2018/06/05 のログ
■ヴィクトール > 何でもねぇと囁きながら、その首筋へと顔を埋めていく。
今はこうして好きな存在の前では温厚だが、粗暴な性格だったのもある。
自身の優しい一面に惹かれているというのは、彼女の懐き具合から察するのもあり、牙の一面はなるべく見せぬように静かに誤魔化していく。
「そうかぁ? まぁ……タピオカにそう思われるのは、嬉しいもんだ。んな可愛い子を抱いちまう、悪い巨木だけどよ」
戯れつくように首筋にこすりつければ、貴族娘や集落の少女達とは異なる甘い香りが鼻孔をくすぐる。
ある意味彼女らしいとも言える香りで、笑みを深めながら意地悪を囁き、恥じらいの笑みを楽しむ。
案内にはしゃぐ様子に、勝手知ったる場所だからなと得意げに口角を上げていく。
装甲馬車まで知っている彼女の情報の広さに、よく知ってんなと呟き、感心したように目を丸くする。
内心、少しは兄の世界が広まったのだなと思うと嬉しくもあり、顔に浮かんでいたかもしれない。
「ぁー……クール、といやぁそうだけど、ちょっと鈍感つぅか、変わってんだよ。いい兄貴だけどよ。って、オヤジって年じゃねぇぜ!?」
大体浮かべたイメージは近いと言えば近く、自分より大人しそうな、温和な笑みが似合う顔立ちをしているのを思い出す。
とはいえ、祟り神である事は流石に言えず、そこは伏せつつも言葉に頷いた。
微笑みも戯れるような仕草も、こうして撫でくりまわしながらニヤッと笑ってしまうほど心地いい。
だからか、壊れてほしくないと心の底から思うほど抱きしめ直す腕に力がこもるのだ。
「……可愛いぜ、すっげぇ可愛い…」
少女の男を見る瞳、甘い感情の浮かび上がりは女の表情といえる。
小さくも、そんな表情を見せる彼女の一面に胸を高ぶらせながら唇を重ねていった。
柔らかな果実の様に、心地よく唇を押し返す感触。
しっとりとした唇を啄むように戯れていき、キスを深めていくと、このままここで事を始めたくなりそうだが、今はぐっと堪えていく。
唇が離れ、微笑む彼女をエスコートして連れて行く先。
王都ではあまり見ない観葉植物が階段の端に飾られたそこは、見た目にも雰囲気がいい。
彼女が元気良く頷くなら、そのまま階段を上がっていって中へ。
一部屋を借り、扉を開いた先は普段とは違う世界が見えるだろう。
焦げ茶色の木目を主体に彩る室内、それを照らすランプもガラス面にアケビを自然を思わせるように編んだもの。
ベッドのフレームにも、王都ではあまり見ないような砂漠の国にあるような幾何学模様が掘られ、日差しを遮るための天幕は少しだけ白色がはっきりとして透け感は少ない。
調度品のテーブルも、細身の木を蔦で編んだ凝った一品だったり、それに合わせた革のソファーだったりと細部まで抜かり無い。
ジャスミンの香が部屋に染み込み、薄っすらとその甘い香りで二人を包み込む。
ちょっとしたリゾート思わせるような整いに、ちらっと視線を送りながらもベッドへと導き、柔らかなシーツの上へ座らせつつ隣へ。
肩を抱き寄せながら、気分に浸りたいだろうというところを察してか、熱を覚まさぬ程度に密着させる。
太腿を撫で、つぅっと内股を擽ったり、戯れるように頬へキスをしたりと、甘くも貪りたいと仕草で強請っていく。
■タピオカ > そっか、と小さく言って。自分の首筋は彼の懐ほど広くも大きくもないけれど、めいっぱいのぬくもりで彼の顔を覆い。背中から首筋のあたりを何度も手先で往復させた。
「あはは……!……それでも、いいよ。悪くても。僕は風に揺れてもなびかない、おっきな木の、ヴィクトールのことがすき。」
おそらく、集落のミレー族や人族に寄留者たちから寄せられているような。
シンプルな気持ちを彼に伝えて。つん、とおでこを彼の額に合わせて戯れた。
そのまま、子供じみた。今度は泣き顔ではなくて笑顔で頬を緩ませる。
彼の集落の様子が、彼の人柄からなんとなく目に浮かぶようだ。
王位継承や種族差別行き交う王都が太った豚焼きの乗った血錆のついた黄金の皿なら、
ドラゴンフィートは焼き立てのパンと蜂蜜が塗られた焼き林檎が乗った丸く白い皿だ。
木のうろからミレー族の小さな子供が顔出して、満面な笑顔で彼や自分を迎えてくれる様子を思い浮かべて、彼の兄の世界を知りたいとばかりに瞳をきらきらさせる。
「変わってる人なんだ?一度会ってみたいな。……僕も、人からよく変わってるって言われるから。……気が合うかも!」
神様なのだとは知らぬまま、鈍感や変わってるというキーワードに惹かれた様子。
オヤジさーん!みたいなイメージであって、年っていう意味じゃないよー、と首ふりつつも、抱きしめられながらまだ見ぬ相手の兄との会話もいつか叶うといいなとばかり視線を上へ向けて。
「……ありがと……。ヴィクトールに可愛いって言ってもらえるのうれしい……。
とくんって……、震えるの。……僕の、ここ……」
頬に薔薇色が広がるように。赤くなる表情。彼から可愛いと言ってもらえるのがとても嬉しくて、とても身体が熱くなる。その証拠を示そうと、浅い乳房の左を彼の身体に寄せて。
その裏で、とくん、とくん。脈打つ早鐘の音を伝えてそっと微笑む。
――連れられた先は、小さな別世界だった。
「わあぁぁ……!……砂漠の国の、……宮殿に居るみたい……!
すてき……。こんなお部屋、はじめて……!
――えへ。……ヴィクトールがあの倉庫に来てくれなかったら、僕は今頃薄暗いあの倉庫で縛られて、震えて。朝になったら、船底に荷物みたいに並べられて運ばれるとこだったよ。……助けてくれて、ありがと。……だから、その分……。
僕で……お礼をさせて……。僕も……いっぱいお礼がしたいから……。
僕で……気持ちよくなって……。好きにして……いいよ……」
珍しい観葉植物の丸い葉先を伸ばした手でそっと撫で。
彼の部屋選びのセンスの良さに目を丸めて口を少し開き。ついで、その目が嬉しそうに伏せられていく。異国の風の匂いがしそうな、細かい意匠や配置、日差しまで考慮された間取りの空間に盛んにまつ毛を弾ませて表情が華やぐ。テント暮らしや安宿暮らしを続けてきた自分が踏み入れた事のない世界を覗かせてくれた彼へ、感謝するように。ベッドへ導かれるまま、頬を肩口に擦り寄せる。ジャスミンの香り高き空気を吸い、心地よさそうに胸元膨らませ。幸せそうに息を吐いて笑う。
――撫でられた太腿が気持ちいい。引き締まった肉付きが、ふる、と彼の大きな手先に悶える。触れられた場所から赤味が広がっていく。キスを受けながら、熱っぽい顔つきになって。じっと彼の金色見つめ。どこか悪戯っぽく。そしてどこか甘い雌の顔になってそう囁いた。囁き終えると、相手の首筋に、ちゅ。慕う口吻をひとつ預けて。少し恥ずかしそうに微笑んだ。
ご案内:「港湾都市ダイラス 倉庫街」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 倉庫街」からヴィクトールさんが去りました。
ご案内:「湾港都市ダイラス エスニックなホテルルーム」にヴィクトールさんが現れました。
ご案内:「湾港都市ダイラス エスニックなホテルルーム」にタピオカさんが現れました。
■ヴィクトール > 彼女の小さな掌の感触は心地よく、目を細めながら彼女の慕う言葉を受け止める。
そして、顔を上げれば重なる額と、眼前には屈託なく微笑む彼女の顔。
そんなに豪勢なものはいらない、安穏として優しい世界を求める。
木のうろからは無いとしても、木造の店やら建物の合間を、幼いミレーの子供達がはしゃぎながら駆け巡る姿は、彼女の想像に近いかもしれない。
きっと気に入るだろうと思うと、子供っぽい期待の眼差しに口角を上げながら銀糸を撫ぜていった。
「多分……そうだろうなぁ」
何処か歯切れ悪いのは、淡い劣等感があってか苦笑いに歪む。
自分のような粗暴な一面を持つ男よりも、冷静さと穏やかさを持ち合わす兄のほうが少女受けしそうだと思うからだ。
するっとその心が兄に向かってしまうのは……納得せども、妬けそうだと思い、ひっそりと声にそんな思いが滲んでいった。
他愛もない話を交わしていたが、キスから一転すると、彼女の不器用なセクシャルアピールが身体に重なる。
悦びを伝えるように乳房の左側が重なり、柔らかさを通じて鼓動が伝わっていく。
食いたい、雄としての本能を揺さぶられる青さ混じりの主張に、小さく喉を鳴らすほど。
その熱を拵えたままたどり着いた室内の選択は、お気に召したようだ。
驚きと感動の交じる瞳の動きと、感嘆の声。
そいつは良かったと微笑みながらも、ゆっくりとベッドへ誘う。
彼女の日常生活圏を意識したわけではなかったが、奇しくも普段では味わえぬ空間は少女な心を擽ったというところか。
香りも空間も、遠くに聞こえる波の音も全て、草原にはないもの。
感じ入る時を気にして、緩やかに戯れるだけだったが、徐々に熱が肌から伝わり、震えとなって伝わる。
つぅっと内股に爪先を淡く這わせるようにして撫で回しながらも、徐々に股を開かせようと促していき、甘い雰囲気と艶の時の境界線を曖昧に溶かしていった。
「ホントだぜ、気を付け……説教みたいになっちまうな」
御礼の言葉に苦笑いを浮かべながら注意を促そうとするが、途中で言葉を閉ざしていく。
十分怖い思いもしたし、注意を払うきっかけにもなっただろう。
要らぬ追い打ちになると言葉を遮れば、苦笑いのまま見上げる視線に金色を重ねて頬へキスを一つ。
「……言ったな、遠慮しねぇぞ?」
言葉こそ悪役そのものだが、ニヤッと悪戯な微笑みを浮かべつつ恥じらいの表情を見つめる。
あの夜から思わされるが、明るく微笑むときこそ少女なのに、仄暗い床の間で微笑む姿は牝に変わっていく。
その落差に肉欲を高ぶらせながら呟いた言葉は、本心であり、遠慮を辞める宣言。
首筋に重なったキスの擽ったさに小さく震えつつも、抱き寄せれば、自身の目の前へ立たせるように抱き寄せていった。
「……ショーツ、じっくり見せてくれよ。タピオカの手で捲りあげてな?」
先程の束縛の時に、じっくりと見れなかった部分。
意地悪に囁いた言葉をぶり返すように耳元に寄せた唇が、擽るように吐息混じりに囁いた。
ゆっくりと顔が離れていくと、欲にギラつき始めた金色が獲物を待つ様にじっと見つめ続ける。
掌は抑えきれない想いを伝えるように、内股に再び指を這わせ、ビキニラインより少し下のあたりまで昇ったところで、つ…っっ、と下っていった。
■タピオカ > 何かものが詰まるよな喋り方をする苦笑いに少し小首傾げて。「へんなこと言ったかな?」と小さく、尋ねるほどでもないけれど、そんな声で言った。
彼の心の内を推し量るように、金色の瞳を覗き込む。
目と目で通じ合うほどの魔法は使えないから、彼の心は読めないけれども。
伸ばした手先がそっと、よく鍛えられた手首に触れる。
怪物たちに少々叩かれてもホコリほどしか出ないよな彼の胸板に、自ら寄せた乳肉の柔さ。
布地ごしに、自分が雌だと小さな声で主張するように。髪を長くしたり、着飾ったりするのは苦手だった。故郷ではいつも男の子たちと一緒に野原を駆けていた。そんな自分に残されたのは少年じみた身体の、その胸部にあるわずかな柔らかさ。男の人を誘うには足りないとわかっていても、女の子の部分を他に持ち合わせてはいないから。慣れない誘惑からくる緊張感と合わさって、彼への好意にときめく心臓の早鐘を伝わせる。少し心細そうな表情で。喉鳴らす仕草にようやく、雄として彼を気を引く事が少しは叶えられたかと表情が緩み。
――ベッドへ伴われながら、部屋中を見回す遊牧民の表情は遠方の旅行に来た子供そのものになっていた。
「ふふっ。
どこか遠い国に、ふたりで来たみたいな気分……。波の音も……うん、すてき……。」
はぅ、と感動したよに息を吐いて。異邦の地に来た心地に微笑む。
旅がすきな性分だから雰囲気のある宿に伴われるのが嬉しかった。
小さく耳を澄ませれば夜の潮騒。海をはさんだ向こう、平たい地の端から神様が息を吹き込んでくるよな涼しげな夜風が水面揺らす音にうっとりと瞳細め。
「あ……、ぁ……っ……。は、あぁ……。
ヴィクトール……。
――う……ん……。いいよ……。
それに……、……ヴィクトールに遠慮なく、してもらえると……、僕……どきどきして……。
気持ち……いいから……。」
巻きスカートの内側が露わになっていく。内股をまさぐられる心地が、ひどく淫らな気を誘ってきて。目元がうっすら興奮色を帯びていく。瞳も熱っぽさを増して、太腿の肉筋が張り詰め。やや膝を強張らせて息を吐く。キスを受けただけで、ふるっと軽く身震いをした。
悪戯っぽい微笑みを受けると、気恥ずかしさが増して。逃げるように落ちた目線がやがて下から見つめる青緑の瞳。その瞳が彼に、性的に弄られたいと強請る。
「う……うん……。
少し……恥ずかしい、……けど……。……ふッ!あぁ……っ……。
は……ぁ……っ……。
ヴィクトール……。僕のスカートのなか……、……いっぱい……、見て……」
獲物へ向ける視線の中で、彼の前に立ち。赤くなって身を縮める。
彼の前で下着を晒す羞恥心で震える手先。内股撫でられるとはあっ、と悩ましげに吐息をつく。
一度瞳を閉じてから。震わせながら睫毛をあげて。切なげなうつむき加減のまま、薄布の裾に手をかける。明け渡していく褐色の直肌。恥ずかしそうな、やや内股の奥から現れたのは薄いブルーのショーツ。ぷくっと恥丘の割れ目が浮いた縦筋が張り付く小さな股布と、それを腰につなぐ細い紐。お臍の下には小さな白いリボンが結ばれた、そんなショーツを彼へ露わにする。
■ヴィクトール > なんでもないと微笑みながら、視線を重ねていく。
あるかも分からぬ事に嫉妬するようなタイミングでもなかろうと、淡く浮かんだ想いは静かにしまいこんでしまう。
その時に来たら考えればいいと思うのも、深く考えるのが苦手な性分ゆえだ。
「遠い国か……旅行とか性分じゃねぇけど、タピオカみたいにいい女と行くなら楽しめそうだな」
仕事で色んな所へ走らされる事が多く、普段が小旅行の連続とも言える。
とはいえ、国外に出ても遠くの場所へ行くことはなく、見慣れた世界ばかりだと記憶を思い起こしていく。
酔いしれた艷やかな微笑みをニヤッと見つめながらも、彼女との旅行なら楽しめそうだと、疲れる思い出も払拭される。
内股をなぞる掌にゆったりとした雰囲気が崩れていき、甘く交わり合う艶の世界へ。
つ……と真っ直ぐに撫でたと思いきや、指の合間を広げるようにして不規則に滑らせ、こそばゆさを重ね合わせる。
戯れる様にキスを重ねるも、それすらも欲を誘うのか、彼女の身体が小さく震えるとじっくりと分身へ血が巡っていくのが分かる。
お強請りの声に合わさるグリーンアメジストの瞳、幼さに交じる羞恥の表情が堪らなく嗜虐心を煽るのだ。
欲望の熱を宿した吐息を零しながら、緩やかに口角を上げていく。
相変わらず悪人っぽいニタリとした笑い顔になってしまうほど、サディズムな気持ちは膨らむ。
「前、じっくり見れなかったろ? それに……その恥じらう顔がエロいんだよな…」
肉欲に促されるがまま、彼女の姿を堪能するより先に身体を貪り尽くしてしまった。
自分勝手なセックスにならなかったのは幸いだと思っていたが、今度こそはその姿を全て堪能したい。
真っ赤に染まる頬も、羞恥に溢れる甘い吐息も全てゾクリと興奮を電気に変える。
既に黒いズボンの下で、苦しげにテントを張らせていくほど、彼女の姿に盛っているのが晒されていた。
恥じらいに俯き加減のところを覗き込むように見つめ、そして震える指先へと視線を傾けてと交互に行き交う。
そして、とうとう顕になったショーツは爽やかな薄青のショーツ。
張り付くように密着した布地からは、割れ目のラインが浮かび上がり、内側の肉割れに巻き込んでいるように見えて異様に卑猥。
サイドの結紐も彼女の子供っぽさから考えられなかった色香があり、相反するような可愛らしい白リボンの飾りもじっと見つめてしまう。
食い入るように暫く眺めていると、すげぇエロいと改めて呟きながら、褐色肌の腹部に顔を埋めていき、臍に舌を這わせて悪戯を。
その合間にするりと股座に掌が重なっていくと、ショーツの上から浮かび上がる柔らかな割れ目をなぞっていった。
中指が少しずつズレていく様にくすぐり、その上にある肉芽へと指を重ねるとグンッと押し込むようにしてから離れていく。
そして再び掌を重ね合わせて、這わせて、押し込んでと緩急を付けた愛部が始まる。
「こんな格好で蹴ったり、戦ったりしたらショーツ見えちまうな?」
倉庫を去る際に部下が荷物を後で届けると言っていたが、彼女の持ち物の中に曲刀があったのを確かめていた。
ギルドでの話もあったのもあれば、肌の下にあった程よい筋のしなやかさも重なり、戦うこともあるのだろうと思う。
けれど、短めの巻きスカートで足を開くシーンを浮かべれば、この卑猥な股座が見えてしまうのがパッと浮かび上がる。
臍を擽っていたが、唇を離しつつ顔が離れると、意地悪に彼女を見つめながら呟き、そして視線は再び股座へ。
意地悪にも、その時を思わせるように彼女の片足を取り、斜めに傾かせるように身体を引き寄せ、ベッドを踏ませる。
開脚気味の格好で晒させれば、張り付いた肉ビラの動きも見えるだろうか?
ニヤニヤと笑いながら見つめつつも、ビクビクと肉棒が小さく跳ね上がり、テントをゆらゆらと踊らせていく。
■タピオカ > 「あはっ……、いい女……、なんて。
そう言ってくれるの、嬉しい……。
僕も、冒険者として気まぐれな旅の途中だけれどさ。
ヴィクトールはお仕事で忙しそうだし、集落の長だから、うまく時間がとれないかもしれないけれど……。
風任せで歩くのが得意なのかもしれないけど……。
いつか、一緒に行きたいな。少しだけでいいから、ヴィクトールの道連れにしてほしいな」
その広い背中を揺らして向かうだろう、高原や湖、切り立った山の谷間や
長く続く浅い小川の流れ。そういった風景をいつか彼と分かち合いたいとばかり子供の顔のまま笑顔になった。その旅の小さな縮図みたいなこの部屋でそうお願いすれば、彼との旅が叶いそうな気がして。ふんわり笑うと、お互い拘束しない淡い口約束を交わしたがり。
相手の巧みな手つきに翻弄される。指の腹が肌の上を滑るだけなのに、その指に魔法がこめられていると思った。触った場所からじんわり広がる快感と、焦らしが吹き溜まる皮膚の下のくすぐったさで「は……、……は……っ……」息も時々行方を失い。見つめる瞳の表面が揺らめき出した。紳士的なふるまいの中でも悪人めいた雄の表情を浮かべる、なめし革の剣鞘から鋭いニードルが突き出すよな彼の様子にとくん、と心拍が跳ねてしまう。
「あ、ぅぅ……。そんな風に……、言われたら……。
そんなに……、じっと見られたら……、ぁ……あ……っ、
もっと……恥ずかしくなって……、頭がぼうってなっちゃう……。
――ひゃん!……はああっ……、おへそ……、くすぐった……ぃっ……、
あっあっ……、はあぁぁっ、……ぁ、はああっ……っ……!
なでなでされたらっ……!ぱんつ……、熱くなっちゃうよお!」
卑猥だと煽られる台詞が、いっそう頬の紅色を深くする。さらに俯いて、
人に晒してはいけない自分の大事な場所を自ら見せつける行為に酔っていく。
視線には質量が伴うらしい。見られるだけで、彼に足の付け根からブルーの薄い布地まで指先でつつかれている気がして、太腿がぶるっとむずがった。
薄い肉付き、男の子のように締まった下腹部に顔が埋められて小さく甘い悲鳴がこぼれる。
お臍に預けられた、今まで感じたことのない艶めかしい感触。縦長な細いお臍が上下へとひきつって身悶えし。
下着ごしに愛撫されるとたまらなくなってしまい。いやらしい心地を誘い、手の震えが激しくなった。落ちかけたスカートを指先で必死にとらえながら背を丸めがち。
ショーツの上からでも、果物の割れ目を薄皮ごしにとらえているような。ぷにぷにと小さな瑞々しさが彼の指に伝う。太短い谷間の奥から熱くなってきて、肉芽のおさまったぽつんとした肉鞘の小粒を押し込まれると「ひっ!」と呼気を鳴らして腰をひけてしまう。
這い回る手が気持ちいい。手の動きにあわせて、ひとりでに腰がゆっくりと大きな円を描くように動いてしまい。
「ち、……ちゃんと隠してるもん……!
……あっ……、わっ……!?
ま、……まって……、こんな格好……。うぅ……っ、
はぅぅ……。」
不意をうたれて奴隷商に捕まっていたものの、
魔物と戦う事も多かった遊牧民の出自、剣や体術にはそれなりに自信があった。
しかし、自分の身なりにはあまり気を回したことなくて……。彼に指摘を受けると、赤くなって慌てた。片足がからめられ、ベッドの段差分だけ足の付け根が開かれる。
ショーツの縦筋がくに、と柔く。形が甘く歪んだ様子が布地ごしに見せつけてしまう格好。
それをいやらしく笑み交じりに眺められて気恥ずかしさで結ぶ唇が震える。
彷徨う視線が股座にテントを踊らせる肉棒をとらえてしまって。見てはいけないところを見てしまったような顔つきになり。急いで真正面を向く。けれど、どうしたって視界に映るたくましい雄しべの膨らみに動揺するグリーンアメジスト。