2018/12/12 のログ
ルーミス > 「いっそ、皆が皆分厚くて暑そうなローブとか身につけててくれればわかりやすいんだけどな」

冗談めかす。仮にそんなものがあったとして、着る気なんて毛頭無いが。
とはいえ、機会があれば一度お目にかかりたいという思いもあるにはある。

「アイテムかー。作れないことはないけど、…というか作れるけど。…あぁ、確か家に幾つか、調理用に作ったモノがあったな」

ふと思い出す。自分用にという邪な理由で作って取っておいたのだが、基本使わないまま放置している。
誘いにあっさり乗ってくる相手に、かくかくしかじかと家の場所を教えて。

「気楽な格好で来てくれたら有難いな。堅っ苦しいのは見ての通り、苦手なんだ」

ニヤリ笑って、今の自分の格好を見せるように手を広げた。露出が高いのは仕様だ。

ロベリア > 「へぇ、お値段次第ではちょっと気になるところですねえ」

仕事柄丈夫で大きな調理器具が主体のため、仕事用の調理器具はあまり高価な物は気軽には買えないのが悩みどころ。
酷使されるのでとにかく耐久性と修理しやすさが優先されがちで付与品などはとてもではないが手が出ない。

「はーいっ、私もあんまり堅苦しいのは得意じゃないんで、気が合いますねぇ」

ルーミスの姿は、もうばっちり目に焼き付けている。
仕事の合間の目の保養だ。
訪問するにしても、こちらは普段着のようなもので露出を合わせる訳ではないが。

「ところでうちで副業にウェイトレスとか、する気ないです?
制服はまだですけどメイド服にしようかなあって最近デザインを考えてるところで」

一応、ダメ元でこちらも営業活動。
可愛い女の子が近くで働いてくれるだけで癒やされるので、誘ってはみるのだが。

ルーミス > 「値段はまぁそこまでぶん取ることはしないよ。つか、私が使おうと思って結局使わなかったモノだからな。処分できるのはむしろありがたい」

フリーマーケットではないが、この際だ。売ってしまうのもありかもしれない。
そんなことを考えつつ、気が合うという言葉に微笑む。
別に露出を合わせてほしいわけではないので、普段着で問題無い形だ。

「ウェイトレス? ……あぁ、そういや募集してたな。其処で」

指差すのは店の扉。記憶の片隅に残っていた。

「うーん……まぁ、時間は無いことは無いんだが。…こんなのがウェイトレスでいていいのか?」

自分を指差す。言動が粗野で、家事もそこまで得意というわけでは無い。出来るが。

ロベリア > 「おー、思わぬ掘り出し物って感じですね。
楽しみですっ」

何があるかは分からないが、これで楽しみが1つ増えた。
安く実用品が手に入るだけでもありがたいことだ。

「入れる時だけでもいいんですよー。
忙しさにも波がありますから。
まあこの頃夜はありがたい事に盛況ですので、主にそっちで」

一応夜間は給仕も雇ってはいるが、それもまちまちである。
入れる人員が大いに越したことはない。
あわよくば、個人的に親しくなりたいという下心を隠しながら。

「それはもう、申し分ないですっ。
ただお賃金は仕事の内容なりなので、あんまり過剰な期待はしないでいただけると……」

錬金術ができるというのであれば、頭の巡りは申し分なし。
容姿もばっちりだ。
むしろ問題は、ルーミスの能力に見合うだけの支払いとなるとそれほど景気よくは払えないという事ぐらいで。

ルーミス > 「ふーむ……まぁ、入れる時だけって考えれば、収入が増えるのは悪くないか…」

盛況と来れば、忙しそうなイメージが真っ先につく。
一昔前の自分であればとても接客なんてできなかっただろうな、とこっそり自嘲しつつ。
相手の隠された下心は、今のところ気づいてはいない。最も、気づいたところで満更でもないのだが…

「あぁ。私が賃金で揉めることは多分無いだろうから、安心していいぜ」

本業の収入もままあるので其処で不満をぶちまけることは皆無と言っていい。
よろしく、と言って温くなりつつある紅茶を飲んだ。

ロベリア > 「やったぁ♪
可愛いメイド服、用意しておきますねっ。
あ、あとお客さんとして来てくれるのももちろん歓迎なので!」

思いの外色良い返事に素直に喜びを見せる。
彼女に似合う制服となると、やはり大胆に露出してしまった方がいいだろう。
やる事も増えるが楽しみが増えていき、この頃中々いい調子である。

「い、一応適正な金額は払いますからね?」

具体的な賃金交渉は追々でもいいだろう。
とりあえず約束をとりつけた事だし、いい加減こちらも仕事に戻らなくては。

「制服が出来るまでは、とりあえず動きやすい格好で来てくれればエプロンも貸し出しますので!
あー楽しみー♪
それじゃあ、私は一旦お鍋の続きを……」

名残惜しいが、使い終わった食器を回収しつつ厨房に引っ込んでいく。
それほど細かい調整は必要ないが、うっかり焦がしたりしたらいけない。
煮込みながら、他の仕込みも平行してと、暫くは真面目に仕事に取り組むのであった。

ルーミス > 「あー……まぁ、可愛いかどうかは、そっちに任せるけど…」

可愛いメイド服がはたして自分に似合うのか、と自問する。
…まぁ、いいか。性来が適当な性格だから、あっさり考えることをやめた。どんな衣服が来るかは、貰うまでのお楽しみか。

「それでいいよ。詳しくは後々だな」

適正金額にも文句一つ言わず、頷く。ここでごねると折角の副収入の機会が台無しになる。
制服が出来るまでの繋ぎについても、わかった、とさっくり了承した。
…おそらくは、今着ているものと似たような風になるのだが。

「あぁ…そういや仕事途中だったな。いってらっしゃい」

鍋に火をかけっ放しだったんだろうか…と一瞬思うも。
厨房に戻っていく相手を見送る。その後はカウンターでのんびりスコーンや紅茶を楽しみ、たまに此方を見てくる冒険者に睨みをきかせたりしながら。
帰る時は軽く厨房にいる相手に一声かけ、店を後にした。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロベリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルーミスさんが去りました。