2018/11/22 のログ
■アシュリー > 「けほっけほっ。……………………ふぅ。
まぁ……」
呼吸を整え、この店という一城の主にふさわしい堂々とした態度に感嘆する。
かっこいい……というつぶやきは声になったかならなかったか。
私的なご用事、と問われればぶんぶんと首を上下に振って頷き、懐から便箋の入った封筒を取り出す。
流行りの、紙漉きの途中で押し花を混ぜ込んだ東洋紙の封筒を両手で突き出すように差し出して。
「あのっ、お手紙……その、喜ばれるって聞いて……ですわっ!」
何が何だか分からない説明を添えて、頭から湯気を噴出しそうなくらい真っ赤になった少女はぷるぷると震える。
封筒の中身は質のいい紙に上品な筆致でしたためられた、無駄に形式張って"正しい文法"に則った為に却って内容の掴みにくい手紙。
要約すれば、「今度遊びに伺ってもいいですか」とかその程度の内容に収まるものを便箋二枚使って書いている。
――そして、出向いていいかという伺いを届けに直接出向いているというポンコツぶり。
■リス > 質問の返答はなかった、というか、何やらいっぱいいっぱいになっている模様。
緊張しきりでもあるし、お買い物でもなさそうである。
なので、ふう、と軽く息を吐き出してみせる。
そして、彼女の隣に腰を下ろした。すぐ近く触れられる距離に。
「フィリア、別にそんなに硬くならなくても大丈夫よ?
お店だとね、やはり示しとかあるから。お友達でも、対応がお店としての対応になっちゃうのよ」
そう言ってなだめてから、紅茶を一口含んで唇を湿らせる。
手紙という言葉に、あ、そういえば、と中身を見る。
「じゃあ、ちょっと拝見させてもらいますね?
素敵な便箋、これ、ウチでも扱おうかしら。」
まずは、彼女の用意した手紙、便箋などを確認して、その素晴らしい出来に目を細める。
それから、手紙をしばらく読んで、その内容を確認してクス、と笑ってみせる。
そして、視線を手紙から、彼女へと向けよう。
「遊びに来てますね、もう?
いつでも構いませんわ、私のおうちでも、このお店も。
お気軽にどうぞ。」
少女は楽しげに笑いながら、便箋の答えを伝えよう。
そして軽くウインクして見せてから続けて見せよう
「あと、手紙は基本的に、郵送するもので、手に持ってくるのはラブレターだと思うわ?」
特にお伺いの手紙は、あらかじめ送って置くものだと思うのよね?
と、彼女の赤くなっている顔を眺めて笑おう。
■アシュリー > 「ひゃぅ…………!」
隣にリスが腰掛けたことで、ぴくーんとソファーから飛び跳ねる。
すぐにはしたない行いだと気づいて、優雅に座り直してこほんと咳払い。
「わ、わかりますわ。わたくしも貴族としての示しとかありますし……」
こくんと、今度は静かに頷いて。
急に訪ねてごめんなさい、思っていたよりずっとしっかり店長さんをされていて凄いですわ、と。
けれど手紙を開けられるとなると、緊張からまた口数が少なくなってしまう。
「……ううー、言わないでくださいまし。
本当は郵便屋さんにお願いするのが良いのでしょうけれど、送る踏ん切りがつかなくて。
今日はたまたま近くでお仕事でしたから、勇気を出して来たのですけれど」
笑われてしまって、恥ずかしさでどんどん肩が細く竦められていく。
うー、と涙目で唸りながら、己の迂闊さというかお間抜けさになんとも言えないやるせなさ。
「…………らぶっ……こ、恋文は……書き方がわかりませんわっ!」
直接持参するのはラブレターだ、と指摘されればそれこそ真っ赤になって、ちがうと否定して。
「ロンディニアの息女たるもの、慕情は直接口頭で伝えるもの、手紙で伝える想いはその後のことですわ……!
あ、いえ、今度から郵便で送りますけれど、えっと……」
もごもごと口の中で呟き、それから。
リスに会いたかったのも少しありますわ、と蚊の鳴くような声で。
■リス > 「もう、可愛らしいんだから。」
飛び跳ねる少女に、そんなに驚かなくてもいいじゃない、と笑って見せる少女。
別に裸でもないんだし?と、座り直して咳払いをする様子に楽しげに言って。
「ええ、ええ。
貴族は色々とありますからね、まあ商人は、一市民ですから、貴族ほどではないのだけれどね?」
それでも、店長としての威厳はある程度保っていないとダメなの、とすごいという言葉にありがとうとお礼とともに微笑んで。
「ふふ、でも、とっても嬉しいわ。
でも、目の前だとお返事の手紙が書けないのが残念なところ。
今日は、本当にありがとう、来てくれたのも嬉しいわ。」
となりにいる彼女が細くなるので、腕を伸ばしてギュッと抱きしめ、ほほにスリスリ、と。
「じゃあ、覚えないといけないのかしら?
で、も。そういうしきたりなら仕方がないわね。
それに、手紙よりも、好きって直接言われたほうが嬉しいものね。」
お手紙待ってるわ、と、次からの言葉にうなづいて。
「私も会いたかったわ。
ふふ、でも、デートするにはちょっと恥ずかしい場所かしら。
どこか、移動する?」
お食事でも、エッチなことでも、お買い物は当店で。
なんて、軽く冗談をこぼして再度頬ずり。
■アシュリー > 「……もうっ!」
可愛いだとか、裸でもないんだから驚かなくていいだとか。
こちらの反応をいちいち面白がるリスに頬を膨らませて、むーっと睨む。
当人としては最上級の「怒ってるんですのよ!」アピールだが、
怒気が無いどころかむしろ頬パンパンに餌を詰め込んだ栗鼠のようになってしまった。
「あっ……そ、そうですわね。
そっか、直接だとお返事が書けませんのね……」
その発想はなかったですわ、と少ししょんぼり……する間もなく抱きしめられ、頬ずりされて。
触れ合う頬の肌越しに、体温がぐぐーっと上がっていくのがわかるだろう。
耳まで赤くなって、あうあうと口をぱくぱく。
「ででっデート!? はうぅ…………で、ですわね。
お仕事場でいつまでも居座っていてはご迷惑ですから、移動に異論はありませんわ。
でも、お店を離れてしまって大丈夫ですの?」
リスの冗談を務めてスルーしようとぎこちなく声を上擦らせ、頬ずり再開であうあう言わされながら心配の声。
■リス > 「そんなに頬をふくらませたら、食べちゃいたくなっちゃう。」
ぷくーっと膨れ上がる頬、小動物的な可愛さに、楽しげに、ほほにちゅ、とキスを落としてみせよう。
睨まれても気にしてません。こう、怒ってる姿も可愛いわと言いたげ。
「ええ、待たせちゃうし、目の前であれこれ考える事しちゃうし。
それなら、フィリアの言うとおりに直接言ったほうが良くなるでしょう?」
赤い顔は、羞恥と怒りを行ったり来たりしているのだろう。
今は羞恥に全振りされていると見てとって、可愛いわ、ともう一度。
「心配、ありがとうね、でも店長としての仕事は終わったわ。
夜番の店員の引継ぎや交代も終わっているし、大丈夫よ。
どうしてもって言うなら、仮眠室で一緒にイケナイコトするのもあり、だと思うわ?」
店に関しては心配はない。
問題がないようにちゃんと教育はしてあるからと。
心配にお礼を言いながら彼女を見る。
「お食事と、エッチなことと、お買い物。
何処に行きましょうか?」
スルーはさせません、行き先は大事ですから。
恥ずかしいなら、耳元でこしょこしょでもいいのよ、と。
■アシュリー > 「わ、わたくしは食べても美味しくありませんわひゃっ!」
むむーっと怒ってますアピールをしていたところに、意にも介さぬ頬へのキス。
驚いて怒りが霧散して、勢いあまって悲鳴まで上げてしまう。
誰かに聞かれてしまっては居ないかとドキドキと部屋の入口に視線を向けて。
「……もう、リスは意地悪ですわね」
誰か居るかも知れないところでの過度なスキンシップに心臓が破裂しそう。
見られたら、聞かれたら、どうしよう。
生涯純潔を誓った尼僧でもあるまいし、その程度でどうすることでもないのだけれど、そんな不安がふと胸をよぎったり。
けれど、かわいいかわいいと猫可愛がりするリスには唇を尖らせて抗議の意を伝えておこう。
幾らリスのお城とはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……し、しませんっ!
お仕事が終わったのでしたら、それは……その、嬉しいですけれど」
此処でしたいのか、と問いかけられて大声で否定してしまって。
バツが悪そうに、声を顰めてリスが自由時間だというのならそれを喜ぶ。
さて、どこに行こう……
「食事とお買い物、迷いますわね……でももう夜遅いですし、お買い物よりお夜食かしら?」
ふたりとも仕事上がり。
深夜の間食は乙女の大敵だが、今日くらいは許されるのではなかろうか。
できればクリームやお砂糖たっぷりめで。チーズなんかもいいですわねー、なんて考える。
食事と買物の間になにか挟まっていた? さあ、気のせいではないかしら!!
■リス > 「とっても美味しかったけどなー。」
おもに性的な意味で、悲鳴を上げる彼女に、あらあらと、目を瞬く。
入口の方には特に変化はないというか、慣れてる模様。
綺麗にお掃除していたり。
「ごめんね?愛おしいとついついからかっちゃうの。」
この程度は少女にとっては序の口ともいうレベルであり、過度という認識すらなくて。
抗議の意にそろそろダメかしら、と少し身を残念そうに離そう。
「逆に、フィリアは大丈夫なのかしら?
先ほど、近くで仕事だった、と言ってたのだけど。
終わってるの?」
大声には特に気を悪くする様子もなく、それよりも彼女も仕事中ではなかったのだろうかと確認を。
大丈夫なら、問題はないけれど。
「じゃあ、そうね、食事にしましょう。
この時間だと、……平民区の酒場とか、富裕層のBARあたり、かしら。」
スルーされてしまった本命の選択。
ちょっとものすごく残念だけど、今回は我慢我慢。
提案に従い考えるのは、こんなところでしょうか。
どっちがいい?と視線を向ける
■アシュリー > 「美味しくないですわ!」
味を見るならせめてしっかりお風呂に入ったあとにしてほしい。
腐っても騎士、仕事をすれば多少は汗をかいたりもするのだから。
――それにしても店員さん達がなれている辺り、この人はそういう方なのですわねえ、なんて思って。
「愛おしいだなんて……軽く聞こえてしまいますわっ」
だからこそ、ちょっと拗ねる。
むぅーっと拗ねて、半目でじとーっ。
「わたくしは大丈夫ですわ、今日のお仕事は終わって交代もしてきましたもの。今夜はもう自由時間ですのよ
……まあっ、酒場! わたくし行ったことありませんの。
バーも行ったこと無いのですけれど、そういうところって怖くありませんの?」
怖いおじさまとかが居るとこわいですわ、とリスの裾をきゅっと摘んで心細さを隠さない声色。
どちらも甘いものはなさそうなのが残念だけれど、時間が時間なので我慢して、怖くないならリスのオススメのお店がいいですわ、と。
■リス > 「ふふっ。」
こう、汗の臭いとかも結構好きなんだけど、それは言わないでおこうと思う。
だって言ったら、半眼で見られてしまいそう。
もうすでに見られてる、じーっと、不満そうに見られている。
「あら、好きな相手に好きというのは私の信条みたいなものだけれど。
そうね、不愉快なら控えるわ。」
アシュリーの拗ねた視線に、あからさまに、不愉快ですわという雰囲気全力の表情。
嫌われたくないので、両手を挙げて降参とばかりに言いながら、謝罪を。
好意の伝え方だっていろいろあるだろう、過剰な人もいれば、控えめな子もいる。
「じゃあ、気兼ねなく。
そうね、酒場はみんなでワイワイする分、破落戸とかも多いし、喧嘩やナンパが多くあるわ?
バーは静かにお酒を飲むところですから紳士淑女が多いわ。
怖くないというなら、バーの方が比較的。
でも、どっちにしろ酔っ払えば紳士淑女でも豹変するのがいるから、なんとも言い難いわ?」
おすすめのお店と言われて、それなら、バーのほうがいいかしらね、と少女は席を立つ。
■アシュリー > 「ふ、不愉快じゃないですわ!」
少なくとも好意を抱いている相手に好きと言われて不快に思うほど性根がネジ曲がった性格はしていない。
リスの降参に表情に大慌てで頭を下げて。
「わたくしもリスのことはその、好ましく思ってますし……
ちょっと拗ねただけですわ。ごめんなさい……」
リスのストレートな愛情表現に驚いてしまって、そしてそれがいつものことだと思ってちょっと拗ねたのだと素直に白状して、ごめんなさい。
「……バーの方でお願いしますわ。エスコートとデートコースはリスにおまかせしてもいいのかしら」
ひとまず、リスが一緒なら安心だろう。
リス自身が酔っ払って豹変するタイプではありませんように、と願いつつ、席を立った彼女の後をとことこと雛鳥のようについていく。
■リス > 「でも、安く聞こえるようなのは、私も考えるところあるから。
たっぷりあっても、安売りはしないから。
不愉快なことは、伝えてくれるなら直すから、できる限り」
頭を下げる相手に、大丈夫と声をかける。
ちゃんと彼女には彼女に対しての付き合い方を考える頭を下げるいわれはないしと。
「拗ねて貰えて嬉しいと思ってるのよこれでも。
ストレート直球、カーブは苦手なの。」
謝ることはない、彼女に何も非はないのだと、もう一度しっかり言おう。
そして、いつもの手提げカバンを手にして。
「かしこまりましたわ、お嬢様。
では、早速デート、と参りましょう。」
ちょっと特殊なお店ですが、この時間でも空いていて、甘いものもあるお店、知ってますからと。
少女はそっと彼女に手を伸ばして微笑んでみせる。
後ろついてくるんじゃなくて、並んで歩きましょう、と。
■アシュリー > 「わたくしが経験に乏しいのですわ。だから、経験を積んでその辺りの駆け引きを覚えないといけませんわね……」
お互いにお互いの間合いやコミュニケーションのとり方を測っていかないとですわね、とばつの悪そうな表情で顔を上げる。
リスのストレートをまっすぐ受け止められる淑女になりませんと。
騎士服の皺を伸ばして、腰の剣をちゃりと鳴らして。
エスコートする女騎士と、される令嬢、という風体だが実際には逆で、それがどこかおかしくて苦笑しながらリスの手を取る。
「お嬢様はやめてくださいませ、そういう呼び方は家のものだけでお腹いっぱいですわ」
しっかりと手をつないで、並んで歩く。
騎士と姫に見えるだろうか。
仲のいい友人に見えるだろうか。
それとも…………なんて考えながら、夜の街へ。
■リス > 「フィリアの良さは、その純粋さにもあると思うわ。
でも、経験も大事だし……そのあたりは悩みどころよね。」
あまり経験値が多いと、私のような変態さんになっちゃうかもだし?
バツの悪い表情の相手に対し、おどける様に言葉を放ってみせる。
リス自身の事は、淑女というよりも、もっと別の何かに見えるかも知れない。
苦笑のままに手を取る相手、その辺は慣れなのだから仕方があるまい。
「じゃあ、行きましょう、フィリア。」
軽く笑いながら、少女たちは歩き出そう。
ちょっと不良にも見えるだろう、女の子二人での夜の遊び。
静かなバーで軽くお酒とケーキなどを楽しんで。
たわいのないお話をして、家に帰るのであろう―――。
■アシュリー > 「純……でも、ううーん。もう少し経験豊富な方が騎士として格好良いと思いますのよね……」
確かにそれはありますわね、とリスの冗談に真顔で返す。
尤も、表情こそ真顔でも明るい声音で冗談だとわかるだろう。
しっかりと手を繋いで、指を絡めるほどの勇気は出ないで。
初めてのバー、初めてのお酒を楽しみ、リスとのおしゃべりを楽しんで。
――お酒の類にべらぼうに弱いという自身についての新たな発見を得つつ、夜は更けていく……
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からアシュリーさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 川辺」にルルさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 川辺」にリルさんが現れました。
■ルル > 空も赤くなる夕刻の時間帯の喜びヶ原の自然地帯。
そこの街道から離れた川辺の小道を恋人である少年を並んで歩く。
街道を歩けば早いのだが、我儘を言い川辺の道を歩く。
デートのように楽しそうにしてはいるが今は一応はお仕事の最中。
薬草を採取という新人向けの仕事を受け、少年に一緒に来てとおねだりをした訳で。
「~~……~…」
隣の少年と手を繋ぎ、本当に小さな声で鼻歌のように歌を歌って歩く姿はとても楽しそう。
本当に仕事なのかと解っているのかという心配すらを感じさせる姿であって。
■リル > 空が赤い。そろそろ、日が暮れるのも早くなってきた。
自分はこの色がすきだ。この子と一緒になってから、特に。
一人でいる時、夕焼け空を見上げて、君の瞳の色を思い出す。
そんな夕焼けに包まれながら、ふたりで川辺を歩く。
お仕事だけれど、まあ、ちゃんと出来れば道中くらいは、ね?
2人で、薬草の自生している地域まで歩いていく。
「いい歌だねえ、ルル」
手をつないで。小さな声だけど、鼻歌が聞こえたから。
自分も詩は好きだから。ちょっと興味が湧いた。
■ルル > 冒険者を始めた頃は街道を歩いても直ぐに疲れていた。
しかし今では空が赤くなる時刻まで、ゆっくりとではあるが歩き続ける事も出来るようになり。
夕焼けの空を見ていれば、自分の瞳を覗き込む少年の姿を思い出して。
もしかして好きなのかなと、そんな事をふと考えて一緒に歩く。
お仕事に向かうのだから駄目と言われるかと思ったが、そうは言われなかったのが嬉しくて、川辺を歩く足取りも軽く。
時々に視線を進む先から少年に向けては楽しそうで。
「……そう……?ん、好きな……歌…なの……」
手を繋いで一緒に歩くという嬉しさに鼻歌を歌っていた事に気が付かなく。
少年に告げられて気が付けば頬を赤く染め、好きな歌だったからと答える。
歌が好きなら一緒に聞けるかな?とそんな淡い期待も持って。
■リル > この子も、歩きなれてきた。それだけで、十分すぎる、立派な成長。
一日にどれだけ無理なく進めるか。それが大事。……あと、無理、させたくない。
……今はうん。夕焼けの色をした瞳の少女と、2人でちゃんと歩ける。
そう。この子の瞳が好き。瞳だけじゃない。全部が好き。
ちょっとした提案。もしかしたらこの子は川辺を歩くことを我儘なんて考えてるかもしれないけれど
僕は楽しく日々を過ごしたいから。特に、この子となら。
ああ、いい音色。
「うん。たまに酒場で歌ったりするよ。おー……アカペラでもいいから、ちゃんときいてみたいかも」
この子の好きな歌。ちゃんと聞きたいな。この子の声で。
楽器がなくっても、この子が歌うから、それだけで楽団に勝るんだから。
■ルル > これだけ歩けるように成長できたのは少年のお陰。それまでは街中ですら息をあげていたのだから。
まだどれだけ無理なく進めるかのペースは判っていないが、それはおいおいと覚えていく事。
ただ今は大好きな少年と夕焼けの中を歩ける事が嬉しく楽しく。
夕焼けを見れば少年の瞳を思い出し、ずっとこの時間が続けばいいなと思ってしまう。
会えないときは大好きな人を思える、少年の瞳と同じ色の空だから。
そしてこうしたちょっとした我儘も受け止めてくれ、一緒にお仕事にも来てくれる。
そんな優しさに甘えてしまう。
「そう……なの……?聞きに……いく……ね?ぁぅ……その…うちに……」
歌っているのは知らず、聞いてみたいと心から考え。仕事が終われば少年を探しに酒場へ行こうと決めて。
ちゃんと聞きたいと言われると顔を赤くして、小さく頷いて。
人に聞かせるほどうまくはないのだが、少年には聞いてほしい。演習しようと。
■リル > 一緒に歩いていくから、一緒に歩けるようになる。それが、それだけで嬉しい。
冒険者の先輩として、ちゃんとしなきゃいけないのに、恋人と一緒だから、色々甘く見ちゃう。
まあ、その。血なまぐさいことはまだだから、そのときはちゃんとする、し。
互いのことを思い合う時間。まさか、互いが互いの瞳と夕焼けを重ねていたなんて思いもせず。
こんなところまで両思いで、大好きな色に包まれる、そんな時間。
自分としては、生活が許す限りは、のんびりした依頼で、のんびりと過ごすのだって構わない。
こういう、一緒の時間がほしいから。
「ん? 今歌ってもいいよ? ふふ、ルルは恥ずかしがり屋さんだねー」
クスクスと笑って。そうかあ、聞きたいって、思ってくれるんだ。ルルは、その、酔わせると他の男からちょっかい出されそうで、僕大暴れしちゃいそう。
だから酒場では、できれば隣りにいたい!
……そして、この子の歌……いつか聞きたいなあ。
■ルル > 今はまだ無理だけど、一緒に歩けるようになりたい。
だからつい無理をしてしまう事もある。冒険者の先輩である少年のいう事はよく聞くのだがつい無理もして。
恋人だから早く隣にと、甘えは頑張って、そして甘えると繰り返して。
でもまだ血なまぐさい経験はない。その時はきっと少年に頼る事になる。
「綺麗………だね……リル…の瞳……みたい……」
夕焼けを見るとつい口にしてしまう一言。しかしすぐに気が付いて恥ずかしそうにして。
もし今同じ事を考えていると知れば嬉しく恥ずかしくて足が止まってしまう。
両想いで大好き、一緒に居れる時間はどんな時でも至福のひと時。
ただ、お仕事はまだ新人。しかも貴族のお嬢様という事もあり、一人ではお小遣いを稼ぐような仕事しか受けさせてもらえず。
でもそれも少年とのんびり一緒に過ごせる依頼だからと気にもしない。
「今……駄目……練習……する…から…。だって……ぅぅ…」
元々は社交場に出るのも難しいほどの恥ずかしがりや。家族や屋敷の執事、学園の教師以外で一緒に長時間居れる異性は少年だけ。
そんな少年の歌ならばぜひ聞きたいと考えてしまう。ただ、お酒には凄く弱く、酒場で目を離せば大変なことになる程の無防備さ。
酒場ではきっと少年が見える最前列で歌を聞こうとする。
今という言葉に紅い顔を左右に振り、また今度と本当に小さく囁いて。
■リル > こうして隣に大切な人がいる。「どこかの誰か」ではなく。大切な、かけがえのない人。どこまでも歩きたい。
ちゃんと、この子が無理しすぎないように見ていないと。壁に当たる以外で転んだり、そういうのはみたくないから。
冒険小説みたいに、明確な区切りで練度が上がったりはそうそうないから、2人でがんばろうと。
「え。 ………………あの……………僕……………ルルの瞳、みたいって………ずっと、毎日、おもって……」
まさかの、言葉。自分が恋人を想うように、恋人も、自分を思ってくれていたんだ。
嬉しい。嬉しい。嬉しい。嬉しすぎて、顔が耳まで真っ赤になって、湯気が出ちゃいそう。
2人で思い合うことの嬉しさなんて、恋人になってから何度味わったか知らない。
なのに。こんなに。
当然、この子が請けられる仕事はまだまだ少ない。ギルドは自殺のためにあるんじゃない。
実績がなければ、ちゃんと初級から。でも、うん。一緒に歩いていくんだから、いい。
「あはは。ルル、声綺麗なのにー。 じゃあ、絶対聞かせてね?約束だよ?」
自分は基本的に、わーっと飛び込んでいくタイプ。懐っこい子犬のようだと言われる。「子」犬なのがちょっとだけしょんぼり。
酒場で聞かせるときには、ちゃんとこの子が目に入る範囲におさめて。変なことするやつにはジョッキでも投げないと。
頬を赤くするルル。小さな囁き。でも、うん。先の楽しみ1つふえた。
■ルル > 家族や使用人以外ではっきりと誰と覚えている恋人である大事な少年。
少年とならどこにでも、どこまででも一緒に歩いて行ける、歩いていきたい。
ただその気持ちが強すぎ、少々目立つ無茶。つい先日もギルドで何もない所で転んだりしているのは秘密。
読むようになった冒険小説みたいに強くなりたいと願うが、無理と同時い解っていて。二人で頑張ろうと。
「そう……なの………?リル……私……同じ……」
同じことを毎日。それを知れば白い肌が首まで真っ赤に染まってしまう。
嬉しすぎ、恥ずかしく、そして同じことを考えるほど愛しているのは本当に嬉しい。
少年と出会ってから一気に広がった世界。それがまた広がっていく。
一度同じような仕事ばかりなのをギルドで聞いたことがある。そしてその理由に納得もして。
少年という保護者がいるから受ける事も出来る。でもお仕事の無理はしないで今で満足して。
「…ありが……とう………うん……練習……して、おく……」
学園では静かに本を読んでいるタイプ、でもなぜか気が付けば周りに人がいる不思議さ。
お酒に弱く、大柄な人に弱く、強引に弱い自分。だからこそ少年と一緒の時は常に見ていてほしくて。
少年の約束に頷き、その時はどこが良いかな。人がいない場所…と考えて。
■リル > 家族から離れて、冒険者として独立して……何年だっけ……これが長命の悪い癖だ。
ともかく、その間、友達や仲間はいたけれど……。ずっとを願う人なんていなくて。
でも、今はいて。 きっとこの先、辛いことはあるだろう。でも、隣に居るから、ね。
ギルドのおやじさんから「お前の彼女よくコケるな」とは聞いているので、内心はらはらしています。彼氏は心配性です。
「う、ん…………だって…………きれい、だから………」
顔だけじゃない。きっと全身まっかなんだろう。熱いのがわかる。繋いだ手を、きゅっと、もうすこしだけ、つよく。
嬉しい……毎日、考えあってて。愛してるから、そうしてて。
少女と出会って、世界に明かりが灯った。あったかいよ。
2人で、ちゃんと実績を詰めば、ペアでちゃんと行ける場所も増える。
やれることも増える。でもやっぱり、こうして歩くだけで、嬉しい。
「うんっ。 ふふふ。たのしみだよーー」
こんなに可愛い子なんだから、きっと学校でも友達とすごしてるんだろうな、なんて。
自分の知らない「学校」という世界を想像して。
そして、ギルドの夜の繁盛する時間は、絶対に一人にさせない!
2人で歌をきくのは、どこがいいんだろう。こういう自然の中もいいな。僕の部屋もいいかも……?
■ルル > こうして家族の保護が届かない場所に出かけるのは少年と出会ってから。それを思えば自立していたつもりが親のお世話になっていたとよくわかり。
両親は別として使用人が心配してくれるのは雇い主の娘だから。血縁や金銭が絡まず、心配してくれる少年はある意味一番大事な人。
自分と少年は生きる時間が違う。でも最後まで隣にいると決めて。
まさかギルドのおやじさんからコケている事が伝わっているとは思っていなく。普段の服装からコケれば男性冒険者が喜ぶという構図が出来ていて。
「リル……も、綺麗………だか、ら」
恥ずかしい恥ずかしい、その考えが頭の中をぐるぐると回り。きっと今は夕焼けじゃなければ一目でわかる程赤くなって。握る手の感触が強くなると安堵を覚えて。
本当は毎日一緒にいたい。愛する少年と一緒に居たいのだが、それだけはまだ許してもらえず。だからこの時間は甘えて考えて。
色のない世界に温かさと色をくれた少年との時間がそれだけ大事。
今は一人で受けた仕事に少年の同行。これが難しい仕事を受けれない原因の一つでもあるが、一緒に居る事は優先。
こうして一緒に歩く時間を沢山作れるのはお仕事。
「でも……先…だか、ら……」
今では顔を出すことの少ない学園、行けば友達に囲まれてしまう。
そんな時間の中でも頭には常に少年の事が浮かんで。
ギルドの繁盛の時間には基本は顔は出さない。でも少年の歌という理由があれば別。
歌を聞いてもらえる場所…自室か今のような街から離れた自然の中。あ、少年の部屋もと幾つもの候補があり。
「ぁ……」
話して考えて一緒に歩いて。そんな楽しさにふと気が付けば夕日も落ちて周囲も暗くなり始め。
歩んでいた足を止めて少年を見つめて、野営する?と視線で問いかける。
■リル > 自分とルルは本来なら交わらないはずだった線。だから、だからこそ、離したくない。
……おやじさんの言葉に、何人か顔なじみが笑ってこっちをみていたので、ぴゅーっとしばきにかかった。見ただろうお前ら、と。
「……うれし、い……。 うれしい、ね……」
見上げて、笑顔。嬉しい。すごく恥ずかしくて照れたけど、やっぱり、嬉しい。
毎日一緒にいるのは、ルルの家がまだそれを許さないだろうから、こういう時間が大事。
自分がいるという難易度を下げる要素は、そりゃあ、しかたない。何かがあってからじゃ遅いから。
「ん。先にあるから、楽しみなんだよ」
どんなところなんだろうな。そう思う。関係者ですって入っちゃおうかな?
この子が歌を聞きに来てくれれば、ずっと歌っていられる。
この子の歌は、何処で聞くことになるんだろう。いろんなことが、楽しみ。
「ん……」
そうだね、と頷く。そろそろ野営すべき時間。
危険度の低い地域の川辺だから、条件もいい。天気もよし。
とん、と大きなリュックを地面に下ろす。
■ルル > きっとあの夜に声をかけられていなければこうしてはいなかった。
あの夜はきっと交わる事のない二人を交わらせ、出会わせてくれた大事な日。
ギルドで不思議なのは、少年の顔なじみと紹介された何人かがある日に顔を腫れさせていた事。おやじさんに聞いても笑うだけで。
「いつも……リル…私を……嬉しく…て……幸せ…くれる……から…」
笑顔で見上げられると抱きしめたくなる。今が手を繋いで歩いていなければ抱きしめていた。それぐらいに少年の笑顔は大好き。
きっと父様に紹介し、少年の良さを知ってもらえれば許される。でも中々会う機会を作れないで。
少年の隣に並べると認められたい。でも一人は心細く、一緒に居たい。だからギルドで認められる事も急がない。
「……凄く……プレッシャー…」
少年が学園にくれば、きっと疑われずに入れる。それだけ貴族も平民も混じって学ぶ場所。きっと違う一面も見れるはず。
夜間は行っては駄目と言われる酒場。少年の歌を聞くためなら叱られてもいく行動力もあり。
どこが良いかな。何時が良いかな。それはお仕事よりもある意味大事な事。
視線での問いかけに少年が頷けば、小さく頷き返して。
どの辺りで野営をするのかな。自分は平たんな場所でしかしたことがない。川辺は大丈夫なのかな、と色々と考えて。
大きなリュックを下ろすのを見ると、ここでと判って少年よりも小さなリュックを下ろす。
■リル > あの日出会えた奇跡。ふふ、歌にできちゃいそうだ。なんて。
酒場ではちょっとしたケンカくらいは日常茶飯事なので、ぽかっとするくらいはいいのだ。いいのだ。
「もー……ルルもだよ? ルルがいなかったら、嬉しいの大半がなくなっちゃうんだから」
照れて、はにかんで、でも嬉しい。そんな笑顔。好きな人にしか見せない笑顔。
買い物の時、お父さんに会う話をしたから……礼儀作法的なことをきいてから、かなー……?
平民一直線なのでそのあたりは自信がない。
ルルと一緒にのぼっていく。それでいいって自分も思う。名をあげるのも、金を稼ぐのも、目的じゃないんだから。
「大丈夫。僕が、ルルのがんばったこと、変に思ったりすると思う?」
一緒に、同じ部屋で学ぶようなこと、あったりするかな?そんなもしもをたくさん考える。
この子の思い切りの良さなら、きっと夜に酒場に飛び込んでくる。だから、頑張らないと。
先の楽しみ。先だから楽しみ。それを、考えていく楽しみ。
別に、此処で問題はない。川からは適度に離れているから増水の問題もない。天気も大丈夫。
石がごろっごろしているわけでもないから、シートと、この間買ったお布団でちゃんと柔らかい。
リュックをほどいて。テントを取り出して。
「じゃあ。骨組みくむから、ルル手伝ってー」
2人いれば、すぐに組み立てられる、簡単な構造のテント。
2人ですっぽり入れる広さのテント。
■ルル > もし吟遊詩人に見られ、今を知られれば歌にされるような偶然。
何度か聞いても喧嘩はよくある。それで流されてしまい。ただ不思議なのは厚手のタイツを履くようにというアドバイスに首を傾げた事。
「うん……リルと…私…………一緒……そうじゃ…ないと……幸せ…じゃ、ない……」
自分だけが見る事の出来るとき別な笑顔。それを目にすれば我慢は無理と少年を抱きしめて。
礼儀作法は本当に気にしない父様、よほどの失礼をしない限りは娘の思い人を追い返すなどはないと説明を忘れをして。
冒険者をやるのは少年と一緒に居るため。名誉やお金より、常に一緒に居る。それが一番大事な事。
「……ない………じゃ…頑張る…から」
少年の見た目ならばまず同じ教室に案内される。もしこんなことになれば驚き、きっと友人たちに二人で囲まれて関係を聞かれる事に。
思い切りの良さ、そして無防備という危険な組み合わせの行動力。そこには少年に会いたいという思いが強く、危険さが頭にはなく。
少年に喜んでもらう努力、それは素晴らしい事。
きょろきょろと周囲を見回して水は来なさそう。天気はそろそろ日も落ちて夜空。
自分たち以外にも誰か、もしくは獣が通る事もあるのか大きな石もなく。これなら買い物をしたお布団で快適に休めるかなと。
「うん……まかせ、て」
リュックからテントを取り出す少年に声をかけられて駆け寄り。自分が使ったとはまた違うテントに四苦八苦。
少年の言うとおりにお手伝いをして組み立てていく。
二人で過ごすには丁度いい大きさのテントが完成すれば、それもまた嬉しくて。
■リル > そんな、歌にできそうな2人。できすぎなくらいに、綺麗で、大好き。
小さい上に異常に速いから当たらないのだから全員ぽかっと一発なぐって終了。ルルのお色気シーンなんて値段が付けられないのだ。
おやじさんアドバイスありがとう。
「うん……。一緒じゃないと、全然幸せじゃないよ。 ゎ………だいすき……」
小さな自分の体だから、包まれるように、抱きしめられる。温かい。ルルのかおり。やわらかい。
どうすればいいのかは、ちゃんとルルに聞かないと。貴族への依頼報告なんかは、形式張ったことを言うだけだし。
一緒にいる。それがいい。ゆくゆくは、人の役に立つこともっと出来たらいいなって、そう思う。
でも、一緒にいることが、一番大切。
「うんっ。 楽しみっ」
にこーっと笑顔。2人で一緒に居たら、色々聞かれるかな?親戚の子?それとも恋人?ルルはなんていうかな?
この子は、力はいっぱいもってる。でも、危ないことにちゃんとそれを使えるかな。それは、やっぱり心配。
だから、覚えるまで守っていかないと。
ここなら、縄張りにしている獣の痕跡もないから、いたとしても水飲みにくる程度。
「うんっ。 くんじゃおーっ」
四苦八苦するルルの微笑ましさに、ほわほわ。2人で、一緒にテントをくんで、布を張って。
お布団を敷いて。
ここならそう危険もないから、ぽんぽんぽん、と警報結界を自分で置く。
あのロープをつかう程じゃない。
「えへへーっ。 今夜の寝床かんせいーっ」
また、ぎゅっと。
■ルル > 最初は親切な冒険者さんと思い、今は大好きで可愛い自慢の彼氏。
少年が喧嘩をするという姿がまず浮かばず。喧嘩に巻き込まれないかと心配を覚えて。
「私の……幸せ…リル………いないと……だめ……大好き…」
包み込むように抱きしめ、少年の温かさにもっとと強く抱き。柔らかな感触を押し付けて。
会うときは前もって少年には色々と教える事もあると思う。でも博識な少年なら直ぐに覚えれると思っている。
大きなことも人の役に立つことも。それはまだ自分には欲張った願い。だって今出来るのは少年と一緒にいて二人で幸せにいる事。
一緒に居ればきっとすぐに関係はばれてしまう。大事な少年の事をつい友達に自慢をしているのだから。可愛くて素敵な彼氏ができたのだと。
魔法という力は一級品。しかしそれの扱い方は素人でしかなく。イザとなればどうすればいいか迷ってしまうかもしれず。その経験を積むのもこれから。
だが少年におんぶと抱っこという今、果たして覚えていけるかは未知数。
「……おー……」
骨組みを組み立てては間違え。少年と一緒に組み立て布を張る。
そしてお布団を敷けば完成のテント。
少年が警報結界を引く間にリュックとテントの隅っこにといれ。この辺りは警戒のロープ使わないぐらいには安全なのだろうと。
「完成……凄く……立派……」
ぎゅっと少年を抱き返して髪を撫で。二人で休むテントを一度見れば少年を見下ろし。
その目は二人でという期待と楽しさを見て変わるほどに浮かべて。