2019/12/09 のログ
白冥花 > 降り注ぐ月光から得られる純度の高い魔力。
それとはまた別に純白の花が咲き乱れる領域に踏み込んでくる魔力を無造作に積もり重なる花弁を踏みつける足の重さを乱れる空気の機微を感じ取り、純白の花達は時折吹く柔らかな夜風とは全く逆の方向に咲かせた大輪の花を揺らす。

歓迎、悦び、植物ゆえに感情などはない。
しかし、魔性であるために存在する生殖本能が苗床になりそなニンゲンに対して興奮した様子に近い姿を見せる。

今まで蕾状態だったものがはらりと解けるように花咲かせ、大輪の花を咲かせるものは甘い香りを周囲に漂わせ、我慢できぬものは千載一遇の機会を逃さぬために茎を身体を伸ばし始め、魔力を淫紋を輝かせる下腹部を浸蝕すべくじゃれつくように女の足首を柔らかな肉質の蕾でソロりと撫でる。

歩みを邪魔する事は無い。
もし邪魔をするとすれば此処から逃げようとする時だけであろう。

魔性なる純白の花「白冥花」は侵入者を歓迎する。
その女の歓迎に白冥花の漂わせる甘い香りに新たに惹かれたモノも花畑を目指しているが、今は遠く、それは花達が望んだものでもなく、だが着実に小さく聞く者を不安にさせる羽音が遠方から花畑を近づいてきているのであった。

レフェーリア > さながら食虫植物に嵌まり込んでしまった羽虫の様に、それ程悪い気分はしないものだった。
自分の周辺から漂ってくる甘い香りに、足首をそろりと撫で上げて来るかの様にツタが這いまわる感触に小さく身体を震わせる。

「っ…はぁ……もう…私、は……」

月に向かって背を伸ばしていた花々が自分の姿を歓迎するかの様に花開いて行き、甘い香りも更に強まって身体を思わず身震いさせる。
自分でも愚かな行為で、一度は戻れたかもしれない真っ当な生活がまた大きく離れる事になる。そう自分でもよく分かっていたのに身体に残る熱気の方が勝ってしまっている。

淫らな欲求のままに、やがて辿り着いた花畑の凡そ中心部で、唯一身に纏っていたローブを取り払い、投げ捨てる。
下腹部に輝く淫紋の形状も花を模した形状を備え、周りから漂う魔力に呼応して淡く光を放ち続けると。

「……っ――!」

何が待ち構えているのかを殆ど予想しながら、その場で足を開いたまま花の中へと身体を仰向けに寝かせた。
まるで蜘蛛の巣に捕らわれた虫の様に、既に潤みを帯びた秘所を花畑の中へと潜り込ませ、胸元の膨らみをも花の間近に寄らせてしまって。

白冥花 > ――…純白の蕾をつけた蔓が枯れ木にそうしたように白冥花は新たな苗床へと群れ集う、さながら新たな花を迎えるように、彩り飾るように。

ふわりと柔らかな純白の花は自分達とは違う体温と言う熱に感化されて、重なり積もる切り離した花弁達の合間からも新緑の蔓を伸ばし、蔓のあらゆる場所に大小様々な蕾を生み出して今まで身体に蓄えてきた月光の魔力を生命力に変えて、苗床をただ犯すためだけにその生命力を消費していく。

女がローブを捨てるなら、ローブに残る魔力の残滓を貪るためだけに蔓が空中を這い伸びてシュルリとローブを束ね捕らえると一斉に其処に白冥花は群がり、異様な光景を女に見せ付けるが、その残り香の如き微弱な魔力に眼もくれず純白の花を咲かせるもの達は白い花弁のベッドに身体を仰向けに倒す女に群がり始めた。

植えつけた種を十分に育て芽吹かせそうなほどに熟した肢体によりそい、豊満な起伏激しい肢体に向けて花弁を大きく広げて大輪に花を咲かせると、すっぽりと左右の滑らかそうな柔肌が作る乳肉の鞠に覆いかぶさり、花弁をもって乳房をおしながらまるで人の手のような形で女の乳房をあますところなく揉み始める。

白冥花達の蜜とは違う湿りと潤みを感じ取れたものはまだ蕾状態である先端をそんな秘所の割れ目に寄せると、其処を柔らかな筆の穂先に近しい蕾でスルリスルリと上下になぞることで、女の肉壷を刺激して其処より滴る蜜をねだるのだった。

――…そんな美しい苗床を前に、芳しく香る白冥花を香りに招かれた巨大な蜂に似た羽虫が降り注ぐ月光を背に浴びて、影を生み出しながら複眼で女を見下ろす。

膨らんだ腹の部分、正常な虫であれば針を携える部分から長い奇妙な尻尾のようなものを垂らし、揺らし、ジィとその複眼で見下ろし続け、硬い六本の足を大きく広げて何か狙いを済ませ、チャンスを窺うような姿を見せている。

レフェーリア > なるべく花を踏み潰してしまわない様にゆったりとした動きで、茎を掻き分けながら寝そべっている合間に、空中のローブが蔦によって掴まれる奇妙な光景が目に入る。
まるで自分の行く末を暗示しているかの如き光景にも何も物怖じする様子は見せず……このまま逃げようとしても、決して花々は自分を離してくれない事は分かり切った事だった。

「あぁ……はぁ、ッ……!」

ひんやりと柔らかな花弁と茎の感触を感じ取りながら咲き誇る花によって、器用にも大振りの乳房を両方とも掴まれる感触に甘い声を溢れさせた。
その内側に押し付けられる竿にも似た硬く熱い感触を先端で味わい、刺激を加えられる内に乳頭まで呼応する様にじわじわと立ちあがり硬さを増していく感触を相手へと伝えている。
同じくして秘所に擦り付けられる蕾のしなやかな感覚に擽り回される股座はひくひくと綻びかける様子を見せてしまいながら、内側より溢れる蜜の量と濃度を増して新たな恵みを花へと与えていく。
背徳であり、此方を繊細かつ巧みに刺激してくれている花々からの快楽を素直に受け入れてしまっており、艶を帯びた声と興奮は鼻のベッドの上で更に高まって。

「はぁ…はぁ……ぁ……」

ちょうど空中を仰ぎ見ていた視界の端から中心へと、僅かに聞こえる羽音と共に浮かんでいる虫の姿。
恐怖よりもその腹部から伸びている奇妙な存在は針ではない。紛れもなくこの虫もまた、自分を求めて此処にまで訪れた存在であると知ると、
蠢く身体の足を開き、自分自身の両手を使って十分に湿った秘所の内側を完全に剥き出しにしてしまった。
花に取っても重宝されるだろう大量の蜜が刺激と合わせて内腿を伝って地面に染み渡り、
その膣肉、内側は経験を幾度も積んだ、虫の器官はおろか虫の身体さえも受け入れられそうに柔らかさを有していて。
空中に向かって秘肉を晒し出す姿は、雌しべを月に掲げる花にも似ている、かもしれない。

白冥花 > この場に存在する無数の純白の花以上に熟れて艶めく女は花であった。
大小様々な蕾と花よりも美しく蠱惑的な花であると夜空に月光を背に浴びて羽を羽ばたかせる虫は理解し、周囲の白冥花の極上の蜜よりも一糸まとわぬ大輪の花に意識を奪われる。

ジガバチに属するかそれとも肉食のスズメバチに属するか、見た目からでは判り辛い魔力によって在り様を歪められた羽虫はジリジリと高度を下げると、其処を味見するかの如く己に向けられて咲き広がる美姫たる女の肉壷に雌しべに柔らかい奇妙な肉器官を寄せて、ヒタリと愛液溢れる割れ目に人並みの大きさの肉器官の先端を重ねるとぐにゅぐにゅと不気味な柔らかさでその肉穴を割れ目を掻き分けて押し込もうと動く。

その凶暴さを見せる羽虫と白冥花は共生関係にあるようで、純白の花弁を持った花々は羽虫の始めようとしている交尾の邪魔になるような行動は避けるような動きを見せる。

折角割れ目に触れて直に愛液の蜜を啜ることが可能であった蕾は羽虫に場所を譲るように下がり、何処と無く名残惜しげに女の太股の内側の薄い部分を柔らかな蕾で触り離れると、代わりに太股をなぞり上げながら、今度は女のヘソに純白の蕾をくにゅりと押し付けて触る。

まだ羽虫が狙いをつけていない豊満すぎる乳房の肉を掴まえて触れる白冥花達は邪魔されなければ好き放題に其処を弄りだすだろう、彼らが調べているのは膣肉の発する熱と弾力、五指代わりに広げて重ねて掴む花弁にググと更なる力を込めると、蔦をもちあげて女の乳房を空へと持ち上げ同時となるが花の中央部分から顔を覗かせる雄しべを使い、徐々に尖る女の乳頭をネバネバの汁を滲ませる雄しべでぐるぐると円を描くように擦り始めた。

羽虫と花と広大な面積の白い花畑には相応しく、女を彩るにも十分な姿をしている二種の雄、どちらに囚われても女に幸せな未来な見えないだろうに、逃げようとしないことが雄達の欲望を更に膨らませてしまうことに。

レフェーリア > 肉色を外気に曝け出している一人、または一輪の花に誘われる様に留まった羽虫の悍ましさも何も気にせず、彼女自身が開いた膣肉に向かって柔らかく伸びきった器官が触れる。
細やかな羽音の振動も止まって、雌しべとして開いたその内側に向かって押し付けられる器官から何をしようとしているのか、何を欲しているのかも全てを理解した上で、決して拒む動きを何も見せようとせず、

「ッ…あ、ぁぁぁぁ――ッッ……!」

割れ目の中にまで器官が押し入ってきた感覚に身体を淡く善がらせてしまいながら、羽虫の雄しべとも言うべき代物を受け入れたという実感と背徳、中を押し上げる熱い感触に素直な快感が何度も走り抜けてしまう。
弾みで中より溢れた蜜を内腿に伝わせていきながら悶える身体は、それでも空中へと秘所を曝け出す花としてのあられもない格好を甘く善がる身体で震わせる。

「あ、あぁ……あ……!」

花畑に捕らわれながら虫と身体を交えるという背徳を月明りは全て照らし、持ち上げられた乳房をも大きく膨らみ尖った先端は粘液塗れとなって、刺激に合わせて膣肉が締め上げ虫の器官を美味そうに貪る。
臍の小さなくぼみの周りには花を模した形に刻まれた淫紋が相手達から感じ取れる魔力によって更に淫猥な輝きを帯び、
光の色合いまで花畑に倣った様な明るい白色となって彼女の裸体を彩っている。
意識をとどめたままその心身共に拒む素振りは少しも見せないまま、器官が押し込まれた柔らかな蜜壺の先には、侵入される事を望んでいる様に綻びかかった子袋の入り口が待ち構えている。

白冥花 > 拒絶や逃亡する姿に興奮する獣とは違って花咲かせ一帯を純白に染めあげた白冥花(ハクメイカ)も羽虫も生殖行動や交尾が出来れば自ら身を差し出す女相手の方が都合良く、その身を発情させていく……花はより鮮やかに咲き、羽虫は一層荒々しくにである。

羽虫は擦り合わせ合うだけの交尾から女の中へともぐり込ませる交尾に変化するにつれ、複眼がニタリと笑ったような形へと変化し、鋭い顎が伸びる口内を開くと中からズルリと唾液を撒き散らすほどに水気を蓄えた舌を伸ばし、甘い鳴声をあげる女の唇を吸い付くような触感の舌でぬるりと舐りだす。

そうした中であっても押し込みつつある肉器官への反応は敏感で締め付けしがみついてくる女の膣肉に柔らかかった肉器官がグムグムと女の肉壷をうちより押し広げるように弾んで、弾んだ分だけ柔らかかった弾力を硬さにし、肉の器官というよりもペニスそのものの姿へと女の腹に押し込んだそれを変えていく。

そしてそれが気持ちよいのだ。
貪ってくるような刺激に張り詰め始めているペニスを震わせ、其処から初めて大きく広げていた足を使って仰向けに横たわった女の腹部を挟み込んでガッチリとしがみつき、その背に硬い足先を押し付けて密着を果たし、舌だけは器用に女がもっている豊満な乳房の肉の谷間を通すようにして、執拗に女の唇を舐めようとしている。

豊満な乳房の膨らみを掴んで離さない白冥花は掴みあげるだけ掴みあげて、行き成り花弁で掴んだ乳房を掴む力を緩めてパッと手放すと、乳房の肉厚な弾力に堪え切れなかったのか花の中心部の窪みからニュキと反り返るどす黒い雄しべを人間の性器にそっくりなそれを露出させ、その切っ先から女の胸元に向けて悪臭放つがまん汁をとろりと零す。

レフェーリア > 際立つ花の香りと忙しない蜂の羽音は一際大きさと強さを増したかの様に感じる事が出来て、彼女も自分に群がる植物と虫とに呼応して熱気に満ち溢れていた身体をより鮮明に疼かせて悶えていき、甘い声は絶えずその口から溢れ続ける。

「ッあぁぁぁ…んぅっ…ん、ぶぅぅぅ……――!?」

単純な侵入より内側に収まっていた器官が盛り上がったかの様に形を変えて、ほぼ完全な雄の生殖器に形と大きさまで変えてしまった感触に変わらない喘ぎを溢れ出させていた口に、乳房の谷間を通り抜けて伸びた舌先が唇を塞ごうとうねる。
虫でありながら此方の痴態を眺めて確かに笑っている様な表情を浮かべた無機質な顔に、がっちりと抑え込まれた格好ではどれだけ暴れようともペニスとなった器官は決して内側より引き抜かれはしなくなっただろう。
彼女もまたその下品にさえ思える欲望に返す形で、舌先を伸ばして虫との接吻を果たした。舌同士を絡め合わせて、表面に纏った水気を丁寧に肉感的な唇で啜り、喉を鳴らして飲み込んでいた。どれだけ淫らな行為であっても、相手達に対しては抵抗しないまま全てを受け入れ続ける。

過剰な程に強い悪臭が漂う花の種汁によって胸元が汚されても大いに喜び、どす黒い雄しべが差し出されたならば口の中にも受け入れて蜜と粘液の味わいと存分に堪能し続けた。
嬉々とした調子で身体を震わせている虫との交合にも膣肉は蜜を垂れ流しながら子宮の中に仔種が注ぎ入れられるのを心待ちにしてしまっていた。淫紋の輝きは白さを増して、大輪の花をその下腹部に咲かせ続けて――

「ッあはぁあぁ…ああ……はぁ……」

……やがて恍惚の表情を浮かべる彼女の秘所からは、周りに群がるものと同じ白い花が複数本咲き誇り。
その花の上には蜂の幼虫が数匹、分泌されたばかりの蜜を求めて群がっていた。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原)/草原地帯」から白冥花さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原)/草原地帯」からレフェーリアさんが去りました。