2018/12/27 のログ
■エルス > 「…………」
身体を休めていたダークエルフの息遣いが人知れず、変わる。
獣ではない者たちの邪悪な気配。
訓練が骨身に染みた者ではない事が分かるが、己も右足に不安があり、余裕綽々とはしていられない。
「………っ!」
まるで何も気づいていないように焚火から視線を外さなかった女の身体が動いたのは、矢が飛んできた瞬間。
咄嗟に杖を握り、其の場から飛び退く。
ぼんやりと座ったままであれば貫いただろう矢は地面に刺さり、一本は炎に飛び込んで黒く細い煙を上げた。
飛び退いた際やはり右足が痛んだが、今は嘆いている場合ではなかった。
姿を現した男たちを迎撃しなくてはならず、痛みに耐えて立ち上がる。
言葉を発する事なく、ただ男たちの動きを読もうとするように視線を鋭く向け
踊るようにかわしては、彼らの首筋、腕、脚に小さな投げナイフを刺した。
本来なら魔法に偏った戦闘をするのだが、残り少ない魔力をここで消費するのは
勿体ないと思ったし、実際に消費するほどの手練れではなかったのは幸運だった。
彼ら全員をかわし、負傷させ、距離を保った状態でダークエルフは口を開く。
「……、……殺したくないわ。逃げなさい」
気取られるのを恐れ抑えたが、息が乱れていた。
やはり右足のせいで上手く立ち回れないのは大きい。
それでも、彼らには負ける気がしなかった。
いざとなれば―――負傷させるだけだったナイフを動脈に向けて切りつけるしかないが。
■ボルフライ > 『ぎゃっ!?』『ぐえっ!?』
相手が女一人とあって蛮族どもも油断していたか、それともただ単に大した実力のない連中だったか。
致命傷にならぬよう手加減された投げナイフによる攻撃に、情けなく地面に打ち倒れのたうち回っている。
女が息を切らし気味なことさえ気づくことができず、恨みったらしく女を睨む者もいれば、わずかな出血でさえ慌てふためく有様の者など。
『ヒィッ!』
だが唐突に、蛮族どもの様子が変わった…いや変わったのは蛮族どもだけでなく周囲の空気までも、ピリピリと張りつめたような緊張感のあるものへと、確実に変化した。
そして狼狽える蛮族どもの視線は女の…そのさらに後ろに向けられていた…。
「愚図どもが…」
唐突に、低くドスの効いた声が女の背後から聞こえたろう。
その瞬間、張りつめていた空気が一気に悪寒へと跳ね上がる。
女の背後に突如として現れた人物、その存在感はすさまじく、まるで背後から剣で肉体を貫かれているかのような錯覚に陥るほど、強大で悪しき気配が、今まさに真後ろにいるのだ。
その存在を見ている…というよりは睨まれている蛮族どもは、負傷などわすれて恐れ戦き、激しく取り乱しつつも金縛りにあったかのように動けなくなっていた。
女もまたその場から動けなくなっているか、あるいはなんとか距離をとったかはともかく、その新たに現れた存在に目を向ければ、強大な威圧感にも納得がいくだろう。
2m近くはある大柄な身長だけでなく、逞しく鍛え抜かれた筋骨隆々な肉体を、真冬でありながら上半身を裸体にして佇んでいるのだ。
そして威圧感のある肉体だけでなく、その身体から溢れんばかりの魔力…見るものを貫くような鋭い目つきは、狼狽える蛮族どもに向けられて。
「テストは、不合格だ」
そうつぶやくと同時に大男の瞳が一瞬光ったと思えば…
『うぎゃああああああ…!!』
宵闇の森の中に響き渡る蛮族たちの悲鳴。
彼らの肉体はどこからともなく出現した業火に焼かれ、生きたまま火だるまにされていき、あっという間もなく悲鳴は立ち消えて黒い煤の塊となり果ててしまった。
やがてその大男の視線が、ようやく女に向けられた。
■エルス > 空気を一変させる低い声。
「―――――!」
静かな森の中で異質な威圧感を放つ男を前に、ダークエルフは振り返ると後退りした。
巨躯の男を見て狼狽える男たちに近づく事になるが、今は彼らも己の事より大将と思しき男が気になっているようだ。
彼らとは違い、巨躯の男に隙はない。
じり、と右足の傷が痛み、杖を握る手に力が篭もった。
負傷した足と、殆ど残っていない魔力で敵う相手ではない事はすぐに分かったが、逃げるだけなら運とタイミングも重要になってくる。
其れを見計らう青い双眸が見たのは―――
「な、……っ!」
一瞬膨れ上がった魔力の気配に驚く間もなく、男たちの阿鼻叫喚で振り返った。
傍で燃える焚火とは違う。まともな炎ではない。
其の証に大の男たちが消し炭となった様に、言葉を失う。
何のためらいもなく仲間――と思しき存在を消し去ってしまった事に。
黒い煤に変わった命が急激に熱を失っていく様子を見下ろしていたが、男の視線に気づいて顔を上げる。
極限の緊張感を帯びながら、其れを悟らせまいとする瞳が男の視線とかち合う。
冬の夜はこんなにも冷たい風を吹かせているのに、褐色の首筋を一筋の汗が流れていった。
「……仲間ではなかったの?」
訊ねたかったのはそんな事ではなかったが。
今やダークエルフはここから逃れる算段だけを考えている。
残り少ない魔力で男の意識を逸らす事ができるか、発動する隙を見出せるか。
訊ねながら、杖を両手で構えた。
■ボルフライ > 「あぁ…仲間になり損ねたな」
男たちが消し炭と化し、大男と女との間で緊張が走る…と言っても、大男の方は平然とした様子であったが。
一間を開けて女の口にした言葉に、大男は下らなさそうに口角を上げた。
どうやら、手下にするかどうかテストを行い、偶然にもこのダークエルフのキャンプ地が選ばれてしまったようだ。
骨の髄まで黒灰と化した人間だったものは、わずかな風にすら舞い散り、ただの灰の山に崩れ落ちた。
「ふぅん…死の匂いだ、たまらんなぁ?
ゴミクズらしい最期だろう?断末魔はなかなかよかったがな」
大男の悪魔のような笑みと言葉は、人を人とも思っていない悪党のそれ。
だが、目の前の大男は単なる悪党という言葉で収まるような存在でないことくらい、彼女にもわかったか。
悪魔とも呼ばれ、及ぼす被害は災害とも言われる男は、これといったアクションも、魔力の流れも起こさない。
ただ物理的に射抜かれるような視線で、女をとらえ続けている。
「まぁ、良い獲物を見つけたことだけは評価してやろうか。
なぁ?女よ…まさか逃げられると思ってないだろうなァ?」
男が女へ脚を向けて、一歩…また一歩と近づいていく。
この男にとってみれば、魔力が少ないとか、足の負傷など関係ない。
捕まればどうなってしまうか、最悪の状況が容易に想像できるだろう。
そして男は近づきながら、再び瞳を鈍く光らせていく。
今度の魔法は捕縛の魔法…本人の意思に関係なく、その場から動くことができなくなってしまうだろう。
■エルス > 「……度しがたいわ」
遺体すら残らなかった彼らに情などある筈もないが、それにしても男の言い草は酷い。
ダークエルフは嫌悪感を隠さぬ表情で男を見上げていた。
鍛え上げられた巨躯や膨大な魔力が勿体ないと思える精神を持つ男だ。
何より、男はこのままどこぞに戻っていくつもりではないようだ。
其の視線が、言葉が、完全に己を標的にしている。
緊張感が最大限に達し、唾を飲み込む動作すら不自然に思えるほど。
「……っ、近づくなっ!」
前進は無論、後退するにも隙を見つけねばならない状況で易々と近づく男に
牙を剝くダークエルフは、残りわずかな魔力を杖に集めようと力を込めた。
―――が、間に合わなかった。
間に合ったとしても、この異様な男の前には無力に等しい攻撃魔法となっただろう。
杖を構えたまま、息詰まる視線を保ったまま、女の身体は硬直した。
「――――っく……!」
攻撃に備えるように腰を落とし、地面に足をしっかりと密着させてはいるものの、捕縛の術に掛かった肉体はあまりに無防備。
近づいてくる男を見上げながら、どうにか身体を動かそうとするが、見た目には何の変化もない。
■ボルフライ > 「ククク…運がよかったな。
下手に抵抗でもしようものなら、組み伏せるのに腕の一本や二本千切っていたかもしれんぞ」
はたから見てもわかる女の今の無力さが故に、この大男は愉快に笑ってみせる。
彼女が全力でぶつかるなりしていればどうなっているかはわからない。
この男の言うように、抵抗した挙句凄惨な目にあっていた可能性もある。
捕縛の術により、杖を構えた姿勢のままに固着された彼女の身体は、かろうじて視線を動かせる程度にしか動けなかったろう。
女の目の前に立つ男の肉体は、やはりそびえるように高く、その屈強な肉体は分厚い筋肉に包まれている。
これで魔法まで扱うのだから質が悪い。
「イイ女だ…そう簡単に折れないってツラしてよ。
叩き堕としがいがあるってもんだ」
大きな手のひらが彼女の顔に伸び…その顎をそっと掴んで顔同士を向き合わせる。
強面の大男の、頭の中まで見抜いてくるかのような鋭い視線に、不思議を目を離すことはできなかっただろうか。
男のセリフから、彼が何をしようとしているかは想像がつくだろう。
本来であれば直に触れている手から、淫術でも使ってたちどころに発情させてやるのも趣があってよい。
だが芯の強そうな女を、その心根から砕いて屈服させてやりたい。
男は再び口角を上げて笑えば、彼女のその挑発的な衣装に指を掛けて、豊満な胸を露出させてしまうか。
■エルス > 何のためらいもなく手下を消し炭にした男である。
脅しでも何でもない事は分かっているが、それでも誇りのために闘っておきたかった。
だが今は、構えた杖に魔力を集める事も叶わず、無抵抗な女に成り下がっている。
「…………」
くい、と上げられた顔。重なる視線。
青い瞳は優しげに細められる瞬間も多いが、男の前では気の強さばかりが目立つ視線を向けている。
術に掛かっていなくとも、この状況ならば女は視線を逸らさなかっただろう。
気安く触るな――――視線がそう囁いている。
だがわずかに開いた唇からは言葉にしたくともできない証のように、吐息ばかりがこぼれていた。
そして其の呼気は、男が衣服に手を掛けた瞬間に引き攣る。
ふるり、柔く揺れて露出する褐色肌の豊かな乳房。
ふっくらと張り、赤橙の乳首が鎮座する双乳は二度ほど揺れた後、静まる。
相変わらず顔を動かす事さえできなかったが、ダークエルフの頬が見る見る紅潮していった。
成熟した肉体と骨格だが、性経験はあまりに浅い。
男の前で乳房を露出して平気でいられるような性格ではなかった。
■ボルフライ > このダークエルフの着ている衣装がどういった類のものにせよ、事に至るのに都合の良いものであるのは確かだろう。
捕縛の術を解けば、即座に残り少ない魔力を使って最大限の攻撃を行うだけでなく、腕に噛み付くくらいはしようものだ。
だがそんな睨むような視線と表情も、ちょろっと衣服をはだけさせてしまえばまた別の面を見せる。
「ク…ハハハ!このなりから見て痴女かとも思ったがな。
まるで生娘のような反応だな!」
確かに女の恰好は、はたから見ても露出度の高い挑発的な服装と言えるだろう。
そんな女の胸を露出させただけで、頬を紅潮させる有様だ。
男の高笑いと蔑みの言葉がさらに女を刺激する。
露出したふくよかな胸の先端を、その大きな手でむにゅりと感触を確かめるように揉み、先端を指で緩く捏ね上げていこう。
女がそれで快楽を感じるか、それとも未だ反抗の意思を見せるか。
どちらにせよ、乳首をねぶりつつももう片手を女の下半身へ滑らせ、着衣に包まれた股間を、逞しい指でずりずりと擦り始めてしまうのだが。
■エルス > 術で不自由ななかでも、嘲笑に奥歯を噛みしめ耐えたが、辱めが其れだけで終わる筈もない。
男の大きな掌が乳房を掴んだ瞬間、ぞくりと背筋に怖気が走った。
太い五指が食い込み、指の間から乳肉がはみ出るとともに、指に弄ばれる乳首が少しずつ硬くなっていく。
頼りないほどに柔らかだった乳首の変化は早く、すぐに男の指にはくにゅくにゅとした弾力が伝わるだろう。
「んんっ、う……」
身体は動かずとも呼吸は許されているせいで、女の堪える声が呼気に混じって溢れてしまう。
屈辱、恥辱、そして悪寒混じりの愉悦に耐える声が。
だが最も触れられたくなかったのはそこではない―――男が次に狙いを定めた場所。
本来ならば少なからず拒絶の反応を見せただろうそこも、ビクッと身体を震わす事すらせず指を受け入れた。
張った乳房以上に柔らかな恥丘は、擦られる事で淫裂の割れ目を浮かばせるように衣服をぴったりと張りつかせる。
恥毛がないために、尚更分かりやすくなる陰唇の膨らみ、中心の裂け目。
「くうぅっ……!うぅ、……や、め……」
術から解き放たれようとするように、言葉を紡ごうとする唇。
だが術に絡められているからこそ、腰が揺れそうな反応を見せずに済むというもの。
膣奥から潤み始めてきたそこは、やがて布一枚を隔ててぬるぬるとした滑りを生む。
そうすれば淫裂はほぐれてしまい、布ごと中心に指が食い込んでしまう。まるで下の唇で食むように。
■ボルフライ > 女の吐息が深く、荒くなっていくのを、男はにやついた顔で眺めている。
体格差はあれどその大きな手のひらでも十分に弄べる軟肉の胸は、掴み心地が良く。
存分にその弾力を楽しみ、先端をコリコリと指で擦るようにこねくり回し、勃起させていく。
弄られていない側の胸の先端もまた、釣られる様にして硬くなっていっただろう。
胸をいじられるだけで吐息に悶えるような声色が混じるのは、女が潜在的にその気を持っているからか。
当然のように男の辱めがそれだけで終わるはずがなく、抵抗できぬ豊満な女体を楽しむよう、その手を股間へ伸ばし感触を確かめる。
案の定とも言うべきか、女の肉体を包む衣装の薄さたるや、恥丘の柔らかさのみならず割れ目の具合から、毛の有無までわかるほど。
そんな秘所に布越しに指を擦らせるだけで、股は湿りぬめりが生まれる。
容易にほぐれてしまった女の秘肉の具合に、男も低い声色で「ハハハ」と笑った。
「容易いなァ、女。
色狂いの才があるんじゃないか」
女の耳元で囁く悪魔の言葉。
こんなに早く濡れるのは、元より情欲を湛えた肉体を持て余しているからではないかと。
そんな女の反応を楽しむように、濡れた布越しに太い指を2本ほど、ぐにゅりと膣穴へ捻じ込もうとする。
■エルス > 「―――――っ……」
耳元で嘲られ、頬を紅潮させたまま唇を引き結ぶ。
動けずとも、己の身体の変化はよく感じ取れていた。
男を露とも知らないとでも言いたげだった乳房は愛撫により、乳首をツンと尖らせ上向きになっている。
捏ねられ、左右上下にと面白いように乳首は乳輪と男の指の間で潰れ、跳ね回る。
まるで男を楽しませる玩具のように。
だが、これ以上声を出すものかと耐えるダークエルフの額に、首筋に、胸の谷間に、汗がじっとり浮かぶ。
其れを嘲笑う―――指の挿入。
「……はぅっ、んぅぅっ……はっ、入、らな……っ、……!」
膣口を捉えられ、太い指が二本、布ごと淫裂を裂く。
ずちゅ……と蜜が陰唇と布の間で空気を含んで潰れる音がして、完全に陰唇が指を挟む。
自由にならない唇を開閉させ、どうにか言葉を吐き出しながら、無理だと訴えた。
指ごと布を咥えた淫裂から滲み出る愛蜜は、男の指先を濡らすだろう。
布越しであろうと感じる筈だ。熱く濡れた媚肉の柔らかさ。
中心で布を食む事により、両側から陰唇の肉がはみ出た。
肉厚な其の肉は、普段は膣口を守るように閉じているのだが。
■ボルフライ > 「ならたっぷりほぐしてやろう。
これからさらに太いものが入るんだからな」
たった2本の指を挿入されただけで、入らないなどと口走る女に、男はあざ笑うだけで動きを止めることはない。
無論並みの人間より大柄な男の指は当然のように太く。
膣へ捻じ込まれた指は、その中の柔らかさと生暖かさを楽しみつつ、指を広げて中を解し広げていく。
柔らかな膣肉はたちどころにくぱぁと広がり、するととろりとした女の蜜がたっぷりと溢れ出て、女の内股を伝いぽたぽたと地面に落ちる。
この具合から察するに、女が言うほどきつい雌穴ではない、むしろ柔らかく肉厚の膣肉は、男を楽しませるだけでなく、快感を自身に伝えやすいつくりとなっているか。
「いい頃合いだな…楽しませてもらうぜ」
ずるり…と指を膣から抜けば、またしてもどろりと愛液が滴り落ち、男の指はべっとりと濡れ汚れてしまっているだろう。
そんなべとついた指を女の鼻先に近づけて淫臭をかがせつつ、乳房を弄んでいた手を放し、女に向けて軽く指を動かして見せる…すると。
術で動けぬ女の身体が、まるで操り人形になったかのように、本人の意思と無関係に勝手に動く。
それも、この男が遊んでいるのだろう、わざとらしく腰をくねらせ腕を頭の上に上げて、ボディラインを見せつけるかのような、本来の彼女のやらないセクシャルな歩き方をさせて。
そして近場にある木に両手を付かせ、丸みのある褐色の尻を突き出す、後背位のポーズをされてしまうか。
■エルス > 「……んっ、ふぅぅっ……嫌っ……ひっ、広げ、ない、で……うぁっ、あぁッ……!」
男の指の動きは、愛撫でもあるが拡張行為でもある。
其れは男の言葉通り、彼自身を受け入れるための行為だと思えば、おぞましい。
おぞましいのに、肉体だけは牡を求めるように反応してしまう。
広げられた肉穴から垂れていく蜜が、ギチギチと広げられる感覚を和らげる。
布を纏う指を男根と勘違いしたかのように、膣肉は締めつけを始めていた。
其れは間違いなく牡の子種を請う牝の動き。
性経験が浅かろうと、女の身体は充分熟しているのだ。
「ふぁ、はっ、あっ……」
指が引き抜かれ、圧迫感が減っていくとダークエルフの眼差しも安堵のようなものが覗いた。
だが眼前には己の蜜をたっぷりと纏わせた男の太い指。
垂れるのも重たい様は、まさしく牝の蜜であり、匂いも牝の発情臭に相応しい。
「ぃ……いや……」
羞恥に顔を背けたくとも、其れすらできない無力感。
指であろうと、まだ膣を犯されたショックに心が追いついていないダークエルフの身体が、勝手に動き出した。
意志を伴わない歩き方は、露出したままで乳首を勃たせた乳房をぷるんぷるんと揺らし、豊満な尻肉をも震わせる。
完全に布が食い込んでいるせいで、Tバックのようになっており、褐色の尻肉は左右からこぼれていた。
其れを、男に向けて突き出すのだ。
挿入しやすいように少し脚を広げると、布の内側でまた淫裂がくぱと開いた様子で、噛んでいた布が解放される。
ベトベトになったそこは愛液の染みがあり、内腿まで垂れている。
――――完全に出来上がった牝の陰部である。
まるで喜んで男を迎え入れる行動であったが、当然己の望んだ事ではない。
誘惑するように臀部を突き出しながら、声だけは悲痛に。
「いや……いや、いや……ぁ……」
犯される事だけは避けたいと、訴えている。
術に背いての唇の動きなので震えた声音だが、女の本当の意思がそこに表れていた。
■ボルフライ > 「ククク、なかなか良い動きだ。
バフートあたりでやれば高値が付くんじゃないか」
女の肉体を操り人形とし、辱めの所作で卑猥なポーズまで取らされるだけでも十分に屈辱的だろう。
だが男の口から出たのは、決して関わるべきではない街の名前。
そこに売り飛ばされようものなら、最早未来など無いに等しい。
かつてはこの男に媚を売ってでもバフート行きを免れようとも考える女もいたほどだ…上手くいったかどうかは定かではないが。
さて、この女をどうするかなど、楽しんでから決めればいいだけのこと。
揺れ動く豊乳のみならず、突き出された豊満な尻の揺れに、期待が膨らむのは男の期待だけではない。
「風邪でも引いちまったら面倒だからよ、たっぷり暖め合おうぜ…っ」
逢引であればまともなセリフも、この状況下では卑劣なセリフとなろう。
足を広げて挿入しやすいようポーズをとる女の、陰部を隠す最後の布に指を掛けて、それをずらし雌穴を露出させてしまう。
薄布から解放された穴は外気の冷たさにわずかに萎えて収縮してしまうだろうか。
だがそれを許さぬかのように、硬く温かいものが膣にぐにっと押し当てられそして…。
ズリュンッ!と捻じ込まれる音を体内に響き渡らせながら、大男の巨根が、有無を言わさず容赦の無い挿入を。
男の男根は、その屈強な肉体に相応しい、長く太く逞しい、堂々たる威容の巨根。
それが男を深く知らぬ女の膣に、根本までブチ込まれてしまったのだ。
ミッチリと柔らかな膣肉を押し広げるように挿入された巨根は、子宮口まで完全に貫き、その太さが故に女の下腹部が軽く膨らんでしまったか。
それだけでなく赤黒く太いカリ首を持つ亀頭が子宮口と性感帯を一撃でゴリッと抉り、圧倒的な圧迫感と共に強烈な快楽までも生み出し、肉欲に疼く女の肉体と精神へダイレクトな攻めを与えただろう。
そして、女の反応がどうであれ、挿入ののちに続くものは決まっている。
女の腰をがっちりと両手で掴んでしまえば、その豊満な尻へ腰を叩きつけるようにして、パンッパンッ!と甲高い音を響かせた力強いピストンで、女の子宮を蕩かせていくことになる。
■エルス > 確かに今の女の身体は肉奴隷向きの媚びた色香を漂わせている。
精神がいかに高潔でいようと思っても、男の前では無力だ。
「ぁ、……嫌……見ない、で……」
最後の砦となる布がずらされ、やや開き気味の淫裂が晒された。
褐色の陰唇の内側に愛液で濡れた粘膜の肉色は、焚火の揺れる明かりを受け、ヌメヌメと光っている。
男を受け入れる牝穴もひくひくと震えているが、当然そこが最も蜜塗れであり、涎のように垂らした浅ましい光景。
亀頭を押し当てられれば、むちゅっとキスに近しい音を立て、内側に窪む。
そして――――
「ひっ――――んぁあああっ!?」
ペニスを突き入れられた瞬間、悲鳴に似た嬌声を上げるも、其れは痛々しい叫び声ではなかった。
きゅうぅと甘やかながら絞り上げる媚肉の動きは、軽く絶頂してしまった事を表す。
微塵の隙間もなく埋め込まれた剛直の先端は子宮口の輪に食い込み、頸部に到達している。
あまりの衝撃に女が、ひっひっ、と浅く息を吸うと下腹部に浮かぶ巨根の膨らみが顕著になった。
男から見えるだろう結合部は、根元をギチギチに噛んだ膣口が充血し、周囲に愛液の照りが浮かんでいる。
「ひは、……っ……」
漸く息が吸えるかと思った瞬間であった。
絶頂が引き切らない内にペニスが動き始め、女の反応が目に見えて快楽に傾倒していく。
「ひぃんん!はっ、んはぁあぁ!ぁっ、あっ、あっ♥だめっ、だめ、ふあぁぁん!」
完全にホールドされた腰のおかげで、巨根の勢いは膣奥のさらに奥、子宮を確実に突いて揺さぶる。
ぶぢゅん!ぶちゅッ!掻き出された愛液が肉棒に巻き込まれて膣に押し込まれていく音が、肌の打ち付け合う音に混じった。
木が揺れ、身体も弾み、たわわに実った乳果肉がぶるんぶるんと乳首を勃起させたまま跳ね躍る。
尻肉が男の力強い腰に負け、潰れて歪むが、腰が引く瞬間には丸い形に戻る、繰り返し。
子宮を目覚めさせる激しい突き上げに、快楽の連続を味わうダークエルフは悶えた。
下半身が溶けるような心地に、鋭かった眼差しが蕩け、牝の貌が覗く。
何より露骨なのが膣の蠢きである。
包み込むようにペニスを刺激しながら、まるで常に果てているように小刻みな痙攣を起こしていた。
子宮口の肉輪も強制的に開かれているため、一撃一撃で摩擦され、女の胎内は無防備そのもので男を受け入れている。
■ボルフライ > 「おうおう、ずいぶん色気のある鳴き声を出すじゃねぇか」
あれだけ動けないまでも抵抗の意思を見せていた、高潔で気の強そうな女の影は鳴りを潜め、今目の前で男に犯されているのは快楽の味を知ったただの雌。
その変貌の有様に男はくくっと笑みを零し、ひどく楽し気な様子を見せると同時に、男根の挿入で容易く快楽に沈んだ女に期待外れの面持ちもあった。
「とんだ色狂いだったな。
そうだろ?アバズレダークエルフさんよっ!」
腰を力強く打ち付け、亀頭で子宮口をゴリゴリと抉りつつ、喘ぎ乱れる女の耳元の顔を近づけて蔑みの言葉を投げかける。
快楽に蕩けた女には、そんな言葉すらぞくりと震え上がる快感の言葉になったか。
言葉を言い終えると同時にパァンッ!と、尻から甲高い音を響かせる。
男の攻め方はただ力押しだけに留まらず、腰を小刻みに打ち付けて子宮口を抉る攻め方もあれば、ずるずると腰を大きく引いて秘肉をめくり上げさせ、ズチュンッと腰を打ち付ける強烈な一撃を与えるときもある。
膣肉を拡張する太さの巨根が出し入れされる度に、愛液と先走りが結合部からぶちゅぶちゅと溢れ出し、激しく波打つ巨尻と巨乳からは汗が弾ける。
淫乱な女の膣、それは男からしても思いのほか楽しめるもので。
小刻みに蠢き、きつく締め上げてくる女の膣の具合に、男もまたじわじわと昂りを覚え、巨根が中でさらに膨らむのだ。
そうやって時間を掛けてたっぷりと女の身体と心を快楽に染め上げ、刻み込んでいく。
「ふぅっ…!
出すぞ…っ、存分に受け取れっ!」
ズブンッと極太の肉棒を膣へ深々と捻じ込み、巨尻が歪むほど腰を密着させると、子宮口を抉る亀頭が膨張し。
ゴビュルルルルルルルルルルッ!ドビュルルルルルルルルルルルッ!
と、体内ですさまじい音を響かせながらこれまた強烈な放水射精を叩き込む。
濃厚かつ芳醇な魔力を伴った男のべっとりとした白濁は、女の子宮へ容赦なく注ぎ込まれ、たちどころに満タンにして下腹部を膨らませてしまうか。
当然の如く入りきらぬ量であった精液は、結合部からブビュルルルルッ!と怒涛の如く溢れ出して、女の尻も太腿も染め上げていった。
■エルス > ぐぐっと子宮口と子宮への圧迫が強まる。
胎内で無様に歪み、潰れた子宮と男の台詞は被虐の性質をダークエルフに植えつけ始めていた。
「あぅっ、うぅぅっ、ちが、う……私、は……ひっ、うぁっ、あぁぁ……アアアァァンッ♥」
アバズレなんかじゃない。そう口にしたかったが、奥深くまで突かれた瞬間に妨げられた。
膣内で感じる肉棒は凶悪なまでに巨根なのに、男の手管は女を悦ばせる事に長けている。
性に疎いダークエルフがそんな男に勝てる筈もない。
くぽくぽとカリ首に嵌っては抜ける感触に喘ぎ、膣ひだをぞりぞりと削り取るように動く
剛直に背筋をぞくぞくとさせ、一際強い一撃の際には必ず絶頂するという始末。
「……ひっ、ひぃんッ!?嫌、イヤッ、イキたく、ない……っ、止めて、ぇ……はっ、ひゃアッ……あっ、ああっ!
あっ、あっ、あっ、ああんっ!嫌よ……っ、また、また、く、る……ああっ、あっ、んあああっ!うあっ、んんんっ!」
これ以上太いものが入る筈はないと思った膣内で、さらにギンギンにいきり立ったペニスが下腹部を膨らませる。
膣と激しく摩擦し、愛液がかき混ぜられて泡立ち、グヂュッ!ブヂュッ!と水音はとめどなく穢れていった。
刺激される場所、ペースを変えながらも、生殖器を間断なく突かれて絶頂した回数は己ですら分からない。
ただ、膣肉だけは腫れてさらに摩擦を強くさせ、つぶつぶとしたひだで巨根を愛おしそうに
吸いつかせるあたり、胎内だけは意志に反して男との性交に恭順になっている。
汗の浮かんだ乳房を激しく揺らし、濁った愛液をぶちゅぶちゅと飛沫として噴きながら犯される
ダークエルフの痴態は、冬の夜の野外での性交という獣じみた行為に相応しい光景であった。
そして漸く男の絶頂が訪れる。
「あひっ―――――……」
ぶぢゅうッと子宮口を穿たれ、どこまでも深く貫かれて息が止まりそうになった瞬間、射精は行われた。
「んあっ、はっ、ああぁんっ!やっ、やぁっ……!!
んんっ、ああっ、は、はいらなぃっ……しきゅ、入らないぃっ……ふああぁっ、ああっ……!」
妊娠したように子宮が膨れていくのが分かる。
女の下腹部がぽっこりと膨らんでも尚入ってくる魔の白濁。
隙間などないと思われたほどの密着した媚肉と肉棒の隙間から大量の精液が漏れるのだ。
子宮にどれだけ射精されたのか、残酷なまでに分かるというもの。
悲痛に声を震わせながら―――蜜壷は、また絶頂の証である蠢きを見せていた。
精液を吐き出す巨根を捩じるように膣肉で包み込みながら、収縮する動き。
精管に詰まった最後の一滴まで子宮で飲み干そうとする牝穴らしい貪欲さで、男に食らいつく。
ダークエルフは絶望しながら、快悦に酔い痴れた。
夜に響く女の声はいつまで続くのだろうか。
獣のような交尾が終わる頃、女の身がどこに置かれるのか―――其れは、男の匙加減で決まる。
■ボルフライ > 「ふぅぅぅ…」
互いに名も知らぬ間柄のまま、その豊満なダークエルフの子宮に、無責任にも大量の子種をしこたま注ぎ込み、男は感嘆の呻きを漏らすと同時に、ぶびゅるるるるるるっ!とトドメとばかりに精液を最後まで叩き込んだ。
蕩け切った女の表情、膨らんだ無残な腹、そしてこってりと精液漬けにされた子宮と膣。
男は満足気に笑えば、ずるりと肉襞をめくり上げさせながら、巨根を引きずり抜くと同時に、捕縛の術を解除する。
肉棒が抜かれた瞬間、ぽっかりと開ききった雌穴からは大量の精液を溢れ出し、術を解かれた肉体はもはや抵抗など忘れてその場に崩れ落ちるだろう。
このままこの蛮族の根城にでも連れていかれ、凌辱の限りを尽くされたのち望まぬ子を孕まされる…そんな絶望的でありながら子宮を疼かせる未来を想像したかもしれない。
だが崩れ落ちた女を見下ろす男の口からは、意外な言葉が発せられた。
「まぁいい…解放してやるよ、女。
ククク、今度はお前から挑んで来い」
そう、女をこのまま捨て置き、去ると言うのだ。
助かった…そう思うかもしれないが、その身に刻まれた肉欲を満たせないもの悲しさも感じられただろうか。
どちらにせよ、男の思惑はいずれまた復讐なり討伐なりの理由を持って、この女はこの蛮族を見つけ出し姿を現すだろう。
その時にまた実力の差と共に、快楽へ完全に堕としてやろう…それまではしばし遊ばせてやると。
女が何か言う前に、男はズボンを履きなおし、夜の森の暗闇へゆっくりと消えて行ってしまった。
残された女は犯された痴態のまま放置され、屈辱と共に満たされない情欲を刻み込まれたことだろう。
そのような状態で無事に帰れたかどうかは別の話なのだろうが。
ご案内:「森」からエルスさんが去りました。
ご案内:「森」からボルフライさんが去りました。