2020/11/20 のログ
■リシェ > 「違うと、思います。…ですので、どう説明出来るのかも、正直……、…、………?
…そう。そう、です。仰る通りなのでしょう。
今までが、わたしにとっての、”普通”だったなら。…それでは、足りないと、言うのなら。
今まででは、足りない。そういう事に、なってしまいます……ものね?
具体的に、何を、どのように。今よりも、欲しいのか……其処までは。まだ、分からないのですけれど…」
(それでも、願うようになっただけ、大きな変化。
考えてみると。条件付きでも、時々だけでも、外出が、許されるようになった。その時は、本当に、嬉しかった。
普通の人には、当たり前で。けれど、少女にとっては、特別な事。
だから、まずは、何を求めたいのか。何が、足りないのか。それを、思い付く所から。この先、きっと。
…それ等を識るには、少女の識らない事を、識っている人達の。知識が、協力が、必要だと思うから。
こうやって、彼のような人と、会話出来るだけでも。大きな一歩に、なり得る筈。
微笑まれたり、からかわれたり、真面目に話したり。お陰で、くるくる、表情を変える事に、なりながらも…と、いうより。
そこまで、色々な顔に、なれる事自体が。きっと、今までになく、珍しくて。)
「ぁ、の、勿論、その…二人きりのっ。他の方が、居られない時の、お話…です。
あなたさまとの、秘密にしたいと、そう思いますので……ですので、本当に、宜しければ………ぁ、っ。
ふ…ふ、はい…それ、でしたら。是非とも…ご迷惑とは、思いますが。……お願い致します……」
(一度は、言い切ったものの。直ぐには、返事が無かったのなら。流石に、機嫌を損ねたかもしれない、そう感じて。恐る恐る。聞いてみる。
第三者に、知られるつもりはない事も。後から、きちんと付け足して。…其処で、大笑いと言って良い程、彼が声を上げて笑うなら。
きょとん、と呆気に取られて…それから。許しが出た。ふわ、笑って、頷き返す。
こうした、立派な立場の、有る人から。特別扱い。されない事は有るが、しない側になるというのは、間違い無く、初めての事。
どこまで、普通の振る舞いというのが、出来るのか。わからないものの。意気込みを伝えるように、深々、頭を下げてしまう。)
「…ずるく、立ち回るのです…ね。優しく、していただけるように、叱られないように、等も。
どんな事も…こうして、教えて頂くと。捉え方次第、でもあり、言い方次第、使い方次第、でも。有るのでしょうか?
…っ、よ…宜しいのですか?そ…それは、その。はい……叶うのでしたら。是非、とも…」
(そもそも。様々な知識は、生きていく上で、必要な物。何も知らないままでは、一人で生きるなど、とても出来ない。
無知なままにされる、というのは。籠に閉じ込められる、その手段の、一つとして。有効なのだろう。多分。鳥の羽を手折るのと、同様に。
だから、いままで。物事を教えてくれると、そう言ってくれる人は。誰一人、居なかった。
彼が、何かを、教えてくれるなら。それこそ、これまでの、少女の”普通”が。大きく、変わる筈で。
これが、向き合い、語らい合っているような、状況だったなら。飛び付いて、抱き締めていたかもしれない。
…ただ、今はもう、それ以上の段階で。お互い、肌を晒し、密着しきっている訳で…。)
「んっんん゛、っん゛!?くふ、つ…っじゅ、る……んんぅ……!!
っんく、ん゛…んぅっ、っん゛、ん……ん゛…!」
(会話が、途切れてしまう。掴まれて、頭を、揺さ振られる。肉棒を扱く、道具として、振り回される。
思わず、芽を見開くものの。慣れ、なのだろうか、少女の唇は、決して、力を緩めなかった。
逆に、強く吸い付き、決して離さないようにして。その分、より強く、肉棒へと万遍なく、摩擦を感じさせて。
じゅる、じゅる、と泡立った先走りに、音をさせて、吸い付きながら。喉の奥へ、ぶつかって来る亀頭に、流石に、涙を浮かべつつも。
反らす事のない、その眼差しが。じ…と、彼へ向けられて。
いつでも、今直ぐでも、構わないと。望むまま、好きに、吐き出して欲しい…と。無言のままに。)
■ギュンター・ホーレルヴァッハ >
「それを自覚出来る様になった、という事が大きな一歩なのだろうさ。
それに、何を欲するのかという事を急いで考える必要も無い。急いで得た結論で求めるものなど、大概碌な結果にはならぬ。
リシェ自身が、これからどうしていきたいのか。何を欲し、何を得たいのか。それは、ゆっくり考えていけば良い事さ。
……それに、こうして躰を重ねているだけで、先ずは肉欲というものは満たされるのだしな?」
最後の言葉は、悪戯っ子の様な笑みと共に。
嘗ての少女とは違い、様々な表情を見せる様になった彼女を愛おしむ様に、愛でる様に。そして、揶揄う様に。
一人の少女として扱う様に、冗談交じりの言葉と共に、笑うのだろう。
「おや、そうなのかね?衆目の中でも、私をギュンターと呼び捨てにしても構わんのだよ。
………ふむ、秘密。秘密、か。成程?リシェは、悪い子だな。
だが、それも良い。だから先ずは、頭を上げろ。秘密を共有する相手に一々頭を下げるのも可笑しな話だろう?」
案外、根は真面目な少女なのだろうなとか思いつつ。
深々頭を下げる少女に、苦笑いと共に言葉を紡ぐのだろう。
――その前に、少女が見せた柔らかな笑み。
こんな表情も出来たのか、という驚きと。此の笑みを夜会で振りまかれれば、男共も放ってはおくまい、という確信とで。浮かべた苦笑いは、零れ落ちる楽し気な笑いに変わるのだろうが。
「そう。聖人君子の様な生き方をしたところで、神が救ってくれる訳でも無し。最後に自らを救うのは、結局自らの行動の結果だ。
それは、忘れるな。どんな事も、自らの選択の結果が生み出した事。他者の所為では無い。全て、自ら選んだ結果だと、胸に秘めて生きる事を忘れるな。
その為の狡猾。その為の傲慢。他者に振る舞う仮面と強さは、多い方が良いからな。
……そんなに驚く事かね?勿論構わない…というか、言い出しっぺは私だからな。
リシェの様な可憐な少女に教鞭を振るえるというのは、私ならずとも奮起する者も多いだろうさ」
少女に告げる言葉は、実感の籠った忠言であっただろうか。
全ては、自分自身の選択によるものだと。
自らの境遇を、他者の所為にしてはいけないと。
そう告げる己の表情は…静かに少女を見つめる、真面目なものだったのだろう。
尤も、勉強を教えると告げて驚く少女に、寧ろ此方が驚いた様な表情になってしまえば、こくこくと頷くのだろうか。
そんなに嬉しかったのだろうか、と内心首を傾げつつ――
そんな微笑ましいやりとりも、昂る情欲と肉欲が淫靡に上書きしていく。
出したい。射精したい。少女の可憐な唇に包まれた肉棒で、柔らかな咥内に精を吐き出したい。
若い躰に熱が灯れば、もう止める事は、出来なかった。
「……良い子、だ…。其の侭、咥えて、吸い上げて、私の精を、求め、ろ…!
もう……もう、出る、から………!」
竿が、少女の頬に擦り付けられる。
亀頭が、少女の喉奥を付いて、我慢汁を流し込む。
限界まで膨張した肉棒は、荒々しく少女の咥内を蹂躙する。
目に涙を浮かべた少女に配慮する余裕も無く、射精へ向けて我武者羅に少女の頭を揺すり続けた。
そして――くぷ、と鈴口が開く。
いよいよ精を吐き出そうと、無意識に腰を突き出した瞬間。
此方を見つめ、視線を離さない少女の瞳と、己の瞳が、交差した。
それが、最後の引き金となったかの様に――
「………で、るっ……!ぜんぶ、こぼさず…の、め……っ…!」
びゅぐり、びゅぐっ、と。宛らスライムの様に濃い精液が、少女の咥内に吐き出された。
何度も何度も。肉棒を震わせ、無意識に突き出した腰を軽く揺すりながら。
一滴残らず少女の咥内に精を吐き出そうとするのだろう。
少女に注がれる濃厚な精液には、微弱ながら魔力すら籠っている。
己の膨大な魔力が滲んだ精液が、長い時間をかけて、吐き出され続けていた。
■リシェ > -継続させて頂きます-
ご案内:「王都マグメール 王城」からリシェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
■リス > トゥルネソル商会、主都・マグメール店、平民地区と富裕地区の中間にある商店。
外周を一周を歩くと、一時間ぐらい掛かる広大な敷地と、煉瓦造りのしっかりとした作りは、其れこそ砦の様だ、といって良い重厚さを醸し出している。
しかし、入りづらいのか、と言えばそうでもなく、入り口は大きく開かれていて、見目麗しく着飾ったミレー族の店員や人間の店員などが、店の前で通るお客様に声を掛けてたりもする。
品物は、階層にわかれているけれども、広く浅く、様々なものを取り扱っていて、その場ない物は、店員に言えば、取り寄せてさえくれる。
そんな店である。
奥様方には新鮮な食物を、冒険者には、武器や防具、薬を、貴族には服や宝石を――。
そんな欲しいをたくさん集めた店が、トゥルネソル商会なのである。
店長は、未だ成人したばかりの少女で、リスと言う小娘、しかし、両親からの英才教育の賜物か、この店を問題なく回し、発展させられている。
店員たちの教育も其れなりにしっかり行っているがゆえに、問題がない時は、一階の事務室にいたり。
偶には、家に帰れと店員に追い出されたりもする。
今宵は、事務室で、一枚の紙を手に、桜色の唇で軽くため息を。
「どうしたもの、かしらね?」
少女は、ひらりひらり、と借用書に掛かれている金額。
そして、その内容に刻限などを眺める。
先日、とある貴族に貸した金を回収に向かった際に、代わりに渡された。
とりあえず、回収できない借金に意味などはなく、だからこそ、利子代わりに奪い取った。
刻限を少し伸ばす程度の価値しかない紙、しかし、債権者には、顔を合わせなければならないだろう。
なので、同連絡したものだろうか、と悩むのである。
■リス > 「あの貴族は、何故これで返済できる、と思ったのでしょう……。お金を借りてるのに、貸しているとか。
それに……この債権者から回収できなければ、意味のない紙屑でしかないのに。
―――まずは債権の移動を商人ギルドを通して申告し、相手の資産などの確認をしないといけないわ。
やることが、一気に増える……。」
借金だのなんだのは、金貸し業も行っているから、別に手間とは思わないが、それでも、予想外からの行っては面倒臭いと思ってしまう物だ。
やるべきこと、と気合を入れなおしてから、少女はもう一度、その書類の中身を眺める。
債権者の名前、住んでいる場所、借金の金額……どれもこれも、少女は、確りと確認をしてから、債権者の書類のまとめてある金庫へと入れる。
「……目立つわね。」
他の紙は、少女が借金相手に使う、魔法の羊皮紙、悪魔契約にさえ使える由緒正しい物で、其れには魔力が込められている。
違える事を許さぬこと、その紙自体を破り捨てることが出来ぬ、契約書。
手に入れたのは、何処にでもある普通の紙で、魔力の籠らぬ品物、だからこそ、目立つと少女は軽く息を吐く。
とりあえず、時間も時間だ。
債権者あてに手紙を一つ書いて、後で訪問することにしようか。
「お店の巡回、しようかしら。」
事務室にこもっていてもいいけれど、何かトラブルがあったら困る。
だから、定期的に巡回し、店員では対応できないトラブルを、困っているお客様がいないかどうかの確認を。
■リス > 「さて、と。少し巡回してきますねー?」
事務室にいるのは、別に少女だけではない、ミレーや人間の店員もちゃんといる。だから、ちょっとお仕事してきますねー?と声を掛けて移動する。
何故声を掛けるかと言えば、居場所を明確にしておけば、来客を待たせるのか、案内できるか判断できるから。
今回は巡回なので、待たせて、呼びに来ることが出来るという事だ。返事を確認してから少女は店内へ。
一階はいつもの通りに色々なサービスの受付カウンターとなっている、馬車便や船便、ドラゴン急便。
傭兵斡旋に、素材の買い取り、武器防具の修理サービスなど、そういう意味では、冒険者や旅行者が多く此処にいる。
特に何も無さそうね、と、大きく回り、喧嘩とかそう言うのが無いのを確認して、階段で二階へ。
二階は、ポーションや食料など、日常で使うモノが沢山ある。農具とか、種とか、肉とか魚とか野菜とかを陳列してある。
基本的には生活の為の物なので、奥様とかが多めなのが判る。今日はお肉が安くしてるんだっけ、と肉の量を確認するように近くの店員に言って置くのは忘れずに。
偶に迷子になっている子供とかもいるから、二階を一周ぐるり、と回ってみることにする。
この階で面倒ごと、と言うのは余り聞いたことはないから、多分大丈夫よね、と思う
■リス > 二階をクルリと、回りきってみたけれど、特に問題はなさそうだ。よしよし、と少女はうなづいて、三階への階段に視線を向ける。
ここからはちょっと怖くなる、何故なら、冒険者が多くなるから。ただ、この店には、言う程凄い武器は……特別展示の数点のみだ。
ドワーフさんの作製とは言え、数打ちの武器防具がメインの売り物。理由は金に飽かせて良い物をそろえても良いが、それはほかの店の足を引っ張ることに他ならない。
それに、必要となるものと言えば、確実に数打ちだ。武器も防具も使えば草臥れたりする。伝説級の武器であれば違うだろうが、基本は魔法を込めたとしても一般的な武器だ、呼びとかを考えれば、こう言うのの需要は、亡くならない。
初心者冒険者だって、来る事を考えての選択である。偶に、妹とか、嫁とかが持ってきた武器、必要なければその時は、此処に売りに出すが、基本的には、ドワーフさんの数打ち。ドワーフ製なので、その辺のよりは、よっぽどいい品物なのは少女の自慢でもある。
話が逸れたが、兎にも角にも、力を持つから、強いから。冒険者は怖い、だから、一寸気合が必要なのである。
階段をゆっくり上り、盗賊防止用の傭兵さんに挨拶をして、三階に。
三階の店員には多かれ少なかれ自衛が出来る人を配置する。居ないとは思いたいが、暴れる人がいたときの為だ。
戦えなくても逃げられる、そんな人をこの階の店員として扱っている。
「問題、……ないよね?ね?」
怖いから、一寸こそこそと、手近な店員に確認をする。
問題ありませんと、きっぱり言い切られて、ちょっと悲しいやら。
それでも、問題がないなら、良いかしら、と視線を動かし、店内を見やるのだ。
今日も、魔法の武器防具―――妹が取ってきたそれは売れていない。
値段が高いから仕方ないわね、と、軽く肩をすくめ。
ローブだの、鎧だの、杖だの剣だのを眺めやる。
■リス > 三階も、問題なく回り終えた所で。自分めがけて走ってくる少女―――ミレー族の店員がいる。
何事だろうか、と立ち止まり、彼女の言葉を聞けば、来客らしく、自分が出向かないといけないような人の様だ。
何方かしら?と聞くものの、慌てているのか要領を得ないし、余り待たせてもいけないだろうと少女は判断したので、案内させる。
案内させるというよりも先に戻り、どれぐらいで到着するかを伝えて欲しいという程度の事。
「――――うーん。」
来客の予約自体は無かったので、屹度何かしらの面倒ごとなのか。
それとも、先程の借金の手形の件か、偶々のタイミングの来客なのか。
行けば判るでしょう、と軽く溜息零して少女は階段を小走りで降りていく。
残念なことに、足はあまり早くないので、到着するまで、少しかかるだろう。
そんな日常のような一日が、過ぎ去っていく―――
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。