2020/05/02 のログ
■リス > 「――――うーん。」
ゆっくり時間をかけて周囲を確認してみたけれど周囲には誰も知っている人はいない模様、人通り自体はそれなりにあり、個々が過疎っているわけでは無いのは解るのだけれど。
それでも、誰か知っている人が歩いているとかそういう事はない模様。
まあ、国自体は大きいものだし、知っている人に関しては結構引きこもり気質な人が多いのも有るのかもしれない。
そもそも、自分自身商人だから、あまり商店から出ないというのも有る―――。
「あれ?引きこもりなのは臭じゃなくて、私なの?」
そんな気がしてきた。
まあ、ドラゴンは基本巣の中から出てくるものでは無いし、それは別に問題ないと思うのだけれど。
ううむ、とそんな逸れた思考が始まって腕を組んで悩む少女、しばしして、悩むのに疲れて珈琲を一口。
「まあ、いいわ。」
何か食べよう、とカフェテラスのメニューを眺める。
甘いものが良いわね、とケーキや、お菓子のページをパラパラ探すのだ
■リス > 「無為に、時間を過ごしすぎちゃったわ。ね」
ふと、店に掛けられている時計を見ればそれなりの時間をここで過ごしてしまって居た模様、他に客が居なかったからだろう、少女に声がかからなかったのは。
メニューを軽く眺めて、お土産用に少し甘いものを幾つか買い込むことで、謝罪として。
珈琲を飲み干した、そして、お土産を手にして金貨を支払ってから。
少女は、ごめんなさいね、と小さく笑いながら店を後にして、そのまま冨福地区にある自分の家へと歩いていくのだった。
ご案内:「平民地区 カフェテラス」からリスさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にスミデーさんが現れました。
■スミデー > (今日も今日とて懲りることなくマグメールに侵攻してくる他国の軍隊、何度も失敗しているだろうに飽きないもんだと呆れ顔になりながらもいつものように魔物達を召喚する)
「暫く新しい術式の練習でサボってたせいか、数が多くなってるような気がするな……それならそれで、大規模用の布陣で行けばいいだけだけど。
さ、好きなだけ蹂躙するといい……たっぷり運動してストレス解消に努めてくれよ?」
(多種多様な竜、巨人種、亜人種を召喚し、ブレスの一斉斉射、巨人族の投石によりまずは敵陣に大打撃と混乱を与え、陣形が完全に乱れたところで亜人種を投入。
オーガ、トロール、ゴブリン種、コボルト種が襲い掛かり、次々と敵兵を歯牙にかけていき攻め倒していく。
全身鎧をつけた相手はオーガやトロールが怪力を利用して打撃を与え、革鎧を付けた相手にはゴブリン種、コボルトが襲い掛かり食らいついていく)
「ここからひっくり返されることもないだろうし、後は高みの見物でいいか……おっと、こいつを忘れてたな。
後始末をするのに大事な奴だから、もう呼んでおこうか」
(そうして召喚したのはリッチ、死霊術師の頂点ともいえるそれは呼び出されれば嬉々として死者をアンデッドに変えて回収したり、敵兵に襲い掛からせて死者を量産していく。
それを眺めながら護衛として配置した人狼と吸血鬼、淫魔とあとどれくらいで終わりそうかと雑談に興じる)
■スミデー > (戦場に響いていた戦闘音が小さくなり、ごくごくわずかになってきたところで戦場へと向かい歩きだす。
今回攻めてきた国の紋章を確認して、どこが攻めて来たのかを確認する為である)
「この紋章は、前にも来たことあるところだな……なんで前も駄目だったのにまた来るかね。
しかもあんまり装備に進化もないし、馬鹿だな……上が馬鹿だと苦労するのは下っ端ってことか」
(攻める判断をするのは国の上層部、それで実際に被害を被るのは下っ端、悲しいもんだとうそぶいて。
そして戦場を見回して、微妙な顔をして……取りあえず見なかったことにする)
「そうか、オークって場合によっては男でもお構いなしなんだな。
ゴブリンより性欲強いからそういうこともあるんだろうな……気を付けよう」
(屈強な兵士をオークが、とこれが女騎士なら絵になるかも知れないが、男を輪姦しているのは目を背けたくなるもので。
取りあえず見なかったことにして戦場を護衛を引き連れて回る)
■スミデー > 「まぁ、こんなもんか……次はもうちょっと装備をいいものにしてくるんだな。
ありがたく頂戴させて貰うから」
(一通り戦場を見て回り、生存者が数名いるもののそれは魔物達のエサなり玩具なりになる運命で。
取りあえず今回はこれで終わりだな、と息を吐いて戦場を立ち去ることにしようと決めて。
召喚した魔物達を回収してから、転移魔法で戦場を立ち去っていく)
ご案内:「ハテグの主戦場」からスミデーさんが去りました。
ご案内:「王城・王国軍第七師団執務室」にサロメさんが現れました。
■サロメ >
一人が使うには少々広い執務室
大勢の幹部を呼びつけるような師団ならば必要な広さなのだろうが、
生憎とこの第七師団には不要な広さである
そんな広い空間の中で小さな溜息をつく、そんな自分自身の声すら妙に耳に残ってしまう
「まっっっ……たく状況が掴めんぞ」
ぱさりと羊皮紙の束を机に落とし、手を額にあて小さく首を横に振った
■サロメ >
第七師団の立て直しも終わり
以前のように対魔族用の切り札としてタナール近隣に駐屯し牽制と防衛、時には遅れをとった王国軍に変わり砦の奪還、保全…
かつてのような行動が漸くできるようになってきたといったところだったわけだが
「血の旅団。件の対応は他の王国軍にまかせても良さそうだが…」
ちょうど今頃、大会議室では戦略会議が行われていることだろう
かつての戦争レベルの話であれば第七師団も腰を上げざるを得なかっただろうが、
今だからこそ魔族の国と魔王達への睨みを緩めるわけにはいかない
そう思い、ひとまず上がってきた報告書に目を通したところだった、が……
■サロメ >
先程机へと落とした羊皮紙の束へと視線を落とす
視線は、僅かに悲しげな色を孕む
「(2年の月日が過ぎて、クシフォス殿の名を聞くことになるとは…)」
椅子の背もたれを軋ませて、天井を仰ぐ
あの頃はまだ自分は、前団長オーギュストの副官として日々を喘いでいた頃だろうか
否応なく視界に入る王国貴族達の腐った現実と、
自分達が命を賭けて守らねばんならないものの狭間で揺れていた頃
彼はそんな中にあって、騎士としての憧憬をもつに値する人物だった
「何かの間違いであれ、…と思いたいな」
実は生きていた、という可能性も
生き返った、という眉唾も
そのどちらも自分の見た過去が証明してしまっている
あまり、薄い希望は持たないほうが良いのかもしれない
■サロメ >
「……やれやれ、苦しいところだがやむを得んか」
独り言ちて羽ペンを走らせ、書面をしたためる
件における本戦略への、第七師団としての助力
訓練されたワイバーンの都合と、早馬の貸付け、前線人員の派遣
そして挟撃に合わぬよう魔族の国への一層の牽制と防御態勢の構築
今の第七師団で動員できる者すべてを動かす必要があるが、火急の事態である
何より…他の王国軍の師団長達には大きな借りがあった
「あくまでも可能な範囲でだが、恩は剣で以て返すが騎士の習い、ということにしておくとしよう」
書文を革紐で括り、それを手に椅子から立ち上がる
■サロメ >
「王城の本会議室へこれを。
…金銭援助が欠けていることを突っ込まれる前にさっさと退散するんだぞ」
部屋の外で待機していた部下を呼び、書面を預ける
後半の言葉には苦笑いしつつ肩を竦めていたが、無い袖は振れないものである
第七師団は貧乏師団である
なぜなら前団長の頃から基本的に王国貴族に睨まれることしかしていないからだ
■サロメ >
「……さて」
再び執務室への椅子へとつき、一息
タナール方面のあれこれも考えなければいけないが、小休止だ
「(今回の騒動、どういう形に転ぶか。…願わくば)」
彼とは、もう一度話をしたいと思っていたが…
おそらくそれは叶わぬ夢
そんなことを考えているうちに、意識は僅かな時間の微睡みへと沈んでいった
ご案内:「王城・王国軍第七師団執務室」からサロメさんが去りました。