2019/01/25 のログ
ナイン >  そう、か。なら私は――貴方にとっては罪人だ。
 だから、その罪を購う為に。異なる罪を重ね続ける。弱かったから、強さを求める。他者を傷付け、己も傷付く。
 奪われたから奪い返す。奪われる事を知っているから…奪われた者に与えたいとも思う。
 ……矛盾、しているとは解っているさ。けれど――それが私だ。貴方が貴方を違えないように。私も、私を忘れない。

(矛盾して。歪んで。それでも尚ズレを修正する事ない侭に突き進むというのなら。
人道から、正道から、何処迄乖離していく事になるのだろう。初めは小さな角度の差異も。先へと行く程に肥大化するのだから。
だが、自覚して尚、という部分の吐露は。本当ならば見せたくない筈の物。見せてはならぬと、つい今考えたばかりのそれを、自ら翻してしまったのは…
彼が、手を晒すようにか。迂闊にもというだけか。見せてくれた物が有ったからだろう。
同じく少しは、見せなければいけないと思った。一方的ではいけないと思った。ささやかな…年頃の、融通の利かない仔娘じみた、我儘で。)

 あは。その時は、精々舞台上を引っ張り回してやるさ。おっかなびっくり、足を踏まない事だけを気をつけて、付き合ってくれ。
 …もっとも。そんなにお行儀の良い演目とはいかないけれど。

(戦争、政争、そんな劇。舞台は此の国、此の王朝。とてもとても、血腥さと無縁では居られない。
血臭どころか性臭に腐敗臭すらも入り混じる混沌具合。それでも、時と場合によっては引きずり込むと。
彼が義務を告げるなら、少女にも亦、義務は在る。――観客を愉しませる事も、亦義務であるというのなら。共に踊るサービスも、必要に応じて、か。
同じように。綻ばせる、というには些か剣呑な。笑みを浮かべてみせた唇は――)

 っく、ん゛――…!?んっ、ふ…ぅ゛、っ、…ぐ、…っん、ん゛……!

(次の瞬間には。淫蕩を成す為の道具へと成り果てる。
深く、深く。掴まれた頭を、少年の下腹へと引き寄せられて埋めるなら。一息に根元迄頬張らされる。
喉奥を突き上げられる嘔吐感を飲み込み、唾液の絡む舌腹で、喉頭の粘膜すら用い、牡を慰撫し続ける。
頭と腰との揺らぎが相乗すれば、見た目以上のストロークが、牡の幹への摩擦を生じさせ。
ぬらぬらと粘り光る幹が、紅らむ唇から引き摺り出されては…再度。泡立つ唾液を圧し出して喉孔へ。
息を、声を殺される侭、半ば喰らい付くような唇の圧。少年へと奉仕したいのか…揶揄めく言葉の通り、性を欲する淫欲故か。
濃さを増すばかりの苦味に、性臭に。胃液すら引き摺り出されて混じり合わせる、べたりと粘付く白濁した糸が掻き出され。
顎から喉へ、胸元へ…漆黒のドレスが真逆の色合いで浸食される有様も亦。侵されている証明じみて。)

 ――んふ っぅ、う゛―ぅ゛っ、っ゛…ぁ、そう――さ、らしく舌を出して、尻尾を振って…
 精々、主を愉しませる…んく、それも …務めさ、私の…

(貴族。悪漢。演者。等々――少女を形作る役目の中に。牝犬の立場も亦しっかりと、刻みつけられている。
一度僅かに唇を退き、にぃ、と態とらしい程に笑んでみせたなら。もう、後は。好きに喉を犯させる。好き好んで犯されたがる。
膝立ちの中、半分程を覗かす太腿が。強張り、そして擦れ合わされる…明確な昂ぶりと、焦れとを訴えるかのように。)

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「……フン。確かに、矛盾している。理解は出来るが、共感は出来ぬ。だが、それで良い。どうせ、他者を真に理解する事など出来ぬのだ。互いを知り、理解している。それだけで、十分だろう」

曝け出す様に告げられた彼女の言葉に、寧ろ自分自身がらしからぬ発言をしていた事に僅かに表情を歪める。
しかし、それに応える様な彼女の言葉には、内心を吐露した自分にいら立つ様な表情を見せながらも、生真面目に、真摯に言葉を返すだろう。陰謀と政争。獣欲と支配。それらで繋がっているだけの彼女に、僅かに覗かせた年相応の態度――だったのかもしれない。尤も、その表情は直ぐに掻き消える事になるのだが。

「舞台女優の足を踏む様な真似をすれば、他の観客から御叱りを受けるやも知れぬからな。精々、派手に転ばない様に躍らせて貰うとしよう」

華やかな宮中はその実汚泥の塊の様なもの。勇ましい戦場は、兵士の血を吸い続けるだけの不毛な土壌。煌めく金貨が行き交う先は、己の欲望を満たす為だけの下衆な貴族達。
そんな者達に交じって、染まって、同じように踊る相手が彼女なら。
それもまた良かろうと、高慢な笑みを返すのだろう。

「…だが、今はその理想も政争も関係無い。お前は、今宵俺に自分自身という代価を支払った。であれば、嘗ての夜の様に。俺に貪り喰らわれる事だけを考えていれば良い。全てを捧げ、従属し、命じるままに狂え。その様が、貴様が支払う代価なのだからな」

暖かな少女の咥内を肉棒が前後する度、吐精を促す様な快楽が己の脳髄に叩きつけられる。
その快楽をもっと、もっとと、少女の喉奥を突く様な抽送が続けられていたが――

「……おや。身を捩らせてどうした、ナイン。未だ碌な愛撫もしておらぬというのに、男の肉棒を咥えただけで興奮したのか?随分とはしたなく仕上がったものだな。発情した犬の方が行儀が良いぞ?」

このまま、彼女の咥内で精を吐き出しても良かったのだが、それではつまらない。ぐちゅり、と生々しい水音と共に少女の口内から肉棒を引き抜くと、穢れたドレスと擦り合わせられる太腿を見下ろして、揶揄う様に言葉を投げかけた。
唾液とカウパーでてらてらと淫靡に煌めく肉棒が、少女の眼前で存在を誇示する様にビクリと跳ねた。

ご案内:「ハイブラゼール 高級ホテルの一室」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ナイン > -後日に継続にて-
ご案内:「ハイブラゼール 高級ホテルの一室」からナインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」にキニスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」からキニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」にキニスさんが現れました。
キニス > 「今日も冷えるな…」

王都マグメールの平民地区
富裕地区ほどではないが、比較的治安が良いこの地区の広場で冷たい風に吹かれながらその場を歩く
普段は家族やカップルなどが利用し、人々の喧騒が絶えない場所であるが
今の時間…すなわち夜となると、流石にここに用事がある人もおらず、人気は全く無かった

「よっこらせっと…」

かくいうこの男もこの広場に特別用事はない
ただ、酒で熱くなり過ぎた体を少しばかり冷やそうと思って訪れたのだ
備え付けられているベンチへと腰掛ければ、天に輝く星と月を見上げる

キニス > 「綺麗だな」

ベンチに深々と腰掛けながら、そう呟く
最近は綺麗な星々が見れて気分が安らぐ
星の種類とかに詳しい訳ではないが、アレは金星だろうか
月とは別にひと際美しく輝く星を指を重ね、虚空をなぞる

「…こういう空を見て、カップルは『お前の方が綺麗だよ』とか言ったりすんのかね」

イケメンにしか許されんだろうな…と付け加えるように呟く
周りはどういうかわからないが、自分自身、顔パーツの配置が完璧とは言えない為
実際、そのような相手が出来た時に言えるか少し不安ではある

誰かが練習相手になってくれればなぁ…とそんな望みを夢想する
平民地区の広場に備え付けられているベンチに座っている酔っ払いが、である。