2020/11/06 のログ
ご案内:「鬱蒼とした森林」にビザールキャリアー★さんが現れました。
ビザールキャリアー★ > 昼でも陽光が幾重もの枝葉に遮られて薄暗い森。
近隣の村の者であれば土地勘もあり、豊富な野草、薬草、木の実やキノコ等の資源を取りに訪れるだろう。

ただ薄暗いだけで取り立てて強力な魔物などもいない深い森。

だからこそ、それはいつの頃からかそこに住み着き静かに鎮座していた。

獲物を、捕獲する雌を探す為に。

ビザールキャリアー★ > 隆々とした手足。それが生えたぶよぶよとした卵状の胴体。
首はなく、頭もなく、生物と言うには得意な形状。

一定以上成熟した雌を実験体として捕獲し、
主の元へ運ぶ為に作られたトロールをベースとしたホムンクルス。

しかし今となってはその主もおらず、残った個体の中で繁殖能力を獲得した者を祖に
野生化してしまった異形。

ただただ、雌を捕らえ、丸呑みにし、触手で凌辱し、快楽の淵に堕とし、生命力をすすり上げる。
時に幼体を孕ませ、産ませ、数を増やす。

果たす目的を失った今、ただ雌を辱める為だけに存在する異形。

それ故に、それを目的として秘かに接触する者も少なくはない。

造られたとはいえ、歪んでいるとはいえ、生物である以上、異形もまた資源でしかない。

ビザールキャリアー★ > 生物を発情させる粘液も、それを生み出す器官も
極上の媚薬の素材となる。

土属性以外には弱いが、巨体を維持するほどの地精を吸収する皮膜は
土属性に対して強力な防御力を誇る防具の素材となる。

倒せるのであれば、魔物も消費される側になってしまう。


それでもこの魔物が数を減らさない理由は二つある。

単純に需要があること。
主に性的用途、凌辱目的、資源の獲得。
飼い慣らして生態を解明した好事家が幼体を放流して
数を維持しているという噂さえある。

もう一つは、不安定な生物な為に突然変異を起こした個体が多いこと。
基本種の生態や対応は確立しているとはいえ、
思わぬ耐性を、思わぬ行動を獲得したものもいる。

人とは別の多様性を秘めた異形は、時に思わぬ番狂わせを起こすのだ。

ビザールキャリアー★ > 異形は、今日も縄張りとした領域で獲物を待ち受ける
ご案内:「鬱蒼とした森林」からビザールキャリアー★さんが去りました。