2018/04/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 王立図書館」にオフェリアさんが現れました。
オフェリア >  古い羊皮紙の匂いが立ち込める館内。空間を仕切る書架の郡は堆く荘厳に佇み、書と言う形を成した知識の源を貯えている。
 左右を書架の壁に囲まれた通路の一つには、一人の女の姿。
 読み終えた一冊の詩集を、定められた棚へと収めた所だった。

オフェリア >  淡い春色に彩られた爪がゆっくりと持ち上がり、紅い口唇に触れる。指先を口許へ当て、その場から一歩退いて並ぶ書物の背表紙へと視線を走らせた。
 先ずは目線の高さに程近い上下数段、後方へ一瞥を向けてから更に一歩下がり、続いて棚の最上段を仰ぎ見る。
 両腕を目一杯に広げたとしても少し余る棚、其の端から端まで。紅い眸が、背表紙に記された文字を拾ってゆく。