2018/09/10 のログ
ご案内:「街道の外れた平原」にノーガルトさんが現れました。
■ノーガルト > 「…………。」
(ゆっくりと、ダインを上段に構える。
大きく息を吐きながら、しっかりと前をにらみつけ。
ここのところ、ずっと日曜大工や仕事でしていなかった。
以前は毎日といっていいほどやっていた鍛錬を、久しぶりに。
だが、腕がなまっているという感覚はあまりない。
むしろ以前よりも、研ぎ澄まされているような気がした。)
「………ふぅぅ………。」
(ゆっくりとした動きで、冗談から下段に剣を下す。
右足を軸に、後ろへとターンしながら、精神統一のように。
激しい動きだけが鍛錬ではない、まるで運動のようなものだけど…これも立派な鍛錬だった。
月明りに照らされて、漆黒の答申が光る。)
■ノーガルト > 「…………はっ!」
(体を回転させて、刀身を横なぎ一閃。
黒い刀身は闇の中で光り、空を切り裂きながら黒い光を産む。
その先をにらみつけ、ノーガルトは一息を入れた。)
「……ふう…、どうだ、ダイン?」
『………言うことはない。』
(いつもは皮肉を込めるアドバイスをしてくるダインも、どうやら合格点をくれたようだ。
軽く笑いながら、ノーガルトはダインを鞘に戻した。
その傍らには、荷台に木材を積み込んである。
そろそろ、冬の支度を整えていたところに…まあ、時間が余ったからだろう。
少しだけ、鍛錬をしていこうとなっただけだ。)
■ノーガルト > 「さて……そろそろ帰るか。いい加減にしないと、あいつが怒る。」
『…めったに怒る女ではなかろう。少しくらい遅くなっても、明日の飯が少なくなる程度だ。』
(その少なくなるのが困るんだが。
ノーガルトはそう独り言ち、帰り道についた。)
ご案内:「街道の外れた平原」からノーガルトさんが去りました。