2020/04/22 のログ
アルヴィン > 気づけば、王都へと至ってからというもの、いくつもの討伐依頼を果たし、無理も重ねてきたのだった。
眠らずに砦へと物資を運んだこともある。
身体は…間違いなく疲労を貯め込んでいたのだった。

それが今、湯の熱が身体に染み入ってゆくのと入れ替わりに、まるで湯の中へと染み出てゆくかのような心地よさだ。

騎士は、瞑目したままに大きく大きく息をつく。

これほどに、身体をいとうのは一体いつ以来のことだろうか、と…。

ご案内:「九頭竜山脈の湧き湯」にアルヴィンさんが現れました。
アルヴィン > 十分に、身を休めることは叶ったろう。
騎士は、老いた師がよく口にしていた言葉を思い出し、微笑んだ。

曰く、三つの「養」こそが大事であると。
鍛錬し、技を磨く…修養。
たっぷりと食事をとり、身体を作る…栄養。
そして、しっかりと休む時は休むという…休養。

この三つの養を以って大成せよと、よく師は言ったものだった。
そんな言葉を今、騎士は湯の中に思い出し、苦笑する。

さても己は、最後の一つが下手なことだ、と…。

そんな騎士にとり、この湯はよい休養となったのだろう。
欠けた月を頭上に戴き騎士は、その身を十分に養ったのだった…。

ご案内:「九頭竜山脈の湧き湯」からアルヴィンさんが去りました。
ご案内:「王都近郊の街道」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を凝らすための手段に他ならなかった。

「――――よし。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
その事を理解している兵士達も、御国の為ではなく、利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑であった。

ご案内:「王都近郊の街道」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「九頭龍温泉/女湯」にサマベルさんが現れました。
サマベル > (今日は娼婦のお仕事もお休みして、身体を
休めに湯治場としても有名な九頭龍の水浴び場を訪れ、疲労回
復効果のあるお湯を今日は選び露天風呂へと向かう。
女性専用と書かれたのれんをくぐり、脱衣場へ入れば来ていた
衣服と下着を脱いで籠に入れて。
惜しげもなく一度裸身を晒してから身体にタオルを巻いて髪を
アップにして浴場へ向かい、中へと入っていく)

「あら、何方もいらっしゃらないなんて珍しいですわね。
貸切ではありますけれど、少し寂しいですわ……まぁ、その
内誰かいらっしゃるかも知れないですわね」

(誰もいないことに残念そうにし、身体を洗う場所に腰掛けタ
オルを解いて裸身を晒す。
それから湯に入る前に汗や汚れを落とそうと、スポンジに石鹸
水を染み込ませて泡立て、柔らかく洗い始めていく)

ご案内:「九頭龍温泉/女湯」にリアさんが現れました。
ご案内:「九頭龍温泉/女湯」からリアさんが去りました。
サマベル > (丁寧に肌をマッサージするように洗い
それが終わればお湯で泡を流して。
髪を纏めてからゆっくりと湯船に足元から浸かり、乳白色の
湯に肩まで入ってほうっと一息)

「いいお湯ですわね、なんだか疲れが身体の中から染み出して
流れていくみたいですわ。
お湯の色もなんだかお肌に良さそうに見えますし、飲んでもい
いお湯でしたかしら?」

(お湯の質次第では飲んでも身体にいいお湯もあり、このお湯
は飲んで大丈夫でしたかしらと首を傾げて。
取りあえず、駄目かどうかわからないので飲むのは控え、気持
ち良さそうに湯に身体を浸している)

サマベル > (湯に浸かることしばし、十分に身体を
暖めて疲れも何となくとれたような気がするくらいで湯から
立ち上がって)

「余り長湯しているとのぼせてしまいそうですし、そろそろ
部屋に戻りましょうか。
今日は良く眠れそうですわ」

(脱衣場へと戻りタオルで身体を拭いて、新しい服に着替え直
してから、取ってある宿の部屋へと帰っていく)

ご案内:「九頭龍温泉/女湯」からサマベルさんが去りました。
ご案内:「聖バルバロ騎士団 拠点前」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > 聖バルバロ騎士団の拠点は王国内各地で設けられている。
街の中でも外でもそれは変わりがない。

街道沿いであろうと、最低限立て籠れるような広い建物を
中心に部隊が展開されているのが特徴である。

今はそんな建物の前で退屈そうにお茶を楽しんでいるネメシス。

果たして、今日はどのような人物が現れるだろうか?

団員達に連れてこられた哀れな犠牲者。
ネメシスの知り合い。
はては、騎士団に恨みを持つもの。
または義憤に駆られた正義の味方。

はてさて…。

ご案内:「聖バルバロ騎士団 拠点前」からネメシスさんが去りました。