2017/12/31 のログ
ご案内:「平民地区の一軒家」にノーガルトさんが現れました。
■ノーガルト > 「…………。」
(いつもは剣を持っているノーガルト。
だけど、今持っているのは…針と糸。
白く、柔らかい布に針を通し、縫い合わせながら何かを作っている。
火をともしている暖炉のおかげで、寒さはない。
徐々に形ができ始めているそれを確認しながら、最後に糸を切った。)
「…………少し、小さいか?」
(出来上がった産着を見ながら、ノーガルトは少しだけ首を傾げた。
もうすぐ産まれるだろうと言われている子供のために作った産着だが、これでいいだろうか。
何しろ初めての経験だ、勝手がわからない。
なので、このくらいかと妥協する場所を探していたのだが…ここが最後の妥協点だろう。
広げた産着を軽くはたき、後は溜めておいたお湯で少し洗っておこう。)
■ノーガルト > (いつもは同棲しているものがやってくれることだが、今はそれをさせられない。
家事全般を、分担してやっているのだがこれがなかなかに大変。
剣一筋でやってきたこの男には、もしかしたら最も難しいことなのかもしれない。
しかし、やりがいというものは感じていた。
なんだか、こういう生活も悪くはないなと思っている。
誰かの力になりたいというのは、ずっと思っていたことだから。)
「…………。」
(とはいえ、洗濯はやはり冷たくて。
できればこの時期は、やりたくないものだと愚痴ったことはまあ、一応ある。
だが、やらなければならない事なので…。)
■ノーガルト > 「ふうっ………。」
(冷たい水での洗濯はさすがに手が冷える。
室内に戻り、暖炉で手を温めながらようやく一息ついた。
さて、後は買い物からもう一人の同居人が帰ってくるのを待つだけか。
今日は何を作ってやろうかと、いろいろと考えている。
ずいぶんと寒いし、とりあえずシチューは確定…。
後はパンを用意して、適当なサラダでも盛り付けようか。
せっかくだ、食糧庫の中にあるウィンナーを焼いて、エールの足しにしよう。
そんなメニューを考えながら、ノーガルトはしばしの休息をとっていた。)
ご案内:「平民地区の一軒家」からノーガルトさんが去りました。