2018/06/08 のログ
■タピオカ > 「あはっ……!そだね。……ヴィクトールと一緒なら……。
ひとばん、じゅう……?
だって、ヴィクトールに……僕のぜんぶ、奪われちゃったもん……。
もう、……離れられなくなっちゃいそう。
あっ……!……ふふっ……。今ぴくって……。」
欲情と熱と子種汁を恵んでくれた肉棒がそのまま。
彼の台詞には冗談めかしく。けれど瞳には悪戯っぽい熱意をこめたままの上目遣いで半ば語尾を上げて戯れ。甘い声でそう告げつつ。ぎゅーっと彼の身体を抱く。
跳ねた白濁の暴れる心地がよくて、そっと頬を薔薇色に咲かせ。
子種注がれる悦びに瞳を細めるのだった。
「えっと……。それは、……その……。うん……。
ヴィクトールだから言えるけど……。……、そういうの、……すき……。
考えただけでとっても恥ずかしいのに……、胸がざわざわして、お腹の下がきゅぅってなっちゃうの……。……みんなには秘密だよ?」
歩くたびにショーツの先が薄く見え隠れするヒップスカートに気を使うように、
歩幅も随分と小股な貞淑な歩き方をする。同時に、そう歩かないと下着が見られてしまう、そんな状況に興奮気味に、頬が上気している。彼に指摘されると、困ったように気恥ずかしそうに視線をうつろわせたあと、小さく彼の顔色を確かめてこくんと頷く。
夜風にひらりと浮きかけたスカートの前を慌てて左手で押さえると、逆にお尻のほうが危うくなりながら。右手の指先を唇にあてて2人の秘密と強請って片目を瞑った。
「はぁ……、ぁ……。どうしよう……ほんとにクセになりそうなの……。
こんなこと……こんなこと……、はしたないのに……どうしよう……。
ヴィクトール……。」
困ったように眉根を寄せながらも、大きく肩を揺らし始めた。
背を丸めながらの赤ら顔、うつむき加減で歩く。一歩ごとに視線が文字通りに自分の身を刺さって、淡い刺激が繰り広げられてぴくりと小尻がすくみ。
「えっ、えっ……!?……、はっ、……、わああっ……!
うう……ぅ……。はぁはぁ……、あぅぅぅぅ……。おっぱい……、みられ……ちゃった……。恥ずかしいぃ……。ヴィクトール……。
――わ、……わ……っ……!こんなお店があるんだ……!
ひゃっ……!……なんか、なんかなんか、……、見てるだけで恥ずかしくなるよお……。」
羞恥の熱で頭がぼんやりしかけた頃、お酒でいい気分になったらしい男の人の視線を胸に受けてうろたえた。ただでさえ透け生地のトップスなのに、自分の背丈のせいで緩みがちな胸元。
めくれていた生地から覗く薄桃色につんと尖った乳首がその彼に見咎められてしまい、慌てて片手でそこを包むけれど遅くて。唇を子供のようにへの字に歪ませた。なのに、呼気はさらに熱情を怯えいて。下をむけばうなじが赤らんでいる。
――視線の愛撫で、ショーツから雫も落ちそうになってきた頃にお店に入って。
物珍しそうに見回せば、どこも肉体的な甘い交渉を助けるよな品ばかり。
見慣れないけれど、それが何に使うかひと目でわかってしまうから、盛んに睫毛を弾ませて目の置き場に困る。ランジェリーコーナーにある、どれも男の人の気を惹こうとする背徳的なデザインのショーツを見て小さく悲鳴をあげて。股座に食い込むよな紐ショーツにニップルピアスで乳房とブラを繋げる艶めかしい下着に顔を真っ赤にした。うろたえているとお客さんの視線が自分の身体を這い回って、その視線の多さにふるふると身震いをし。後ろ手に引っ張ったスカートで、お尻を恥ずかしそうに覆い隠して。
■ヴィクトール > 「じゃあ、今日試すとすっか。 嬉しいねぇ、そこまで気にって貰えるたぁな?」
冗談めかした言葉に、クツクツと微笑みながら言葉を重ねる。
視線は冗談めかしているとはいえ、その情熱が伝わるかのように強い。
心地よい少女の声色が響く中、その身体を抱きしめかえして受け止めていった。
腕の中、呟く声はそれこそ受胎した子供がお腹を蹴ったかのような言葉。
本当に出来ちまうぞ? なんていたずらっぽく囁くが、艷やかな笑みで応えるなら、再び白濁は波立たせて枷を振り払おうとしていく。
「そっかそっか……なら十分、タピオカは女だと思うぜ? 見られてぇってのは、やっぱ、女として求められてぇってことだと思うからよ。まぁ、セックスしてぇって意味じゃなくて、魅了したいって感じだろうよ」
女の一番の性感帯である膣が収縮して、甘く心地よい熱を発する羞恥。
露出プレイにそれを感じるなら、彼女も言葉通りに女だったと明朗に笑ってみせる。
未発達の乳房も、可愛らしい臀部も、青さ残る子供な顔つきに体つき。
背伸びしたような欲求に、ニンマリと笑う中、内緒のポーズに小さく頷く。
そして、その環状を加速させるような魔法は、彼女の羞恥を深く深く煽る。
身体を隠すようにしつつ恥じらう様子は、衣装とはまるで逆。
だが、もっと見られてこいと言わんばかりに軽く背中を叩いて、丸まった背中を伸ばそうとしていく。
「はしたなくていいんだよ、女として盛って求められてぇっていったんだからよ?」
酔っぱらいの視線は、白いレースの隙間に見える薄桜色のニップル。
褐色肌とは裏腹に白っぽい先端は目立って映り、恥じらいに耳まで真っ赤になりそうな少女の姿と重なると、嗜虐心を煽って更にそこを凝視して通り過ぎていった。
恥じらいに呟く声に、良かったじゃねぇかと意地悪をいいながらも、優しく銀糸を撫でる。
卑猥な事は罪ではない、そう教え込むように。
「ここらはこういうの多いからよぉ、んでここでその衣装買ったんだぜ? だから、いい組み合わせのモンもあったなぁってな」
木製のディルドは、ツルツルになるまで丹念に磨かれ、表面に水を弾く膜が塗られている。
木彫りのモールドは幾重にも溝を作り上げ、硬い感触と合わさればゴリゴリと粘膜を抉るような梁型となるだろう。
その他にも、肉芽を向いたままにするクリップやら、媚薬のクリームやらと色々と道具は並ぶ。
下着のコーナーへと向かえば、性的なデザインの並びに素っ頓狂な声が響く。
それに引き寄せられた男達は、背後からその可愛らしい臀部へ視線を突き刺していくも、隠してしまうなら、少し横にずれていき、今度は桜色のニップルを確かめようと狙う。
「見られてるだけでじゃなくてかぁ? っと……これとか良さそうだな?」
そんな中、手にとったのは薄ピンク色で縁取りされた白のランジェリー。
ブラは乳房の下から房を支える程度の面積しか無く、先端は綺麗に丸見えになってしまうカップレスブラ。
それをピンクで縁取っていけば、褐色肌と合わさって簡単にその形状がわかるだろう。
ショーツは左右が紐に近いほど細く、フロントの布地は全てシースルーのレース。
幾何学模様を描く白レースの下は、掌を当てるだけでも簡単に肌色を覗かせる。
クレパスの部分を這うところにはピンクのラインが二つ走っており、左右に広がるオープンクロッチのデザイン。
腰回りのラインはフワフワの白レースがフリル状に飾られ、ピンクのラインが衣装の下でも下着のラインを主張するだろう。
何より、クロッチのところに重なるアクセサリーが卑猥といえる。
クロッチの割れ目についた小さなクリップは、クレパスの奥に潜んだ小陰唇をつまみ上げるもの。
つないでしまえば、軽く足を開いただけでも、膣口を晒すようにクパッと下肢を晒すことになる。
もう一つは、その谷間を走るパールアクセサリ。
無数の球体がきゅっと性感帯に食い込み、コリコリと柔肉を揉み解すことになる。
動けばより食い込んで、蜜を潤滑油に暴れるようなもの。
より一層卑猥になる下着を選び、彼女に手渡せば、その反応を見て買う買わないを決めることにした。
ご案内:「湾港都市ダイラス エスニックなホテルルーム」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「湾港都市ダイラス エスニックなホテルルーム」からヴィクトールさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭竜の露天温泉」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 湯けむりの立ち上る、大きな露天。天然の大浴場である
時には獣もやってくるような奥地の温泉に、小さな幼い天使が浸かってる
人懐っこそうな顔をふにゃふにゃに崩して、気持ちよさそうに四肢を伸ばす少年はまだ幼い。
背の翼は、岩がじゃまになるのでちょっと隠して、温泉を堪能する
■シャルティア > 温泉から出ると、タオルで身体を乱暴に拭ってから、いつもの服に着替える。そして、空に浮いてぷかぷかと雲がながれるように空へと消えて
ご案内:「九頭竜の露天温泉」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス エスニックなホテルルーム」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 【継続待機中となります】
ご案内:「港湾都市ダイラス エスニックなホテルルーム」にヴィクトールさんが現れました。
■タピオカ > 今日試すとすっか、と聞けば自分の青緑の瞳を金色に絡ませ柄。顔色を明るくして微笑む。
「僕は……自分の事を女の子って見てもらわなくていいって……、ずっと強がってたのかも……。
ほんとは、……その、女って、雌って見てほしくてたまらなかったのかも……。
なんて……ふふ。
こんなこと、誰かとお話するのも初めて。
ヴィクトールと話をしてると、不思議。素直な自分になれるよ……」
彼の朗らかな笑い声が、自分がはしたないと思っていた行為や望みを肯定してくれるから。
魅了したいという意味でこの気持をとってくれるのなら、尻軽と相手にとられてしまう不安から解放されてどこか安心したような様子。そんな中でも魔法によって向けられる視線は次々と褐色の肌を雌の身体へと躾ける刺激となって腰の裏に響き、羞恥心から縮こまる背中。
その背を軽く叩いてくれたら、やっぱり恥ずかしそうだけれど。その中で嬉しさや雌の悦びを覚えはじめたような。眉根を下げながらの赤い頬を少し緩める照れ笑いで頷いて。髪をすいてもらえると、その大きな手に憩うように首をそちらへ傾けて。
「う……うん……。
はぁ……はぁ……。でも……、うっ……ぅぅ……。
さっきから……僕……へんになっちゃったの……。
この格好で歩いてると……。見られるだけで……。あっ……。
身体……指で触られてるみたいに感じる……。
やっ、……そこ……はっ、……、だ……め……、……あっ!」
浮かんだ照れ笑いも、やがて淫らな指圧と変わった視線を受けて崩れて悶える。
達したばかりで火照りの完全に引ききらない肌が他のお客さん達の、のぞき見によって静まる事を許してもらえず、見られる羞恥と快感が四肢を這い回って。
それが魔法によるものとはわからずに戸惑う息の声。
時々、ひくんと踵が上擦って跳ねる。同時に欲情帯びた息が小さく吐かれ。
臀部への視線にうろたえたあと、覗く胸元の小さな果物の種のように尖った桜色のニップルをも視線に愛撫されて震え上がる。一瞬だけ、はっきりとした嬌声が浮き。
「そうなんだ。この服もここで……。
僕も色々旅してきたけど……他じゃ見たこともないものばかり……。
えっと……。これって……。あの……。もしかして……」
頬を赤くしながらも、物珍しさにきょろきょろする。
そんな中で木製のディルドを見かけて、照れたような弱ったような。
自分が見てはいけない大人や男の人のひみつを知ってしまった顔になる。
張り子の木彫りは艶が良くて、そっと触れると硬い。その男根の形が先まで自分の膣を支配してくれていた彼のものを連想させて、んく、と息を飲む。
「どんな……やつ……?
えっと、これは……。
~~~~~~~~~っ!?
えっ、……えっ……!これって……、わ……わあ……っ……!
こんなことって……、こんな下着って……、あ……、ゎ……。
う……、うん……。は……ぁっ……。
これが……いいな……ヴィクトール……」
お店の中で人に見られるという背徳感に手足や膣を震わせながら、彼が手にとったものを覗き込んだ。
下着としての意味も面積も大きく省略されているのに、奇妙なほど高級に仕立てられたデザイン。
最初は自分の知っている下着のデザインとかけ離れていたため、それが何かすらわからなかったけれど。乳房を明らかにしたままのブラ、割れ肉を隠すそぶりもないショーツなのだと知ったとたん、一気に耳の裏までもかああっと朱色に紅潮した。
トマトの赤い顔になりながら、渡されたそれを震える手先で確かめる。
朽ち果てた神殿の奥の、堕落した祭司たちによる禁忌の秘術を目にしてしまった。冒険者として例えたならそんな顔つきで透けレースにフリルやピンクライン、クリップにパールアクセサリを見て。
ついで、自分の両親が睦み合っているところを偶然見てしまった小さな子供のように頬を赤く腫らせば慌てて目を背ける。
でも。胸をこのブラで飾れたら。このショーツで、自分の雌の小孔をおめかしできたら。
そう思うと、再び恥ずかしそうに視線がランジェリーへと戻っていく。
熱い息を唇の隙間から漂わせながら、その薄ピンク色で縁取りされた白いランジェリーを胸の前に両手で持って。
細部までとっても素敵なデザインの下着を選んでくれた事へ感謝しつつ、こくん、と頷いて。伏し目がちに彼のことを熱っぽく見上げる。
■ヴィクトール > 「……見た目が女っぽく無かろうが、心ん中が女なら結局女なんだぜ? 俺でいいなら幾らでもいい女だって褒めてやらぁ」
雄を魅了したいというのは、女の本能とも言える。
より良い遺伝子を体に宿して、自身の遺伝子をより良く未来へ運ぶ。
生物本能からみれば当たり前のことで、女らしさは男の中に選択肢を作らせる。
それを感じ取れなかった彼女の過去を思えば、胸の痛みに少しだけ表情が曇りそうになる。
だからか、微笑みながらいくらでもと語りながら髪を優しく梳き通すのだ。
「わりぃ、ちょっとだけ身体に意地悪しちまった。見られてるって思うと、身体が反応するってな。でも分かるだろ? 俺だけじゃなくて、誰が見てもタピオカを女だって、牝だって見てるってことがよ」
彼女の声が上擦っていき、戸惑う声が深まってくるなら苦笑いをしながら耳元に種明かしを。
その理由も、先程まで語っていた女らしさに掛かっていけば、自信となる実感へ変わるだろうか?
まだ丸みの緩い臀部も、膨らみかけの乳房も、可愛らしい乳首も全て、女の身体として見られていく。
突き刺さるほどの視線が熱意と言うなら、自身が思うよりもはっきりと女と認められているという事だ。
そうして店の中へ連れ込むと、彼女の目を楽しませる様な南蛮の品々が出迎える。
木製のディルドに指が這うなら、摩擦の全く無い表面が優しく彼女の指に伝わっていく。
悪いことに引き寄せられる幼子の様な姿へ振り返れば、静かにその様子を見守りながら広角を上げる。
太さや長さは彼のものに比べれば二回り小さいが、表面の波打つような溝やカツンと爪を弾く固さは、快楽の深さを想像させるだろうか。
欲しいなら買ってやろうか?と魅入る姿に囁くと、その奥へと誘っていく。
「これだ、どうせならエロエロに可愛くしてやろうって思ってよ?」
ブラの部分の刺繍もピンクが多いわけだが、下側をわずかに包むカップの飾り刺繍もピンクが多い。
何処までがブラで、何処までが素肌かは目に見れば分かるかもしれないが、はっきりとそれを分け隔てる色合いは、余計に羞恥を煽るだろう。
指先で確かめた瞬間、カツンとオープンクロッチの割れ目についた金具がぶつかり合う。
柔らかに小陰唇を包むためのクリップと、その傍にずらして飾られていた真珠飾り。
広げられて、擦りつけられて、歩く度にゴリゴリと粘膜をこねくり回す姿。
その想像を煽っていけば、面白いぐらいに真っ赤になって行く姿は、今にも湯気が上がりそうで愛らしい。
クツクツと笑っていると、慌てふためいて目をそらすが……女の本性には抗えない。
飾られたい、可愛がられたい、魅了したい。
そんな欲求が視線に感じる中、頷く声と仕草に、わかったと微笑みながら見上げる視線を重ねる。
悪いことかもしれないと躊躇わないように、優しく悪人面が微笑みかけつつも、大丈夫と諭すように赤く染まる頬に少し冷えた掌が重なる。
「それと……あった、コイツも使おうぜ。身体ももっとエロ可愛くよ?」
頬を何度奏でた後、もう一つと重ねる小道具を探す。
一つとなりのコーナーに飾られていたそれを見つければ、彼女の手を握り、優しくエスコートする。
たどり着いたのはタトゥの道具が並ぶコーナーだが、針や塗料には目もくれず、代わりに手にしたのは型紙のような革のシートだった。
入れ墨や彫刻に施すような、アジアンテイストのヘナ柄模様。
蓮を横から描いたデザインを元に、空間となる花弁に独特な模様が幾重にも描かれていた。
その隣に蔦模様が絡み合い、左右へ下に広がっていくそれは中央を包むように葉を広げる。
ステンシルとタグの紙を貼り付けられたそれは、台紙だけでなく筆先を綿に変えた様な棒と塗料の小瓶がセットになっていた品。
「ペイントタトゥーっていってよ、洗うと落ちる入れ墨みてぇなもんだ。これを……こことかにいれてぇなってな」
ここといいながら指先が突っつくのは下腹部。
奴隷に所有者としての印を刻むときや、淫魔が少女を狂わせる呪いを描く時に使われる場所でもある。
ただ、ピアス同様消えないのは困るだろうからと考えれば、こうして消せるものを選んだのだろう。
それを飾った女の写真らしきものも傍に飾られていた。
彼女のような踊り子じみた衣装に、ビキニに近い上下だけの姿。
下腹部にはスペードを中央に、蝶の羽を思わせる模様が左右に飾られていた。
狭い隙間には幾重にも線が惹かれるヘナ柄が施され、妖艶さを更に引き立てていく。
ああしたいというように顎をしゃくって写真を指し示せば、彼女の答えを待つように見つめた。
■タピオカ > 「……嬉しい……。ヴィクトールにいっぱい褒めてもらって……。
僕、男の人たちが言ういい女になりたい……。
ヴィクトールに、似合うような……。いい女になりたいな……。えへ……。
――ふぇ?これも魔法だったの……?いつの間に……。
う……うん……。……見てもらえてるんだって、思うと……。
身体がかああって熱くなって……、なのに、すこし、誇らしげな気になる……。」
剣技と狩猟と放牧と放浪。小さな頃からの生活は雌らしさを表現する機会もなく
部族から大人と認定される15歳となった後も街の女の子と比べて劣等感を感じていて。
彼が褒めてくれるのなら、魔法によって、自分に寄せてくれる視線を鮮明に示してくれるのなら、その劣等感、誰にも言い表さなかった寂しさが癒やされる気になる。
歩けば下着が覗くよな夜の踊り子の歩みは恥ずかしそうなままだったけれど、すこし誇らしげと微笑み、髪を撫でられた後は幾分か胸を張った勢いになる。
「これ……、木で出来てるのに……すごい……。なめらかになってる……。
……。これを……、こう……、……。」
飾られたディルドに手をかけたら、南蛮の珍しさに好奇心がそそられて。
触れ心地を確かめると何やらときめく気分。
先まで相手の肉棒をなぞっていた手つきそのまま、何の気もなく木製の張り子の雁首を掴んで上下させた。どこかぼーっとした表情で。
彼のものを扱く練習をしているように。
ほしいなら買ってやろうか?と尋ねる声に首をふる。
「ううん、ヴィクトールのモノのほうがいい……」とぽつりと呟く。
何気なく呟いたあと、自分が何を言ってるのか気づいて。はっ!とした顔になると「今の、忘れて」と誤魔化そうと慌てて。
「えろえろ……。……可愛く……なれるかな……。
でも……、身につけてみたい……。僕……大人に……なりたい……」
エロエロに可愛く、と耳にしながら赤くなり俯き。唇を少し結ぶ。
緊張気味にこく……と生唾飲みながら。今までの自分との脱却する橋渡しのようなその下着を見つめた。
乳房も恥丘も、透かし生地の踊り子トップスやスカートの上からでもはっきりと
恥ずかしい場所と直肌とをピンク色で描き出し隔てる巧みな色遣い。
自分の桃色の小さな花弁を割り開いたままにする金具を指先でつついて揺らし、
歩くと自分の大切な場所をこねくり回すだろう真珠の白い輝きに、思わず照れ笑いが浮かんで床を向き。これにしてほしいと求めたあと、重なる視線はそれが悪人面であったとしても優しく微笑んでくれていて。重なる掌にどこか安堵の色が青緑の瞳に広がった。
「うん……?どんなの、どんなの?
せっかく1人じゃ来れないような素敵なお店にきたから、めいっぱい飾ってみたいな……。
――へええっ……!珍しい絵柄だね……!
こんなアートもあるんだ……!」
下着が決まったことで、彼とお店を回るのが楽しくなってきた。
視線に時々身をよじりながらも、優しくエスコートされてご機嫌そうな様子で前髪を揺らし。
タトゥ。これも、今まで縁がなかった世界だった。
社会見学にきた幼年生の顔になって顔色輝かせる。美術的なものにも興味があったから、
人の生き死を釈迦が決めるよな池に浮かんでそうな蓮の繊細な文様や
魔女の棲む崖上の古城に這うよな蔦のデザインを面白そうに眺める。
「んっ……。ここに……?
ふふっ……。いいよ、ヴィクトール。
僕じゃない僕にどんどん生まれ変わってくみたいですてき。
それに……。きれいだね!このひと。僕もこんな風になって、ヴィクトールのこと誘惑してみたいな……。」
薄く張った腹筋がつつかれ、子宮まで伝って小さく声を上げた。
精注がれたそこを自ら手先でなぞりつつ、彼が示す写真を見て微笑む。
子供のような笑顔がやがて、写真の中でそのタトゥを入れた淫蕩を司る小神の巫女じみた人物に自分も近づいてみたいと悪戯っぽくも妖しい笑みへとなっていく。
自分を気遣ってくれている彼の真摯さに感謝しつつ、大きく頷いて。
彼から奴隷印や淫らな呪いをお腹に授かりたいと答えて。
■ヴィクトール > 褒められて、愛されて女は綺麗になるものだ。
ありきたりながら何処かで聞いたことがあるような言葉だが、まさしくそのとおりだと思わざるを得ない。
ひっそりと奥にしまい込まれていた女心が零れ落ちていくと、可愛いものだと笑みが溢れていく。
「まぁな、タピオカに視線を感じる魔法ってのを掛けたんだ。手ぇつないで歩き出した時にひそっとな? いっそ、その格好で今後過ごすのもいいかもしんねぇな?」
視線が指し示す女らしさの象徴に、彼女の声が弾んでいく。
男の惑わせ方も、女としての魅力の撒き方も知らずに育った彼女に囁く誘惑は本気なところも十分にある。
服越しに見える先端を指先で軽く突っつきながらも、こんな可愛らしい踊り子がいたたら、誰でも彼女に目を向ける筈。
攫われないか、それだけは心配ではあるものの、ほんの数週間できっと、彼女は女に変わるだろうと思えば笑みを重ね合わせる。
店の中で様子をみやっていると、どうやら梁型に興味が引かれるらしい。
「そいつぁ、嬉しいお強請りだな?」
自分のがいいと言われればクツクツと笑いつつ、忘れてという言葉に逆らう。
けれど、その子供っぽくも恥じらう仕草が堪らなく愛らしい。
欲望に徐々に交じる暖かさが、肉棒を膨ら前はせずとも陰嚢の奥底で何かが煮えたぎっていく。
「なれるさ、兄貴の受け売りだけどよ、細い女は月を背に揺れる柳みてぇに綺麗だってさ? けど、タピオカはこう……太陽って感じだな、可愛くて、真っ直ぐで純で、だからか牝な一瞬が出るとスゲェエロいんだよ」
砂漠の国では太陽と女を例えるのは良くないらしい。
けれど、それもお淑やかさを女性に求めるからこそであり、はつらつと明るくて、その熱が胸の奥を温めてくれる。
そして、朝日と夕日が異なるように、色を変えるのも陽光の趣といったところか。
彼なりの褒め言葉を重ねながら、十分に女になれると背中を押しつつタトゥのコーナーへ。
子供のようにはしゃぎながらも、時折男達が向ける視線が臀部へ集中する。
丁度背中を向けているからというのもあるが、細い体な分、そこが艷やかに見えるのかもしれない。
つぅっと尻の丸みを撫でるように視線が這い、谷間へと沈む。
その奥が見たいというように菊座やそこから僅かに見えるクレパスを下着越しに見やれば、ぐぐっと指が押し込まれるような刺激が走るだろう。
「こういうの好きなのか? だろ、衣装の下からもばっちり見えそうだしよ……そういうところが、グッと来るんだよ。やっぱ、いい女だぜ…」
可愛らしい妹のような少女から、一瞬にして小悪魔の様な牝へと変わっていく。
その艶っぽい笑みに瞳に獣のギラツキが戻る中、褒め称えるように額へ軽くキスをしていった。
行くかと囁くと、軽く店の中を回るようにしながら店主の元へと向かい、会計を済ませるわけだが…その時に、奥を使わせてくれと店主へ伝えていく。
どうぞと言うように親指で指し示した先へと連れていけば、タトゥを施すためのスタジオとなっていた。
分娩台の様なベッドに、道具を置く金属製のトレイが肘掛けから伸びており、魔石で光を投射するランプが色んな角度から向けられていく。
その上へ彼女を導き、優しく横たわらせていくと、スカートを捲って下腹部を晒すだけでなく、ニヤッと一瞬笑みを見せてからショーツを下ろす。
クレパスの上、その上にあるはずの茂みを確かめるようにつぅっと掌が優しく撫でていく。
「ここ脱がさねぇと入れられねぇからな」
型紙を押し当てれば、言葉の意味がわかるだろう。
蓮の花は茂みがある場所の少し上に充てがわれ、その下へ伸びる蔦模様は茂みの周りを包むように伸びていく。
陰毛を飾り立てるようなデザインとなったペイントタトゥの位置を合わせるようにしてずらしていくと、インクと筆と共に何故かカミソリまで準備されていくのが見えるだろう。
■タピオカ > 「ふふー。冒険の時は汚れないようにいつもの服にして、人の多いところに来るときに、こっちに着替えちゃおうかな。……このカッコ、気に入ってきちゃった」
最初は袖を通すのも恥ずかしかった透かしだけれど。少しずつ、その着心地にも視線にも慣れを覚えようとする。
広がった両袖を小指と薬指で摘んで空中で踊らせて少し笑む。
太腿のあたりにまで触れる外気や魔法で実体化した視線に恥じらいながらも、軽く膝先揺らして戯れる事をはじめて。
「~~~……ぅぅ……。だって、だって。……この形も、大きさも……」
何も考えないままに手にした梁型の先を愛撫しはじめたあたり、もしかしたらすでに
彼から雌としての躾の効果が現れているのかもしれない。あるいは、自分の雌の目覚めが
彼のそばに居る事で促されたのかも。何が原因なのか自分でもわからないままの発言は、しっかり彼の耳に届いたままらしい。唇をぎうと結んで眉根を寄らせて。言い訳浮かべるも、さらに失態重ねてる。自分の言葉に詰まって、ぶるぶる口元震わせるのだった。
「わあ……詩的な表現だね……!僕が太陽?
あはは!そうだといいな。ヴィクトールが暗い顔する事があったら僕がいっぱい照らしちゃうよ!
えと……ふふ……、そう言ってもらえたら……ちょっとうれしい……。
可愛いって、えろいって、……今まであんまり言われたことなかったから」
かけてもらえる褒め言葉が嬉しくて。顔に笑顔の向日葵が咲いた。
きっと自制や自分自身の調節に長けていそうな彼が元気を失う事もそうそうないだろうけれど、
もしそうなったら彼に分け与える元気は広い湖一杯分ほどあると両手を広げて。
続く台詞に両手を後ろ手に組んで身体を揺らした。彼にはいろんな嬉しいことをプレゼントしてもらえてばかりだ。
「ふ……あっ!……っはっ、……はあぁぁ……。
んっ……、んっ、……あぁ、お店のなかなのに……、
お尻撫でられたらえっちな気持ちになっちゃう……、ま……まってっ……、んううっ!」
細い肩とくびれた腰、あまり膨らんでいない小さなお尻。
男子とも女子ともつかない中性的なほっそりとした背が彼の視界にうつっていて。
お尻を撫でられたり、股座を撫でられたりされて喘いだ。制止を求める言葉とは真逆に、不意に身体を触られたりするのが好きというのが押し込まれて下着に浮く新しい蜜の熱によって彼に伝えられる。
引き締まった瑞々しい小尻がぷるりと波打って、谷間から押し込まれる心地でやや腰が後ろへと引けてしまった。
おでこにキスを貰えたら、嬉しそうににーっ!と笑って。
ちゅっ……。お返しとばかり、背伸びをすると首筋にキスを預ける。
行くかとささやく声に頷けば、お店の中を名残惜しそうに見送りながら。
会計を済ませてくれる彼へ「ありがと」と告げて。感謝の意を伝えようと、邪魔にならない程度に身体に手を回して柔く抱きつく。
「えっと……。うん。……えへ。タトゥしてもらうの、初めてなんだー。
――えっ、え……!?あの、……、わ、わああっ!
あ……!あ……っ!……、急に……、ぅぅ……恥ずかしいよう……。
大人の人みたいに……そんなに……なくって……。その……。ぅ……ぅ……っ!」
お店の奥に伴われたら、独特の雰囲気に物珍しそうな様子。視線巡らすうちに
足が大きく開くベッドに横たわらせてもらい。――ふとスカートがまくれあがって目を白黒させる。慌てて手先で止めようとするも、ショーツが引き下ろされて悲鳴を上げる。
驚きと羞恥で乱れる赤い顔を両手で急いで覆い隠し、その隙間から震える唇を半開きにし。
露わとなった太短くもぽってりと丸い割れ目、そして肉芽の収まる小さな肉鞘の上は薄い茂み。
産毛が銀色に淡く色づく程度の雌の草原がほんのりと存在するのみ。
撫でられるとそれが強調され、そして、そう優しく撫でられたことがなかった事でぴくぴく背中が小幅で上下する。
脱がさないと入れられないという意味に理解しつつも、無防備な下肢を至近距離で晒すのが気恥ずかしい。頬の赤味が増すが、デザインが充てがわれると彼の作業に身を任せようと大人しく身体の力を抜く。視界の端でカミソリの準備がある事に気づくと、「……」ちらりと金色の瞳を見上げ。赤い頬で黙ったまま、こく……。静かに頷いて彼に任せようとし。