2020/08/12 のログ
ご案内:「平民地区 外れの住宅街」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──~♪」

雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅街の路地を、
下手くそな口笛を奏でながら、傘布の部分に赤いラインが入っている以外は全てが銀色の蛇の目傘という
奇妙な物体を担いでのんびり歩く、金髪の男が一人。
そんな奇っ怪な傘を差している代わり、普段羽織っているジャケットの姿はなく。

食事を終えた後、暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と歩いてきたが、特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、
気がつけばこの場所まで辿り着いていた。

先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが──

「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」

なんて、眉下げて笑いながら独りごち。
適当に視線を彷徨わせて住宅街の景色を眺めがてら、なにか面白いモノでも出現しないか、などと
雑な期待をしながら、ぱしゃ、ぱしゃとマイペースに歩を進め続け。

エレイ > そのまま、男は何処かへと──
ご案内:「平民地区 外れの住宅街」からエレイさんが去りました。
ご案内:「平民地区」に黒須さんが現れました。
黒須 > (どこにでもある平民地区
昼間は人々が多く集まろ、様々な生活を送る。
あるものは商売、あるものは出会い、あるものは別れ。
様々な出来事が起きるこの街は、日々面白いことで満たされていた。)

「…ふぅ」

(そんな町も夜になれば静かになってくり。
月明かりだけが照らし、賑やかなのは家の中だけ。
その静かさを利用し、1人晩酌を進める。
黒須は酒場で買ったウィスキーとツマミを飲み食いし、月を眺めながら酒盛りを始める。
1人飲みならぬ1匹飲みをし、ポーカーフェイスの裏に何かを思わでながら、1人を過ごしている。)

黒須 > (酒を口に入れ、味と匂いを堪能し、その後にツマミのドライフルーツ。
甘さと穀物の匂いが合わさり、程よく味がリセットされて、次の酒に行きやすくなった。
しばらく飲んでいれば、休憩がてらグラスを置いて月を眺める。)

「…今日は満月か…。」

(狼に満月。
まさしく物語同様の風景になっている。
これがその類なら、今ここで遠吠えをあげるのが絵的ではあるが、ここは街中、迷惑になる。)

「…まぁ、誰かと飲む酒も良いが…相手を作るなんざ、めんどくせぇな事だな…。」

(呟きながらも座り直し、また1杯酒に口をつける。
満月が照らす静かな噴水で1人を過ごし続ける。)

黒須 > (ツマミと酒、交互に食べていくことで酒は進んだ。
1本飲めば程よく酔いが回ってくる。
再度グラスに注ごうとすると、既に空っぽになった瓶を持っていた。)

「ん、切れたか…。」

(最後の1杯、最後にツマミを食べるとふぅっと息を吐いて立ち上がる。)

「たまには、騎士らしく見回りでもするか…」

(めんどくせぇと乗る気ではないが、行動に移し歩き始める。
異常が無いかを確認しながら歩き続け、特になければ家に帰ろうとした。)

ご案内:「平民地区」から黒須さんが去りました。