2019/02/02 のログ
■ジナイア > そうか…と声を漏らして熟れた唇が更に微笑む。
「では…お手並み拝見といこう」
言うが早いか一歩、踏み込むと同時に身体ごと腕を一振りする。三節崑は鞭のようにしなり、ひゅ、と軽い音を立てて瞬きの間に先端に付いた切っ先が相手の脇腹へと迫っていく――
■キニス > 「さぁ、来い…!」
彼女の踏み込みと同時に放たれる攻撃
遠心力により、音をも置き去りにするその一撃を予測し、左手で剣を抜き防ぐ
カキン、と鉄がぶつかる音がし、火花が散る
「流石に早いな…それにリーチもある」
魔力の流れを感知してギリギリ防げた一撃
これをもう一回打たせるのはリスキーだ
そう判断すれば、左手だけに剣を持ち、突き進んでいく
■ジナイア > 「一応、『飾り』以上には使えるようにしている…」
防がれた光景に目を細めて、距離を詰めてきた相手に距離を保つように背後へをステップを踏む。同時にぐい、と腕を引けば、投げた三節棍の切っ先が今度は背後から彼を狙って迫って来る。
先のような遠心力の力は無いが、引っ掛かればそれなりに傷は負うだろう
■キニス > 「…!」
彼女の動きを見て、後ろを振り向く
迫って来るのは三節崑の切っ先
これは予想外だと思い、咄嗟に伏せるも肩に切っ先が掠る
服装を切り裂き、軽く肩に刃が入れば、鮮血が吹き出る
「やるじゃん…ピーキーな武器をよく使ってるわ」
立ち上がり、彼女を見据える
距離が埋まらない…と思えば、どのようにすれば、考えつつ、相手の動きを観察する
■ジナイア > 「相手の裏を掻かねばならない程度には、非力なものでね…」
取り澄ました顔でそう言って、戻ってきた切っ先をぱし、と受け取る。男が様子を伺っているのにくすり、と笑って
「…こちらの手の内を全て攫ってから来るつもりかね?」
1歩、2歩目でひそやかな疾駆を始める。その穂先の圏内に入るや否や再び腕を一振りして刃を投げつけた
■キニス > 「そうは見えんが…な」
彼女の言葉を聞けば、肩の傷を治す
回復魔法さえあればこの程度の傷は完治できるもので
何事も無かったかのように腕を回す
「いや、そんなことは無いけどな…!!」
彼女の動きを見て、身を屈めて刃を掻い潜る
なんとか彼女の一撃を避ければ、空いた右手で何かを投げる
小さな麻袋。中に入っているのは灰だ。それを彼女の顔にぶちまけるように投げる
彼女の視界を奪うための攻撃である
■ジナイア > ひゅん、と音を立てて刃が戻って来る。その勢いを消さぬままぐるりと腕を回せば、刃の無い柄がしなりながら勢いを増し、男に再び向かっていく――
「!?う…っ」
その間に投げつけられた『何か』から咄嗟に顔を逸らす。
が、横顔――左側にばさり、と灰をまともに被り、拍子に吸い込んで咳き込みそうになる――何とか獲物の勢いを殺さぬように腕を振り切った所で、堪えきれずに咳き込み
「何だ…!?」
獲物を手にしていない方の手で左目を乱暴に拭った
■キニス > 「うっ!」
右手の剣を引き抜き、刃の無い柄を防ごうとするが…
抜刀が間に合わず、腕に打撃を食らう
投げた灰のお陰で少しはダメージが防げるだろうと思ったがかなりのダメージを受ける
「クッソ…灰だよ。単なる灰だ」
彼女へ早々にネタバラシすれば、彼女へと急接近する
左手の剣を彼女の脇腹へ突きさそうと突き出して
■ジナイア > 「単なる…ね」
男が迫って来る様子を右目で確認する。侮れないな、と呟きながら左目は瞑ったまま、自身の右脇腹を狙う斬撃から左を軸に身体を回転させて躱す――その勢いのまま、彼の背後へと回し蹴りをお見舞いしようと右脚を跳ね上げた
■キニス > 「ぐっ…!」
彼女の回転蹴りを受ける
だが、体格差と背中という当たり所からか
大したダメージは受けていない
「そうそう…毒物は入ってねぇよ」
距離は未だに近い
ここから距離を離すのは危険だと判断し、更に押し込む
もう一度、剣を今度は彼女の胸に突き刺す…と見せかけて、ローキックをお見舞しようとする
■ジナイア > 蹴りに対して相手が耐えてしまえば、ひそかに唇を噛む。
左側の視界は悪いままだ。胸元へ向かったと思われた斬撃を避けようと身体を逸らした所で、まともに足元への打撃を受けて転倒する――
「くっ」
声を漏らしながら三節棍を持ったままごろりと1回転して体勢を立て直し――
「少し離れてもらおうか…!」
両手を複雑に取り交わしで振り動かせば、三節棍の刃が嵐となって女の周りを跳ねまわった
■キニス > 「よし、入った…!」
フェイントが上手く決まり、ニヤリと笑う
転倒したところで追撃する…と考えるが、何かしてくる…と踏み
その場に留まる
「チッ!!滅茶苦茶だな!!」
彼女が体勢を立て直したところで再度、攻撃を仕掛けに行こうとするが
三節棍の刃が嵐の如く振り回されれば、それをうまくいなして距離を取る
■ジナイア > 最後の一振りをぱし、と右手で受け取ると、肩で息をしながら立ち上がる。熟れた唇からはふ、ふ、と乱れた吐息が漏れていた。
「相手が滅茶苦茶だったほうが…すこしは楽しめるだろう?」
吐息を零していた唇が不敵に微笑う。そうしてまた柄を背後にしてゆらりと佇み――今度は真上に腕を跳ね上げる。次には男の頭上に刃が音を立てて迫っていた
■キニス > 「はっ!…とか言いつつ疲れてんじゃねぇかよ…!」
彼女の唇を見据える
今はその熟れた唇がセクシーだとかの感想は浮かばず
その呼吸の乱れに付け込もうと策を練る
「ってぇ!…まだ小細工を続けるか!」
頭上から迫る刃。
それをすんでのところで回避するも、肩から腋にかけて大きく切り傷を残す
痛みで膝を付こうとするが、そこからさらに畳み掛けられるのを恐れ、フラフラしつつも立ち続ける
(クソ…今の攻撃で…)
左手に力が入らない。どうやら鎖骨も行かれたようだ
剣を落とすと、右手に剣をしっかりと持ち、相手を見つめる
■ジナイア > 「言ったろう…非力故の小細工だ」
ぐい、と腕を引いて刃を引き戻す。ぱし、と受けながら頭の中で算段をし始める――
自分の呼吸は整いつつある。左の視界は奪われたままだが、足への打撃も立てないほどではない…
「…どうするね?降参するというのなら、此処で手打ちといこうじゃないか…」
対して相手は相当なダメージを受けているように見える…が、『長く生き死にしてきた』相手を見くびれるほど、警戒心が薄いわけではない。
距離を取ったそのままで、そう、相手に問うてみる…
「また、『痛みを取るために殺してくれ』などと言われたくはないしな…」
■キニス > 「くっ…やるなぁ…」
立ち上がって、傷を癒そうと回復魔法を使うが
疲労と深手からか。焼け石に水程度しか回復できない
まだ剣を握れる状態ではないが、立って右手の剣は振れる
「いや、俺から吹っ掛けて来たんだ。降参なんざ死んでもしないっての!」
経験値で言えば、熟練の中の熟練者。
冷静に勝てる算段を積み上げていく
相手と自分の疲労もある。そろそろ決着をつけるべきか
「…それはもう二度と言わんさ。…行くぞ」
右手を前に差し出すと、赤い魔法陣を展開する
そこから特大の火球を一つ、彼女に放ち、その陰に隠れるように接近する
■ジナイア > 初めて見る魔法の攻撃に軽く目を見開く。ほう…と感心したような吐息を漏らし、次に現れた巨大な火球に心中で舌打ちをして、横跳びに跳んでごろごろと転がりながら避けた。
指輪の魔神を呼び出すには時間が無さすぎる――というよりも、自分が奔った方が早い。
体勢を立て直した所で接近してきている彼に気付く
「―漸くそちらから来たかね…!」
唇に笑みが浮かび、三節棍を握り直し、接近する彼を待ち受ける――
■キニス > 「これで魔法は弾切れだ…」
特別な追尾機能はなく、遠くまで飛んでいく特大火球
彼女の横を通り過ぎれば、はるか後方で爆発する
「そう、『魔法』は、なぁ!!」
彼女の左側の顔を覆って視界を遮っていた灰が彼の腕に集まる
右手に持ってる剣に回転を加えて彼女に投げれば、右手に小さな灰のナイフを作りだす
灰のナイフだが強度は普通のナイフのそれ。
投げた剣で武装が無くなったと油断させ、そのナイフで彼女の脇腹を刺そうと突き出す
■ジナイア > (何だ?…)
左側の異変に訝しげに眉を顰めるが、次には投げられたナイフへと視線を撥ねさせる。三節棍の柄を一振りして難なくナイフを弾くと、男の第二手―――灰のナイフには気付かないまま、そのまま肉薄してくる男の脇腹へ向かって刃を再び投げた――
「!ッうぁ……」
灰のナイフは女の脇腹へ深々と埋まる…
■キニス > 「っ…!」
深々と刺さったナイフ
勝ちを確信するが、彼女の刃も同じくして深々と刺さる
痛みに顔を歪めるも、その彼女との距離を更に詰め…顔を近づければ
「はっ…俺の勝ちだ」
耳元でそのように囁く、灰のナイフを引き抜けばナイフの形状は崩れ
普通の灰の山が手元に残る。
そして数歩後ろに下がって、膝を付けば、顔色を悪くしながらもポーチからポーションを取り出してそれを飲み干す。
回復した魔力を全て彼女への回復魔法に注ぎ込む。
これで命に係わる致命傷は回避できるだろうと、自分の傷の事は考えず彼女の事を助ける一心の魔法を放つ。
■ジナイア > 「……そう、みたいだな…」
耳元の囁きに、掠れた声を零して答える。
ナイフが引き抜かれる。唇を噛みしめ、膝をがくりと折って熱いものが流れ出す脇腹を抑えた。
そうして何とか呼吸を整えようと目を閉じていると…柔らかな、暖かい気配を感じて翠の視線を上げる。
「……キニス…何を…」
しているんだ?と問おうとして気付いた。彼が自分の回復に力を注いでいることを。そして、――それをする彼自身が未だぼろぼろの状態である事を。
「キニス…止めろ…」
私は大丈夫だから、と掠れた声を漏らしながら、未だ力は入らない腕で彼の肩に触れる。
■キニス > 「くっ…よっしゃ…」
彼女の声を聞けば、苦痛に歪みつつも笑顔を浮かべる
自分の勝利を確信すれば、心置きなく彼女を回復できる
そろそろ身体が寒くなってきた。慣れている感触とはいえ…いい気分はしない
「ん、何って…回復っ、だ…お前が、し、なないため、にな…!」
ふり絞るように彼女に告げる。
視界がぼやけて来た。震えとしびれが同時に来る
彼女は何を言ってるだろうか。まぁ、回復を止めることはないんのだが…
ただ、肩に触れる感触が少し温かい
そうして、彼女が完全に回復する頃には彼は、その命をまた一つ消費した
それは彼とっては大した問題ではないのだが、彼女にとっては…どうだろうか
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 平原」からジナイアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 平原」からキニスさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にインヴィリアさんが現れました。
■インヴィリア > 森の奥にある教会そこは、噂のある教会、外からに関しては鍵などもなく、自由に入れる建物で、青い屋根と白塗りの教会。
夜は明るく魔法のランプで明るく、外からは周りに建物がなく
比較的距離があっても、教会に来るだけなら、夜は迷わないかもしれない。
その噂は、願いが叶う的な都市伝説まがいのもの。
建物の中は、入ってすぐ分かるのは、長椅子と、ステンドガラス、そして、正面には十字架らしきものがあることぐらいか。
建物奥から、一人の神父がゆっくりと、歩いてくる。
神父は、中央まで来ると、
「今日も神の恵みに感謝をしつつ、祈りを捧げましょう。ここを訪れるものに祝福がありますように。
さて、今日はすっかり夜も更けてまいりましたが、お客様はいるのでしょうか。」
そう言って神父は辺りを見回して、外へと一度周り、墓場を確認してから、建物中に再び戻ろうとします。
墓をのぞいたのは、都市伝説で一時、夜中に訪れるものが多かったためで、それを確認したら、建物に一度戻り、暖をとるため、
魔法の鍋に火を灯そうとします。
鍋だけど火を灯せば料理も、暖もとれるもので、それで暖をとりながら、見落としがないか。辺りを再び左右に首を動かしてその場からあたりを見回します。
■インヴィリア > 「特に尋ねてきた人はいないようですが、お迎え用のスープでも作っておきましょうか。」
神父は独り言を言ってから、まずは食材と言うように、鍋を置いたまま、材料を探しに、一度教会の奥へと姿消し。
いくつかの食材を両手に持って、食材を持って戻ります。
食材は野菜を中心に、多少の肉と沢山の野菜で、それを鍋に入れてから、水を入れそこから火力を一度強めて、食材を煮込み始めます。
煮込み始めたら、肉の臭みどめにいくつかのハーブを入れて
ついでのように、薬草をいくつか入れておきます。
それぞれ、体を暖める効果にほんの弱い睡眠効果といったもので
体質により、効いたり効かなかったりといった感じもの
それを煮込みながら、あてがあるわけでもなく
時間がたてばいい匂いを辺り一面に広がり獲物を誘う罠へとなるだろうか。
神父は入り口と鍋を見張りながら、一度長椅子へと腰を落としていきます。
辺りをキョロキョロと、もう一度見回しながら、懐から、甘い香りのする薬草を取り出して、更にそれを煮込んでみようとします。
香りをつけるためで、特に効果があるものでもなく。
両手をあげ背を伸ばし軽くあくびをして
■インヴィリア > 「今日も迷う人はいなかったようです。いいことです。スープは個々においておくとしましょう。」
神父はそういって教会の奥へと姿を消していきます。
その後には甘いスープの香りと静寂さだけが支配する世界となり
ご案内:「設定自由部屋」からインヴィリアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 平原」にキニスさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 平原」にジナイアさんが現れました。
■キニス > 先ほどの戦いから数分後。
街に戻る前に数分の休憩を挟むことにし
その間に持参していた水筒の水を飲む
少しボロボロだが、傷はほぼ完治した彼女をチラッと見る
そういう自分は傷や衣服の汚れなどはなく、寧ろ保管してあった服を今着たような格好であった
「あの…飲むか?」
少し遠慮気味というか、聞き辛そうに彼女に水筒を見せる
決して彼女に圧勝したわけではない。辛勝、が良い所だ。
ではなぜこのように綺麗な格好なのか…それは
死んで、生き返ったからだ。
■ジナイア > 少し俯き加減だった女は、男からの言葉に翠の双眸をゆらりと向ける。そうしてゆっくりと瞬きをして、押し黙ったまま水筒を受け取った。
一口、飲み込んでから、再び彼に視線を戻す。そうしてやや乾いた声を漏らした。
「……本当にもう、大丈夫なのか?」
声に感情あまりないが、眉根が不安そうに寄せられている…