2018/11/09 のログ
ご案内:「道具屋。よろずや。」にリルさんが現れました。
ご案内:「道具屋。よろずや。」にルルさんが現れました。
■リル > ルルと連れたって店へと入ってくる。
なんていうか、店の床以外全てに道具がびっしりである。
「じゃあ。色々と本格的な旅準備しよっかー
いーっぱい道具あるけど、目を回さないでねー?」
此処も少年にとっては馴染みの店。
さー、がんばれー、と、笑顔で両手を広げて店を見せる。
■ルル > 少年に連れられて初めてのお店にと足を踏み入れ。
店内の沢山の道具が置かれ、床以外が凄い光景に驚いてしまう。
でも少年の平然とした姿にこういうお店なのだと納得して。
「……ん…準備……しないと…大変…だよ、ね。
凄く…ある……でも…リル、教えて…くれるでしょ…?」
もう既にいっぱいの道具に目が移っては困った顔。
少年の笑顔に準備をと考えるが…何から探していいか判らずに。
「……先に……何から…?」
そう早速と聞いてみる事になって。
■リル > ルルの驚いた表情に、悪戯成功した子供の笑顔で。
この先驚くこと、冒険してるといっぱいだぞーっ!と。
「うんうん!備えあれば嬉しいな!ちゃんと準備しないとねっ
もっちろんー。僕がちゃんと教えたげるよー」
どれから見ればわからない顔だな?そりゃそうだ。どれがどれだかだ!
と思いながら、まず必要なものをいくつか思い浮かべて。
「んー。ルルは、キャンプ張るときにー……
『寝床が硬いのは仕方ない』って思う? それとも『買えるなら心地がいいのがいい』って思う?」
テントは自分のがあるし、広さも充分ある。だからまず寝床だろう。
■ルル > お店に行くとしてもここまで色々と道具が置かれている事はなく。
そういう意味では驚いてしまい、少年の笑みに悪戯?と見つめ。
でもこれで驚いていればこの先はもっと驚く事が多いので気を引き締め。
「うん……だから……どれ……いる…の?
どれ……必要……か、わから……ないから……」
一度だけ行った野営は後から考えれば足りない物だらけ。
でもこうして沢山の道具を見るとどれが絶対に必要かは全く分からない。
「キャンプ……?
私……柔らかい…方が……いい。それに……大きい方が…」
少年の言葉に少し考え、柔らかくて大きいのと思い浮かべる。
何故大きいかと言えば少年と一緒に眠ると考えている辺り、まだ考えが冒険者になり切っていない様子で。
■リル > あ。これいたずらしてるって見られちゃった?と自分の表情をてへっと反省。
でも、この店にあるもので、ちゃんとした冒険者道具が揃うのは事実で。
「うんうん。まず最初がわかんないよね。だから最初は
何が快適か。そういうの考えようよ」
防犯的なことは……最悪、自分が気を張るか、トラップ魔法をかければいい。
「うん。やっぱりキャンプが必要になることは結構あるからね。
テントは僕のでオッケーなんだ。あれだいぶいいヤツだから。
ふんふん。柔らかくて大きいの……」
てってけー。とそういう物がおいている場所へと行って。
2つ手にとって見る。
「じゃあねー。防寒すごい、この身体を包んでくれるサナギみたいなのと
いいお布団を簡易にしたような、これ。コレが僕のテントサイズかな。
後者のほうが、動物や山賊がきたとき対応しやすいけど……
………………お値段4倍です!! 8000ゴルドってところかなあ」
平民の暮らしからすれば、うっとたじろいでしまうような値段。
■ルル > じっと見つめていれば少年の表情が変わり、頬を指で一度突き。
驚きはしたがきちんと店内を見回せば、どれもがきちんとした道具と判り。
「……それで……いいの?リル…そういう、なら…」
一応人間が近づけば判る魔法は使えるが、それでは防犯にならないと知った最近。
そう言う道具は良いのかなと思うが、少年がそう言うからにはそうなのだろうと頷く。
「テント……小さいの…持ってる…よ。
リルの…?ん、リルと……一緒だから……安心…。
だって……そうじゃ、ないと…一緒に…寝れない…よ」
自分の要望に歩いていく少年の後ろをついて歩き。
手に取られた二つのものに目を向ける。
「これ……防寒……凄い…んだ。でも…変な…形……。
こっち……お布団……リルの…テントの?
そう……なんだ………ん、これ……に、する……」
お値段を聞けば驚いてしまうが、今日はお小遣いを全部持ってきている。
8000ゴルドなら買える、だったらと。これにすると後者を選ぶ。
■リル > ルルにほっぺをちょんと突かれ。それもまた嬉しいのだ。
どれもコレも使いみちがちゃんとある道具。いやまあ、うん、限定的すぎる趣味品もあるけど。
「うんうん。大先輩が一緒にいるんだよ?まずは、ちゃんと疲れを取ることっ。
やっぱりさー。一晩寝てもぐったりしてるって、体力だけじゃなく気力にも問題あるし
そうすると魔法もつかいにくくない?」
罠、罠魔法、自身の感知能力を上げる魔法。
自分が警報装置になればいい、というところもある。
まずは、ルルが旅路そのものに慣れていくべきだ。
「うんうん。 ふふふ。かわいいなあルルは。
一緒のベッドでゆっくり寝ようね」
思わず頬が緩んじゃう。この子は、うん、ほんとに可愛いなあ。
そして、自分が上げたふたつのうち……
「おお。こっちだねっ。これは怪鳥種のなかでも水鳥みたいなやつから毛をとってるからさ。
ふわふわであったかいらしいよー
あ。代金は僕も折半するよ。『2人で』旅するためのものだもん」
いきなりドンときたっ。とちょっとびっくりするけど
なんとなく考えてることがわかるから、ほほえましい。
■ルル > 指で突くと柔らかな少年のほっぺ。
その柔らかさに直ぐに笑みを浮かべ、使い道の判らない道具を見て。
「リル……いるから…安心……疲れ…取れないの、大変…だよ、ね。
ん……ちゃんと……寝ない…と、魔法……扱うの…大変…」
少年の言うとおりに疲れていたりすれば魔法の制御も甘くなる。
やっぱり頼りになると自分が気が付かない、考えが回らない事を言ってくれることに頷き。
旅路に慣れていない自分を本当に気遣ってくれているのを感じて。
「…リル…のほうが……可愛い、よ。
ん、今日は……お泊り……大丈夫……だから」
可愛いと言われれば頬を少し赤くして、少年のほうが可愛いと囁き。
「ん…それ……って…貴重……なの。冒険者…で……道具…なるんだ…。
凄く……温かい……家で…使ってる……。
いい、の……?私の…我儘……だよ?」
素材を聞けば高い事に納得し、自分が使っている寝具と同じだと二度驚き。
半分という少年にいいの?と思わず聞いてしまう。
金銭感覚がややふわふわな自分でも高い物とはわかるので。
■リル > ぽにょんぽにょんのほっぺ。触ってもらえるのも嬉しい。
えへ。と笑顔で見合う。
「そうそうっ。 ルルも色々、どう工夫すればいいかなーってわかってくるから。
でしょー。集中力無いとどうしようもないからねー……」
自分程度のレベルでも、エルフの特性があっても、それでも明確に精度が落ちる。
それが、この子みたいに大魔法を使えるレベルで、本人は制御に不安があるときたら。
まずは旅慣れて、眠ったらちゃんと回復するようにしないと。
大好きなこの子が「起きても辛い」なんてのは、まだまだ先にしないと。
「え。 い、いや、それは……う、うれしい、けど……
わ。 えへへ。2人でいっぱい過ごそうね……♪」
囁かられて、2人で頬を赤らめて。今夜この子とどうすごそう。
今から楽しみで。待ち遠しくなっちゃう。
「わおっ。これルルの家で使ってるような素材なんだ
そりゃたかいよ……。でも、あったかいんだろうなー。
いいよ? いったじゃない。2人で旅をする道具だって」
確かに高い。けれど、最近は3倍の報酬をもらったりもしたのだ。
金銭的な余裕は十分!
恋人と一緒に買物が、したいのだ。ほわほわのえがお。
「次は、ちょっと小物だねー、ほら、この沢山のキューブ」
1辺3cmほどのキューブのあつまりがどっさりとはいった場所。
札には「火炎鉱」とかかれている。
■ルル > 柔らかなほっぺに触れていれば、幸せな気分になれて。
少年の笑顔を見返す様に微笑んで。
「うん……リルと一緒に……お仕事、して…覚える…ね。
集中……しないと…大変……な事に、なっちゃう」
大魔法は得意ではあるが実は制御が苦手、疲れて制御に失敗してしまえば笑えず。
旅慣れをしていく事と、魔法の制御、細かな魔法も覚えていかなければと覚える事が多く。
本当に今は少年と一緒に仕事をして色々と覚えなければと。
「だって…リル……笑ってくれたら…凄く…可愛い…。
ん、今日……一緒。いっぱい……凄そう…ね」
少年と今日は二人で過ごす、その事にふとある事を思い出し頬が赤くなり。
恥ずかしいけど楽しみと量の指をくるくると動かして。
「うん……暖かい…よ。気持ちも……いい。
リルと……一緒に…眠るの…凄く……温かいよ…ね。
そう…だけど……ありがとう、ね」
少年がどれだけ稼いでいるかは全く知らず。
大丈夫かなと思うのだが、好意に甘えてしまい。
「小物の……大事……これ?小さい…けど……綺麗…」
3㎝程の小さなキューブが沢山入っている場所を見れば綺麗とつぶやき。
何なのだろうと名前を探せば目に付く「火炎鉱」と書かれた物。
それを見て触れて大丈夫?と視線で問いかけてしまう。
■リル > 互いに笑顔。これが一番だ。笑って、仲良くて、大好きで。
これが一番。
「うんうん。最初から慣れてる人はいないしねー。
だろうねえ……あれだけの魔力量が変なことなったら……」
制御されていない魔力があんなことこんなことになったら……
それこそその辺り一面が焦土にでもなっちゃうんじゃあ?と怖い想像。
実戦で使っていく内に、その心配も無くなっていくだろうと。
旅は、いっぱい実り多いに違いない。
「ぅ。うー。る、ルルも……恥ずかしがってる顔、すっごく可愛いよ?
普段から、可愛いけど……。 うん……いーっぱいふたりでいよ……」
2人でいれば、きっと、もっとくっついて、愛し合うだろうから、考えると頬が赤くなる。
でも、すごく楽しみだから、指をくるくるしてるルルの可愛さが愛おしい。
「おおお……温かくってふわふわなんだねっ!これはぐっすりねむれそう……
ん。えへ。僕も、ルルと一緒に寝るの、あったかいよ……大好き。
ふふ。どういたしましてっ。先輩だもーん」
可能なラインは教えるべきかもしれないが、あくまで臨時収入だから、なんかガッカリされそうでちょっと怖くって言わない男の子心。
「うん。触っても大丈夫だよー。綺麗な石でしょ。
それに何かで火をつけるとね、1個で4,5時間燃えてるんだ。
薪が取れないところでお世話になるやつなんだ」
だから、それの買い貯め。と。
■ルル > そうして笑い合えればそれだけで満足。
仲良く笑って大好きな少年といる時間は至福の時。
「ん……そう……だよ…ね。
大変……だから……ん」
恐らくは凄い事になるはず、やった事はないので魔力が拡散するだけか焦土か。
怖くて確認できない事なのでどうなるかははっきりと言えず。
その辺りもこれから覚えて、慣れていく事。
少年と二人の旅は今まで知る事のなかったことを多く知れる場。
「ぁぅ……見られる…の…はずかし……い。
そんな……こと…ない……よ。ん……いっぱい……一緒……」
二人だけなら少しだけ大胆にも慣れる。だからくっつき抱き合って、愛し合うだろうから照れてしまい。
それを思い浮かべると指をくるくるとして恥かしさを誤魔化そうとして。
「こんど……リル……泊りに……来て。その時……一緒に……
よかった……リルと、一緒…凄く……安心…出来る…から…
ふふ、先輩……凄い…ね」
あまり深くは考えていなかったのだが、冒険者って凄くお金持ち?と勘違いしてしまい。
「よかった……凄く…綺麗…。
これ……燃える…んだ………。
薪……の代わり…?沢山…買う?」
買い溜めなら沢山?と一個二個と手に取って。
■リル > ただ笑い合えるだけ。それだけでこんなに嬉しい。こんなにも。
やっぱり、この子にであえてよかった。人生に、色をくれた。
「うんうん。そんな目にあわせたくないから、ね?」
この子が張れる障壁も相当なものだろう。
しかし無傷でいけるのだろうか。自分の力で同調させて、2人でやれば?
そんなことにならないように、しっかりと慣れて。その上で対策しよう。
自分ひとりでない旅は、そういう、当たり前だけど、自分だけじゃない物をたくさん知れるもの。
「でも隠れられるとはずかしいなあ。
普段から可愛い子じゃなかったら、こんな好きになってないよ。うん……一緒にいよう」
うん、こうしているときのルルはちょっとだけ大胆で、凄く可愛い。
一緒に、疲れるまで愛し合って……。いっぱい、大好きっていうんだろうな。
「え。ルルの、家に……? ご挨拶、しないと、だよ、ね。 ちゃんとした服、あったかな……?
僕も……なんだか、子供に戻った気分にもなれるんだ。
ふふー。すごいんだよ? だから、ルルもすごくなろうー」
ダンジョンアタックする冒険者は一攫千金でお金持ちさんもいるけど……
こっちは、仕留めた野盗に賞金がかかっていれば……くらいで。
生活には一切困らないけど、お金持ちでは……ないのだ……道具代……。
「でしょー。僕もそれ好き。うん。いっぱい燃えてくれて助かるよー。
んー、1つで1晩だから、とりあえず20個でいいかなあ。底つきそうだったし」
ルルが手にとってるから、こっちも別の道具を手にとって。
それは、一見するとただの長いロープだった。
■ルル > 家族や学友とは違う楽しく嬉しい。
こんな気持ちになれるのは少年だけ。ただ過ぎていた日々は少年と出会えたことで本当に変わり。
「私も……いや…だから……うん……」
自分は障壁のお陰で無傷かもしれないが周辺はそうはなく。
もしかすれば少年の巻き添えに、自分も一緒にもあり得る話。
だからそうはならないように、少年にも手伝って貰おうと。
旅にも慣れて、対策を考え、そして二人で沢山知れる事を覚え、教わっていこうと。
「でも……ん…我慢……する…。
私より……可愛い…子。沢山……いる…よ…。一緒……だよ」
人目を凄く気にしてしまうだけに、それが無ければ大胆にも少しはなれる。
一緒に居れは沢山話をして触れ合い、そして疲れるまでいっぱい愛し合って、そして大好きと何度も口にする。
「うん……挨拶……もだから……大丈夫……今ので…も……。
リル……沢山…甘えて……いいから、ね
うん……一緒に…凄く…なっていこう……ね」
自分に今できるのはお使いや収集、後は簡単な討伐。
ダンジョンや賞金首を倒すなどはまだ無理な話。
でもそういう事が出来るようになれば、もっと少年と色々なお仕事を受けれるのかなと。
「薪……ない時…便利……買っておく……ね。
ロープも……買う……の?」
20個と言っていたので数えて20個を持ち。
これでいい?と少年に目を向けるとロープを持っている。
そう言うのも必要なのと見てしまい。
■リル > こういう気持ちになれる人なんて、もう居ないと思ってた。
世界でたった一人の大切な人。生きるために生きていた。それはもう、おしまい。
「うん。2人でなんとかしていこう」
ルルの障壁を減らさないように、自分の障壁を足して、それで2人無事に。
もし暴走が起きたとしても、そうできるように……。
なにがあっても、2人で一緒にいられるように。
色んなことをスキルアップさせていく旅だ。2人のための。
「ルルより可愛い子とかいません。 ふふ。一緒だ……」
ピシャリと言い切る。本当の本当に、少年にとって世界一可愛い女の子なのだから。
一緒に話して、一緒にベッドの上で転がって、本を読んで、抱き合って。きっと朝まで。きっと、愛が沢山。
「え。今のでも大丈夫?……よかった。
ん………………ぅん……………あまえ、させて、ね……?
うん。2人で、名前が売れちゃうくらいになっちゃおう」
リルとルルだから、なんだろう。音色のような響きだから……そういう二つ名かなあ?
この子も、魔法の使い分けさえ覚えれば、すぐに色んな依頼にいける。
そうすれば、ちょっとすごいことになるんじゃないかな……?
「そうそう。拾いつくされてるところも、そもそもないところもあるからねー
そう。このロープはねー、結界というかー……ロープ型花火っていうか……
テントからちょっとはなれたところに輪を作るようにして、外敵がくると、おっきな音をたてて破裂して知らせてくれるんだ」
見た目はただのロープだけどねー。といいながら。
魔力をかんじるでしょ?と。
■ルル > 少年と出会っていなければいつかは勝手に相手が決まって嫁ぐだけ。
貴族としては当たり前のことであるが、出会ってしまいそれはなくなり。
ずっと一緒に居たいのは少年だけ。
「うん……一緒……よろしくね…リル」
実の所、魔法は才能に腰を掛けていた事もあり、座学よりも知らない事が多い。
そのせいで今必死に勉強をしている事もあるが、少年にも沢山教わり二人とも何事もないようにしたい。
もし何かあっても二人で遺書に居られるためならどんな苦労でもできる。
「恥ずかしい……私も……リル以上の…人……いない…から…」
言い切られてしまえば顔は真っ赤に染まり。自分にとって世界一の彼氏に言い切られると頭から湯気が出そう。
一緒に居いれば沢山お話をして、ベッドで転がって抱き合い、本を読んだり、そしてご飯を作ったりと、きっと沢山の事を二人でして。
そこには朝まで溢れるほどの愛があって。
「だって……ちゃんとした…正装…だったら……父様…怒らない…。
何時でも……いい、よ。いっぱい……甘えて……。
そうなったら……凄く……大変…?」
そっくりな二人の名前、二人で頑張ればどんな名前で売れるのかなと気になって。
苦手分野を少年と一緒に克服できれば出来る仕事も増えるはず。
そうなれば、きっと最初は戸惑い、慣れても少年を頼るという事はきっと変わらず。
「そう言うの……考えた事…なかった。火、起こせないと……大変…。
ロープ型……花火……?打ち上げる……?
えっと……警戒……魔法…の……道具……?」
見た目はロープ、でも触れてみれば魔力を感じる事が出来て。
外敵が来れば大きな音、そんな魔法が確かあったと思い出し、それ?と聞いてしまう。
■リル > ただただ生きて、ただただ、ただただ。そればかりが続く。
そしていつの日にか、たった一人で死んでいく。
荒野か、ベッドか。わからない。そう思っていた。
もうそれは、ない。
「うん……。改めて、宜しく。ルル」
少女の「実のところ」の部分は正直全然しらないのだ。明かされれば比喩でなくコケるほど驚くだろう。
だとしても、いっしょに勉強をするだろう。
2人で、一緒に。こればかりは、この先ずっと曲がることのないことだ。
「えへ……大好き」
二人で顔を赤くしながら、そっと大好きを。こんなに顔を赤くするルルは、本当に可愛い。
羞恥させる趣味はないが、それはそれとして可愛いのだ。
明日の朝まで、沢山の幸せが詰まっている。楽しみで仕方がない。
「そ、か……。うん、これは、うん。よそいきだもんね……よかった
…………………じゃあ、今夜、甘えてもいい?
ふふ、ちょっと難度のたかい依頼がくるかもねえ? あと国からのとか?」
つけてもらうなら、きれいで、ルルににあう響きの名前がいい。
「苦手なんてうっそだあー」と最初思っていただけに、今はちゃんと2人で克服しようと。
ルルは積極性の子では、あまりないから……袖をひっぱられるようなこともあるだろう。
それもまた、誇らしい。
「でしょー。火がないと料理できないし。暖も取れないしね。
そうそう。花火みたいに音で知らせる警戒魔法
安全な範囲でぐるり囲むとなれば大仕事だからねえ、すこしだけお高いけど」
ふむ。と見渡して。
「んー。今日の買い物はこれくらいになるかな?冒険用リュックできてないから、ちょっとかさばっちゃうし」