2020/06/21 のログ
ご案内:「裏通りの酒場」にムラサキさんが現れました。
ムラサキ > はぁっ。おい、しっ・・・!噂通りだわ、いい気分・・・

(王都マグメールの貧民地区。その裏通りに店を構える知る人ぞ知る、隠れた名店・・・というような見た目をしたとある店。そこそこの質の料理に酒が味わえて、ついでに看板娘のバニーちゃんが可愛いとかで冒険帰りの冒険者に人気の店・・・であるらしい。少なくとも私はそう聞いた。

実際に席について酒と料理をつまんでみた感想、としてはうん、たしかに噂に違わぬ質と味。まぁなかなか、というものである。この味をこの値段で楽しめるのならばかなり割の良い店だと言えるだろう。
椅子に座り、足をぷらぷらと揺らしながら料理と酒を嗜む鬼の姿はとても上機嫌に見えるだろう。

――さて、ところでこの店にはいかがわしい噂が流れている。やれ、酒に酔った女を客と店員ごちゃまぜで輪姦・乱交が始まることがある、とか店主がしれっと酒に媚薬を混ぜることがある、とか、店員と常連客がグルになって何も知らない無知な客を狙ってる、とか裏には貴族がついていて何かあったとしてももみ消している、とかそういういかがわしい噂だ。

店員はよくある噂だ、とか誰かが店主の腕を妬んで流した悪評だ、なんて笑って取り合わないけれどさて、この鬼はそれを知っているのかそれとも知らずにいるのか
酒に酔っているのかほんのり顔を赤くしてまるで何かを期待しているかのように目を細め、艶かしく酒に濡れた唇をぺろり、と舌なめずりするように動かして。)