2018/04/09 のログ
ご案内:「平民地区」にノーガルトさんが現れました。
ご案内:「平民地区」にシンシアさんが現れました。
ノーガルト > (今日は仕事もなく、裏庭のほうでずっと作業をしていた。
いつもは剣を持っているその手に握られているのは、小さなハンマーとくぎ。
目の前には、大小さまざまな木の板や角材などが並んでいる。

ここまで大掛かりなものを作るのは初めてだった。
一人で座れる程度のいすや、木製の食器なんかはよく作って、生活費の足しにしていたことはあった。
だが、自分たちが使うためのテーブルや、子供が座って遊べるものを作るのは、本当に初めてで…。)

「……うーん…。」

(どのくらいの大きさにしようか、そしてどのくらいの高さがいいのか。
それをほぼ、1日かけて考えていた。)

シンシア > 日当たりのいい表側のウッドデッキで洗濯ものを干し終わり
家の中に戻る

もうつかまり立ちもできるようになってる娘が
ベビーベッドの中で立って半泣きになってたのは、家の中に誰もいなくなってから
それなのに顔を見せただけで、笑顔になったのを見て
近づき抱き上げる、しっかり重たくなってるのを感じ
小さい掛け声なんかかけながらの抱っこ

まだ裏で作業してる彼、キッチンの小窓から外を見れば
悩んでるのが見えた
裏口から娘を抱いたまま外に出ると
父親を見つけた娘が、声をあげて喜んでる

ノーガルト > (あっちへこっちへと歩き回り、時々以前作ったベンチに腰掛ける。
腕を組み、ずっと考えている顔をしながら。

おもむろに立ち上がり、角材の一つを手に取る。
それを立てて、自分の腰あたりに来るような高さ。
それを確かめてから、それを重力に任せて倒した。

大きな、テーブルの土台になる板を両手で持ち上げる。
水平になるように持ち、高さを何度か上げ下げしてみるものの…。)

「………うーん…。」

(どうにもしっくりこなかった。
後ろ髪をかきながら、あまり見せたことのないような難しい顔をしている。

そしてこの男は、一度考えだすと周りが見えなくなる。
子供の喜んでいるような声にも、少し反応が鈍かった…。)

シンシア > 小さくため息、自分にはいつものことで
気にしてないけど
抱っこしてる娘は、明らかに不満そう

いつもなら喜んで抱っこしてくれるのに
こちらにも見てくれてないのが寂しく感じたのか

『あー』

声をあげて自分を見上げてくる娘に微笑みかけながら
軽く上下に揺らしながら近づいて

「おとーさーん?ここで不満そうでもうすぐ泣きそうな女の子がいますよー?」

ノーガルト > 「…………うーん…。」

(悩む、高さをどうしたらいいのか。
自分の背の高さに合わせれば、明らかにシンシアには高すぎる。
かといって、彼女の高さに合わせれば今度は自分が座りにくくなってしまう。

自分と彼女の高さ、その中間。
そして椅子の足でバランスをとるかと考えているさなかだった。
後ろから声がかかる、集中していたため完全に気づくのが遅くなってしまっていた。

ハンマーを片手に、振り向けばそこにいるのはシンシア。
そして…ちょっと機嫌が悪そうな、リホープの姿だった。)

「あ、ああ…すまん。気づかなかった…。」

(不満層で、今にも泣きそうな愛娘。
その体を抱き上げてやりながら、苦笑している…。
自分の胸に抱き寄せてやりながら、少しだけあやしてやった。)

シンシア > 木くずや木材、いろいろ試行錯誤して作ってくれてるのだろう
器用だけど時間をかけて自分たちのものができていく
それの邪魔はしたくなかったけど
娘には、そんなの関係ないようで

「椅子を作ってるの?」

高さで悩んでる様子だった、だから…

「テーブルはノルの高さに合わせていいんじゃない?
 私とリホープのは椅子の足の長さで調節したらいいことだし」

作りかけの椅子の足と木材を合わせ
木材の上に椅子をおくようにして

「積み木みたいに、大きくなってきたら、足を短くしていくみたいに?」

ノーガルト > 「いや、先にテーブルをな…。俺の高さに合わせてしまうと、どうしても高くなりすぎてしまう…。」

(起こっているのだろう、ノーガルトの髪を引っ張って自分の存在をアピールしている愛娘。
自分を無視するな、という意思表示を苦笑して受け止めながら、ノーガルトは説明した。

どうしてもテーブルの高さに合わせてしまうと、シンシアやリホープが使いにくくなってしまう。
それだけは避けたいのだが、かといって椅子の高さを高くしすぎてしまうと、今度は足がつかない。
なので、先に椅子から作ろうと思っていたところだ。)

「そうだな…それは一応考えているが…。椅子に足置きを作ろうかと考えてる。」

(対策はそれくらいしかないだろう。
足置きを作り、できるだけ窮屈にならないように。
そうなるともう少し、板を買わないといけないが…。)

シンシア > 彼の腕に抱かれてる娘を好きに任せて
作りかけの木材などを見てた

「んー、ノルの高さでいいよ?」

自分たちが合わせるのは、簡単なことで
彼が自分たちに合わせると窮屈にしかならないはず
だからテーブルや椅子は彼のサイズに

キッチンは主に自分なので、自分の高さにしてもらうつもり
そうなると、キッチンは彼には低すぎるけど…

「木材もう少し買い足したほうがいいよね、足置きは…箱みたいなのではどう?
 そしたら、リホープのおもちゃも片付けられるかも?」

ただの箱より収納できる入れ物で足場になるものはどうかと
作りかけてる椅子の座るとこを指さして

「ノル、そこに座って?」

ノーガルト > 「そうか…?まあ、お前がそう言うなら…。」

(テーブルは自分の高さでいい、そういってもらえるならば。
その代わり椅子は、シンシアやリホープのものは少し高めに作るか。
足置きも設置して、足がつらくならないように。

収納に関しては、椅子の下に小さなスペースを作る。
4つ足の隙間に箱を作り、収納できるように。
おもちゃ程度ならばここに全部放り込めるようにして、受け用にネットを設置すればいい。
そうすれば、痛むことも防げるはずだ。)

「ん………?どうした?」

(まだ作りかけで、安定性は悪い椅子。
一応自分の高さに合わせている物なので、座り心地は悪くはない。
そこに座り、シンシアに首をかしげた。)

シンシア > 「うん、それに微調整もできるでしょ?手作りだし」

お店のものなら、難しいかもしれないけど
彼が作ると言い出した家具だから、高さ、大きさなどは自由が通るはずで

娘を抱いた彼が椅子に座ると…
その片足に自分も座って、腕に抱いてる娘は
逆側の太ももを跨がせるようにして

「リホープ、いくよー?」

彼の太ももに2人がそれぞれ座ってる感じ
そこに娘に見せるようにして両手を広げてから、彼に抱き着いてみる
最近真似をするようになった娘も

真似して手を広げて彼に抱き着いてきた、落ちないように娘の背中に手添えて

「どう?…嬉しい?きゅんときた?」

隣で娘はキャッキャ笑ってる、最近、彼の娘へのデレデレを見てない気がして
娘も不機嫌が治り、今は上機嫌で父親に抱き着いてる

ノーガルト > 「まあな…一応いろいろと諏訪割り心地なんかも聞くからな?」

(リホープを抱っこしながら、笑みを浮かべる。
自分で作るものだから、できるだけこだわりを持って作りたい。
座り心地も、そして高さもできるだけ合わせてやりたい。
だからこそ悩んでいるのだ、どのくらいの高さにすれば彼女らが使いやすいのか。
そして、自分たちにとって世界で一つだけのイスとテーブルになるのか。

不安定ながらも、ノーガルトの足で踏ん張っている。
リホープを落としてしまわないように正面を向いて抱っこしていたのだが。

そこにシンシアがまたまたがって、抱き着いてくる。
リホープも真似をして抱き着いてくるものだから…。
やれやれと、苦笑しながら二人を抱き寄せた。)

「ああ……すごく、幸せな気分だ。」

(―――だが、その言葉に嘘などなかった。)

シンシア > 「ほら、デレが足りない」

娘は手で支えられてるので、遠慮なく楽し気に膝の上で動き回る
落とさないようにしてるけど

「ね、ノルこの裏もう少しだけ片付けておいてね?」

家の裏側で座る彼に抱き着いてる娘と一緒に
少しの間、そうして過ごしてて…

裏庭は木材と道具で散らかってる
それをちらっとみてから

「はい、終わり」

ぎゅっと抱き着いて自分は離れる、まだ娘は、抱き着いてるけど
それも背中から引き離し、自分の腕にだっこに戻り

「ノルお風呂沸かしておくから、終わったら入ってね?リホープと一緒に」