2018/10/17 のログ
ご案内:「穏やかな草原」にルーナさんが現れました。
■ルーナ > 穏やかな昼下がり
草原には干し草があちらこちらに山となっている
この時期は見慣れた風景。
その干し草の山に埋もれて穏やかに昼寝を楽しんでいる女が一人。
風も流れる雲も気候も全てが穏やかだった。
「ぽか...ぽか...いい...きもち....」
むにゃむにゃと口を動かしながら
規則正しい寝息を立て始める
実に呑気にそして穏やかに。
ご案内:「穏やかな草原」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──くーわわわ……」
大口開けて欠伸を漏らしながら、のそのそと緩やかな歩調で草原を歩く金髪の男が一人。
目元に滲んだ涙を軽く指で拭いつつ、ふぃー、と息を吐き。
「んんーむ……こう天候が穏やかだと思わず眠気系のものがむくむくと出てきてしまう。
なんならそこらの干し草を勝手にベッドにしたくなってしまう始末……む?」
適当に独り言を呟く男の耳に、ふと自分以外の誰かの声が届いた気がしてピクリと反応し、歩みを止める。
そして少し耳を澄ませ──すぐ近くの干し草を覗き込んでみて。
「……おんや。誰かと思えばルーナちゃんではないか……こんなとこで無防備に寝ちゃってまあ」
そこにいたのは、一時期行動を共にしたことのある旅の女の姿。
のんきな寝顔に眉下げて笑いながら、悪戯と反応を見るのを兼ねて、軽くその頬を指先でふにふに、とつついてみたりして。
■ルーナ > 突かれた頬にくすぐったさを覚え身じろぐと
干し草の中に埋もれていく。
きっと干し草の先が頬に触れたのだろうと思い再び眠り始める。
「んぅ....く...す...ぐ....」
言いかけた言葉はその睡魔には勝てなかった
ふわりと吹いた風に乗って消えて行ってしまった。
■エレイ > 「うーむ……ホントに無防備だな相変わらずよぅ」
頬をつついてみても、軽く身じろぎするだけですぐまた眠ってしまう彼女に肩を竦めて笑い。
さて次はどうしてやろうか、などと顎に手を当て思案し。
「よぅし……じゃあ添い寝して勝手に抱き枕にしてやろう。これならどうですかねぇ……?」
ニンマリと笑ってそんな事を言い出すと、ぼすりと自分も彼女の隣に寝そべる形で干し草に埋もれ。
おもむろにその体を抱き寄せると、よしよしと頭を撫でてやったりして。
■ルーナ > 頭を撫でられてる気がした
干し草や太陽の暖かさ以外の物を感じた
なんだろう、誰かがシーツでもかけてくれたのだろうか。
うつらうつらとしている最中、頭を撫でてくれているであろう自分物に擦り寄った。
相変わらずむにゃむにゃ言っていて何を言っているかわからない言葉を放ちながら
どれほど時間が経っただろうか、斜陽が影を作り始めて来た頃にふと目を覚まし身を起こした。
「.......だ......れ?」
首を傾げながら隣で規則正しい寝息を立てている人物を見て
うーん...と悩み始める。
■エレイ > 「……。起きねえな……ああうんまぁわかってた。この娘はそういう娘だった感。ていうかいかん、眠気が……」
抱きすくめてみたもののやっぱり起きる様子はなく、それどころか擦り寄ってくる。
無防備な寝顔を半ば呆れたように見下ろしながら溜息しつつ、どうしようかなあ、と頭を撫でながら考えていたものの、
そう言えば先程から眠気が鎌首をもたげてきていた事を思い出す。
干し草の匂いとか腕の中の彼女の体温も心地よく、劣情の前にまず睡眠欲を満たそうと、男のまぶたは落ちてしまい──。
「────……ハッ!?」
目を覚ますと既に日が傾いていた。慌てて身を起こすと、先に起きていた女の姿を認めて。
彼女と視線を合わせ、へら、と眉を下げて笑みを浮かべた。
「……やあやあお久しぶりルーナちゃん。俺様のこと、覚えてますかねぇ……?」
■ルーナ > 「お....ひさ....し...ぶり..?」
んーっと首を傾げ悩みながら
いつ、どこであった人だったかと思考を巡らせている。
「ぇっと....あー.....えーっと......
んと.....じゅす....くれた....ひと?」
思い起こしながら出た答えはジュースだった
名前はあんまり思い出せない、名前を覚えるのは苦手なのだ。
首を傾げながら上目で相手を見る、大抵の事はこれで許されると思っている節があった。
■エレイ > 「……うむ、そうだ。一応は覚えていてくれたようだったな。その様子だと他のこと殆ど忘れてそうだけど……」
思案する彼女がしばしの後に口にした単語に、苦笑しながらも首肯する。
「まったく……まああそれもキミらしいといえばらしいと言った所かな。というわけで、再会の祝いにジュースを奢ってやろう」
少々残念な気持ちになったものの、まあこれはこれで新鮮でいいのかもしれん、などと
ポジティブな方向に考えつつ。
とりあえずゴソゴソとカバンを漁ると、瓶に入った柑橘系のジュースを彼女に差し出した。
■ルーナ > 「くれ...る...の?」
差し出された瓶を受け取り首を傾げる
確かにジュースの事しか覚えてないのは事実だった
幾度となく夜を共にした男を覚えていられる程
彼女の脳は、そう出来が良い物では無いようだ。
「あり....が...とう」
ふふっと嬉しそうに微笑み瓶の中を覗いてみた
以前貰った物と同じ色をしている、そうこの夕日のような色だったと
ゆっくりと思い出していく。
■エレイ > 「礼には及ばにい。で、あらたまて自己紹介しておくが俺はエレイといって謙虚な旅人で冒険者だが呼ぶときはさん付けでいい」
嬉しそうな笑みを見てこちらも目を細めつつ、頬杖突きながら改めて自己紹介をしておく。
忘れられていたのは残念だが、彼女もまた旅人だ。これが彼女なりの生き方なのだろう。
旅の荷物は少ないほうがいいのだ。
「それで……のんきにお昼寝をしていたようだが今度の目的地はどこかな? 実はまた迷子になってたりとか?」
そして、ふと彼女に尋ねる。
以前も目的地と逆の方向に向かっていたので、今回もそうだったりするのかなぁ、とか思いながら。
■ルーナ > 「エレ....イ....さん
たぶ...ん...おぼえ....た」
何度か頷くと瓶を両手に持ったまま微笑んだ。
そしてこの人は自分を良く知っているらしい事もわかった。
「あの...ね...おや....ま...の...ほう...に....
いき...た..い....の」
何でも街道で耳にした【温泉】とやらが非常に良いと言う噂が気になっているようで
その【温泉】とやらが、どんな物なのか知りたいのだと
拙い言葉を短く繋ぎながら説明した。
相手が理解できるかは別として。
■エレイ > 「おう、覚えておいてくれぃ。また忘れていたらその都度教えてやるからよ」
ハッハッハ、と軽快に笑いながらそんな言葉を返す。
そういうものだと理解すれば、気も楽になるものである。
「ほう山とな? ……ふむふむ、温泉か。ルーナちゃんは山にある温泉に行ってみたい、ということでいいのかな? なら俺が連れて行ってやろう俺は優しいからな」
彼女のテンポを理解している男は、辿々しく紡ぐ言葉を急かすことなく聞き届けては、咀嚼するようにふむふむとうなずく。
そして確認するように問うてから、ドヤ顔で同行を申し出た。
■ルーナ > 「おん....せん...い..きた...い...の」
こくこくと頷きながらサファイアブルーの瞳がより輝いて見えただろう。
それにしても、この人は良く自分の言っている事が理解できると感心してしまう所もあったりする。
「エレ....イ...さん...は...
おん...せん...しって...る?」
首を傾げながら期待を胸に問いかけてみる。
勿論連れて行ってくれるのならば喜んでお願いするだろう。
■エレイ > 「勿論ですとも。知っていなければ案内もできないという理屈で俺が温泉を知っている確率は最初から100%だった」
輝く瞳を眺めながら自信満々に大きく頷いてみせる。
「ってゆーか、ルーナちゃんが温泉を知らないのも俺様ちと驚きだがね。
で、山の方ってなると少々時間を食うが……急がなくても問題はないかね?」
フフ、と笑いながらこちらも首を傾げて問い返す。
折角だからまたのんびりと、彼女との旅を色々な意味で楽しもうと思いつつ。
■ルーナ > 「エレ...イ...さん...は...も...のし..り...
だね...どん...な..の...だろ...?」
大きく頷く相手に尊敬の意を表し手をぱちぱちと叩いてみせた。
「おん...せん...しら...な...いの....
あん..まり...もくて...きち...いけ...ないか...ら」
しょぼんとしながら俯き胸の谷間にいつの間にか入れた瓶を眺める。
知らない事が多すぎるからこそ、あちらこちらを旅して回る流浪の民になったのだった。
「じか...ん...いっ...ぱい...ある...から
だい...じょうぶ」
にこっと微笑み【温泉】がどのような物なのか
想像するだけでも楽しい物だった。
■エレイ > 「端的に言っちまえば自然の風呂といったところかな。
水じゃなくて湯が地面から湧いてるのだよ」
拍手を送られるとますますドヤ顔しながら、温泉に興味津々の彼女にとりあえず噛み砕いた説明だけはしておいて。
「……なんなら知っても忘れてそうな気もしてきたが。ってゆーか……そんなとこに何を挟んでるんですかねぇ。思わずムラムラしてきちゃうでしょう?」
しょぼくれた彼女の横顔、それから胸元に視線を移せば谷間に入り込んでいる瓶。
思わず眉を持ち上げてから、くっくと笑うとその瓶を取るふりをして胸の膨らみをさすりと撫でたりして。
「オーケイ、そしたら前と同じくゆっくり行くとしまひょ。だがまあ、目的は前と違って明確だから温泉には早めに行くべきだろうな」
彼女の言葉を受けて笑みを返すと、旅の計画を立ててゆく。
主目的は決まっているので、そこまでの時間は最低限にしよう、と思案して。
■ルーナ > 「しぜ...ん...の...お....ふろ.....」
その単語だけで期待は更に膨らむ一方だった
お風呂は好きだし、水浴びも好きだ
それが自然の中にあるだなんて理想郷か何かなんじゃないかと思う程だった。
「お...おぼえ...る...よ!...たぶ...ん...だいじょう...ぶ...」
確かに忘れてしまいそうだが、そんなに素敵な場所を忘れる訳にはいかないと言わんばかりに反論した。
「うん.....?
じゅす.....はい...ちゃった....」
気が付くと谷間に物を入れる習慣でもついたのか
その人から貰った瓶は既に人肌に温められていた
胸を撫でられればくすぐったいのか身じろぎをしくすくすと小さく笑って見せる。
「どれ...くらい...で...つく...の?」
歩く事は慣れている、ただ自分の場合目的地に着けない事が大問題なだけで
歩き続ける事は苦痛では無いと言うような表情を相手に向けた。
■エレイ > 「ワハハハ……まあなんだ、行ってみれば多分キミでも忘れられん体験になると思うからよ、そう必死にならなくても大丈夫だべ」
反論してくる彼女にケタケタと笑いながら、なだめるように頭をぐりぐりと撫でつつそう言う。
彼女の期待に応えるにはどこがエエかなあ、と記憶にある山中のいくつかの温泉の場所を思い出しつつ。
「まったくよぅ……まああ最近少しずつ冷えてきてるから人肌ぐらいのが丁度いいといえばいいのかねぇ」
眉下げて笑いながら、更に身を寄せてくすぐったがる彼女の身体を後ろから抱えるようにして。
胸や太腿に手を添えて、さすりさすりと緩やかに撫で回して感触を楽しみ始め。
「そうだなあ……今日はもう遅いから一泊して、明日の朝もしくは昼から出発して……早けりゃ1日、遅くても2日ぐらいかなあ」
問いかけにふむぅ、と思案してからそう答える。
個人的な楽しみや、途中で起こりうるトラブルなんかも加味して、余裕を大きくもたせた予定である。
■ルーナ > 「むぅ......」
頭をぐりぐりと撫でられれば
少しむくれながら大人しく撫でられる。
「さむ...い...とき...は
あった...かいの...が...いい...ね?」
後ろから抱えられると相手を見上げながら首を傾げてみる
あちこちを弄られるのはくすぐったいのか
もぞもぞと身体を揺らした。
「いっ...ぱい...あ...るけ...る...から....
だい..じょ..うぶ....だよ....?
でも....たのし...みね」
ふふっと笑いながら、その【温泉】を早く見てみたい気持ちもあり
寝るに寝られるかわからない程、気分は昂っていた。
■エレイ > 「うむ。……ンフフ、ルーナちゃんのお肌も温かくて気持ちエエですなあ」
首をかしげる彼女を見下ろし頷きながら、その頬に軽くキスを落とし。
密着した身体が揺れればより伝わる柔らかい感触に目を細めつつ、胸を撫で回す手は布を少しずつずらして乳輪をちらりと覗かせたり、太腿をやわやわとマッサージするように揉んだりしていって。
「そうかなら問題ないな。フフ、ルーナちゃんの温泉への期待感がオーラとなって見えそうになってるあるさま。お前全力で楽しみにしてていいぞ。
まあでも今晩のところは、旧交を温めることにしましょう。忘れてることも、思い出すかもしれぬぇーしな……」
先程ぐっすり寝てしまったこともあり、互いに眠気はまだまだ訪れそうもない。
そうして干し草に埋もれたまま、男の手は彼女の身体をさらに弄び始め──二人の夜は、ゆっくりと更けてゆく。
■ルーナ > 「あた...た..かい?...きもち...いい..の...よかっ...た」
胸を撫でられ、太腿を触られれば
くすぐったさに似た感覚に、その唇からは甘い吐息が漏れただろう。
「んやぅっ....そ...れ...くすっ...ぐった...いっ」
ふるりと身震いを起こしながら
温泉への期待を隠しきれない瞳は、男の指先の動きに
瞳を潤ませる事しか出来ないようだった
夜はこれから、朝まではたっぷりと時間がある
干し草の上に重なった影の動きが激しさを増すのは、そう先の話では無いだろう。
ご案内:「穏やかな草原」からルーナさんが去りました。
ご案内:「穏やかな草原」からエレイさんが去りました。