2018/10/23 のログ
ご案内:「北の岬」にノーガルトさんが現れました。
ノーガルト > (かなり空気が冷え込むようになってきている。
今日、雨が降ったというのもあり、一気に冬に近づいた。
そんな気配を、ノーガルトはひしひしと感じていた。

ダインを背負ったままなのは、少しだけ話をしていたから。
話といっても、今の状況を少し話していただけだが。
世間話的なものでも、たまにはこの相棒と呼べるものと会話をしたいときがある。)

「それでな、どうにも貴族連中の話だと……。」
『……………人間の欲はそこが知れんな…。まったく、理解しがたい…。』

(自宅二階のバルコニーで、夜空を見上げながら苦笑する。
人間だから欲深いんだろ、なんて…周囲から見ればひとりごとが続いた。)

ご案内:「北の岬」にシンシアさんが現れました。
シンシア > 「ほら、リホープはもう寝ないと…」

彼の後ろの部屋では、寝る支度として、クマの着ぐるみツナギを着せた娘
もこもこだから温かいし、毛布を跳ねのける心配もないから

小さいクマのぬいぐるみを抱いてるように
短い手足、頭には耳のついたフードをかぶらせ
後ろ姿は子熊が出来上がってた

ノーガルト > 「…まあ、また明日その欲の底が知れないやつと話をしに行くことになっている。」
『ふう……わかった。くれぐれも丸め込まれないようにな。』

(わかっている、とノーガルトは答えた。
背中に背負っていた剣を外せば、その声は聞こえなくなる。
あくまで、装備している状態にしないと会話が成り立たないのだ。
人間でも、そばにいないと会話が成り立たないのと同じように。

剣を下ろし、バルコニーの傍らに。
自分の部屋と行き来できるように作ってあるバルコニーの、別の入り口から自室へと。
ここは基本的に、二人には入らないようにしてある。
そこに、剣を安置してから寝室に戻ってきた。)

「…………おい、なんだその子熊は…。」

(…あやうくかおがにやけるところだった。
冒険者、というよりもかっこいい父親を目指しているノーガルト。
そのきりりとした顔を砕けさせることは、早々に用にしているつもり…だったが。)

シンシア > 足の裏までしっかり着ぐるみ、子供サイズなので滑り止めもついてて、手も肉球のとこに指が入る
後ろ姿は…子熊が二本足で立ってる感じ

『キャーキャー。たーたーん』

部屋の中を楽しく走り回ってた子熊の娘が
部屋の中に戻ってきた父親を見つけ、短い手足を広げて走っていく

「あー…ん、もう、ノル、リホープ捕まえて」

ちょうど、嬉しそうに近づいて行ってる娘のむこうにいる彼に声をかけて

ノーガルト > 「…はっ。」

(思わず見とれていた。
走ってくるその姿を見ればやはり、小熊だった。
それが両手を広げて走ってくるものだから、さすがのノーガルトも危うく心奪われるところだった。

屈みこみ、走ってくるリホープ…愛娘をうけとめる。
軽く頭を撫で、キャッキャとまだ遊んでいるように飛び跳ねる愛娘の頭をなでてやる。
もうずいぶん冷たい空気が入るようになっていた窓を閉める。)

「…街中で、これを着ている子供とすれ違ったが……なるほど、リホープにも買ってやったんだな。」

シンシア > 「だって、すごくかわいくて…、これなら温かいだろうし…」

少し照れながらも、ベージュの子熊を抱き上げる彼のそばへ
ウサギ、クマ、ライオンなどあったけど…子熊が一番かわいかったので選んでしまった
子供用で流行ってるらしい、それについつい乗って娘にもと

父親に抱き上げられて、リホープは彼の髪を掴んだり、肩によじ登ろうとしたり
まだ落ち着かない様子で

「リホープ、絵本読んであげるからいこう?」

彼から娘を受け取ろうと手を伸ばし

「ノルは…体冷えてない?お風呂いってくる?」

寝付かせてる間にどうかと、聞いてみて

ノーガルト > (はっきりと言おう、愛娘であるということを差し引いても可愛い。
これがてくてく歩いている後姿を見て、思わずノーガルトも買ってしまおうか。
そんなことを考えたくらいだ。
もっとも、あいにくその時は持ち合わせがなくて断念したのだが。)

「いや…大丈夫だ。そこまで冷えてはないからな。」

(確かにもう、外は寒い。
だが、もう一度温まらなければならないほど寒い、というわけではない。
よじ登ってくるリホープに苦戦しながら、ようやくシンシアにバトンタッチしてもらう。
外套を脱ぎ、椅子に掛けて。)

シンシア > 「そう…じゃあ…一緒に寝ようか」

彼に言うように、バトンタッチされた娘を腕に抱きしめながら
親子で挟んで寝付かせようと考えた

嫌々をしていた子熊の娘も、一緒にの言葉はわかるようで
嫌々が終わり、喜びだした

「ノルもいい?」

まだ大人が寝るには早いけど、娘のためと

ノーガルト > 「ああ。構わんぞ。明日も早いからな。」

(早めに寝て、明日朝早くに起きてまた一緒にゆっくりと朝飯を食うのもいい。
朝に弱いこの男だが、早く寝ればそんなことはない。
明日は、早くに起きて3人で朝飯を食べるか。)

「ああ、そういえば…今週、温泉に行く約束を果たそうと思う。」

(さすが行楽シーズンというべきか、なかなかその予約が取れなかった。
だが、ようやく今週の週末に、その温泉に部屋を確保することが出来た。
そこへ、3人で出掛けてみないか、と誘ってみる。)

シンシア > 「よかったねぇ、お父さんも一緒に寝るって」

娘を抱き上げて伝えると
わかったのか、手をあげて頬に触れてくる
嬉しいらしい

そのまま寝室に入り娘を真ん中にして
隣に横になり

「ほんと?よかった…もう無理かと思ってたから」

子熊スタイルだけど毛布もかける
自分の長い髪を掴んで、にぎにぎしてる娘の上に手をあてて
ポンポンとゆっくり寝付かすように

ノーガルト > 「俺も半分ほどあきらめてたんだがな。」

(その話題を出さなかったのは、まだ予約が取れていなかったから。
何しろ九頭竜山脈の頂上にある宿だ、この時期はなかなか取れるものではない。

だが、運よく今週末に一部屋確保できた。
その一部屋も、露天風呂付きで子供でも大丈夫な場所だ。
出来すぎだとは思うものの、まあそういうこともあるかと。

ベッドの中に潜り込むと、そのクマの頭が見える。
その中から除く笑顔が、また何んとも…。)

「なあ……シンシア。俺は…親バカなんだろうか?」

(…彼にとって、とても素朴な疑問だった。)

シンシア > 「でも、楽しみね」

話かけたのは娘のほうにむかって
初めての家族旅行になる

髪を掴んだり毛布を握ったり
小さい肉球のついた手が動いてる
欠伸をしてるのが見えて、もう少しポンポンの速度を緩くしながら

娘を挟むようにして横になる彼とは顔をあげると視線があい

「ノルが親バカじゃないと、私が嫌だわ」

自分の子供に親バカになれないような父親じゃ、少し寂しい
だから、娘にデレてくれる様子をたまに見かけると
自分も嬉しくなってしまうから

ノーガルト > (横を向いていると、どんどん娘の眠気が進行していくのがわかる。
子供とは、本当にわかりやすいもので。
シンシアが寝かしつけているのを横目に見ながら。

すやすやと寝息を立て始めたころ。)

「……そ、そうか?」

(実際、この子熊の着ぐるみを見ていると、本当にかわいいと思った。
もし、あれがてこてこと街中を歩いているかと思うと。
いや、実際に見かけたのだが…思わず二度見してしまうほどに。

それが実の娘だったらと思うと、やはりどうしても顔がにやけてしまう。
それが、おかしいことなのかどうなのか少し気になっただけだった。)

シンシア > 「だって、あなたの命の半分がこの子なのに…」

小さくて暖かい、毛布を握りしめて口が△になったまま眠りに落ちた
毛布を軽くかけなおして
視線を娘にむける

「こんなに可愛いのに、大事にしてくれないのなら怒るからね」

彼ならそんな心配は万が一にもない、生まれる前から
妊婦の自分に過保護に輪をかけて、超過保護にしてくれてた
妊娠を告げたときも、生まれた瞬間も、すごく喜んでくれてたのを知ってるから

ノーガルト > 「………確かにな。」

(男だと、自覚がわきにくいという話を聞いたことがある。
シンシアに言われて、初めてこの子が自分の半分を持っている。
そのことに、なんというか改めて気づかされた感じがした。)

「そいつは怖いな…。じゃあ、うんと大事にしてやらないとな。」

(二人とも、うんと大事にしてやらないといけない。
自分が選んだ女と、自分の半分を持っているわが子。
だから、この腕で抱ける時くらい守ってやらないといけないと、そう思う…。)

シンシア > 「あんなに小さいのに、大声で泣いて生まれたのに
 もうこんなに大きく重くなってるんだからね」

手足が時々動いて、伸びたり丸くなったり
寝付くと朝まで寝てくれるので夜に困ることもなく

「そうよ、うーんと大事にしてね?
 ね、今夜は3人で寝るのはどう?今度の旅行の練習」

旅館にベビーベッドはないし、おそらく並んで寝るはず
今夜が最初の3人並んで寝ることになるけど
自分も彼も寝相は悪くないし…大丈夫だろうと

ノーガルト > 「…もともとそのつもりだったからな。」

(望むところであった。
今日は3人、並んで練るつもりだったのでこのまま。
シンシアとリホープ、並んで練るのは今日が初めてだ。

旅行の日にちまでもう少しだが、しばらくはこれでなしておこうか。
寝ているリホープのお腹、軽く撫でてやりながら。)

「……それじゃあ、お休み…シンシア。」

(今日はノーガルトのほうから、ゆっくりと寝息を深めていく。
いつもならばシンシアを待って眠っているのだが…今日は眠気が勝っていたらしい。
そのまま、穏やかな顔でベッドの中…。)

シンシア > 「うん、おやすみなさい」

眠りに入る彼の寝顔を見ながら毛布をかけなおす
大きいベッドなので3人並んでも余ってるくらい
気づいたのは…親子で寝顔、眠るスタイルが同じだったこと

「…そっくりね」

思わずクスッとわらってしまうほど似てた
自分にも毛布をかけて、ベッドライトを消した

リホープは、広い場所で寝てるせいか…そのまま大人しく寝てくれたけど
寝相は悪かった、寝ながら動き回り
朝には彼の顔の前には子熊のお尻の尻尾が押し付けられたことに

ご案内:「北の岬」からノーガルトさんが去りました。
ご案内:「北の岬」からシンシアさんが去りました。