2020/08/30 のログ
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」にエレイさんが現れました。
■エレイ > ──温泉旅籠内の、主に宿泊客向けに用意されたサービスの一つが、このマッサージ室である。
その施術室はいくつかの個室に分かれており、客は専用のカウンターで受付を済ませた後、各個室で待機しているスタッフと
一対一でマッサージを受けることになる。
なお、客にどのような施術を行うかは、スタッフの判断にすべて委ねる、というあたりはこの旅籠らしいといった所。
ついでに、各個室内には客に安心感を与え、施術への抵抗感を知らず知らずのうちに薄れさせてゆく効果を持った、
ほのかな香りのアロマが炊かれていたりもする。効果がどれほど出るかはその客次第なのだが。
「──よしこんなモンかな」
その中の一室を臨時スタッフとして担当している金髪の男は、施術用ベッドの近くにあるアロマの噴霧器(ティフューザー)の前に立って
ゴソゴソと何やら怪しい挙動をしていた。
男の手が離れたあとには、噴霧器のそばには銀色の小さな箱のような物体が置かれているのが見える。
それは最近になって入手した撮影用の魔導機械であり、ようはマッサージ中の映像を撮影してやろうという魂胆である。
なおこの箇所だけでなく、室内の他の場所にも密かにいくつか設置済みのため、あらゆる角度からの撮影が可能になっている。
「あとは、いい感じのお客が来るのを待つだけだが……おっとと」
眉下げて笑いながら、うまく『標的』になる客がやってきてくれるかどうかが問題だ、なんて考えていれば、
狙ったようなタイミングで背後のカーテンが開く音がして振り向く。
はてさて、そこに現れたのは男が望む対象なのか、それとも──
■エレイ > そして、男は客を迎え入れ──
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」からエレイさんが去りました。
ご案内:「銀十字社拠点【非公式イベント開催中】」に銀十字社【進行】さんが現れました。
■銀十字社【進行】 > 【此れより非公式イベント「銀十字社」ファイナルイベント”拠点制圧”を行います。
ロールの進行ごとにダイスロールを行い、局面ごとの判定に従ってください。
尚、参加者側にはNPC枠でチェイサー【金獅子】を随伴させて下さい。
【金獅子】のロールに関してはこちらが動かす他、一般的な行動をする、会話(攻略の相談など)の相手をさせるなど本来一般PCとして稼働しているPCであることを踏まえて尊重して頂ければある程度自由に動かせますが大きくイメージを損なったり後を引くほどの重傷を負わすことは避けてください】
ご案内:「銀十字社拠点【非公式イベント開催中】」にチェイサー【双翼】さんが現れました。
■銀十字社【進行】 > マグメール郊外。
人家もまばらな区域の中、1軒の石造りの建物がある。
何やら厳重に警備をされている。
「褒賞会」からの情報では、24時間体制で門扉は警備されており、数日おきに荷馬車が荷物を輸送しているようだ。
建物の全貌はまだ判然としていない。
■チェイサー【双翼】 > 「……」
問題の建物が見える地点。
男は、物陰に隠れながらその建物の様子を窺っていた。
郊外ということもあり、住居も密集しておらず。
離れた地点の住居の影に隠れている男。
結局のところ、大分離れた位置からの観察という状況になってしまった。
「……厳重な警備だねぇ」
ぼそり、と呟く男は。続いて、ため息を一度。
こうして観察をし始めて、ずいぶんと時間が経ってしまっていた。
すでに日も暮れており、時間経過と共に、闇が深くなっていく。
……逆に考えれば、宵闇に乗じて行動できる時間帯、とも言えた。
男は、着流しの中に所持している、冒険者用の装備の感触を確認しつつ。
どう動くかを思案する。……ヘタをすれば、荒事は回避できまい、と思いつつ。
■銀十字社【進行】 > 【ダイス判定:見張りの防御値】 [1d6→6=6]
■銀十字社【進行】 > 金獅子は「そうだね」と短く答えて周囲の気配を読んでいる。
その腰には縄が数束装備されている。
褒賞会からこの日の為に支給されたマジックアイテム『絶対緊縛縄』というらしい。
ひとたび縛り上げれられればこの一夜に限り、解くことも断ち切ることもできないという効能があるらしい。
要するに、制圧戦の間は構成員を何人でも捕縛可能ということらしい。
建物をぐるりとフェンスが囲い、門扉には1人の黒十字が仁王立ちして貼りついている。
守りは現じゅうそうだ。
【ダイス判定:チェイサー2人分のダイスを振ってください。
ロールごとに2d6のダイス式を使いいずれかの目に6が出れば正面突破できます(ロール必須/2回まで)】
■チェイサー【双翼】 > 「……ま、うん。
生け捕りがいちばんいいからねぇ。
そのアイテムを信頼するとしましょうか」
傍にいる金獅子の腰のアイテムを見つつ、男は気の抜けた声を出す。
別段、やる気が無いわけでもない。
荒事を基本に考えている自分の、気の急いている部分を自覚し。
少し、思考をリラックスモードに切り替えようと意識してのことだ。
「……よし。とりあえずまぁ……。
挟み撃ち、と行きますか。
オレが左側。アンタが右側からで。
……出来る限り、静かに、ってことで」
男はそう言うと、身を低くし、呼吸を整える。
数度の呼吸の後……男は、音も無く走り出し、警備の左側から、奇襲を仕掛ける。 [2d6→2+6=8]
■銀十字社【進行】 > 挟撃作戦の発案に頷けば金獅子は暗闇の中に気配を溶かしながら見張りとの距離を詰める。
見張りの視点から目視が可能な距離となれば当て身を喰らわせ、見張りを伸しただろう。
金獅子は手早く見張りの縛り上げる。
だが、次なる関門は門扉にかけられた錠であった。
傍らにピッキングできそうな針金が偶々落ちているが特殊な魔法錠かもしれない。
【ダイス判定:錠の防御地】 [1d6→5=5]
■銀十字社【進行】 > 金獅子は見張りの持ち物を探っている。
シーフの技術が鍵を開くのが早いか、どこかから合鍵を探し出すのが早いか。
【ダイス判定:1d6で5か6が出れば開錠成功。
2回失敗した場合、金獅子が合鍵を見つけます】
■チェイサー【双翼】 > 「お見事」
相手の見事な捕縛の手際に、男は苦笑しつつ音のしない拍手を見せる。
自分がしようと思っていたことを、自分よりも先にやられてしまうが。
男は思考を切り替え、扉へと向かう。
当然ではあるが、扉には頑丈そうな錠がかかっており。
「……ま、ここは一応、本職として。
やらせてもらいましょう」
仕方ない、とでも言うかのように。
男はため息を吐きつつ、その鍵へと向かう。
懐から愛用のピッキングツールを取り出し、男は解錠を試みる。 [1d6→6=6]
■銀十字社【進行】 > カチャリ、と音がして魔法錠が開いた。
金獅子はヒュゥ、と口笛で歓声。
同時に鍵も手に入れる。
これは、どうやら建物の唯一の入り口たるドアの物のようだ。
■チェイサー【双翼】 > 「ま、こんなもんですよ」
小声で男は言いつつ、ニヤリ、と笑う。
そのまま、相手に向かって一度頷くと。
男は、慎重に扉を開ける。
……ここから先は、敵の懐の中。
何が待っているかは、まったくの未知数なのである。
男は、細心の注意を払いつつ、建物の中へと入っていく。
■銀十字社【進行】 > 褒賞会からの情報ではこの建物は金品流通の拠点のようだ。
と、すれば門前に居た厳つい見張り以外の人員はそう多くないのかもしれない。
金獅子は双翼から少し離れて後を追い、敷地へと足を踏み入れる。
建物の外から背を伸ばして中を覗うが、そう多くない窓も内側から塞がれているらしい。
と、すれば中で騒ぎを起こせばドアの辺りで一網打尽にできるだろうか。
それにしてはチェイサー側の人員には心もとなさがあるだろうか。
建物の内部は部屋を隔てる壁もなく、棚や書架が並んでいる。
使い道のわからない大型魔法道具らしきものも雑然と置かれ、隠れ場所には困らないだろう。
奥へ進むのならば中で働いたり休憩したりしている黒頭巾の姿が数人見えるだろうか。
だが、どの頭巾も門前の見張りに比べれば随分と体格の劣る女子供のような者ばかり。
なおかつ、もっとも奥まった場所は床に広い空間が取られて魔法陣のようなものが描かれているのが見える。
有り体に言って不穏だ。
■チェイサー【双翼】 > 二人が二人とも、音を立てずに敷地内へと入り、互いが互いに周囲を観察する。
今のところ、内部の敵の数はまったくもって不明。
と、なれば……。
「……暴れるのは最後の手段だな」
ぼそり、と呟きつつ。男は、金獅子へと視線を向ける。
そうなった時は……そうなった時だ、とでも言うかの様に。
「……こりゃあ……。
金品流通の拠点のはずじゃあなかったのか?」
建物内部。魔法道具の転がる様子に、男は首をかしげる。
あるいは、これらの道具が高値がついているのか? とも思うが。
そこで、男は目の前に人影を見つけ、書架に隠れるように身を隠す。
敵の数は、数人程度に見えるが。奥の魔方陣は明らかに不自然な気配だ。
「……とりあえず、もう少し、近づきつつ。
あいつらを捕縛できるかどうか、観察、だな」
こういうとき、金獅子の持っている道具が頼りになる。
そう思いつつ、男はさまざまなものに身を隠しながら奥の空間へと接近していく。
状況によっては、強攻か。あるいは、一人一人おびき寄せて制圧するか。
即座に判断をしなくてはならないだろう。
■銀十字社【進行】 > 錬金作業台のようで、そうではないのかもしれないが己には何なのかわからないという道具の陰に膝をついて身を小さくしている金獅子。
頭巾が1人奥を離れてこちらへ向かってきそうな気配だ。
「まだ騒がれるとまずい」
金獅子はそう小声で双翼へと伝える。
縄の端を束から引き出して待つ。
足音が近づけば視線で「行けるか?」と双翼へと問い。
【ダイス判定:
ダイス式1d6(ロール必須/1回きり)
1・2:気づかれずに捕縛成功
3・4:捕縛できるが声を上げられる
5:捕縛に失敗し取り逃がすが気づかれない
6:捕縛に失敗する上に騒がれる】
■チェイサー【双翼】 > 男もまた、個々の道具については理解できていない。
だが、今はその道具について考えるよりも。
目の前の問題の解決に集中すべきだ、と考える。
「間違いないな」
敵の全容が不明の状態では、騒がれればリスクしかない。
男は、金獅子の言葉に頷き、接近してくる一人を静かに捕縛するために動く。
距離が近くなった瞬間、男は相手を拘束しようと飛び出した。
タイミングが合えば、金獅子が縄を使い、拘束が成功するだろうが……。 [1d6→1=1]
■銀十字社【進行】 > 双翼が飛び出し、黒頭巾と向かい合う。
金獅子はロープを構えていたが、自由を奪われた黒頭巾が叫ぼうとしているような息遣いを聞けば間髪入れずその首筋へ手刀を振り下ろす。
小柄な黒頭巾を無事沈めれば手足を縛って物陰に転がしておく。
まだ死角は多い、奥の黒頭巾に注意を払いながら物陰から物陰へ、奥へ奥へと進んでいこう。
■チェイサー【双翼】 > 「即興の連携にしちゃあ、上手くいってるな」
金獅子がまた一人捕縛したのを見て、男は満足そうに頷く。
そのまま男もまた、身を隠し。
金獅子と共に奥へと向かう。
「この調子で、一人一人拘束できりゃあ。
言うことはないんだがな」
当然。そう上手くは行かないだろうな、と。
小声で漏らしつつ、男は次の敵の行動に備える。
■銀十字社【進行】 > 「まだ、油断はできないぜ」
小声で告げてしばらく物陰を進めば、奥の黒頭巾が何やらざわつく気配。
先程の黒頭巾が戻ってこない、と言っているようだ。
別の黒頭巾が異国のものらしい名前を呼びながら近づいてくる。
金獅子はまた縄を構える。
【ダイス判定:
ダイス式1d6(ロール必須/1回きり)
1・2:捕縛失敗の上に騒がれる
3・4:捕縛に失敗し取り逃がすが気づかれない
5:捕縛できるが声を上げられる
6:気づかれずに捕縛成功】
■チェイサー【双翼】 > 「もちろん。一つ一つ、しっかりやるさ」
小声での会話中、黒頭巾の騒ぐ気配が感じられた。
男は、金獅子が縄を構えるのを見つつ。
再度、同じように、相手が近づいてきた時点で飛び出す。
先ほど同様、無音での拘束を試みるが……。 [1d6→1=1]
■銀十字社【進行】 > 今度は黒頭巾もよほど慎重になっているようだ。
足取りは遅く、その分周囲を警戒している。
双翼と金獅子の腕をすり抜けた黒頭巾は金切り声を上げ、仲間の元へとつまりは建物の奥へと逃げる。
──果ては行き止まりである。しかし。
黒頭巾たちが合流するのとほぼ同時に低い地鳴りのような音がする。
建物全体が揺れるような衝撃。
そうして床の魔法陣はゆっくりとせり上がり。
ほぼ天井の高さいっぱいの異形ゴーレムが姿を現した。
ゴーレムは土よりは黒く、どこかぬめったような艶を帯びている。
足はないが滑らかに体を回転させる動きはさながら宙に浮いているようだ。
近付けば黒頭巾以外のものを粉砕せんと日本の腕を床に叩きつけて応戦するだろう。
■銀十字社【進行】 > 【ダイス判定:ゴーレムのHP】 [1d50+50→12+(+50)=62]
■銀十字社【進行】 > 【ダイス判定:
以降、ダイス式2d6の出目がチェイサーが(ラスボス)ゴーレムに与えたダメージとします。
0以下になればゴーレムは瓦解し、イベントが進展します】
■チェイサー【双翼】 > 「チッ……!」
完璧なタイミングでの仕掛け……のはずであった。
だが、黒頭巾は二人がかりの拘束。
その腕をすり抜けられ、見事に逃げられる。
「……おいおいおい……」
逃げた黒頭巾が合流し、次の瞬間。
魔方陣から、ゴーレムが現れ、男は声を上げた。
「……さぁ、て。
どうしようかね、金獅子さん」
ははははは、と乾いた笑いを浮かべつつ。
男が、金獅子に問う。
……と、言っても答えはわかり切ってはいるのだが。
■銀十字社【進行】 > 金獅子は目を暫く丸めていたが、ゴーレムを観察してからぽつりと。
「あの椀脚の範囲は広そうだ。
ちょっと、近づきたかないね」
金獅子の武装は刀剣のみ。
存在がバレてしまっては隠れている意味もなく、物陰から姿を現しては手近の棚から厚い本を取り上げる。
投擲の構え。
■チェイサー【双翼】 > こうなってしまっては、隠密行動も何も無い。
男は、大げさにため息を吐き、懐から取り出した銃を構える。
「まぁ、そうなるねぇ。
と、なると……石造りの人形野郎なんぞ。
削り殺すに限るわな!」
金獅子の言葉に笑いつつ、男は銃を連射し、ゴーレムに攻撃を仕掛ける。
こうなれば、一刻も早くこのゴーレムを倒すほか無い。 [2d6→4+5=9]
■銀十字社【進行】 > 【ゴーレムの残りHPは53】
金獅子の武器は心もとないが周囲を漁れば投げる物には困らない。
手数で勝負と肩に力を込めて投げる。
攻撃を受けたゴーレムは攻撃の主の方向へ向けて轟音を立てて腕を振る下ろすだろう。
届きはしないが当たればひとたまりもないだろう。
【ダイス判定ボーナス:
ぞろ目が出れば倍率がかかります】
ご案内:「銀十字社拠点【非公式イベント開催中】」にチェイサー【茶虎】さんが現れました。
■チェイサー【双翼】 > 「おぉ、いい感じいい感じ。
そのまま援護しててくれや!」
金獅子が物を投げまくってくれるのを見つつ、男はゴーレムに銃撃を食らわせまくるのだが。
「……がああああ、硬ぇ!
やっぱり、人手が足らんぜ!」
あまりのゴーレムのタフさに、思わず叫ぶ男。
そう言いつつ、攻撃の手は緩めない。 [2d6→4+6=10]
■チェイサー【茶虎】 > 「うーわぁ大変だ。うんうん、大変だー…よねぇ…?」
(部屋の入口。ひょっこり、時々顔を覗かせて。おっかなびっくり観戦中。
そもそも完全に後方支援というか、噂話担当でしかないので。間違い無くお荷物なのだが。人手が足りないので仕方ない。
今の今まで、魔法の綱で捕縛し終えた構成員を、他の見張りにバレないような空き部屋に引き摺っていったりだとか。
そういうアフターフォローに回っていたらしい。
で、それ等が終わって合流しようとしたのなら。奥の広間は、ご覧のありさまである。
「人手が足りない」、双翼お兄さんのその言葉に、心底同意するのだが。
さて。何とか役立つ事が出来無いか。辺りを見回すまっ最中)
■銀十字社【進行】 > 【ゴーレムの残りHPは43】
金獅子は近づけば危ないと悟り、とにかく手当たり次第に物を投げているところだ。
狙いがつけられれば振り回している腕の付け根あたりを狙う。
腕さえ落ちれば懐に入り殴ろうとする算段。
【ダイス判定:
ぞろ目の楽しみのため両者2d6のダイス式で与えるダメージ算出します】
■チェイサー【双翼】 > 「くっ……!」
男は懸命に銃撃しているものの。
男の銃はそもそも小口径。どうにも決め手には欠ける。
しかし、そこでなんとものんびりした声が聞こえれば。
「……っ。茶虎さんか!
すまないが、とりあえず金獅子さんと一緒に……。
そこいらの物投げるでも、あぁもう、何でもいい!
とりあえず手伝ってくれ!」
ゴーレムの豪腕を回避しつつ、男はそう叫びながらリロード。
すぐさま、またゴーレムへと銃撃を行う。 [2d6→2+6=8]
■チェイサー【茶虎】 > 「あ」
(みた。見ちゃった。なるほど、確かに物をぶん投げるのも。それはそれで立派な攻撃だ。
馴染み客と喧嘩した娼婦のお姉さんとかも。良くやってるし。
それならと金獅子のお兄さんを見習う感じにて、其処等辺りを見回せば)
「はい、はい、はーい…!これとか、どう…でしょ!」
(双翼のお兄さんからもお墨付きという事で。
扉前に掛かっていたカンテラを、ゴーレムの方に投げ付けた。
こう、ぬめっと脂っぽくて、燃えやすそうだし!) [2d6→1+1=2]
■銀十字社【進行】 > 【ゴーレムの残りHPは35.
ここで茶虎にぞろ目が発生し】
茶虎の放ったカンテラがゴーレムにクリティカルヒットしたようだ。
ここからは遠いが王都の裏道で吟遊詩人が歌う「おめでとう~ 君は素敵だ~」の声。
ここには届かないが。
【ダイス判定:今回のぞろ目にかかる倍率】 [1d6→3=3]
■銀十字社【進行】 > 【ゴーレムの残りHPは29】
■チェイサー【双翼】 > 「お、おぉっ!?」
茶子の投げたカンテラが、ゴーレムの頭部にヒット。
一気に炎が燃え広がるのを見て、男は笑みを浮かべる。
「ナイスだ! だったら……。
これもオマケしてやるぜ!」
石造りのゴーレムは、なるほど。炎にも強いのかもしれない。
しかし、そこに合わせて男は懐から爆弾を取り出し、ゴーレムへと投げる。
「風穴開けてやるぜ!」
室内戦闘用の、小型の爆弾だが。
爆発ならゴーレムに有効なダメージを与えられるかもしれない。 [2d6→3+4=7]
■チェイサー【茶虎】 > (こつんっ。
それはもう軽い音をたててカンテラは弾かれたのだが。
思った通りぶちまけられた灯火は、瞬間的にゴーレムの体表を炙ったようで)
「お、おぉ…?ちょっとは、利いた?利いたっぽいのかな、ぁ……って、うわ、うわわ…!」
(ゴーレムさん怒り心頭。真っ黒くぬめっとした顔がこちらに向けられる。
大慌てで部屋の隅の方へ走るのだが。
…こっちにゴーレムさんの注意が向くなら。その隙を、他の二人が有効活用してくれないかなぁと)
■銀十字社【進行】 > 【ゴーレムの残りHPは22】
「もしかしたら火が効く……?」
跳ね返ったカンテラを手にして首を傾げる金獅子は駆け出す茶虎へ視線を向けて。
「陽動も有難い。
けど、腕の下に行かないように気を付けて」
集中攻撃の成果か、ゴーレムの腕の動きが鈍ってきた。
そこへまたカンテラを投げ。
■チェイサー【双翼】 > 「さぁて、ね……!
ただ、ゴーレムだって、なんらかの形で敵を認識してるんだろうからさ」
ゴロゴロと地面を転がり、ゴーレムから距離を取る男。
金獅子にはそう答えつつ、茶虎へと視線を向ける。
「深追いしすぎないようにしな!
距離とって、サポートできるときにサポートしてくれりゃあいい!」
この面々の中では、荒事に向いてるのは自分しかいない、と判断した男は。
金獅子、茶虎両名に、懐から道具を投げ渡す。
男が普段使いしている、冒険者用の道具一式だ。
中を漁れば、使える道具もあるかもしれない。
男は二人に道具をパスすれば、遮蔽物に身を隠しながら、銃撃を再開する。 [2d6→1+4=5]
■チェイサー【茶虎】 > 「は…っ、はいー!了解だよぅー」
(お兄さん達、心配してくれた。
勿論注意はするというか。出来るだけ近付きたくない。こちとら貧弱一般市民なのだから。
入口の方、多分残りの黒頭巾ズと反対側の隅っこまで待避しつつ)
「ぅ…をっとぉ?」
(双翼お兄さんから飛んで来た物を、頭の天辺で受け止める。
落ちてきたのを手に取れば…丸い物だ。何だこれ。
取り合えず、当たったら痛い事を信じて、ぶん投げておく) [2d6→2+4=6]
■チェイサー【茶虎】 > (ぼんっ!ちょっとした…というか、結構な勢いで炸裂音。ゴーレムさん、ぐらり)
「ひゃ――――……っっ!?」
(投げた本人が驚くのは。知らなかったので仕方ない。
ちなみにどうやら、目眩まし用の癇癪玉とか煙玉とか。そういう物だった模様)
■銀十字社【進行】 > 【ゴーレムの残りHPは11】
チェイサーたちの攻撃を受け、ゴーレムの腕は地響きと共に落ちた。
跡は懐に入れば殴り放題、切り放題となる。
金獅子は刀の柄に手を掛けて跳躍。
ゴーレムとの距離を詰めて対峙した。
刀なれど刃こぼれは辛い。装飾など特にない鞘で弩突き回そうかという所存。
■チェイサー【双翼】 > 「……」
男は、攻撃しつつ二人の仲間の事を見ていた。
正直、一人ではゴーレム相手はかなり辛い戦いになったろう。
だが、援護のおかげもあり、勝機は掴みかけている。
「よし! 一気に攻めるぞ!」
金獅子が接近戦を仕掛けたのを見て、男が叫ぶ。
金獅子には当たらぬよう。ありったけの銃弾を。
とにかくゴーレムへと連射し、勝負を決める腹積もりだ。 [2d6→1+3=4]
■チェイサー【茶虎】 > 「……う…動かないかな?いや動きはするけど、こっちは来ないよね?」
(びくびく。動きが鈍ったようだし、男性陣は突っ込んでいくが。
当然、一緒に突撃かます勇気も力も無いわけで。
おそるおそる。それはもうおっかなびっくり。少しだけ近付くが…やっぱり。脚は竦んでしまい)
「うー…わぁ……だめだ、けっぱれー」
(やっぱり近付くのは任せよう。
娘自身はもう一個。貰った道具の中から。さぞ堅いだろう、野営用の頑丈な水筒を。ゴーレムさんにぶん投げておく) [2d6→2+5=7]
■銀十字社【進行】 > 【ゴーレムの残りHPは7】
おそらく斬撃よりは打撃。
それから打撃だけよりは銃撃と交互に。
攻撃の属性を固定させず叩き込む。
勝利は近い。
ゴーレムの奥で何やら祈っていた黒頭巾たちも呆然とし始める。
そうして金茶が放った水稲の一撃が勝敗を喫したようだ。
【ゴーレム撃破完了】
その場に残るはもはや無力で華奢な黒頭巾が5人ほどであった。
ゴーレムの残骸を前に抵抗する気もないようだ。
ただ、異国の言葉で何か祈るような文言が聞こえるのみ。
じきに、褒賞会の荷馬車が到着するのだろう。
■チェイサー【双翼】 > 「……ふ、ぅぅぅぅ……」
三人がかりで、なんとかゴーレムを撃破し。
男は、そこで息を吐き、地面へと座り込む。
「あぁ、疲れた……。
外ならともかく、中での戦いってのは……」
はぁぁぁぁあ、と重く息を吐きつつ、男は二人を見る。
「とりあえず、お疲れさん、だな……。
ははは、二人がいなかったらやばかったわ」
そう言いつつ、男は細巻を咥える。
後は、特に問題もないだろう。
一息ついてから、帰宅すればいい。
■チェイサー【茶虎】 > 「えぇ、え…っ?うっそ、マジ――…?」
(投げた当人が、一番びっくりしてしまう。が。
たっぷり水の詰まった容器は当然重い。当然、当たり所によっては、殺人事件も起こり得る。…今回はゴーレムだが。
ともあれお兄さん達が頑張ってくれたのが大半だと思うので。ありがとう、と手を振って。
後は多分。今日矢面には来ていない残りのお姉さん達が。事後処理要員なり送ってくれるのだろうと)
「やー…そ、だねー…あたしはもう。荒事とかこりごりかなぁ…?」
(双翼お兄さんに、にへーっと笑い返しつつも。それはもう本心から思っていた。
戦闘怖い。超怖い。今になってその場にへたり込んでしまいそうだ)
■銀十字社【進行】 > 事実、少女の細腕からの投擲がゴーレムの動きを止めてただの石くれへと瓦解させたのだった。
残りの黒頭巾もマジックアイテムらしい縄で縛り、褒賞会の人間へと引き渡す。
褒賞会は黒頭巾の捕縛よりも押収品に目を光らせていたようだが──それはまたの機会に語られようか。
「お疲れ、助かった」
金獅子は2人へと手を振り返す。
褒賞会のエージェントは居住まいを正し、
『今回の案件に関して、ご助力を乞うのはこれまでとなります。
オフィスも数日内には片付けますが、それまではお茶の御用にはどうぞ。
それから、調査協力者には特別の恩賞がありますのでまた後日──』
だとか。
■チェイサー【双翼】 > 「……はは、実際、茶虎ちゃんが功労賞かもなぁ」
驚く茶虎に、男はそう言いながら掌を振る。
同じく、金獅子にも手を振り、そちらこそお疲れ、と言う男。
「とりあえず。オレぁ上がらせてもらうぜ……。
またこうして、協力することもあるかもな」
やれやれだ、と言いつつ。男は建物を後にする。
報酬に関しては……また、後日、でいいか、と。
そう思いながら……。