2019/01/13 のログ
ご案内:「紅竜の舞踊亭」にアリサさんが現れました。
■アリサ > 二階からゆっくり降りてくる。
昨日まではソロで冒険に出ていたため、今日は束の間の休日ということで長めの睡眠をとっていた。
起きたらお昼ご飯のいい時間だったために降りてきたが
「あれ、ルドウィックさん。
こんにちは、お昼からお酒ですか」
見知った顔をみつけ、声をかける。
■ルドヴィック >
「ん?おう、あー、えー、んーと」
口元からタンブラーを離し、声のした方向へと顔を向けてる
視線の先にいたのは薄い青髪の少女だ
こちらもその顔には見覚えがちゃんとある
「なんだっけ嬢ちゃんの名前。
悪ぃなぁ、まだ組んで日が浅いもんで顔となかなか一致しねえんだ。
年食うと人の顔が名前が覚えられないってーのはマジ話だね」
そういいつつ豪快にがははと笑っていた
多分覚えられないのはしょっちゅう酔っ払っているせいでもあると思う
「お前も今日はオフだろ。一緒に飲もうぜ~?」
■アリサ > 「そういうものでしょうか。
まぁ、今後覚えてくださるなら問題はないんですけど」
困った顔をしつつも、それを咎めはしない。
冒険の時に問題がなければそれでいい、というスタンスなため。
「アリサです。
アリサ・ヴィノクロフ。
アリサと覚えてくれればいいですから、お願いしますね」
そういうと、同じ机に座って槍をかけつつ、ベークドポテトとかぼちゃのスープを注文する。
「さっき起きたばかりなので、今から飲むのはちょっと……。
って、ルドウィックさんそれ何杯目ですか?」
■ルドヴィック >
「そうそう、アリサちゃんだった。
忘れないようにちゃんと覚えておかなきゃなぁ」
そう言いつつ、ナチュラルに隣に座った少女の尻にタッチしようとする酔っぱらい
「そっか残念。アレ、何杯目だっけな。
いやぁ進んじゃってよ、此処の葡萄酒がなかなかイケんだ。
大丈夫大丈夫、宿泊費分まで飲んでたりしねぇから」
たぶん、きっと
そしてとてもお酒クサイ
■アリサ > 「(お酒入ってるから、どうせまた教えることになるとは思うけど……)――っひゃぁっ!?」
セクハラの一触に気付かず、無防備なところを触られては声を上げ。
「っ、次!触ったら!殴りますから!!」
そういいつつ、威嚇しておく。
ちょっと横から逃げつつ。
「……、宿泊費は当然ですけど。
次の冒険用のアイテムとかのお金は大丈夫ですか?」
■ルドヴィック >
「(イイ反応するなあ…)」
セクハラ冥利に尽きるというものである
「いやぁでもこうやって尻の形で覚えるっていうのも一つの…逃げることないだろーに」
行き場のなくなった片手をわきわきと動かす
まったく反省の色はないようだった
「んー? まぁなんとかなるんじゃないか?
むしろ俺なんかは酒飲めないほうがテンション下がるしこっちのが重要」
なんだか適当に言いはぐらかしたような感じがする
魔法主体の立ち位置、あんまりお金を使うこともないのかもしれないが
ご案内:「紅竜の舞踊亭」にアニータさんが現れました。
■アリサ > 「せめて顔なり髪の色なりで覚えてください!
お尻の形って……毎回触るつもりですか!」
むしろ覚えられるのだろうか。
こんな形だから誰、と言われたら普通に嫌だ。
「まぁ……ルドウィックさんがそういうなら」
自分の方が新米、というのもあって強くは言えない。
さらにヒーラーが言うなら、というのもあって。
■アニータ > 「っはー!朝からゴブリンの体臭なんてもん嗅ぎたくないなぁもう!汗でムレムレの売れない商店のママのアソコみたいな最低の匂いがする!!あぁでもそもそもあいつらに雌雄とかあるのかなぁ。まーいっか、あっはははおはよーしょくーん!!」
――どかん!と、弾けるような扉の開閉音。酒場の入り口をけたたましく開けて、
ボロボロの格好で入ってくる喧しい女冒険者。
一暴れしてきた後らしく、返り血で汚れた鎧をあちこち擦れさせた姿は壮観。
しかし、弾けるような笑顔と跳ね回るウサギのような元気な声が、威厳なんてものを吹き飛ばしていた。
「おー、おっさん!!今日もお酒飲んでんの?昨日も飲んでた?明日も飲むのー?」
――無遠慮に歩み寄ってきながら、「おっさん!」と、二度目のコールを飛ばしてくる。
■ルドヴィック >
「だから年とると人の顔覚えるのが苦手になんだよ。
ケツがイヤなら乳で覚えるって選択肢も一応あるぞ?どうだ?」
なんてなー、と笑いながら冗談に決まってんだろーと続けて…
ばたーんと大きな音がする
「騒がしいのが来たな……。
うるせー俺は可能なら24時間毎日だって飲んでいたいんだよ。
ってお前きたねえ!!さっさと着替えて来いよ!!!」
オッサンオッサン連呼する賑やかなのにウンザリしたような顔えそう告げて
■アリサ > (うわぁ)
騒音の発生源をみてげんなり。
その格好で街を歩いてここまで来たのかと思うと、なんとも言えない。
「……もし、パーティに他の男性が入ってきたら、その人も胸で判断するんです?」
冗談とはいいつつもなんとなく気になって、ルドウィックにそんなことを聞きつつ。
■アニータ > 「あっはははは何それ凄いやりたい!私もお酒飲む!24時間飲みっぱでもいーくらいなんだけどなぁあぁでもそしたらお金無くなっちゃうか!
お金無いと酒は飲めないもんねぇ!!」
てへッ。と、自分の頭を割と容赦なく殴りつけながら舌を出す。
エグい音とブレる顔もそこそこに、指摘を受けた自分の格好を見下ろした。
「あーごめんごめん、ゴブリンをほんのちょびーっとぶっ殺してたら凄い返り血と体液と垢とゲボ浴びちゃったんだったー。
さっさと洗ってくるー!」
ゴブリンは死んでもゴブリンでほんっとあいつら生死関係なく淘汰しなきゃー仕事なくなんない酒が飲めないマジファック!!等等。
終始喧しいままに酒場の二階へと登っていく。
が、一度階段の上のほうから顔と身を出して、、
「ルドのおっさんはおっぱいとお尻だけやたら覚えがいいよー!覚えられるんなら触られるしかなーい!」
冗談か誠か解らない調子に笑ってアリサの方へと告げていって、今度こそ着替えに行った。
■ルドヴィック >
「忙しいヤツ…あと冗談だっつってんだろーがアホ娘」
最後は二階に聞こえないように小声
「お前それ聞いて何期待してんだよ…。
野郎はちん○の形ででも覚えるとか言ったらお前どうすんの…」
自分より爆テンションな存在に絡まれるとテンションって下がっていくよね
そんな感じで少しだけ酔いがさめたのか、少しお酒のペースが落ちました
「しっかしアイツ朝から何やってんだ。ゴブリン討伐の依頼なんかあったか…?」
■アリサ > 「あの子、触られてもいいってことなのかな……」
もうちょっと体大事にしないと、ということを言っておいたほうが良いのだろうか。
ちょっと困った顔をしつつ。
「いえ、もし男性でもそれで覚えるというなら、私はルドウィックさんの事をいろんな意味ですごいなと思いまして」
ちょっとだけ笑いながらルドウィックに答える。
「ゴブリン討伐、あったんでしょうかね……。」
■アニータ > ――――暫くして。
「とうっ」
――――階段の上から飛び出してくる。着替えたインナーに一枚厚手のトップレスジャケット。下は短パンにブーツという格好で、
……某ヒーローたちの行う三点着地を、盛大に、膝とつま先を、木製の、丈夫な床に、叩きつけて。
「………おお"ッ、うん……あぁぁ、これは駄目。ちょっと憧れあったからやってみたけどぜーったい駄目。皆真似しちゃ駄目だよ、これほんっと痛いよ膝とつま先……あぁ、おはよ」
ギシギシととてつもなくダメージを負っただろう深刻な顔をしながら立ち上がり、よろよろと二人のところへと歩いてくる。
あまりにも早すぎるカラスの行水と着替えただったようだが、無事匂いなどは取れたらしい。
「やぁ依頼なんてないよ?暇つぶしと、あとちょっと朝のウォーミングアップしに殺しに行っただけ。ほら早起きは3……ゴールド?ギル?ペリカ?の得とか言うか言わないかは皆次第だけど、私はあると思ってやってみたんだよ。結果はもうぜーんぜん。世界と朝に賠償請求したいくらい。もー今日は依頼行かないよ私!お酒飲む!というわけでおっさん!私も飲む!!」
■アニータ > ――喧しい。ともかくその一言に尽きる。
そんなあれこれをまくしたてながら席にどがっと座り込むと。
「……えっと、アリサちゃん、だっけ?日が浅いから顔と名前とプリティなバディをガッツリがっしり結んでおきたいとこなんだけども。一緒にどう?お酒飲まない?」
にっこり。この笑顔は未成年の顔だ。良い子は絶対に連れ飲みなどしてはならない。
■ルドヴィック >
「うし、戻ってきたら触るか」
ニヤニヤしつつタンブラーをドン、とカウンターに置いて
「あのねえアリサちゃんよ。冗談と本気の区別はちゃんとしようぜ?
って、お前さては俺をからかってんな?悪いやつだ、乳を揉むぞ」
言いつつにゅっと腕を伸ばす
動きは緩慢、冗談のつもりのようだ
そうこうしているうちに……二階から飛び降りてきたアホ娘に自分含むまわりの客がビビる
……この宿、つまみだされないといいな…なんてことを思いながら
「アホ。少しは後先考えて行動しろよ。んじゃ葡萄酒、コイツの分も」
やれやれとタンブラーをもうひとつと葡萄酒を注文しつつ、片手間にアニータに簡単な治癒魔法をかけてやる
すぐに大怪我も癒えるなんて代物じゃないが、痛みぐらいはすっと引いていくだろう
「お前ねえ、依頼でもないんだから金にならなくて当たり前だろ…どうせなら依頼受けてから狩れよもったいない」
■アリサ > うーん、なかなか痛そうな着地してるなぁ、と思いつつ。
「おかえりなさい、アニータさん。
お酒は――」
お酒をどうするか、と悩んだが、二人が飲むなら少しだけ付き合おう。
「じゃあ、蜂蜜酒だけ。
さっき起きたところだからあまり飲めないけど」
料理を届けに来たウェイトレスに、蜂蜜酒を追加で頼み。
「悪いやつだ、から胸に手を伸ばさないで下さいっ!」
ぺしっ、と伸びてくる手をはたきつつ。
「あまりセクハラをすると怒りますからね、私も」
とはいいつつ笑ってはいるのでまぁまだ平気だろう。
■アニータ > 「後先考えて行動してたらそもそも朝のストレッチウォーミングアップ云々でゴブリンなんて外れクジの塊みたいな奴ら借りに行かないし、格好良い赤いスーツとか碧いピチピチの騎士様みたいな人がする見た目全ぶりの着地をしたりしないよルドのおっさん……うぅ」
元気だ。割と。治癒受けてちょっと良くなったようだが、別にしなくても良かったんじゃないだろうか。というくらいに口だけ回る回る。
「ゴブリンなんて狩る位ならそのへんに生えてる草かき集めて薬草だって言って可愛い都で売り子してるお嬢さんに押し売りした方が高く売れる……でもそんなことやってられないでしょ?なので依頼受けてお金にするよりただぶっ殺してスッキリしたほうがいっかなぁって思った訳なんですよ。まぁ良いことしたもん!あいつらほんっと見た目も中身もあてがわれた依頼の支払い金も最悪だしさ?」
わーいぶどう酒ー!とはしゃぐ。
「おぉー、アリサちゃん蜂蜜酒とは可愛いチョイス!ところで私も触っちゃ駄目?駄目か。ヘイマスター、フライドポテト」
ウェイトレスに言った。非常に困惑した顔でオーダーを承れることになるだろう。
■ルドヴィック >
「おっ、いいねえ飲め飲め。オフなんだから気兼ねすんなよ~。
って、あいてて。別にいいじゃねえか減るもんじゃないだろ?」
手をはたかれてしまった、お決まりの言い訳をしつつ…
まぁ、実際物理的には減るもんじゃないよなと思ったりもしながら
「ま…でもそれぐらい気は張ってたほうがいいかもな、特にこの国じゃ」
女が男にひどい目に遭わされる、なんてことが日常的にあちこちで起こっている
治安の悪い貧民街なんかはともかくとして、富裕層も、王城内部、神聖都市ですらそうなのだ…
「言い訳が長ぇッ。ったく…はした金でも酒代の足しぐれーにはなるんだぞ。お前も結構飲むクチなんだからよ」
ガキのくせして、と言いつつ葡萄酒にはしゃぐアニータの尻にも挨拶代わりにタッチが向かう
■アリサ > 「アニータさん、今日も絶好調ですね……。
私を触りたければ先にルドウィックさんを触って、どうぞ」
何がどうぞなのか。
すすっ、とさらにルドウィックとの間をあけ、さぁどうぞ、なんて手をしつつ。
「残念ながら、私の体は私の好きな人だけのものなので。
ルドウィックさんにはまだその権利はありません」
べーっと舌を出して拒否。
「かわりに、アニータさんなら触っていいですよ?」
■アニータ > 「あっははは!!おっさん触ってどーすんの!!大して触れるとこないでしょー!!」
けらけら笑いながらばしばし自分の膝を叩く。
「おぉー、純情見せてくねぇアリサちゃんはー。そういう可愛いとこあるけど流れるように私のこと生贄にするのやめてよー、今度間違って下半身の服だけ切っちゃうよー」
ハルパーが火を吹くぞー!などと言っていたが。そこへばっちりとルドヴィックの尻タッチ。
「ひゃうぁッ!?あー触ったー!触ったなこのエロオヤジー!女の敵!去勢されろー!ゴブリンにカーマーほーらーれーろー!!」
ばっちり触られて悲鳴を上げると、ルドヴィックの体をぼかぼかと殴ってくる。が、顔は笑顔だ。
全然満更でもない顔だ。ダメージは無いらしい。
■ルドヴィック >
「おいやめろ、絶対何かヘンなことするだろうがコイツ…。
……ん?何?アリサちゃん好きな男いるのか?そりゃあいいやいい酒の肴だ」
ニヤニヤと笑いながら話をそちらへと反らした
むにんっと手に良い感触
ガキだなんだと言いはしたがいい尻をしている…素直にそう思うのだった
「あーうるせえ!やめろ殴るなアホ!
だが今ので確信したぞ。少なくとも俺はお前ら二人なら尻を触ればどっちがどっちかわかる」
力強く言い切った
■アリサ > 「……」
ふむ、とルドウィックをみて。
「ほら、雄っぱいとか……?」
屈強な胸をみて、そんな一言。
お尻でもいいぞ。
「いえ、いないですけど!!
いたらの話です!
冒険者でいるのが楽しいので当分そういうことはないです!」
嘘か本当かは別として、慌てて否定。
「逆にルドウィックさんは居ないんですか」
■アニータ > 「ほらやっぱり!!ねぇアリサちゃん言った通りでしょ?ルドのおっさんは胸か尻で判別するってー」
そこまで言い切ってはないが。
ボカボカひとしきりぶっ叩いた後は、出てきたぶどう酒を出てきたタンブラーに注いで、
ぐびっと飲み始める。
「雄っぱいとかよく知ってるなぁそんなの……ルドのおっさんでも知らなさそうな単語だよそれ。ねぇ?あとどっちがどっちってどう判別すんのさ!アリサちゃんと私のお尻はどっちがどうなの?」
■ルドヴィック >
「(イヤな会話しはじめたなコイツら…)」
横目にみつつ葡萄酒を煽る、んまい
「なんだよいねーのかよ、じゃあいいじゃん。
…あ、俺?馬鹿野郎、俺は元聖職者だぞそんなモンいてたまるか」
神にその身を捧げようなんて本気で思ってた時期もあったなーなんて思いつつ、
今考えれば随分バカなことをしようとしてたな、と苦笑する
「ん?そうだな、しかしさすがの俺も説明しろと言われるとな。
よし、もういっぺん触って確かめるか……」
ニンマリ笑いながらすぃっと両者のお尻に素早く手を伸ばすオッサン
■アリサ > 「うーん、とりあえずアニータさんのお尻を差し出せばアニータさんの事は判別できるっぽいから。
残りの選択肢から、私のことは触らずとも判別できるし……。
よし、アニータさん。私の代わりにルドウィックさんにお尻撫でられて」
仲間を仲間に売る。
自分の身は自分で守ろうの主義だった。
「え、そうなんですか?
別に聖職者でもいるかと思ってました」
ちょっと意外そうな顔で。
せいぜい、元恋人とかいそうだ、と思っていた。
「つ・ぎ!触ったら!殴るっていいましたよね!!」
そして伸びてきた手は完全に防ぎ。
空いている手は握り拳を作る。
■アニータ > 「いやいやいやその理屈はおかしい。ピザにチーズとトマト乗せたいけど無いからって同じ牛乳から作るマヨネーズと赤いからって理由で唐辛子乗せるのと同じくらいの理屈だよそれは!あと私をおっさんに売るな!魔物にアリサちゃん売っちゃうぞー!!」
ギルマンの沢山いる川に投げ込むよ!!と、冗談か本気か解らないトーンで。
それはそれとしてやっぱり案の定尻は撫でられた。
「ひゃうっ?!」
悲鳴を上げた。からの、やー!!とはしゃぎながら。
「おっさん!!ホトケの顔は三度あるけど、私の顔は二度もないよ!!女の敵ーぃ!!」
全く同じタイミング。こっちも握り拳を作った。恐らくこの後予期される動作はアリサと同時に行われることになる。
■ルドヴィック >
「(しまった、尻だけじゃなく乳も含めて判断するみたいな感じにすれば良かった)」
割と真面目にそんなことを考える
どうせこういうことになるならそっちのほうがお得ではないか
「うおっとぉ!!冗談だって冗談冗談!
ほら女の子が拳で男を殴ろうなんてヤルダバオート神も顰めっ面で見てるぜ!?たぶん」
慌てつつも右手はしっかりアニータのむっちりした尻を掴まえていた
やっぱガキのくせにいいケツしてるなコイツ…と再び真面目に考える
「よしわかった今日は俺の懐から此処のメニュー奢りにするからそれで勘弁しろ」
■アリサ > 「すみませーん、このアニータって人。
魔族と繋がってるそうでーす」
魔物に売られそうなために、そんな告発をする。
売られる前に売ってしまおう。
「……おごりなら、まぁ……」
作った握り拳は解放し。
「でもアニータさんには謝ったほうがいいんじゃないですか?
二回目はちょっと……」
■アニータ > 「ひぃっ?!ちょとアリサちゃん?!冗談だからねッ!?」
あはははもーアリサちゃん冗談通じないなぁー!とか顔を引き攣らせながら笑う。
……この子、恐ろしい子ッ。
「あー、そうだねぇ。あんまり触られてもねぇ。あ、サービスタイム終わり」
割と全力の拳は、本人からいい加減尻を触り続けるルドヴィックの手へと振るわれる。
直撃したらしんどい痛みが走るタイプの鉄拳。
「よし!じゃあー奢りで許してあげる!あ、全部ね?爆盛りポテトも含めて」
殴った後、笑顔でそうのたまった。
■ルドヴィック >
「いでえーッ!!?」
思い切り叩かれた手が赤くじんじんと痺れる
そこまで本気でしなくても…とオッサンはちょっと悲しくなった
「はーやれやれ…はいはい、爆盛りもな…」
すっかり酔いは冷めてしまった
「……しかしまぁ、こういう賑やかなのもなんだか悪くないねえ」
聖職者を辞めて以降、孤高気取りの傭兵に身を投じていたが、
やはり寂しさなんてのはままあるものだったらしい
こうやって騒がしい中にいると、余計それしみじみと理解る
「(なんやかんやで、こいつらには感謝しないとな)」
■アリサ > 「大丈夫、私も冗談だから。
仲間を他人に売ったりなんかしないよ」
なお、仲間に仲間は売るようで。
「でもアニータさんも気を付けて。
今回のゴブリンはよかったけど、魔物は危ないんだから」
「ん、それじゃルドウィックさんの奢りだから私ももうちょっと追加しようかな。
ルドウィックさん、ご馳走になります」
ぺこりと頭を下げてから微笑み。
「店員さーん、カツサンドとソーセージとそれから……」
沢山頼み始めた。
■アニータ > 「仲間に仲間は売るよねアリサちゃん」
ぶん殴って振り切った後の拳。実は結構痛かった。
手をぴらぴら振りながら、注意喚起に苦笑いを。
「あはは……解ってる解ってる。倒せる範囲といける範囲でぶっ殺してるから、ヤバメな時はさっさと逃げるよー私。
だってほら、私だって無敵じゃないしさー」
その辺はちゃんと弁えている。というのを示した。
「よーし店員さん!!とりあえずこのフライド系メニュー全部一つずつお願いしまーす!!」
こちらも遠慮なしに大量に注文していく。この後無茶苦茶食い漁ったとか。
■ルドヴィック >
「(オッサンの懐も厚いわけじゃないんだけどなあ)」
微笑み、よく笑う
自分が普通の道を歩んでいて娘なんかがいたらこんな感じなんだろか
なんてことを考えさせてくれるようなありがたい仲間だ
「(多少の懐の痛みくらいはまぁ約得と思っておくかぁ)」
タンブラーをぐっと煽りながら、遠慮一切なしに注文しはじめる二人に
多少の痛みで済まないことを悟るのだった
ご案内:「紅竜の舞踊亭」からルドヴィックさんが去りました。
ご案内:「紅竜の舞踊亭」からアリサさんが去りました。
ご案内:「紅竜の舞踊亭」からアニータさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
■リス > 王国の平民地区と、富裕層の中間点の大通りにある、レンガ造りのしっかりとした建物。
トゥルネソル商会、王都マグ・メール支店、そこの一階にある事務室に、いつものように少女は居た。
普段はサラサラと羽ペンで書類を書き込んで帳簿をつけたりするのだけれども、今日は違った。
最近始めたドラゴン急便に関して、色々と練り込まないといけないかな、と現状などの見直しを図っているところ。
ドラゴン急便として使える竜は、10匹という制限が発生していて。
あとは、娘とかにお願いする文があるから、多くて12匹。
さすがにアッシェは騒ぎが大きくなりすぎるし、長女は自分でなにか仕事をみつけようとしているので邪魔をするわけにも行かないので、除外。
そうなると、運行に関しては、どうしたものだろう、と。
各地にある支店と本店、竜の数と、使用する状態。
まあ、ドラゴンさんたちとすぐに連絡が取れるのであればなんとかできるのだろうけれど。
「……アッシェはどうやってるんだろう。」
ふと、嫁がたまに頭の中に声を送ってくるのだけれども。
それができるようになれば、10匹でも全然行ける気がするのだ。
どうしたものかしら、と首をひねる。
聞いても前と同じように気合だと言われると悲しい。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」に竜雪さんが現れました。
■竜雪 > 王都内に無事侵入、竜だった存在は王都に入る前に人になり、屋根伝いに商会の雨樋を伝って すとんと着地。
ここの商会に住む?ラファルと変わらない行動をした後に、つかつかとワザとらしく靴音を鳴らして数歩歩けば、
表から入らず従業員専用とかした裏口より店内へと入っていった。
ここ数日位の商会と王国騎士団とのやり取りを適当に聞いたら、
母と自身が警戒存在に認定されているのは知っている。まぁそれもあるけど、
「母はlost致しましたが ご存知ですか?リス母上」
入って早々何を宣う、母は丸投げした商会とギルドとのやり取りのドラゴン急便の運行状況把握。
書類をちらり見したが、母は天才肌だった、勘で物事を決めていた為、
念話全繋ぎとか脳内混乱するかもしれないがそれはやっていた。
が、それは 母以外無理だろうと。
「ドラゴンの運行状況把握したいのですか?」
ごきげんよう、とカーテシーをさりげなくして挨拶申し上げよう、真面目顔で。
■リス > 「ごきげんよう、竜雪。」
裏口から入ってくる娘、娘は関係者であるし、裏口から入ってきても別に見とがめる様な存在はいない。
娘の言葉に対してまずは挨拶を返すことにする。
挨拶は大事なことであるのだ、それが母と娘という関係であろうと変わることではないのだ。
「アッシェが?また、神の園に、行ってしまったのかしらね。
とりあえず、扉を閉めてそこに座って、教えて欲しいわ。」
ロストしたと言うのはどういう事なのだろうか。
年末と同じように、神の座に上がる時のように消えたのだろうか。
急に言われても、首をかしいで問いかけるしかできないのは常人の思考と常識しか持たぬゆえに。
「そうね、アッシェのようにその場にいなくても会話できるぐらいできれば、ドラゴン急便の運行の把握も楽になるわね。
一応、今は紙に書いて決まったところへの移動飲みの把握はしてるけれど、ね。」
そう言って取り出すのは、ドラゴンそれぞれの予定と、推定運行時間を書いた一覧。
全部終わったら、もしくは不測の事態があればここに戻ってくるように指示をしているので、戻ってきた時に聞くぐらいであろう。
■竜雪 > 装備していた宙に浮く拵え3振りを自身の陰に収納していくと、一振りのみは腰に差したまま―いやそれも外そう。
その一振りは傍に立てかけるように宙に浮かせるのだった。この身のスキルの一つである重力操作の賜物だ。
「いえ、ちょっとした拠点に行ってもらいました。
ちょうどここ等辺ですね。神の園なんて仰々しい地はそれとなくは参れません。」
丸まっていた世界地図があったので、それを手に取るとざっと宙に広げるようにして伸ばし、
地図を宙に浮かせたまま とある点を指さす。そこは何もない海の上なのだが。
「頭の中に空間座標地図を描くスキルは御座いませんか?母上は。
念話は所詮言葉の遣り取りでしか御座いません。しかも念話は運が悪ければ盗聴される始末。
頭の中は…少し難しゅう御座いました。スキルの中に空間座標地図を描き、
随時更新されていくスキルを構築されては如何でしょう?紙は所詮緊急事態に対処出来ません。」
アナログな紙による運行状況把握。魔法とかのスキル込は?と首を傾げてその辺はないのですか?と信じられない顔をする長女。
しかもこの紙、魔法仕込みじゃなさそう、ただのインクのようだ。指で撫でても変化しない。
■リス > 影に溶けていく刀はそのまま位相空間に入り込んでいるのであろうか。
消えて行く様は見えるのだけれど、すごい技術ねぇ、と、魔法の偉大さを改めてしみじみと感じるだけである。
「拠点……?陸文洞酒造では、なく?
それに、アッシェはもう、神なのでしょう?行こうと思えば行けると思ったのだけど、違うの??」
拠点という言葉に少女は首を傾ぐ、神之園というのは、年末あたりにアッシェが消えた場所の事を言う。
戻ってきた時に竜神を名乗るようになったので、そういう場所なのであろうと思っていただ。
おいそれと行けないという言葉は、むしろそうなの?なんて目を瞬いて。
返答よりも前に、地図が広げられた。
魔力で固定されたその地図の一点を指さす彼女に、何処其処なんて場所、と。
聞いたことない場所である。
「…………?????」
つらつらつら、と言語を放つ娘に頭にハテナマークがいくつもいくつも。
スキル……技術なのはわかるけれど、頭の中に技術というのは魔法のことだろうか。
帰ってきてから娘は頭が良くなったのだろうけれど、何を言っているのかおかーさん分かりません。
これが若い子の吸収力なのか新しいものをどんどん吸収して進歩していくってやつなのでしょうか。
ちょっと取り残された気分でしょんぼり。
「竜雪、ごめんね。
私、魔法とか、全然使えないの。」
少女のように生まれつき使う能力があったわけではない。
ただの商売人の町娘、竜になっても、商売の勉強はしてても魔法の勉強をしている暇はないのだ。
驚く娘に、完璧なアナログ紙用紙での方法、紙の用紙を申し訳なさそうに眺めた。
■竜雪 > 店内に武器は不必要。それも家族に向けての武器はもっと不必要。
「陸文洞は辺境にあれど、位置は変化しません。
然し乍ら 此度の拠点は 移動自在ですから。神と言っても新人枠ですが?
おいそれとは参れません、神と言ってもぺーぺーの新人ではショボいものです。」
拠点はまだ家族にさえ秘密にしている魔改造酒造拠点である。
たとえ行けたとしてそこは普通の手段では行けない摩訶不思議空間だ。
地図を広げて指さした場所は 大海の中 何もない。しいて言えば凪の海か。
「まぁ 追々お伝えしますね。まだ改造中ですから。」
神の園というかちょっと違う世界に行って帰ってきた母と娘は格段に?
母はどうかとして、娘は頭が斜め方向によくなりました。正常な頭脳向上ではないので
ちょっとばかりネジがおかしくなっているかもしれませんが、まだ異常になってません。多分。
母上の態度と顔色に すみません とか瞼を伏せる仕草をして、
少し考えなおして、自身の陰より取り出した物を少し広げてから、
「魔法が使えない人でもこれがあれば安心、
登録が必要ですが、ドラゴン急便専用の空間座標更新付…魔導地図です。
取り合えず 私の分は済んでます。あとはドラゴン急便のドラゴンと家族の血を登録するだけです。」
これは如何でしょう、と先程広げた地図の応用版を広げつつ渡そうか。
■リス > 「移動するの……!?アッシェは一体何をしたいのかしら。
やっぱり、うちじゃ狭いから……??
竜雪、あのね?私から見れば新人だろうとも神様は神様。
それこそ、本来手の届かないところにある存在、なのよ。」
神様としてはしょぼいのかもしれないけれど、人から見れば、等しく万能の存在なのである。
それはともかく、神の国はあまり行くことができないということは理解しておく。
そして、移動することもできるということは、今指さしているところもあてにならないということがわかった。
とりあえず、その移動拠点にいるということは把握した。
「うん。お願い、ね。
というか、何をしようとしてるのかしら。」
娘のほうは娘の方で気がかりである。
したいことを探していると聞いてはいたけれど、今の言動はそのためなのだろうか。
こう、年若い子がよく掛かる一過性のびょうきなのかもしれないし。
声にするべきかどうか悩んで。
「うん、こういうのなら。
……これと。
竜雪は、アッシェのするような、頭で声出す魔法とかできないの?
教えてくれると、おかーさん嬉しいな。」
これと、通信傍受があってもアッシェの使っていた思考の連絡魔法があれば、問題が完璧になんとかできると確信をした。
なので、娘におねだり。
■竜雪 > 「移動しないと攻撃されたら一発でおしまいじゃないですか。
今の所 考え得るありとあらゆる天災級の攻撃防御に関しては意味がないレベルになっておりますが、
同時に我々も何もできない悪循環と化しました。一種の聖域です。
酒造自体は菌類の手助けと水問題だけですので、その辺解決してしまうと自由自在に動く拠点の方が魅力がありまして。
神の事は私にも不明なので何も触れられず申し訳御座いません」
本当に母と娘二人で何を再構築して魔改造しているのだろう。
そのうちその新拠点の全貌があらわになる日も近いが、禄でも無いものを作っているのは確かだ。
「浪漫を改造しに。」
一種のびょうきではない 真面目に魔改造している。
ほぼ8割は出来たが一つだけ全く手に触れていない部分がある。
そこのテーマが構築され次第 浪漫溢れる新拠点完成の時が開かれ…るとよいなと。
「…私のは、頭で魔法を?念話ですか?
余りその辺使わないで、地図作製で満足しました。」
念話より、正確さを求めて作成したこの一寸おかしい地図。
おねだりされても、は?という分かっていない顔だった。
■リス > 「何かと戦ってるの……?
とりあえず、危ないこととか、国を脅かすようなことは、やめてね?
酒造を作ってる、って言うならわかるけれど。
うん、神様のことはわかる人しかわからないし、別にいいわ。
気にしなくてもいいのよ。」
攻撃とかなんとか、いろいろ何を言っているのだろうか。
とはいえ、新しい酒造場を作っているのだろう、とそう思ったので、止めないことにした。
確かに、新鮮なお酒をここまで運べる拠点というのはありがたいかも、と。
「ロマンって、改造するものだっけ……?」
良く判らない。自分が頭が固いだけなのだろうか、娘の真面目な顔に、うううむ?と悩んでしまう自分。
「うん、アッシェのように、ほかの人に美美美ーって、声を届けるの。
できないのかー……
アッシェが帰ってきたら、お願いしてみるかなー。」
そういえば、ミリーディア女史も……あれ?あれ同じじゃないかしら。
ふと、思い出す。
たしか、念じて、言葉を贈るような感覚だったっけ。
少女は、思い出してみる。その時の感覚を。
自分でも何とかしてみよう、と地図に血を垂らして起動するということを思い出しながら、牙で指を切って垂らす。
■竜雪 > 「見た目が不気味にならなければよいのです、
何を作っているか不明極まりない烙印を押されている酒造地なのに、
見た目で即わかる外見にしなければと思って、酒造地に代わる拠点作りを。」
辺境の地であったからこそ侵略も攻撃も略奪もされてこなかったが、
最近 身内の筈の魔族の国から狙われ始めている酒造地近辺。
何故だろう、正直酒しか造ってません、それ以外何もしていないのにジワジワ包囲されている。
これからは島拠点ではない新たな拠点を作るべきだろうと決心して改造中。
ただその改造の方向性が脱線してきている…気がする。
「浪漫です。魔改造するに限ります。」
「地図に登録するとですね、地図上にこんなアイコンが出ます。
わたくしは、是ですね。丁度王都にいるので、地図上に浮いてますが。」
地図を広げれば起動するように施しておこう。魔法が使えなくても登録者に限り起動できる。
地図上には地図が広がり、その上に立体投影物としてなのか、王都マグメールと書かれた地点に
半透明のミニチュアドラゴン一匹がパタパタ飛んでる。…竜雪らしい。
ただ投影物の上に三角印があり、そこに触れると人型のミニチュアデフォルメ人物像に置き換わろう。
たった今 母が登録完了された、ドラゴンの横にミニチュアの投影物…りすと書かれた存在がお座りで投影される。
「この地図、随時更新されるので移動中や待機、就寝など何をしているかも大まかに把握可能です。そういう風に作りました。」
■リス > 「まあ、うん。
酒造に関しては完全にアッシェにお任せだし、竜雪も、おなじだしね。
本当に危ないことしないようにとしか言えないわ。」
酒造のことに関しては報告がないと良く判らない、最近包囲されているというのも初めて聞いたところだし。
安全のために守りを固めているのならまだいいか、と。
「魔改造っていうゴロが不穏に聞こえるわ。
まかいぞうって、なに?」
そもそも、概念を知らないので、嫌な予感しても強く言えなかったりもする。
地図の説明には、ふんふん、とうなづく。
自分の姿のアイコンが出てきて座ってる。こんなふうに見えるのね、と。
そう思っていたところ、不意に、ラファルほか、家のドラゴンと登録している竜たちのアイコン。
ラファルのアイコンは店から離れてくのが見える、いつの間にかやってきて、血を落としていった模様。
ついでに、竜胆のアイコン、最初から家にいる模様。遠隔で干渉して登録したらしい。
「なにげに器用なことを。」
あとは、連絡方法の確立ができれば。
少女は、そんなふうに思った。
■竜雪 > 「土地がやせ細っていた所を肥沃な土地にしてしまった時から狙われているようです。
酒造りには水と土地問題が解決されないと難しいのですが、最近水問題がありまして、新天地を作ろうかと思いました。」
新天地づくりが既に脱線極まりない謎物体建造中。
包囲は正確にいうと去年初めからされてます。守りが固すぎて何もされてませんでした。
「魔改造は 正式ではない改造の事を指し、真面目ではない為色々と楽しい事を仕込む事が可能です。」
要はろくでもありません。
地図の上はもうにぎやかだ、唯一不明とするのならば、
アッシェのアイコンがない。アッシェと書かれている文字アイコンだけが宙に浮き、?マークもついでに宙を動く。
仮に登録されたとしたら ドラゴン版だとちょっとデカイドラゴンが飛び交い、人だとくねくねしている人物が出るだろう。
「連絡方法の確立については 念話を魔改造するだけかと」
魔改造あるのみ、とこの物騒改造大好き長女はそう宣う。
■リス > 「新天地……海の上。確かに、水は豊富だけど……海の水でお酒?」
UFOを作ってるらしい、娘と嫁と、まあ熱中するのはいいけれどお酒は大丈夫なのだろうか。
新天地を作ってるとのことだけれども。
これって、私が手綱取らないといけない流れなのかな、とか思い始める。
「今の説明を聞いたらすごく不安がもりもりと溢れるんですがそれはどうしましょう。」
不正改造、ダメ、絶対。
とか思うものの、そもそも、彼女らが作っているのだ。改造というよりも作成に入るのではないだろうか。
自分で作ってるものに不正もなにもあったものではない。
碌でもないということは理解した。
地図は使えるようになったからあとは、通信方法である。
はてなアイコンを眺めながら、よし、と考える。
「ねえ、竜雪。
そういえば、手紙の方でやりたいことを探してるって話。
今は、なにか手がかりみたいなことは見つかってるの?」
改造にはまっている様子の娘に視線を向けて問いかける
■竜雪 > 「問題は一つだけ。海の水を濾過して作成した後、その水を海に戻すわけなのですが、
その際は高濃度による塩水を返す事になり…。大海でないと高濃度なので現状、環境に問題が生じそうです。」
UFOより技術的に落ちている物体を作成してます。でも8割、9割は出来てます。
外殻の不気味さと一空間空白を抜けばほぼ完成しているとも。今?真っ白い球体ですね…。
「完成度は88%です。外殻の味気無さと一部何も考えていないのとで現実世界においてません。
実際今観測されると即やめなさいと言われそうなので、見せません!」
魔改造ではなく魔作成。禄でも無い新拠点地。ただ攻撃そこそこ防御鉄壁なのは継承済み。
そのうち 地図の上に その不気味物体も出るはずだ。
「あー、特になんとも。興味があるものが見つかれば猛進です。」
特に見つかっていない。魔改造と最近は蔵人と冒険者ギルド的な場所に登録すべきかと迷っているのをポロリ。
■リス > 「………え?」
本気で何を言っているのか理解が追いつかなかった。
海の水を海に戻して何がどう変化があるのだろうか、環境に問題って、問題が発生するのだろうか、と。
娘がなにか別のものを見ているように思えてならなくなってきていた。
ちなみに。UFOとは未確認飛行物体の略なので、今二人が作っているものは立派にUFOなのである。
球形のUFOなのである。
「そんなもの作るのやめなさい。
やめなさい言われるのわかってるならなおさらやめるべきよね?
……あっしぇの場所に、連れて行ける?」
すごく嫌な予感がしてきた。
やめろと言われるのがわかってて作ってるという、それは止めるべきだろう。
母として、旦那として。
ちょっと、嫁になにやってんのを言いに行くぐらいいい気がしてきた。
「まだ、決まってないのね。
それが聞けただけでも今はいいわ。」
そういうのはゆっくりと探すべきだし。
焦らずにいなさい、と。
■竜雪 > 「高濃度の海水をそのまま海に戻した場合 高確率の割合で海の生物が死滅します。
そうでなくとも赤潮、青潮 海の花が発生する事は間違いなく、
生態系に多少の問題が生じる為、海の水で作成する事は考えずに魔力循環式による酒造りをしております。
ただこれを元に作成を開始してしまいますと、魔力が足りませんので適当に取り込むだけの潜水をせねばなりませんが…
廃棄はしないで、と視野に入れたうえでの謎行動で御座いますが、取り敢えず 陸文洞の島状態を回収しております。」
簡単に言えば 老舗酒造地消滅中もとい取り込み中。
海の水から塩水を抜いて濾過して水だけを利用した後何が残るか。高濃度の塩しか残りません。
それを捨てる場合 高確率の割合で環境に大ダメージしかない。そんなことは出来る訳がないので、
海の水を回収するだけして廃棄しない行動をすると言っておく。
ただ 未確認飛行物体のそしりは免れない。現状 球体のUFOが出来つつある。
「え、88%で止めろと?
あとそんなことをすると酒の売り上げが停止しますが?
精神正常値もゴリゴリ削れますよ?…たったいま陸文洞が消滅…取り込まれました。」
地図上に表記していた酒造地の島がごっそり消えた。アイコンもない。
「連れて行くのは構いませんが…おすすめはしません」
一寸行く方法が特殊過ぎてでして、とごにょごにょしだす娘。
■リス > 「……え?こうのうどのかいすい。おさかなさんしんじゃう?
あかしおあおしおうみのはな???
ダメだついていけないわけわからないわ。」
酒を作る工程がよくわからないというのもあるが、彼女の言うような科学知識など持ち合わせてない。
なんかの呪文かなにかだと思ってしまうしまつ。
言われていることの一割もわかりません、錬金術かなにかですか、とかそんなイメージまで。
「酒作れなくなるのはいやね……って。
陸文洞が消滅!?」
なんか色々と聞き捨てならない一言が言われた。
「連れて、行って。
流石に、嫁が何をしているのか、確認する必要を感じるわ。」
旦那として、いろいろ止めないといけない気もしたので。
ごにょごにょしてるのも、わかるのだが。
にっこり笑う額には青筋。
■竜雪 > 「高濃度ですと何物も死ぬのでは?
それこそ高濃度海水でしか生きられない生物だけとしか。
あと 赤潮青潮海の花は海に詳しい学者ならご存知かと。」
酒を造るに辺り水問題に関する事から環境に配慮した建造物造りに至るまで、
色々と学んできたつもりだ、科学知識というか魔導技術も少し齧ってます。
錬金術ならもうちょっと良い譬えがある筈だけど、生憎錬金術は使えません。
「今 現実世界には御座いません。そっくり回収されました」
これから未確認空中要…内部で再構築される筈 というかされた筈。
青筋立てて迫る母上もといリス様に迫られ ハイとしか答えられなかった娘、
地図を放置するわけにも行かず、母の血を登録すべく、地図を丸めてから母と一緒にとある場所へ 移動―!
その後数日 戻ってこなかったとかなんとか?
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」から竜雪さんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。