2020/07/23 のログ
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 平民地区の一角に、許可を得て空き地に建てられたテント。
その入口でおこされた焚き火からは美味しそうな甘い匂い…とすら言える芳香が漂っている。

「ふふーっ♪ いいにおい… これなら、どんな美味しくないお薬も、
あまーく…おいしく飲めるんじゃないかな?」

弱めた焚き火のとろ火で煮込まれている鍋の中身は、心身を癒やし精力を高める精力剤。

チョコや飴菓子、果物にクリーム… 様々なニュアンスを感じる、
お菓子作りの最中のような甘い香りが漂って、とても薬作りの最中とは思えない。

ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「大図書館」に獣魔目録さんが現れました。
獣魔目録 > ――…大図書館。

此処は平民地区の人間が利用するような図書館よりも貴重な本や価値のある高価な本が扱われている巨大な図書館である。

一階、二階、三階、地下階、等小さな屋敷に匹敵する広さの図書館であり、今宵も司書官を中心に司書が忙しなく蔵書の整理や貸し出して続きなどを行っている。

誰もが見目麗しく、一目で貴族や豪商の娘・息子などとわかるとおり、貴族や豪商達の息の掛かった図書館であり、実際にそのパトロン達が密会や取引に使われるような場所であった。

まるで王城のダンスホールを思わせる荘厳で煌びやかな造りに無限の書架が並び、魔法の輝きが余す所無く照らすそんな場所であっても、陰が落ちる場所があるようで丁度1階の奥の区画だけがなぜか今宵は魔法の照明が不調のようで薄暗くなっている、薄暗くなっているから人は無意識に其処を避けているのか、誰も近寄ろうとしない。

そんな場所、その大理石で出来た床の上に区画の担当の司書のミスなのかあるいは自然とそうなったのか、1冊の黒革で装丁された本が落ちている。

本のタイトルは獣魔目録

本来なら大図書館の地下の禁書を扱う書架に封じられていてもおかしくない危険な本である。

今も、ただ床に落ちているだけで本自体が薄らと魔力を放ち、その魔力は大理石の床をジクジクと真っ白な石を黒く染めて侵蝕を始めている様子すら見えるだろう。