2018/04/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の住人たちの塒が多くある区画の一つ。
その裏通りに店を構えている露店があった。
並べられているのは傷薬類のポーションや気付け薬、病薬の類で
普段男が取り扱っている如何わしい類のものは表に出されていない。

「…ん。今日は傷薬の減りが早いな…また乱闘騒ぎでもあったかね」

お世辞にも身なりが良いとは言えない子供に傷薬を手渡して
その後ろ姿を見やりながらぽつと呟く。
それなりに繁盛はしているものの、儲けの少ないものばかり取り扱っているので収益は左程でもない。

ジード > 「病気の薬の減りが早いよりは大分いいんだろうけどね。
 流行り病はあんまり見たいものじゃない」

何よりも薬で治した所で結局の所は一時しのぎでしかないのが質が悪い。
衛生に気の使われているとは到底言えない場所だけにその手の病は防ぎようがない。
幸いそのような気配がない当たりこの街の住人はどうにもたくましい様子で。

「案外タフだよねえ皆。はいよ、どうぞ」

独り言ちていた所にやってきた客に気付け薬を売りつけながら流れるように金銭をやり取りして見送る所からは、
かなり手慣れた様子が見て取れる。