2018/08/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の中でも一層治安の悪い路地裏の片隅。
ちょうど平民地区と貧民地区とを繋ぐ裏道に当たる路地に怪しげな露天が構えられていた。

「はい、毎度あり。効果のほどは保証するよ。
 気が向いたらまたどうぞ」

そこに響くのは明るい声。店で買い物をした客に対して商品の入った紙袋を手渡して、
少々胡散臭そうな表情の男性客を営業スマイルで見送った後、
その姿が見えなくなると一気に気を抜いて若干陰鬱そうな表情を浮かべ。

「やれ、客が少ないねえ。普段はもうちょっとめかし込んでる奴が多いのに」

何か景気の悪くなることでもあっただろうかと訝し気に、
未だ棚に多く並んだ売り物――大半が薬品類を眺めて首をひねり。

ジード > 「こうも入りが悪いとさすがに商売にならないな…もう少しいい場所探すかねえ」

娼館街の喧騒とは裏腹に静かな路地の様子に苦笑いが浮かぶ。
これはどうにもならぬと思ったか立ち上がると手早く荷物を片づけ、
路地の向こう、繁華街へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。