2019/06/10 のログ
■リス > 「……今は、ダメ、ね。」
少女はひとりでつぶやいた、今は正直国がお祭り騒ぎの状態である。
ドラゴン急便も始めたばかりだし、あれやこれやと手を伸ばしていては、問題が起きた時の解決が難しくなろう。
まだ、ドラゴン急便も、軌道に乗り始めただけであり、安定してるといっていいかは疑問が残る。
今はあまり急ぎすぎないほうがいいだろう。
少女はそういう判断をして、うなづいてみせる。
そして、計算していた書類を仕舞い、ふう、と軽く息を吐き出した。
さて、どうしようかな、と。
■リス > 「さて、と。」
少女は書類を片付け終わり、売上金などもしっかりと仕舞っていく。
全て片付け終われば、満足したように一つうなづいて見せて。
よし、と笑ってから一度店の方へと足を運んだ。
「じゃあ、今日は上がるけれど、あとはよろしくね。
何かあったらすぐに呼びなさい、ね。」
少女はミレーの店員達に言葉を。
正直、強盗が入ろうとも警備には傭兵を使っているし、それに……何を隠そう。
店員には人に変化したドラゴンも混じっている。
並みの盗賊程度であれば簡単に撃退もできるだろう。
じゃあ、お願いね、と全員に挨拶して。
少女は自分の家へともどるのだった―――
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 庶民居酒屋」にミユさんが現れました。
■ミユ > 「んっ、しょっと…」
トコトコと店の中から現れたのは白髪猫耳尻尾のミレー族。今日も立てられるオープンの看板。
オープンしてまだ間もない居酒屋。そんなお店の雇われ店主。
今日は誰が来るか楽しみにおもいながら、店を見渡す店主。
テーブル席2席、カウンター席4席といった、お世辞にも広いとは言えない店内。
まだ接客業に慣れてないミユには丁度良いサイズとも言える。
カウンターの後ろには一級品のワインからエールの樽まで所狭しと並べられている。
たいていのお酒はここで呑めるんじゃないかと思わる種類の量。
そして、閉店前には殆どお酒が無くなっていても、夕方の開店には全て揃ってる、
そんな奇妙なお店でもあった。
2階より上はミユの雇い主が管理する連れ込み宿。内装が綺麗とあってか人気の宿である。
ミユは店の中に入り、手早く来客準備をしながら、来店客を待つのであった…
■ミユ > 「ふうっ…」
カウンター内に並ぶ数々のお酒。その種類は様々、ミユは全てを覚えきれずにいた…
それぞれのお酒を手に、そのラベルを見ては味見をして覚えてゆこうとするミユ…
でも、名前はそれなりに覚えられても、味まではなかなか難しいところ…
どのお酒も千差万別…ひとそれぞれの好みがあり、オススメを探すのに難儀していた。
味見していくうちに少しお酒が回ってきたことを感じると今日はこれくらいで…
と、グラスを洗い、食器棚にもどしていく…
まだまだ新しい店内。まだ木材の香りが鼻腔を擽る。
「そろそろ閉店時間かなぁ…」と、あいかわず、誰も居ない店内で呟くミユ…
オープンの立て看板を下ろしにゆくと、店の中を綺麗に掃除していって…
店に鍵をかけると…邸宅に戻って行くミユであった…
ご案内:「王都マグメール 平民地区 / 庶民居酒屋」からミユさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 寝室」にリシェさんが現れました。
■リシェ > 「…これ、ですか…?」
(今日も今日とて、お部屋で、お仕事。
どうやら、今日の所は、既に客が部屋に居て。
その人物の、前に立ちながら。軽く、首を傾げてみせる…指摘されたのは、其処を飾った、黒い首輪。
何の変哲も、特殊な機能も、存在していないものの。だからこそ、逆に。大勢の、ミレー族等に、奴隷達に、使われている物。
それを、填められているという事は。)
「はい。…今夜は、そういう、趣向だそうなので。
お道具ではなく、奴隷と思って。わたしを、お使い、いただけますか…?」
■リシェ > (似合いますか?なんて、訊いてみる。そのまま、客へと、歩み寄った途端。)
「……!?っきゃっ、っ…!?」
(ぐぃ。その、首輪を。掴まれて。一気に、寝台の上へと、引き倒されてしまう。
たまたま、客の、好みや趣味に、合っていたのだろうか。
次に、何かを言える間もなく、有無を言わさず、唇も。唇で塞がれて。
ぎしり、寝台が軋み、悲鳴を上げ始める。
…直ぐに。声を上げるのは、少女自身も、同じとなる事だろう。
甘く乱れた、その声が尽きるのは。果たして、どれ程、先の事となるのだろうか…)
ご案内:「王都マグメール 王城 寝室」からリシェさんが去りました。