2018/01/11 のログ
ツァリエル > 彼女の白く柔らかな手のひらが自分の肉棒に触れて、耳元に唇を寄せられる。
吐息が吹きかけられる度に落ち着かなさげに肩が揺れ、跳ねた。

明るく照らされた室内で語られる、レナーテの暗い過去。
彼女の語る口と指先のいたずらは止まらない。
何かを言おうとした唇も中途半端に開かれたままただ黙って彼女の話を聞いた。
彼女にとって銃もおしゃれも彼女になるための武装であったこと、また誇りの一つであったこと。
無闇矢鱈と可哀想などと思ってはいけないことを知れば、先程銃に触れて思った感情を恥じた。

自身の指先がレナーテの秘裂をショーツ越しに撫で、その熱さと湿った感触に思わずびっくりして手を引きかける。
だが、固まったかのようにただ黙って彼女のぬかるんだ入り口にだけ触れていた。
あの、強く美しかったレナーテが泣いている。
ずきん、と心臓を掴み上げられたかのように胸が痛み、慌てて彼女の方へ振り向いて見上げる。
今なんと彼女に声をかければいいのか、迷いに迷って視線がさまよう中、ツァリエルはぽつぽつと言葉を探すように口にし始める。

「僕も……僕も、沢山犯されました。いっぱい、恥ずかしいことされて
 本当は、もう、王様を目指す資格なんてないのかもしれない……。
 もしも僕の夢が潰える、としたら、それは……レナさんのせいじゃなくて、
 僕自身のせい、だと思うんです……」

そっと、指先でレナーテの涙を拭う。優しく頬を撫でる。
音もなく眼鏡を外して鏡台の上に置くと、頬を両手で包み込んでレナーテと視線を合わせた。

「みんな、本当はそんなに綺麗じゃないんじゃないかって……僕思ってて……
 でもそれでもみんな生きているし、レナさんは素敵だし……可愛いし、綺麗で強くて……
 だから、綺麗じゃなくてもいいから……僕のそばに、いて、ほしいです……」

戸惑うようにオレンジのリップを塗った唇がそっとレナーテの唇と触れ合う。
こつん、と額をくっつけ合う。傍から見れば少女同士の慰めあいにも見えて。

「レナ、さんが、僕の赤ちゃん、欲しいなら……それでもいいです……
 わ、わかんないけど……善処します……っ。
 ずっと、そばに居てほしいし……、その、奥さんになってくださるなら……
 嬉しいけど……それが駄目なら……
 一緒にいる間だけでも…… レナさんの、レナさんだけの女の子になります……」

肩口に埋められた顔を真正面から見つめ、強く彼女の背を抱きしめた。

「レナさん……、僕を女の子にして…… レナさんだけの、秘密の女の子……」

ご案内:「王都の繁華街」からツァリエルさんが去りました。
ご案内:「王都の繁華街」からレナーテさんが去りました。
ご案内:「王都の繁華街」にレナーテさんが現れました。
ご案内:「王都の繁華街」にツァリエルさんが現れました。
レナーテ > 秘書となり、組合長がいない合間の来客対応や、商人達との顔合わせや商談に出向くようになると、増えた言葉があった。
戦いの場に立たされ、さぞ大変でしょうと。
もう行かなくても良いのでは? と、遠回しに告げられる言葉もあり、苦笑いを浮かべて誤魔化し続けていた。
戦うことも、時に人の命を奪うことになることも。
憧れた人が既に通り抜け、それでも微笑んでいた道の一つ。
ドレスに血の匂いがこびりつこうとも、薄っすらと傷跡を増やそうとも、歩みは止まらなかった。
彼が哀れんだ事を憤ることはないが、それが望んだ穢れだと知ってほしかった。
自然とあふれる涙に、視野が滲んでいく。
ぐすっと鼻を鳴らすと、振り返った彼の掌が頬を撫でる。
たどたどしい、慰めにもならない言葉だが、彼らしい答えに少し赤くなった瞳がじっと見つめ返す。
メガネがなくなると、金色の瞳の視野が少しだけ狭くなる。
彼だけがはっきりと見える中、言葉を返すこと無く鼻を鳴らしながら言葉に耳を傾ける。

「……綺麗じゃないです、強くもない…です。ずっと汚れた身体を抱えてても、強がりに振る舞っても……可愛いって、それだけはずっと……言ってほしかった、だけですよ」

ふるふると頭を振って、彼の優しさを受け止めきれずに居た。
綺麗という言葉はどれだけ重ねられても、飲み込めない。
それを上書きするように可愛らしさを求め続けたのは、劣等感から目を背けるため。
胸の痛みが強まり、ぽろぽろと涙が溢れていく中、ハッキリと紡がれた告白に身体が小さく跳ねて固まる。
夢と自分を天秤にかけるなら、夢を取るべきなのに……と、想いに耽り、反応する間もなく彼に唇を奪われた。

「……」

額が重なり、じゃれあうような重ね合い。
告白から一転するような、少しずれたお願いにクスッと笑みがこぼれた。
両手を彼の背中に回すと、言葉に答えるように抱きしめ返すも、見つめ返す彼に何故か少し不服そうに眉をひそめて見せるも、怒っているわけでもない。
その証拠に悪戯するように彼の耳たぶを甘噛みし、息を吹きかけてみせると、改めて彼を見つめる表情は、彼がいう強い人だと思われた要因の顔。
少しだけ大人びた、穏やかな笑みを浮かべながら褐色の頬を軽く突っついた。

「……ツァリさんの赤ちゃんがほしいわけじゃないです。ツァリさんから…離れなきゃ行けない時、きっと寂しくなるから、生きる意味を貰いたいって思ったんです。悪いお母さんですよ、子供を通してツァリさんを思い起こそうとしてたんですから」

子供は彼を忘れないため、生きる未来を失わぬための導として。
そして、忘れなくとも、導を置かなくてもよいのなら、それは要らない。
目を細めながら頬を突っついた指先を、オレンジのリップに濡れた唇へつんと重ねた。

「私の存在を……皆にどう説明するかも分からないですし、不安沢山ですね。王様になりたいっていうのに、女の子にしてと告白しちゃいますし、普通じゃないです」

告白に駄目出ししつつ、身体が小さく震える。
唇に重ねた指先も同じく震え、ゆっくりと離しながら俯き、緩やかに吐息を溢し、ぽすっと顔を隠すように彼の肩に顔を埋めた。

「……私なんかを奥さんにして…どうなっても、知らないですからね」

ぎゅっと彼の身体を抱きしめながら、告白に答えていく。
今の自分は、きっと酷い顔をしていると思えば、気持ちを繋げた彼の前には恥ずべき顔を見せないように強がってしまう。
それでも小さく、大好きです と、心の底から思う甘い感情を紡ぎ出すと、締め付けられていた苦しみが解けていった。

ツァリエル > 「か、可愛いですよ……レナさんは、たくさん、いっぱい、かわいいです……
 レナさんが可愛いから、僕も、こんなにたくさん可愛くしてもらえたし……」

おどおどとどこか焦るように言葉を紡ぐ。触れ合った額と額の熱が伝わりあって気持ちいい。
困ったように眉を寄せていたら、レナーテから突然の甘噛。
吐息が耳元に吹きかけられるとひゃぁ、とくすぐったそうに身をすくめた。
頬を突かれ、大人びた微笑を向けられると恥ずかしそうにレナーテを見つめ返し

「じゃあ、離れないって決めたら、赤ちゃん……必要ない、ですか……?
 僕、まだよくわからないけど……レナさんとの赤ちゃん、産みたい……」

今なら産めるかもしれないし、などと言って自分の腹部を軽く押さえる。
生きる意味なら別に多かろうと少なかろうと、あればあるだけ良いのではないだろうか。
彼女を寂しいところに置かないために、子供が必要ならばそれが悪いこととは思わなかった。

うーん、と珍しくツァリエルが難しい顔で唸る。
何事か考えているように眉間に皺を寄せてそれからたどたどしくレナーテに内緒話をするように、ヒソヒソと囁いた。

「あのう、ですね……僕、王様になったらミレー族の奴隷制、止めちゃいたいんです……。
 王様って、一番偉いのでしょう?
 だったら命令したらすぐには無理かもしれないけれど、ミレー族は解放されるんじゃないかって……。
 僕が王様になって、そしてレナさんが王様の奥さん……
 つまり女王様になったら誰も文句、言わないんじゃないかなぁって……。
 わ、わかんないですけど!」

そこまで言って、焦るように言葉を付け足すも、ふと一瞬冷静さを取り戻し目元に暗い影が落ちる。
そこには普段のおどおどとした内気な少年の影はなく、どこか達観した視座だけがあり、

「……そもそも、王様なんか目指す人が普通であるわけが無いんです」

でしょう? とこてりと可愛らしく首を傾げてみせる。
肩口に埋められたレナーテの頭をよしよしと優しく撫でてその髪にそっとキスをする。
手と手をつなぎ合わせ指を絡ませ、しっかりと握るとホッと安堵したように頬を緩ませた。

「レナさんこそ、普通じゃない僕なんかで、いいですか……?
 きっと、大変だと思いますけど……。

 僕は平気、好きな人と一緒に居られたら……それだけで」

抱きしめられた体を抱きしめ返し、小さく大好きです、と告げられた言葉に目を細める。
頬に照れたような赤みが差し、今日ここに来て一番の笑みを見せた。

レナーテ > 慌てふためきながらのフォローも、恥じらいの仕草も、真っ直ぐで不器用な彼らしさが胸の痛みを和らげていく。
問いかける言葉には肯定するように頷くものの、続いた言葉には何度か瞳を瞬かせる。
今なら埋めるかもしれない、その言葉に釣られるように彼の腹部をみやり、それから彼を見つめて思う。
やっぱり、いい子だけと変わった人だと、それを受け止めてしまう自分もまた、おかしいかもしれないと思うと、少しずつ沸き立つように小さく吹き出して、クスクスと笑ってしまう。

「……無茶苦茶ですね、組合長も無理だって諦めたことをやろうなんて……でも、無謀もしなければ望みはない、ですね」

少しずつ実力と働きで地位を勝ち得ようとする組合長の考えからするなら、遠すぎる未来とみていたもの。
それを語る彼の雰囲気は、愛らしい少女のような見た目とは裏腹に、少しだけ男らしさを覚えた。
茶化すような言葉に、そうですねと肯定すると掌の感触に目を細めつつ、されるがまま重ね合う。

「……お互い様です。私も大好きな人と一緒にいられるのは…嬉しいです。だから…もう、暗いお話は終わりです」

彼の満面の笑みに、花咲くような明るい笑みで答えながら互いの闇を閉ざしていく。
それを知っても尚離れないのなら、それでいいのだと受け止めながらも……彼の愛らしさに鳴りを潜めていた欲望が頭を擡げる。
唇を軽く重ねると、指を絡めた彼の手を自身の股座へ、自分の反対の手は彼の股座へ伸ばしていく。
未だに熱を蓄え、とろとろと濃厚な愛液を滴らせていくスリットは、白地をぐっしょりと濡らしつつ、膣口をはくはくと蠢かせる。
彼の小さな肉棒を掌できゅっと握り込むように重ねていくと、彼の耳元に唇を寄せて、濡れた吐息を交えて囁いた。

「……何処か、お部屋に入ってしましょうか。もう、勝手に白いの出したら許さないですよ…? 一滴残らず、全部……私のモノです。犯されたり、奪われたりしたら……嫉妬して、滅茶苦茶にお仕置きしますから」

彼の存在を縛るような甘ったるい本能を囁きつつ、きゅっと握り込んでいき、大きくなることを許さない。
自分のような女性や、または彼の女陰を狙う輩に犯されることもきっと防ぎきれない。
代わりに、激しく溢れる嫉妬を叩きつけると無遠慮な告白をしながら、徐々に息が荒くなる。
今一度強く握り込んでから、肩から下げていたカバンを開くと、白い化粧箱を取り出す。
小さめのそれを開けば、以前彼に嵌めてしまった貞操帯が顕になる。
ピンク色の甘い束縛を捨てられなかったのも、本当は欲望任せに壊してしまいたい本能を捨てきれなかったからだろう。
蕩けた瞳がじっと彼を見つめながら、命令を一つ。
出してください と、自ら肉棒を捧げるように短く命令しながら、熱にうかされた笑みで見つめ続けた。

ツァリエル > 「僕、まだ子供だけど……いっぱい勉強しますし……
 えっちなことが必要なら……怖くて、苦手だけど我慢します……。
 だから、無茶苦茶でも、一緒に付き合ってください……」

じっと真剣な眼差しでレナーテを見つめ、緊張した面持ちで告白する。
花咲くように笑うレナーテの笑みに、自分もまた照れたように微笑んで、
彼女の手が自分の肉棒へ、自分の手が彼女のスリットへ差し込まれれば
くひん♥と鼻を鳴らしてそっと濡れたレナーテの秘部をショーツ越しに擦り上げる。
想いを告げた今、もはや恥ずかしがることも無い。
とろとろと化粧の乗った可憐な顔が愛欲に歪み、夢見心地でレナーテを見つめこくんと頷く。

もしもまた自分が誰かに犯されることがあったら、レナーテは嫉妬してくれると言ってくれた。
それがたまらなく嬉しい。
自分はもう頭の天辺からつま先まで彼女のものだと思い知らされれば仕置だって喜んで受け入れられる。
彼女の言葉に軽く絶頂し、ぶるるっと内股を震わせる。
握りしめられた肉棒から精液こそ出なかったが、既にショーツが使い物にならないほど湿り気でぐっしょり濡れていた。

再び取り出されたピンク色の戒めを見て、ぞくぞくと背筋を震わせる。
命令に、はい♥と嬉しそうに応えると、もたもたとスカートをたくし上げ端っこを口でくわえて押さえる。
濡れたショーツが水音を立てながら足を伝って落ちる。
足を開き、レナーテへよく見えるように自身を晒す。
甘く屹立した皮かむりの可愛らしいペニスがふるふると先走りの雫を浮かべ、ピンクの戒めを待ち受けていた。

レナーテ > 「お勉強と一緒に…少しぐらいは護身の力もつけないとですね? 頼れる王様らしいところも必要ですから」

逆賊に襲われて毎度捕らえられてしまったら、少々しまりがないと思えば、冗談めかしたような口調で微笑みつつ囁く。
自分の技や力を、僅かでも彼に落とし込めれば、そこらのチンピラ程度なら追い返せる……かもしれない。
一緒にという言葉には、勿論と微笑み返して、彼と寄り添い続けることを改めて誓った。

「んっ……! ね、ツァリさんの事虐めたくて……疼いてるんです。切なそうな顔とか、焦れる顔とか……見ながら、虐めたくて堪らないんです」

彼の女性な部分を認めていくのも、彼を意地悪に焦らせたいからというのが強い。
自分を押し倒して、頭がおかしくなるぐらい犯し尽くして、無理矢理孕ませるぐらいに愛して欲しいと思えど、それを要求するのは難しい。
拗れた欲望は、自分に男の欲望を吐き出せず焦れて求めてくる姿を求めて、彼の雄を縛り付けたくなる。
彼が焦れるほど、自分は愛されていると確かめる、歪んだ性欲と愛情。
彼もまた、嫉妬の言葉に震えるなら、きゅっと指先をくわえ込みそうな勢いで膣口が締まっていき、こぷっと蜜の固まりを指に吐きかけていく。

「……いい娘ですね。私もツァリさんに嫉妬されたいんですよ? これを嵌めて…私を抱けなくして、その状態で私が目の前で犯されたら、抱きたいって嫉妬してほしいんです……焦れてるってみえると、ぞくぞくして……もっともっと意地悪して、いじめて、我慢させて……ずっとムラムラさせて、縛りたいです」

蕩けた返事に、クスクスと微笑みながらワザと冷ややか視線を向けて見せる。
彼の雄々しさに期待しない代わりに、自分への飢えを強く求めながら、歪んだ愛情を囁くと、ぐちゃぐちゃのショーツから顕になった可愛らしい肉棒に指を添え、皮のなかに指を突っ込むようにして、亀頭へ直接触れていく。
種の少ない雄汁をすくい取り、ちゅっと音を立てて舐め取って興奮を煽ってすぐにカバーの部分へペニスを押し込んでいく。
一番小さいサイズに合わされたそれは、子供のようなそれでも勃起すれば窮屈で、膨らむことを許そうとしない。
金属のポールに留め金を通すと、ピンクゴールドの南京錠を嵌めていき、カチンと鍵を掛けてしまう。
ゴム質のカバーに覆われた肉棒は扱くことは出来ず、先端に空いた割れ目から排尿だけを許す格好となり、陰嚢を根元から搾るパーツと交差するように連なり、下向きに肉棒を固定する。
陰嚢を茎に近づけさせないのも、白い子種を薄めさせるための仕掛けであり、彼の雄々しさを全て奪うような枷を嵌めれば、しっとりとしたショーツを再び穿かせてしまう。

「じゃあ移動しましょうか……その間も、出しちゃ駄目ですからね?」

沢山のお預けで責め立てながら、ショーツに染み付いたカウパー液に濡れた指先に舌を這わせる。
赤い舌先がちろりと、薄い汁を舐め取っていく様を見せつけていくと、再び手を繋いで部屋のドアを潜った。
お邪魔しましたと普段と変わらぬ笑みを演じながら化粧品店を後にすると、連れ込み宿の多い区画へと向かう。
二人並び、手を繋いで歩けば、場所が如何わしくなる度に纏めて抱こうと金で誘う男達もちらつくだろう。
やんわりと断りながらも、時折彼の横顔を確かめながらあるき続け、平凡なありふれた宿へと入っていき、質素ながらにきれいに整った部屋へ。
大きめのベッドと、道具が色々と収まった棚の並ぶ部屋。
ランプの明かりに照らされる室内は少し薄暗く、後ろ手にカギをかければ、二人だけの世界へと変わるだろう。

ツァリエル > 護身の力を、と囁かれると恥ずかしさに耳まで赤くなって俯いてしまう。
これからは二人守れる力が必要になるのだから、いつまでも甘えてばかりはいられない。
同時に、今も太ももに吊り下げられているホルスターと銃の存在を思い出し
少しだけ暗い気持ちになるも、彼女も誇りを持って進んだ道なのだからと
今度は勇気を持ってそっとグリップに触れた。

熱い吐息を漏らす興奮した顔のレナーテに、ツァリエルもまた魅せられてしまう。
徐々に互いの吐息が熱く混じり合い、彼女の言葉が脳裏にじんじんと響く。

「レナさんの、好きにして、いいんですよ……。
 だって、僕、もう、……レナさんだけのものだから……っ」

虐めて、焦らして、縛り付けて欲しい。
切なげに眉を寄せ、決して許しがあるまで入れないレナーテの秘裂を指先で何度も何度もしつこくなぞる。
くちりと指先が膣口でくわえ込まれるのなら、ぴくんと肩を震わせて浅くショーツごとつついてやる。

「……はい、僕、レナさんが他の人にえっちなことされてたら……
 羨ましいのと同時に、レナさんの中に入りたいって思っちゃう……。
 僕だって、嫉妬、することぐらい……あります……」

冷ややかな視線を受け止めながらぞくりと笑みを深くする。
彼女の手で優しく自分の雄の象徴が戒められてゆく。
直接亀頭を触れられ狂ってしまうぐらい気持ちが良くて、思わず射精しそうになるのを口元に手を当てて堪えた。
ふるふるとペニスが震え、南京錠に鍵がかけられてしまえばもう自由に射精は出来なくなる。
再びショーツが引き上げられ、スカートを下ろすとそこには男だった証拠は消え失せていた。

はぁはぁと息を荒くしながらもレナーテの赤い舌を食い入るように見つめる。
彼女に続いて手を引かれて店を後にし恥ずかしさの中に嬉しさを滲ませた様子で歩いて行く。
如何わしい宿の並びが増えてくるに連れ、男たちの視線が再びきつく絡みついてくる。
レナーテの手を握り男たちの影に怯えながらも、視線を受ける度にツァリエルの太ももを透明な蜜が滴り落ちた。
興奮の色は濃く、時折レナーテの視線を見つめ返し意味深に微笑み返す。

宿の中へと二人並んで入り、部屋の鍵を締めてしまえば後はもう誰も邪魔するものがない。
薄暗い部屋の明かりにツァリエルの顔がチラチラと照らされ、潤んだ瞳が情欲に輝いた。
物珍しそうに部屋を物色し、中央に置かれた清潔なベッドにそっと座り込む。
もじ、と内股をすり合わせながらも自分から欲しがるはしたなさは口にはしない。
ただ期待に膨らんだ視線がじっとレナーテを見つめ、スカートの端を握りしめた。

レナーテ > 「本当に…ですか?」

好きにしていい、全てを差し出す彼の言葉の言葉に興奮が深まり、その音にすら快楽を覚えて身体を震わす。
意味深な問いかけの後、狂った愛し方を囁やけば、嫉妬して求めたいという彼の言葉に、嗚呼と溶けた声で呟きながら笑みはつややかに深まるも、鍵をかけた貞操帯の上からゴム質のラインをなぞった。

「……でも入れさせてあげません。それで貯めに貯めて…焦れるのすら気持ちよくなるぐらい、壊してあげます。お預けでイッちゃうぐらい……マゾにしてげますね?」

冷たく罵られることすら興奮する彼を、更に堕落させるように囁いた責め苦。
溜まった欲望をすぐには出させず、嫉妬の欲望を貯めさせて、心が焼ける感触にすら興奮できるほど壊すと宣えば、束縛の枷がどれほど重いか、改めて思い知るだろうか?
しかしもう遅いというように外へ連れ出すと、興奮する彼の隣で、此方も内股に蜜を伝わせていた。
一度、手首を捕まえられ、引っ張り寄せられそうな瞬間もあったが、難なく手首をひねり返してから彼を連れて逃げていく。
逃げ込んだ先の部屋で鍵を閉めれば、大人しく餌を待ちわびる牝犬の彼に近づき、スカートの裾を両手でつまむ。
肩幅ほどに足を開き、いつもの柔らかな笑みのままスルスルと裾をたくし上げていけば、水飴の様に糸を引く愛液の滴る白地に黒レースをあしらった大人びたショーツを晒す。
裾を口に咥え、両手でショーツをゆっくりとおろしていくと、泡だった白い蜜が幾重にも糸を引いて垂れ落ちていき、ショーツがべちゃっと音を立てて床に沈み、牝の匂いを漂わした。

「……舐めなさい」

裾を口から両手に戻すと、彼に口淫を命じる。
恍惚とした表情で少女となった彼を見下ろしながら、普段と異なり、有無を言わさぬといった命令口調で告げていた。

ツァリエル > 互いが互いの歪んだ愛情を確かめ合う度に嬉しさに身を焦がす。
惨めに雄を封印され、最愛の人の中にすら入れさせてもらえないその責め苦に
にっこりと嬉しそうにツァリエルは微笑んだ。

宿の部屋の中、レナーテがそっとスカートをたくし上げ股を開く。
大人びたデザインのショーツが床に落ち、
股の間から幾重にも泡立った白い蜜が垂れ落ちていくのを食い入る様に見つめた。
冷たい声音で命じられれば、自然と体は動いて床に膝をつき

「……はい♥」

嬉しそうな返事を一つよこして、そっと雌の匂いが充満する秘所へと鼻先を近づけた。
薄く色づいた彼女のクレパス、そこから溢れる蜜を舌でもって受け止める。
太ももに伝い落ちた汁も余さず舐め取り、ちゅ、ちゅと入り口へ軽くキスをする。
それからそっと舌先を肉ビラの中へ埋め、ちろちろと動かし始める。
舌を動かせば動かすだけ奥から愛液が滴り落ちてそれを甘露のように飲み干せば
もっと欲しいとばかりに吸い付いて慎ましやかにすする。
最初は浅かった舌の動きが徐々に大胆になって奥へと潜り込んでいく。
レナーテを悦ばせたい一心で必死に彼女に教わったいいところを探るように舌を動かした。
その間も内股はもじもじと擦り合わされ、肉棒を扱きたいのを必死に堪えるようにスカートを握りしめる。