2018/09/21 のログ
ご案内:「泉近くにあるガラス張りの東屋」からエズラさんが去りました。
ご案内:「泉近くにあるガラス張りの東屋」からカイサーさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にカイサーさんが現れました。
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カイサー > 平手打ちをお見舞いしようとした手は易々と男の大きな手に掴まれジタバタ。

「き、貴様っ……エ、エズラかっ!私の愛犬に化けるとは良い度胸……きゃぁっ?!」

ようやっと目の前の男がエズラであると認識できたが、まだ頭は少し寝ぼけているのか、相手には全く落ち度の無いところでぷりぷりと怒っている。じりじりとにじり寄ってくる男からずりずりと後ずさりしていたのも束の間、ばふんっ! とベッドに押し倒されてしまい、体格の差は歴然ではあるがそれでもあきらめ悪くジタバタと。

「き、貴様、私の愛犬に化けるは、私の隠れ家に奇襲するは、何の恨みがあるというのだっ」

エズラ > 「そっちが勝手に勘違いしたんだろ――?それに、ここへ来たのはたまたまだ……ふぅん、確かにこりゃあいい隠れ家だぜ」

じたばたと暴れる相手の身体を器用に押さえ込みながらその姿を楽しそうに眺める。
男の手は早い――複雑な構造の騎士服であるが、脱がせた回数はそれなりに。
その奥に秘められた柔肉の塊を、サラシの奥から解放してやる――

「はぁ~……久しぶりだぜ――むぎゅ」

溢れるようにまろび出た乳房の谷間に顔面を埋め、頬ずり。
綺麗な色の先端を食めば、すぐに溢れる母乳を美味しそうに飲み啜る――
その癒やされ切った表情には、この行為を性的なものとしてよりももっと澄んだ行為として受け取っていると思しき態度が見えるのである――

カイサー > 「たまたま…だと?馬鹿な、今まで誰にも見つかったことが無いというのに…」

と、野生の勘なのかそれこそそういった運だったのか、自分の大切な隠れ家がこうもあっけなくこの男に見つかってしまったのが面白くなく、むすぅっと拗ねた表情。こんな表情を見せるだけ、この男には心を預けてしまっていることに無自覚で。
寝起きでいつもより体温が高い身体を男に押し倒され、勝手知ったるとばかりに慣れた手で騎士服を脱がしていくのに、これまたジタバタと抗うけれど、一度たりともエズラの手から逃れられたことはなく今回も実に手際よくサラシを解かれ、たぷんたぷん…♥ と揺れ溢れるおっぱいを我が物顔で弄ばれてしまうのだった。
おっぱいの谷間に顔を埋めて頬ずりする姿は、もはや子供みたいでもあり、黙っていれば精悍な顔つきがふにゃふにゃと癒されきった表情に崩れるのを見て、

「全く……、本当に躾のなっていない駄犬だ…」

ぺちんっと頭を軽くたたいて叱るに留めて。しかし、ぷるぷるのピンクの乳首を何の躊躇もなく口に含んでしゃぶり、すぐに溢れるとろとろの母乳をンクンクと飲み啜られ、両手で男の黒短髪をわしゃわしゃと掴んで。

「あんッ♥ こ、こらっ 図にのるなぁっ ば、ばかものっ んぅ♥ こらぁ♥ んっ♥ あんっ♥ ば、ばかものぉ…♥」

んくんく、とふにゃふにゃの顔で飲んでいる男の頭をてしてしと力なく叩いていたが、いつしかよしよしと子供をあやすような手つきに変わってしまう。とろとろの甘い天使の母乳を純粋に堪能している姿に、瞳を潤ませながらも思わず ふふ…、と微笑んでしまって。

エズラ > 熱く柔い肉体に身を任せ、濃厚な聖乳を味わう――しかも、仕方なしとばかりにこちらの不躾な行為を赦し、柔く頭を撫でられてしまえば、戦場暮らしの男の心に中々去来することのない、本当の意味での安堵が。
そして、身も心も緩みきった時には、本能が顔を出す。
ちゅぱ、とたっぷり味わっていた乳肉から離れ、ベッドの上で相手の衣服を緩やかな手つきで脱がせ――己もまた裸身を晒していく。

「ああ、やべー……――」

女性らしい肢体が露わになれば、対照的な男の鋼のような肉体が張り詰め――特に、屹立する剛直の素直さは滑稽ですらあった。
いつもの男であれば、有無を言わさぬ強引さで女の身体を蹂躙し始めるのだろうが――腿を抱え込んでいきり立った肉竿の裏筋を秘肉の入り口に緩く擦り付けながら、何か言いたげに、しかし言えずにいるような、少年めいた視線を向ける――
こんな状態にもってきてしまって尚、ふとこの美しいものを己の手で穢してしまっていいものか――などという思考にとらわれているのだ。
肉棒先端から溢れた先走りが垂れ、ぬちゅぬちゅと触れ合っている部分を蕩けさせていく――

「いや、その、カイサー……なんつーか……――」

カイサー > ちゅぷ…♥ちゅぷちゅぷぅぅ♥♥ とトロ甘母乳が男の喉と身体を潤わせ癒されていっているのだろう、いつもよりも柔和な顔つきになった男を見れば、天使の性分なのか癒されたことにほっと安堵して。漸く乳首を開放すれば、まるで当然の流れといわんばかりに衣服を脱がせる男には最早抗わず、柔らかで滑らかな裸体を男の眼下に晒す。男の視線から逃れるように身体をよじって恥らっていたが脚を抱えられればいつもみたく獣のように喰われてしまうのだと、きゅうっ と目を閉じたが中々男が覆いかぶさってくる重みを感じず、その代わり、ぬるぬりゅりゅ…♥ とぬるつくおまんこの割れ目に裏筋をずりずり♥とゆるゆると擦りつけられ、細腰がぴくんっ♥ぴくんっ♥と震えてしまう。
いつもの様子とおかしいのにようやく気付き、男へと顔を向ければいつものギラギラした雄の目ではなく、何かをこらえて我慢しているような、なんともいえない少年みたいな視線を向けられ、思わず首を傾げて。
こんな少年みたいな眼差しを向けているが、一方でぬちゅぬちゅ♥♥ と雄がこらえられずに割れ目をとろとろに蕩けさせてもくる。そのギャップに身体を震わせながら、そっとエズラの頬に手をあてると、目元を指であやすように撫でて。

「……どうした…ンゥっ…♥ な、何かあったの…か…?」

割れ目がぬちゅぬちゅとろとろに蕩けさせられ、声が震えるのが隠し切れない。どこか迷うような男の様子に、まったく… と息を吐くと、顔を引き寄せて、はむ…♥ ちゅ♥ と男の唇をやわく甘く食んだ。

「はやくよこせ、ばかもの」

そう囁く女の目元は赤く染まっており、睨んでいる瞳は潤んでいて何の効果もなくて。

エズラ > 「いや、何とゆーかその……ふもっ」

自分でも、この状況を前に何故こうも躊躇しているのか分からない――そうしていると、頬をやんわりと撫でられ、甘く唇を奪われる。
そのまま自然と相手の身体の上に己の身体が覆い被さり――蕩け合っていた場所が一つに繋がっていく。

「んむっ……ちゅむっ……あ、ちょっと待て――」

キスを交わしながら肉の槍がトロトロの膣肉に包み込まれていく――彼女とは何度も交わった、そのはずなのに。
ぬぷんっ!と根元まで埋まった肉棒が――そのままビクビク……っと震え始めて。

「うっ、おおっ……は、あぁぁ~……――」

まるで初めて女の膣襞の感触を味わった無垢な少年のような情けない声をあげ――そのまま、びゅくっ!びゅくっ!と膣内射精――
ひとりでに蠢く下腹部をもはや止めることなど不可能で、熱く蕩ける精液がたっぷりと子宮内へと届けられた――

「なんっ、でこんなっ……うおおっ……気持ち良い……――」

もにゅう~……っと恥ずかしそうに再び乳房の谷間に隠れてしまいながら、それでも男の下半身はびくんっ!びくんっ!と震えてしまい。
雄の本能に従って、雌の胎内へ種付けを続けている――

カイサー > 「んんぅ…♥ あっ♥ あ――――ッッ♥♥ お……おっきぃ…♥ ばかぁ…♥」

覆いかぶさるのと同時にゆっくりゆっくり挿入され、まるで形を刻むように肉槍を埋め込んでいく男の広い背中に、きゅうぅっ♥♥ と細い腕でしがみついて。いつもと違い男も何やら余裕がなく、最後まで入れられたのを感じた瞬間に、お腹の奥に どぴゅどぴゅぴゅっ♥♥ どぷぷぷぅうっっ♥♥
ぶぴゅうぅうぅ~~っっ♥♥ ぶぴゅぴゅっ♥♥ と呆気なく種付けされてしまう。きゅうぅっ と目を閉じてその感覚を受け入れ、膣内がたぷたぷとエズラの精子でいっぱいになっていくのを感じていると、再びおっぱいの間に顔を埋めながらも、強い雄の証とでも言うように一度の種付けが長く量が多いゆえにまだびゅくびゅくくっ♥♥♥ と種付けが中々終わらない。


「んんんっ♥♥♥ あんっ♥ ま…だぁ…♥ おわらな…♥♥ すごぃ……♥♥」

おっぱいの谷間に顔を埋めて種付けを続けている男の頭を、くしゃくしゃと撫でながら、恥ずかしそうに、でも種付けが止まらないエズラに、きゅぅんっ♥ と胸が高鳴り、よしよしと頭を撫でながら、広く大きな背中もぽんぽんと撫でてやり。動物並みにようやっと一度目の種付けが落ち着きはじめると、男のおでこに、ちゅっ♥ と口付けて。

「ん……♥ すごい……♥ いっぱい出た…な…♥」

まるで小さい子供を褒めるように囁きながら、よしよしと頭を撫でて。

エズラ > 「むは~っ……はぁ~っ……はふ~っ……――」

きっと相手には、乳肉の奥で自分が赤面していることが容易に知れるはずである。
その証拠に、男の顔から乳房へと、伝わる熱があるのだから――
すっかり子供のようにあやされてしまいながら、ようやくむんにゅり、顔を半分だけ谷間から出して、じっと相手の瞳を見つめる――

「なんでこんなことンなっちまったのか――よくわっかんねぇ、負けた気分だ――」

ろくに動かすこともなくたっぷり果ててしまった――凄まじい快感であった。
鋭く高ぶるものではなく、じっくりじっくり癒やされていくような、温かく幸せな感覚。
陽光差すあずまやで、そんな濃密な関係が構築されていく――



――それから、数時間以上も後。
男女はまったりと他愛もない会話を交わしたり、時に悪態を付き合ったりしつつ、緩慢に交わり続けた。
女と共に横臥したような姿勢でその背後へと絡みつき、腿を抱え上げて股を開かせ、すっかり蕩けた膣内へ、ぬぷぬぷと肉棒を繰り返し送り込んでいる。
ベッドの上には、汗や乳、精や蜜がすっかり染み込んでしまっていることから――膣内射精が繰り返し行われてきたことを物語っていた。

「はぁ~……カイサー……またイきそーだ……――」

甘えきっただらしのない声でそう告げながら、ちゅっちゅっ、と柔く頬を吸い、首筋を舐め、たっぷりとした乳房を食む。
むちゅっ、もちゅっ、と甘い乳を吸いながら、互いを蕩かし合うようなセックスが続く――

カイサー > 負けた気分だと白状するエズラに、思わず、ふふ…♥ と笑みを深めてきゅうっと男の頭を両腕でだきしめて。

「くふふ…よくわからんが、勝ったみたいだな……♥」


おっぱいに顔を埋める男に優しく微笑みながら、額や唇にちゅ♥ちゅ♥と口付けて甘ったるくあやして。初めて見る、エズラが惚けたように癒され、顔を真っ赤にして悔しがる姿が可愛らしくて、よしよしとさっきから抱きしめたりキスしたりと可愛がってしまう。

それから数時間以上も後……、生来の絶倫に加え天使の母乳と飲んだ為何度種付けされたか分からないくらい種付けされ続けている。
ピロートークみたくまったりと話をしたり、いつもみたく悪態をついたりしながらも、男がカイサーの身体を離そうとはしない。
男がふにゃふにゃに気持ちよさそうに甘ったれながら、またイきそうだ、と抱きしめてくれば、好きな様にさせる。まるで全身でエズラを癒すように身体をゆだね、好きなだけ食べろと身体を差し出して。

エズラが気の済むまで甘い乳を吸わせ、種付けさせて――とろとろに蕩けあうセックスが延々と続くのであった……♥

ご案内:「設定自由部屋」からエズラさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」からカイサーさんが去りました。
ご案内:「貧民地区・廃屋街の自宅」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 「………」

薬を求めた結果、いろいろあって薬の調達に見事に失敗した挙げ句
いろいろと頑張ってしまった結果、風邪は見事に悪化した。
もう余計なことはすまいと、自宅の客室のベッドで横になっている。
このような廃屋…流石に来客はないだろうし、シスターや巡回の薬師、行商人も立ち寄るとは思えない。
流石にそういう点では少しばかり不便だ。
早く引っ越したいところであるが…なかなか同居人と話す機会がない。

「げふっ…あー……」

のどが渇いた…井戸水でも汲んでこようか。
というか、汲まなければ水がない。

ブレイド > のそぉっと起き上がれば、ずっと寝ていたせいか体の節々が痛い。
頭はそれほど痛まないが、熱でくらくらする。鼻だって詰まってるから息苦しい。
汗もかいたので体も拭きたいのだが…水がない。

「しかたねぇか…」

少しふらつきつつも立ち上がる。
もっていくのは桶と水袋…だけで十分か。
それだけだと言うのに重く感じるのだが…。
足元に注意しつつ階段を降りて、入り口の罠を解除…いつも以上にもたもたしてしまっていたがそこは仕方ない。
そして、扉を開ければ…日光と、脚に違和感。

「あだっ!?」

目がくらんだ上に、足元…解除できてなかったトリップワイヤーに足を取られて思いっきりすっ転ぶ。

ブレイド > 「ぐ、おおぉぉぉ………」

家の玄関先でのたうち回る。
全く何をやっているのか…しかし強打した顎が超痛い。
舌をかんでたら死んでいた。
こんな間抜けな死に方は流石にごめんであるが…。

「ちっくしょぉ…」

情けないことこの上ない。
涙目で立ち上がり、よたよたと井戸へ。
水の確保自体は問題無くおわれそうだ。さっさと水をくんで…一口飲んでから桶と水袋を満たし
家へと戻る。大した距離ではないがだいぶ辛い。あと、顎が痛い。

ブレイド > 「うぇぇ……」

ふらふらくらくら。
家に戻って扉を閉じる…トラップを戻す余裕もない。
鍵くらいはかけるが…あとで、ルナシイには謝っておこう。
よたよたと階段を上がれば、ベッドの脇に桶と水袋を置き、そのままベッドの上に倒れ込む。

「くっそ…顎…割れてねぇだろうな?」

ご案内:「貧民地区・廃屋街の自宅」にナイチンゲールさんが現れました。
ナイチンゲール > チチチ、ピピピピ。
窓を開けっぱなしにしていたか、それとも廃屋の隙間から入ってきたのか。倒れ込んだのベッドの上に、美しい緑色の羽の小さな小夜啼鳥(ナイチンゲール)が、翼を羽ばたかせ、上に乗ってくる。しんどそうな少年の様子に首を傾げて、小さな嘴で美しい囀りを聴かせてくれる。
チチチ、ピピピ。
まるで大丈夫か、と言っているようだ。クリクリとしたつぶらな瞳が、曇りなき輝きを湛えてあなたを見つめた。

ブレイド > 「ん?」

鳥の鳴き声、羽音…昼間ならば珍しくもないのだが、それにしたって音が近い。
視線をめぐらせれば目に入ったのは美しい小鳥。
名前は…なんと言ったか、知らない。

「んだ?迷い込んだのか?う、けほ…風邪、うつっちまうぞ?」

可愛らしい仕草を見せる小鳥に、辛いながらも微笑んで見せて
窓は…少しあいていたか。そこからはいってきたのだろう。
出やすいようにと、大きく開けておく。
人を怖がらないあたり、人のいないところから来たのか…などと思考を巡らせながら、ベッドに身を預け
小夜啼鳥(自分は知らないが)へとそっと手を伸ばしてみる。
捕まえる気はないが、驚けば飛んでいくだろう。

ご案内:「貧民地区・廃屋街の自宅」にナイチンゲールさんが現れました。
ご案内:「貧民地区・廃屋街の自宅」にナイチンゲールさんが現れました。
ナイチンゲール > 微笑みかけ、優しい言葉をかけてくれる少年をじっと見つめる。窓を開け、こちらに戻ってきて自らに手を伸ばしてくる彼に、小鳥は翼をパタパタと羽ばたかせて、ベッドの木枠に止まった。

「おやおや、随分熱烈な坊やだなあ」

と、嘴を開けて小鳥が若い女の声を発したのを、確かにあなたは目にするだろう。

ブレイド > 「………」

なんだと?
木枠に止まった小鳥が発した言葉は、鳥の鳴き声ではなかった。
思わず手は止まり、表情も固まった。
幻聴が聞こえるほどひどい風邪ではないはずなのだが…
なんかやばいところもついでに悪くなってしまったのだろうか?
自身の猫の耳を、まるで普通の猫がやるように拭ってから首を傾げ

「いま、なんつった?」

ナイチンゲール > 完全に停止した少年を見て、小鳥はクスクスと笑ってバサバサを翼を動かす。彼の問いかけに答えるように、小鳥はまた嘴を開く。

「熱烈だな、と言ったんだが。聞こえなかったか?まあ弱っているようだし無理もないか」

その声はどう聞いても、若い女の声色である。幻聴とは思えないほどにはっきりと聞こえるだろう。小鳥はそのまま木枠を蹴って飛び上がり、今度はあなたの頭の上に止まるだろう。

「ふむ、典型的な風邪だな。薬を飲んで充分な栄養を取ってたっぷり寝ればすぐ治るだろう」

いつの間にか熱を測っていたのか、そう告げてくる。

ブレイド > また喋った。この種の鳥はしゃべるものなのだろうか?
いや、そんな訳はあるまい。かと言って耳がおかしくなったわけでもないようだ。

「いや、そうじゃなくて…なんで、喋って…」

額に指を当てつつ考える。
実はすっ転んだときに気絶してて、今は玄関先で夢でも見てるんじゃないか?
それはない…とおもいたい。などと考えていると、頭の上に鳥が乗った。
重さを感じるほどでもないが、確実に何かが頭に乗っていることはわかる。

「あ、お、おう…そりゃどうも…」

実際薬はないのだが。まるで医者のような物言いの小鳥に返事をする。
頭の上に乗っているので、頭を下げることはできないが。

ナイチンゲール > 「ふふふ、残念だが夢でも幻聴でもない。私は喋るぞ。何故なら鳥ではないからな」

あなたの頭の上で、のしのしと無遠慮に足踏みしつつ小鳥は答える。ついでに魔族でもないぞ、と続けて補足した。

「どうやらその様子だと、風邪を治す薬もないみたいだな。坊や、君は運が良い。何せ薬屋が偶然ここに辿り着いたのだからな」

と、小鳥はそのままあなたの頭から飛び立ち、ベッドの上へとまた乗る。何やら嘴の中で何かを呟いたかと思えば、小鳥はそのまま光に包まれ、みるみるその輪郭を人の姿へと変えていくのだ。
やがて光が消えると、そこにいたのは一人の女性であった。ゆったりとベッドに腰掛け、あなたににこりと微笑みかける。

「自己紹介がまだだったな。私はナイチンゲール。薬をあちこちで売り捌いている行商人だ」

悠然と足を組み、女は自らの名を名乗った。名乗る気があるのかというほど、立派な偽名であった。

ブレイド > 「へぇ、そうか…」

しゃべる鳥に頭に乗っかられてのしのしされている。
夢じゃなくてなんだというのか。そもそもここは自分の家だと言うのに…。
鳥でも魔族でもないのならなんだろうかと思っていたら、今度は薬屋だと鳥がいう。
飛び立ち、ベッドの上に戻った小鳥を訝しげに見つつ

「鳥の薬屋たぁ珍しいが…あ?え?」

小鳥の薬は効かねぇぞと言おうとした矢先、事態が変わった。
鳥が女性にかわっていく。緑色の髪の美女。微笑む彼女には、間抜けにも驚いた表情で見つめ返すしかできなかった。

「あ、おう…えっと、ブレイド…」

呆気にとられたまま名乗り返す。
何でも行商人らしいが…こちらが冷静さを取り戻すにはもう少し時間がかかりそうだ。

ナイチンゲール > 「あっはっは、可愛い反応を返すじゃないか。まあ無理もない」

そう言って立ち上がり、少年へとゆっくり近付く。飄々とした笑みは絶やさない。歩く度にゆらゆらと耳のイヤリングと豊満な胸が揺れた。

「ブレイド、か。君にはこの薬をあげよう。風邪によく効くポーションだ」

腰のポーチから取り出したのは、小さな小瓶であった。コルクで栓をされており、中には薄桃色の液体が入っている。揺らすと、たぷんと水面が揺れた。

「良く効くぞ。なんてったって『魔女』が作った正真正銘の魔法薬だからな」

胡散臭い笑みで胡散臭い売り文句を放つ。

ブレイド > 小鳥がスタイルのいい美しい魔女に変わったのだから混乱もするというものだ。
胸を揺らしながら歩み寄るナイチンゲールは妙に楽しげに見える。
少し頭を振ってみても、見える光景は同じ…ならば、おそらくは現実なのだろう。

「ん…えっと?ありがと…よ?」

などと思ってみても、やはり混乱したままなのは隠せない。
返事も相変わらず間抜けだ。受け取った小瓶の中身に視線を移せば、怪しげな液体。
これが、風邪薬?

「ああ、んじゃ…早速。えっと…代金っつーか…薬屋、なんだろ?
なんかお返しとか必要か?」

少しだけ冷静さを取り戻したか、ようやくまともなことが言えたような気がする。
魔女に対していう言葉ではないのかもしれないが。
あと、何よりも…結構無警戒に薬の蓋を外し、その中身を飲み込んでしまったあたりは。

ナイチンゲール > 混乱しつつも薬を受け取り、礼を言うその純粋さがなかなかに可愛らしい。しかもあまり疑念を抱かず瓶の中身を飲み干したものだから、ナイチンゲールは笑みが零れるのを抑えきれなかった。

「っふふ……ああ、そうだな……君のように廃屋で寝泊まりしている少年にはお金は取らないさ。……代わりと言ってはなんだが」

そっと、あなたの唇に人差し指を置く。まるで拒否権はないというように。細められた瞳は、熱い欲望に濡れていた。

「私と……キモチイイことをしないか?」

薬を飲み込んだ瞬間、胃が焼けるように熱くなり、身体が火照ってくるのをあなたは感じるだろう。下腹部の陰茎が段々張り詰めてくる感覚も、同時に感じるかもしれない。