2019/03/05 のログ
ご案内:「九頭竜山脈の温泉」にモカさんが現れました。
モカ > 知る人ぞ知る秘湯というのがしっくり来るような、木々に阻まれた道筋の先にある場所。
丁度温泉の周りが崖のようにに切り立っており、突き出した湯船が王都を臨む夜景を一望できる。
無論、周囲に広がる自然も見えるが、夜となると風に揺れる木々の声しか届かないだろう。
脱衣所もないような場所だが、人が来ることも滅多にないそこにやってくると、カンテラの明かりを頼りに、大樹の陰に身を潜めて、軽くあたりを見渡した。
誰もいないことを確かめてから、ワンピースをスポッと頭から脱いでいき、スリップの肩紐をずらすと、すとんと白地が地面に広がっていく。
白の上下も脱いでいき、一糸まとわぬ姿になれば、服を畳んで鞄の下へ。

「……はふ…」

鞄から取り出した、お手製の小さな手桶で掛け湯をした後、そっと足先から湯の中へと浸かっていった。
乳白色の水面は、控えめな胸元を靄に包み込み、深く沈んだ安産型の臀部も隠してしまう。
長い銀髪は水面に届かないように頭の後ろで折り返すようにアップの形で留めているので、濡れることもない。
縁に寄りかかりながら、心地よさにあふれる吐息。
紫色をゆっくりと細めて閉ざしながら、脱力とともに暖かさに浸っていった。

ご案内:「九頭竜山脈の温泉」に織部 京華さんが現れました。
織部 京華 > (先客の浸かる秘境の温泉のすぐ傍ら、何もなかったはずの地面にいきなりぽうっと灯った輝きが魔法陣を描く。そしてその直上、ホタルを思わせる光の粒子がどこからともなく集まっていったかと思えば――――パァッと強烈な白光で一瞬周囲を照らし、方陣共々消え去った。後に残るのは東方風の《着物》と呼ばれる着衣に似た物を羽織るまだ成人前と思しき一人の少女。重力に反して浮き上がっていたぬばたまの長髪を、着物の袖裾と共にふんわりと下ろしつつ、長い睫毛に縁取られた双眸をぱっちりと開いて)

「――――……え?」

(紫水晶を思わせる瞳が、立ち上る湯けむりの中に先客の姿を見つけ、思わず、といった調子で小さな驚きの声を上げてしまった。)

モカ > 「……?」

王都の喧騒が苦手なのもあり、一人で静かに湯を楽しむひと時の幸せは…言い表せぬ程に安らぐ。
くたりと空を見上げるように首を傾けると、傍で発した異変に瞳が緩やかに開かれた。
なんだろうかとそちらを見やれば、地面の上に浮かんでいたのは魔法陣。
何故こんなところにと小首をかしげると、光の礫が集ったと思いきや、爆ぜるように光が飛び散っていく。
びくっと猫のように身体を小さく跳ね上がらせながら、唐突の出来事に硬直していると、そこに現れたのは見慣れぬ格好の少女。
開かれた瞳は自分と似た紫色を映し出し、紫玉同士が重なり合う。

「……えっと」

パチパチと何度か瞬きながら、見開いた紫色が彼女に釘付けになりながら、とりあえず何かを紡ごうとした。
とはいえ、驚くのはこちらの方だといいたいのだが、混乱しているが故にそこまでは言えず。
互いに視線を向かい合わせながら呆然とする、妙な状態になるだろうか。

織部 京華 > (驚きの声を上げた唇を白くて華奢な手指で上品に隠したまま、お揃いの紫瞳をこれまた鏡合わせの如く数度まばたきさせてしばしの沈黙。そんな中、揺らめく湯水の下の裸身を半ば無意識に確認しようと視線が落ちて、目的の物が乳白色のヴェールに隠されていることに若干のしょんぼり感を滲ませた後―――ハッと何かに気付いた様な所作を見せ)

「すみません、まさかここに先客がいるなんて思いもよらず、つい、無作法をしてしまいました。」

(軽く、しかし丁寧に頭を下げる。黒の艶髪がサラリと揺れて頬を擽るのを、折った腰を戻す動きに合わせて指先で耳に掛ける。そして、大人びた落ち着きの中に若干のはにかみを滲ませつつ唇を開いた。)

「私は織部京華と申します。怪しい者では……い、いえ、十分に怪しい登場でしたよね。 ですが、種を明かせばそれほど怪しい物ではなくて、その、あの――――……ご一緒してもよろしいですか…?」

(説明の最中、薄着の浴衣一枚きりの細身が吹き付ける寒風にブルリと震え、続きは出来れば湯水に浸かりながらしたいという願いを覗かせる。)

モカ > お互いにお見合い状態となってしまい、水面が揺れる音だけが静かに響き渡る。
ふと、視線が僅かにそれて、下へと向かっていったのは気づいたものの、同性相手に自ら想うモノというのがない為か、深く気にする様子はなく、きょとんとしたまま小首をかしげていく。

「……確かに。私も…同じ考えだったから」

言われてみればそうだと、小さく頷いて納得を示す。
自分とて、ここに誰か来るとは思わないのだから驚いたのだから。
そして、口調もそうだが、先程の仕草も髪を掻き分ける仕草も上品。
しゃなりとした動きに、慎ましげな微笑みに魔術と、おそらくお城か何処かのお嬢様なのだろう。

「おりべ、きょうか……怪しいというか、驚いた感じ…。ふふっ、どうぞ? 私はモカ……名字はないよ」

怪しくないと言葉をまくしたてる様子にクスッと薄っすらと笑みを浮かべながら、緩く頭を振っていく。
寒風が吹き抜け、葉葉が擦れ合う音が冷たさをより強く感じさせて、震える様子に眉を顰めて笑う。
どうぞと促すと、あまり着替えるところをジロジロ見ては良くないだろうと、視線は再び景色の方へと向けて彼女を待つことにした。

織部 京華 > (彼女もまたこちらと同じ驚きを共有したのだと知れば、自然、緊張気味だった少女の表情も蕾が華を咲かせる様に綻んだ。説明も終わらぬと言うのに同席を願う粗忽に対する鷹揚な返事が、その表情を更に柔らかくするも、その際に届いた控えめな笑いの気配には気恥ずかしさも覗かせる。)

「ありがとうございます。では、失礼して――……」

(夜風が枝葉を揺らす音と、湯水が緩く波打つ音だけが存在する静穏の中、シュルシュル…という上品な衣擦れが響く。掛け湯をするにも手桶すら無いため、無作法は承知でそっと足先を沈め―――湯水をそっと掻き分ける様に歩みを進めた。真っ直ぐ彼女の眼前へと。気を使って視線を反らしてくれた彼女の注意を惹くように、ゆっくりと、しかしどこまでも近付いていく。紫玉の視界の隅に、スラリと華奢な純白の肢体の一端が映り込む事だろう。そして彼女が誘いに負けてチラとでもこちらに視線を向けたなら――――その眼前に異様な物が突きつけられる事となるだろう。肉付きの薄い未成熟な下肢から隆起する、淫水焼けも禍々しい肉束のうねり。それは並の男のサイズを悠々と凌駕するふたなりの勃起ペニス。赤黒い亀頭の先には先走りの雫が滲み、濃厚な雄の香りを放っていた。)

モカ > もうすぐ春が近いとはいえど、未だに風は冷たいし、暖炉の火は必要な季節。
東洋の服装はあまり詳しくなかったが、彼女の寒そうな格好に待てとも駄目とも言えるわけがなく。
自分を棚に上げておいて言うのもあれだが、変わった子だなと思いつつ、衣擦れの音が背後で響いていた。
そして、水面が揺れていき、その波紋が僅かに顎を撫でたところで来たのかなと気づくも、自ら視野に飛び込んでくるなら振り向くまでもないだろう。

「よくここに来るけど……静かだし、気持ちいいし、いい場所――……っ!?」

僅かに視線を向けて、彼女へと話しかけていくものの、その声はすぐに途切れてしまう。
眼前に飛び込んだのは、彼女には付いているはずもないもの。
それも男性とてここまで立派な物を拵えていることはないだろうという、牝を犯し尽くした様な赤黒い肉杭。
浮かび上がる前立腺液の濃い香りがぞわりと肌を粟立たせていき、紫の瞳は先程以上に見開かれた。
思わず湯船の縁へ押し付けるように身体を引いてしまい、凍りついた困惑の顔が、彼女を見上げているだろう。

織部 京華 > 「―――――……ッ♡」

(ゾゾゾッと背筋を駆け上がる異様な愉悦に、思わず甘声が漏れそうになった。京華は元々ふたなり娘という訳ではない。化物宿で半妖へと変質し、様々な淫術を習得して、ペニスどころか無数の触手などまで自在に生やすことが出来る様になったとは言え、普段は生来の姿を保っている。それをこのタイミング―――予期せずして裸の付き合いをする事となった娘が視線を外しているその隙に、密かに発動させた淫術にて生やしたのかと言えば、あまり性の匂いを感じさせない彼女がいきなりこんなモノを見せつけられてどういった反応を見せるか知りたかったから。そして、こんなグロテスクな物を生やした己を見られる事への背徳の悦びを味わいたかったからに他ならない。生やして早々の猛々しい膨張と、先端に滲んだ先走りの雫は、そんな変態的な興奮によって醸し出された物なのだ。)

「―――あの…その様に固まってしまって、いかがされましたか?」

(そんな変態娘には、年上の娘が見せた初々しい反応は好ましい物だったらしい。当然の驚愕に対して、わざとらしくもキョトンと小首を傾げて問いかけて、湯船の縁へと逃げる体躯を追いかける。普段と変わらぬ楚々としたお嬢様の親切心を装いつつも、白磁の頬を染める興奮のピンクと、そして何よりビクッ、ビクンッと戦慄く巨根の滾りは隠せていない。それどころか、その卑しい肉欲を彼女に見せつけてさえいるのかも知れない。)