りの無いやりとりの場
今夜のアケローンは特殊な趣きを取り入れている

周囲でもわかる、電撃の囲みが設置された少々刺激の強そうなもの
周囲は期待している あそこに放られた男がどんな音を立てるのか
あの囲みに押し付けられた女がどんな甘い声を上げるのかと。

勿論逆もあり得るものの、それはそれで一興
なんら見て損を考えない場所がここなのだ。

「男と女もいいけれど、男と男もこれなら燃え上がりそうね。」

クスクスと笑みを浮かべ、一突き 一撃を入れる場面の度に怒号が飛び交う
賭けによる喜色と憤怒を楽し気に見つめるエレン
整った場所と酒を片手に楽しめる、少々値の張る席にて見下ろしながら一挙一動の刺激を楽しんでいる。

嗚呼、今からでもあそこに飛び込んでみようか?
この小さな体は、あの闘技の熱と今夜の仕掛けに楽し気に疼いている

エレン・ローズマリー > 電撃による焼け焦げる気絶判定
電撃のような快楽刺激による甘い痺れで蕩けた体

蕩けるならまだいい、中には性の暴力といわんばかりに刺激され、相手に襲いかかる男もいるくらいだ
故に未知数 故に楽しい
電撃死闘の闘技場はやりとりの幅が増えていた

観客は楽し気でも、舞台の参加常連からすればどのような反応だろうか?
喰われる立場は恐れるか 機会が増えたと喜ぶか
猛者らは舌を舐めずり、強者を堕とす機会と獲物を舐る姿を妄想するか

炭酸の効いた葡萄酒を金属杯で傾けながら、幕を上げる次の挑戦者の前に、喉をいやす
集中して眺めてしまうと、こんな体でも火照りがあるかのよう
喉が渇く 酒を金属杯から傾けながら、酒がだんだんと増えていった。