2020/08/14 のログ
ご案内:「地下牢」にアマンダさんが現れました。
アマンダ > ぐらり―――――頭が傾ぎかけたことで、危うく手放しかけた意識が戻ってきた。

相変わらず、部屋の中は静まり返っていて、虜囚たる己の息遣いと、
ランタンの灯りが微かに燻る音だけしか聞こえない。
見ることは出来ないが、せめて可能な限り気配を探ろうと、
ゆっくりと頭を巡らせて――――

「誰も、居ないの………?」

呟くように発した声も、湿った硬い石に吸われて消える。
後ろ手にされた両腕が痺れて、次第に感覚が喪われつつあった。
こくん、と震える喉を小さく鳴らして、もう一度、今度はやや大きく口を開き、

「どういうつもりなの、……いつまで、こんなこと、
 ―――――此処は、何処なの」

詰るような物言いではあるが、声は掠れて弱々しく。

ご案内:「地下牢」にアラストル・ヴォルモーデンさんが現れました。
アラストル・ヴォルモーデン > 辺境にあるとある邸宅の地下。
外の明かりは入らず、こまかく配置されたランタンが照らすもののその明かりは今一つ頼りなく。
そんな明かりが照らす石階段をコツコツと靴底の音を響かせながらローブを羽織って身体を隠した従者とともに降りていき。

そして地下牢のある階へとたどり着けばその奥にある重い木製の扉を押してギィっと音を鳴らして開け。
中に入れば部屋の四隅に従者がランタンの火を灯して明かりをつけ。
準備が整えば相手の目隠しを外してやり。

「ご機嫌麗しゅう、コルネール家アマンダ嬢。
 このような形でお会いするとは何とも不運ですな」

相手の顔を見ればうっすらと笑みすら湛え。
軽く腕を広げて大げさに挨拶をし。

部屋の中は相手を縛る椅子と何かが入った木箱。
それと小さなテーブルは一つと天井からぶら下がる手錠付きの鎖暗いといった内装で。

アマンダ > 己の耳が最初に捉えたのは、重い扉が開かれる音。
硬い靴音が周囲を巡り、もうひとつの足音が此方へ近づく。
反射的に口を噤み、身を硬くしたのは、相手が何者か解らなかったからだ。
しかし其れも、背後へ回った誰かの手で、目隠しを外されるまでのこと。
闇に慣れていた双眸を眩しげに幾度か瞬いたものの、己の名を呼ぶ声が聞こえれば、
自然、其方へ視線の焦点を合わせて。

「―――――貴方は、確か、……ヴォルモーデン、卿?」

記憶を辿る間はほんの僅か、直ぐに、其の人の名が口をつく。
明かりを点けられた室内の様子を、相手の肩越しに一瞥し、
そっと眉根を寄せながら、

「……此れは一体、なんの真似ですの」

不機嫌である、と伝えるべく、声の調子を低くした。
椅子の上で軽く身動いで、手枷の軋む音を響かせるのも忘れない。

アラストル・ヴォルモーデン > 「おや、コルネール家の娘は聡明と聞いておりましたが。
 この状況を見ても理解できませんか?まぁいいでしょう」

気丈に不機嫌そうな雰囲気を漂わせる相手に対しても笑みを浮かべ。
むしろどこか楽しそうな雰囲気を漂わせていて。

「まぁいいでしょう。
 アマンダ嬢、ご存じでしょうが貴女をとらえるよう王国から令状が発布されているのですよ。
 そんな中、私の部下が貴女を見つけたので捕えてここまで連れてきたというわけです。」

にやにやと口元に笑みを浮かべながら。
相手の身体を舐めるように眺め。

相手の左右には光のない目をした若い少年のような従者が二人並んで立ち。
万が一にも逃げられないよう見張っていて。

アマンダ > 理解出来ない、のではなく、したくなかったのだが。
何かの折に父から聞き及んだ、目の前の男に関する噂の幾つかを思い出し、
無意識のうち、更に表情を硬く強張らせながら。

「………此処は、王城では無いようですけれど。
 令状に従って行動なさったと仰るなら、どうして私を直ぐに、
 お城へ連れて行かないんですの?」

怯んでいると、相手を怖がっていると、思われたくない一心で。
答えなど聞く前から解っているような問いを重ねる間にも、
傍らには従者と思しき少年たちが控え、合計三対の目に見張られている格好。
けれど、特に―――目の前の男からの視線が、気に障る、肌がざわつく。

「……不躾な目で見るのは、止めて頂けないかしら。
 貴方に見られていると、なんだか、とても気分が悪くなりますの」

アラストル・ヴォルモーデン > 「ははは、慣れることですな。
 むしろこれから、もっと気分は悪くなりますよ」

相手の言葉も軽く肩をすくめる程度で意に介していない様子で。
相手に近づけばその頬に手を伸ばして指で軽く撫で。


「本来であればそうするべきでしょうが。
 別に私は王家の犬というわけではありませんからね。
 貴女に面白い提案をして差し上げようかと思います」

そういいつつ撫でる右手を下に落し、無遠慮に服の上からその胸を揉みしだき。

「一つの道は王家に売られ、良くて死刑、悪いと兵士の慰み者となって一生を過ごす運命を迎えるか。
 もう一つはここで暫く過ごし、私の商品となる子を産む道具となるかです。
 後者を選ぶなら、儲けで賄賂を配って少しの間追跡を止めてあげることが出来るでしょう」

アマンダ > 「――――――っ、」

一歩、男が此方へ踏み出すだけで、びくりと肩が震えてしまう。
伸びてきた手指が頬に触れると、反射的に頭を振って逃れようとし、

「気安く、触れないで頂き、たいわ、
 ――――――提、案………?」

面白い、というのは当然、此の男にとってだけ、ということなのだろう。
拒んだ筈の手が直ぐに、ワンピース越しとは言え乳房を鷲掴みにするのへ、
きっと吊り上げた眦を恥辱に紅く染め、身を捩って男の暴挙から逃れようとしつつ、

「っ……嫌、お断り、ですわ………!
 兵士の、慰みものになる、代わり、に、貴方の、玩具にされる、なん、て、
 絶対、嫌、………は、なして、離しなさ、い………!」

下着を着けることも許されなかった乳房は、布地一枚を隔てた手指に、
思うさま弄ばれ、卑猥に形を歪められている。
刺激に対する生理的な反応として、先端が硬く尖り始めているけれど、
男を睨みつける表情には、恐怖と、嫌悪の色が深く。

アラストル・ヴォルモーデン > 「そうでしょうか?
 私の提案に乗った方がしばらくすればここを出られると思えばいい提案だと思いますよ?
 そうですねぇ、大体一週間くらいあれば十分な稼ぎになるでしょうし」

掌の中で相手の胸が固くなるのを感じれば。
わざと尖る先端を指でこねくり回し。

「このご時世です、没落した貴族の娘は何人か見てきましたがどれも悲惨なものです。
 そこまで堕ちてしまえばもはや這い上がることもできないでしょう。
 
 しかし私の言うことを聞くならば、もしかすればお家を復興させることも不可能ではないかもしれませんよ?」

相手の反応を確かめるようにその目を見返しつつ。
膝を曲げて相手と視線を合わせ。

アマンダ > 「や、………いや、離し、っ、……嫌、だって、言っ……て、」

普段、己の肌を包んでいるものとは比べ物にならない、ごわつく生地の所為だろうか。
男の指が尖りかけた先端を捏ね回し始めると、チリつく痛みと悪寒めいた震えが、
抵抗する術を封じられた身体を容赦無く駆け巡る。
更にと身をくねらせ抗おうとすれば、左右に控えていた従者の手が、
見かけによらぬ強い力で、己の肩をぐっと押さえ込んだ。
程無く、布地越しの膨らみの頂に、小ぶりな蕾の存在がくっきりと浮かぶまでになり。

「――――――嫌、……やっぱり、嫌、よ。
 子供、を、産む、なんて……無理、私、私は………っ、」

此の男の、あるいは、此の男の命令で、誰か別の男の。
何方にしても、そんな形で初めての男を受け容れねばならない、などと、
生娘の身に決心がつく筈も無い。
至近に重ねた視線には、いつしか怒りよりも、恐怖の色が濃くなりつつあったが。

アラストル・ヴォルモーデン > 「決められないか?所詮は箱入り娘だな」

怯える相手の瞳を見ればあきれたようにわざとらしく首を振り。
ため息とともに立ち上がり。

「ならば私が決めて差し上げよう。
 アマンダ嬢、貴女はここで暫く私の商品を作る道具となるのですよ」

そう言って目配せをすれば左右の従者が相手の身体を隠していた布地を小さなナイフで引き裂き。
たやすく裸にしてしまえば足首に鎖を巻き付けて無理やり開かせ。

「大丈夫、安心しなさい。
 我らが神の祝福により、此処では妊娠期間はごく短い。
 そう長くは地獄を見なくて済みます……死ななければですが」

剥き出しになった相手の割れ目に箱から取り出したスライムから作った特製のローションを垂らして膣内に塗り込み。

アマンダ > 呆れ顔をされても、溜め息を吐かれても、直ぐに決められるものでは無い。
といって、決定権を、男に委ねたつもりも―――――なかったのだが。

「ふ、……ふざけ、な、いで………っ、
 嫌よ、いやっ、私は―――――― きゃ、っいやああ、あ!!」

震える声で拒絶の言葉を口にした、己の視界の端で銀色の光が閃く。
乾いた音を立てて唯一の着衣が跡形も無く切り裂かれ、
両足首にも拘束具を取り付けられて、――――悍ましい台詞が、男の口から。
恐怖に引き攣った顔で、四肢を戒めた金属を虚しく軋ませ、打ち鳴らし、

―――――いや、ともう一度、甲高く掠れた声で叫んだと同時、
箱入り娘の意識はふつりと途絶える。
その先にあるのはきっと、深く暗く底無しの、闇――――――。

ご案内:「地下牢」からアマンダさんが去りました。
ご案内:「地下牢」からアラストル・ヴォルモーデンさんが去りました。