2017/10/29 のログ
ご案内:「温泉の足湯」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「温泉の足湯」にアンセルさんが現れました。
シンシア > せっかくの温泉なのに、天気は雨
紅葉の広がる渓谷の様子が眺められる足湯に脚をつけて
テーブルに頬杖をつきながら、ぼーっと
雨の音と、足湯から登る白い湯気

雨の紅葉もまた悪くないようで…部屋から持ってきたタオルを傍においておく
少し空気は冷たいけど、足湯のおかげで、そこまで体が冷えることもなくて

アンセル > 良い天気が続くと思っていれば今日は雨
外の散歩に行けないと部屋の中をうろうろしていたのだが
シンシアについて足湯にと
足と尻尾を湯につけてテーブルに伸びてその顔は幸せそのもの

「こういうもの気持ちいいな」

冷たい空気と暖かなお湯
先を見れば綺麗な紅葉と贅沢な時間を満喫して

シンシア > 部屋についてる露天の家族風呂のような場所も雨のなか入るより
人の姿になってもらって、アンセルと一緒に外の足湯にきてた

「ねー、あったかい」

しっぽもつけてるのを不思議そうに思ったまま
外の景色を眺めて過ごしてた

小さめもポーチの中に手を入れて探すと
チョコレートの包を取り出して自分の口にポイッと一口
となりのアンセルにも

「はい、おやつ、あーんして」

チョコをつまみ口に入れようとして

アンセル > すっかりな家狼なアンセルではあるがこういう時は人の姿にもよくなり
部屋以外のお湯も良いものだとだらけモード

「あったかい、これを家に作れない物か…」

こんなに気持ちいのなら欲しいと言う我儘
穴を掘るだけでは無理そうだと思いつつもほっこりと

ついウツウツと眠そうににするがシンシアが何かを取り出す音に覚醒し
見れば何かを食べている
それが欲しいとじっと目で訴えて

「あーん」

シンシアの言葉に口を開けチョコをぱくりと

シンシア > 「家で?うーん…これは少し難しいかもね
 家の近くには温泉わいてないし…」

温泉から引き込んでるらしい足湯だから
常に綺麗なお湯が足元を流れてるけど
家で作るとなると無理なことも多い

チョコをわけながら、テーブルの上に残り数個をおいて
たまに口にしながら

「あったかいねー、眠くなりそう」

頬杖から、テーブルに腕を曲げて伏すようにしながら
足元だけの温泉のはずなのに全身はぽかぽかしてて

アンセル > 「やっぱり無理か…
温泉はあるが遠いな」

温泉だからこその足湯なので無理だと聞けばしょんぼり
温泉が湧いている場所は知っているがそこから家まで掘るのも無理
しかたないので諦めたという顔になり

もぐもぐと口を動かしチョコを食べ
なくなればテーブルに置かれた一つを手に取って口に

「温かくて気持ちいい。寝る前にするとよく眠れそうだ」

テーブルに伸びたままシンシアをみつめ
温かくてね眠く、気持ちいいとリラックスして

シンシア > 「山にあるのを家までは…無理かな
 途中で冷めちゃいそう」

脚を揺らしながら、テーブルに伏してると
眠くなってしまいそう

空気は冷たいのに、足元から体が暖まってるから
体には丁度いいくらい

「寝る前かいいね…でも夜には雨あがってたら露天風呂もいきたいけどね」

温泉にはいろんなタイプのお風呂があるし、一緒に入れるものも
足湯のようなものから、砂風呂みたいなのもあるようなとこ
アンセルとほかにどんなお風呂で過ごせるか考えてる間も
目を閉じてると気持ちよくて

アンセル > 「引けても水になっているか…」

その言葉で完全にあきらめがついて
尻尾でお湯を掻き混ぜながら足の温かさに耳も垂れて

狼姿で洗われるのとは違う感覚は気持ちよく

「そうだな、露天は星が見えるともっといいな」

温かくした後はよく眠れる
いくつかの種類の温泉には入ったがまだ行っていない物も多い
それを考えると楽しみだと目を輝かせて
もっと色々といこうとシンシアを見つめて

シンシア > 「あとでほかにどんなのがあるか、探してみようか」

事前に申し込めば時間ごとに貸切もできるはず
アンセルと一緒のそきは、そうするほうが気を張らずにすむし

となりへ手を伸ばしながら
頭のとこ軽く撫でて

「たまに、こうして来るから、いいのかもよ?
 家にあると有り難みがなくなっちゃうし
 旅行の行き先が1つ減っちゃうよ?」

アンセルの耳が垂れて、がっかりしてる様子にくすくす笑い
尻尾で湯が周り白く湯気がまたあがって

アンセル > 「そうしてみよう。探すのも楽しみだ」

ここでは硫黄の匂いが強いので全く鼻が利かない
なので探すとなれば歩くのだがそれも楽しい事だと笑みを浮かべ
居場所があれば後で行こうと

テーブルで耳を垂れされていると撫でられて耳が立ち

「そう言う物なのか?
家にあればありがたみがなくなるのか…それは駄目だ
旅行の行き先が減るのも面白くない」

どっちにあっても面白いと思うのだがそう言われるとそうかもと思い出し
湯気が上がり少し白くなる視界で楽しそうにする

シンシア > 「うんうん、貸切にしてもらえたほうがいいでしょ?」

他の目を気にしないでアンセルも温泉を楽しめるのだから
頭を撫でながら、うんうんと相槌を返して

「そだね旅行先だからってのもいいしね
 あれもこれも家にあるより、はいいかな」

山あいの温泉、海沿いのリゾート、家とは違う環境で数日すごすだけでも
気分転換だし、家事からも開放されるから自分としては旅行は好きな方で
湯気をたてるのを楽しむように、白く湯気がもくもくと広がって

アンセル > 「その方が気楽だ」

人の目があると存分に楽しめないと頷き
貸し切りは大変だが気が楽だと

「こうやって出かけるのは好きだ
だから家にあるよりもいい」

行先はいろいろだが家ではできない経験は楽しいものが多く
シンシアの言葉にそうだと頷いて笑う
もくもくと広がる湯気に視界が白くなっていくと自分が原因と思わずに不思議そうにして

シンシア > 「でしょ、だから今度また行きたいとこ探して
 オネダリもしてみよ?」

今回は温泉の家族旅行、ほかにも少しの遠出を3人でできるとこはないかと
選んでみるのも楽しいかもしれない

「あ、そういえばお土産のとこに温泉の素があったから
 家のお風呂に混ぜちゃえば匂いとか色とか変えられるよ
 見に行こうか」

家で味わえる温泉の雰囲気っぽい粉末のこと
数種類あったのを見かけてたから、家でもアンセルが気に入った温泉ぽいことならできると思いついて

白い湯気はそれだけ空気が冷えてるからの温度差
ぽかぽかの脚をひきあげてタオルでふきながら

「ふー…あったまったね」

アンセル > 「そうだな、そうしよう」

行きたい場所を探して3人でいけるように
なので少しはそういう場所を考えて強請ってみようと頷き

「そんなものもあるのか?
それはあれば家のが温泉に……
見に行こう!」

家で温泉が楽しめる
そんなものなのかは判らないがそれがいいものだと頷き

家では見ない白い湯気に温泉はこうなのだと勘違いし
尻尾と足をあげると揺らして水切りをする

「ぽかぽかだ、今ならいい昼寝が出来そうだ」

シンシア > 自分の脚を拭き終えて、靴を履き直し
となりのアンセルの脚もタオルで拭いてから尻尾も…

「はい、いいよ」

家でできる温泉の素を喜ぶような声に
つい笑ってしまうけど、それっぽい雰囲気は粉末の温泉で我慢してもらうとして
手を伸ばし

「じゃいこ?どんなのあるかな1種類ずつ、かっちゃう?」

そんなに多くないはず、安いものであるし
家に温泉を引けないかわりに、アンセルが喜ぶなら全種類を1こづつ揃えるのも
いいかな、とか考えてて

アンセル > 濡れた水切は自然乾燥が多いが今はシンシアに拭いてもらい
さっぱりとすれば靴を履く

「ありがとうシンシア」

家で温泉が出来るのは良い事と満面の笑み
それがそれっぽいでも温泉と言う事できっと納得する狼で

「そうしよう。どんなのがあるのか楽しみだ」

それもいいと頷いて
温泉は持って帰れないが素があるのならそうしようと
どれだけ種類があるか判らないが1個ずつもいいと思い

シンシア > 「うん、じゃお酒も買っていこか」

お土産としてもう1人のために、まだ部屋で寝てるのだろうけど…
アンセルの用意もできれば手をつないで
売店のほうへとむかってみる

「お昼寝するのなら、ご飯おわってからね?」

3人でお昼を済まして…お昼寝してもいいし
温泉探しにいってもいいしと
繋いだ手を軽く揺らしながら

アンセル > 「この辺りの名産だったか?それがいいな」

酒が好きなもう一人の家族
彼の土産は珍しいのがいいと口にする
用意も出来てシンシアと手をつないで歩きだし

「今だと朝寝になるか…そうしよう、食べたら昼寝だ」

家では習慣の昼寝、ここではもったいない気もするがどうにも考えてしまい
温泉探しか昼寝かはお昼の後で考えようと
手をしっかりと繋いで一緒に歩き

ご案内:「温泉の足湯」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「温泉の足湯」からアンセルさんが去りました。
ご案内:「平民地区の一軒家」にノーガルトさんが現れました。
ご案内:「平民地区の一軒家」にシンシアさんが現れました。
ノーガルト > (今日も、雨が降りしきる中の帰宅となってしまった。
とはいえ、大きなショッピングイベントに参加した証人の護衛だけだったので、そこまで濡れることもなく。
シンシアに渡されたその傘が、大いに役に立ってくれた。

少しゆっくりとした足取りなのは、いろいろと考え事をしているため。
場所、そしてどういう家にするのかをいろいろと考えつつ…。
だが、一番考えているのは別なところにあった。)

「シンシア、ただいま。今帰ったぞ。」

(いつもよりも少し変えるのが速かった。
何事もなく、滞りなくイベントが進んだ証拠だ。
街頭についた雨を払い、傘を表において、ノーガルトは帰宅した。)

シンシア > 窓辺に椅子をもってきて、外を眺めてた
雨の音が作りたてのウッドデッキの上を音を立てて濡らしてる

人影がこちらに向かうのが見えて椅子から立ち上がると
タオルを用意し玄関から迎えるように

「おかえりなさい、はい」

傘は見えてても濡れてるだろうからと
タオルを差し出して

ノーガルト > 「……シンシア、お前の分も少し簡単な飯を作ってくれ。話がある。」

(そう、とても大事な話だ。
今後のことを決めるうえで、彼女にはぜひとも相談しておきたかった。

リビングに座り、一日の疲れはエールで癒す。
風呂は後でもいい、今日は雨に打たれたこともなくそこまで冷えてはいなかった。
ダインとハバキリを立てかけにおいて、ノーガルトはシンシアを待った。)

「(さて…どう切り出したものか……。
計画を前倒しすると言えば、あいつはまたそれでいいのかと聞いてくるだろうしな…。
何より、商人殿に聞いたが場所によっては街でいい家を買うような金がかかる可能性だってある…。
それらを加味して、果たしてこの家にそこまでのたくわえがあるかどうか…。
いや、まず1月分3人が満足して食えるだけの貯蓄があるかどうかも考え物だ。
俺の稼ぎで…4人、いや5人を養えるかどうか…。)」

(―――いつもの悪癖が始まっていた。
難しい顔をしながらも、ノーガルトの頭の中では思考がめぐっている。
口を覆うように手のひらをあてて考え込む。)

シンシア > 「ん?…はい」

なにのことかわからず、ただ言われるままにキッチンへ入り
簡単なものをいくつかつくっていく

お酒にあうような、
お魚の蒸したもの、野菜の多いポトフ、軟骨をあげたものと
軽く並べ、向き合うように席についた

「こんなのでいい?」

なんだか、険しい顔をしてるし
帰ってきてからの無言を気にしながら
なんとなく空気が重い気がして、何を話かけていいかもわからずに

ノーガルト > 「…………ん?」

(―――いつものことだ、集中して考えていると周りが見えなくなる。
いつの間にか、食事とエールがその場にそろっていた。)

「ああ、すまん…。シンシア、単刀直入に聞きたいんだが…今、この家にある現金はどのくらいあるんだ?」

(できれば正確に知りたい。
もちろん細かい端数などは考えてはいないが、できるだけ正確に、
この家の家はほとんどがシンシアが管理している。
そのお金が今どのくらいあるのかを、ノーガルトは知りたかった。)

「あと、月々の生活費だが…それもどのくらいなのかも教えてくれ。」

シンシア > 「家の中の現金は、私とノルとアンセルのもの3つにわけて…あと
 街の金庫に…」

ほぼ出費がなく暮らせてるから貯まる一方、10ヶ月ほどの3人の生活の中で
平均的な王都国民の年収とされる2・5倍ほどになってること

以前から自分の貯金のほうは街の金庫にあずけてるだけでも
200万少しはあるはず


「月の生活費として現金での支出になると…」

夏からはじめた家庭菜園とアンセルが森から収穫してくれるもので
食材として買い物につかうのは、お酒と乳製品や魚が少しほど
雑費として、贅沢にくらしてるつもりもなく
世間一般の一人暮らし以下の支出に3人で暮らしててもなってることを説明していく

なので、毎月のように20万~30万少しずつの貯蓄ができてるので

彼がお金のことを気にするのは
なにかあるのだろうけど別に隠すことでもなく説明していく
自宅での保管場所も彼は知ってるから時間があれば確実な数字を出せるほどに

ノーガルト > 「…200万か………相当な金額だな。」

(いつの間にこんなに溜まっていたのだろうか。
お金は大半をシンシアに預けていたので、その正確な金額まで計算はしていなかった。
だが、それだけの大金があるならば十分だろう。

この国は、中流階級の人間が一日暮らすには200ゴルドという金額が必要。
200万ともなれば単純に計算しても、30年ほどは問題なく暮らせる。
―――全く問題はなさそうだ。)

「……なるほど…、そうか。」

(ノーガルトは頭の中で、計算式を立ち上げていた。
1日の生活費、そして自分の稼ぎは依頼一回につきおおよそ3000ゴルド平均。
もちろん不定期なので、毎回その金額よりも多いときもあれば少ないときもある。
だが、その中でその額が貯金できるのであれば、おそらく生活するには全く困らないだろう。
おまけに、こっちには家狼の狩りでの食材提供もある。
つまり―――問題は全くないのだ。)

「………よし、2人くらい増えても問題はないな…。」

(ノーガルトはそうつぶやき、軟骨の唐揚げを口に放り込んだ。)

シンシア > 一人暮らしの頃でも、生活のほとんどを
物で依頼の報酬をもらってたこともあり、現金が必要な生活ではなくて
ただ貯まる一方、最近になって薬草の図鑑や書物を揃えたけど
それも一時だけ、今は買う必要もなくて

ノルの依頼の報酬の半分以上を預かってること、アンセルに至っては
全額もってくるものだから…大物を仕留めたあとの肉や毛皮の収入も大きい
彼のつぶやきに、何を頭で計算して
前倒しに家を建てる土地でも買うのかと考えてて

正面からジーッと見てるけど自分にはわからず
果物ジュースを一口グラスの口をつけるだけで

ノーガルト > 「シンシア、これを見てくれ。」

(ノーガルトはシンシアの隣に移ると、大きな紙を広げた。
それは、このあたり一帯の地図だった。
マグメールからダイラス、そしてヤルダバオート。
山賊街道と言われているそのあたりが大雑把にではあるが書かれているもの。

ノーガルトは、その中で一つの場所を指さした。
マグメールから東へ行った先にある半島、場所でいえばバフートのちょうど海を挟んだ向かい側。
ノーガルトはここを指さしていた。)

「ここに、家を建てようと思っている。アンセルにはまだ話していないが、海岸沿いでほとんど家もない。」

(利便性も申し分ないはずだ。
マグメールからさほど遠くはないし、人目にもつきにくい。
アンセルが隠れずに済める絶好の場所だった。)

シンシア > ああ、やっぱり家のことかと、広げられた地図を見ながら思ってた

「いい土地、みつかったんだ」

なんとなく先の話は聞いてたけど
具体的になると、住み慣れたこの家から離れることを考え
少しだけさみしいのは感じてしまうけど

家族のこをと考えての決断だから、そこはついてくだけで

ノーガルト > 「ああ、後はここの土地に持ち主がいないかどうか調べるだけだ。」

(地図をしまえば、ノーガルトはまた対面に座る。
エールを呑みながら、もう少し話を続ける。
家を建てる期間はもちろんここに住むつもりだが、できるだけ早めに。
建築家を尋ねるが、そこがもし誰かの持ち物ならば交渉し、譲り受ける。
その際に金銭をいくら要求されるかはわからないので、できるだけ多いほうがいい。
最悪、この家の貯蓄にも手を出すかもしれないことを伝えた。)

「だから…お前にはわがままを言うが、町にある金庫からすぐにでも金を出せるように手配しておいてくれ。」

(ノーガルトは、シンシアに頭を下げた。
その金庫に入っている金に、シンシアの物も含まれているはずだ。
それに手を出すのだから…自分からシンシアに頼むのは、当然のことだろう。)

シンシア > 「そう、街の金庫は
 私がここに引越してきてからのが入ってるだけだから 
 いつでも用意できるよ
 ノルとアンセルのは家に置いたままだから」

急に頭をさげるから驚いてしまうけど
そこは気にしてないように手をふって

「ノルもアンセルも高価なものが好きなわけじゃないしね
 自然に溜まっていっただけだから」

住むことには困ってないけど
前倒しにするから貯蓄を気にしてたことがわかって

ノーガルト > 「すまん……ありがとう。」

(何時しか、ノーガルトには使命だけでなく夢ができていた。
彼女やアンセルとともに、幸せな家庭を築いて…一生を嗤って終える。
大往生を、彼女と共にできればとそう考えていた。
だからこそ、魔剣集めも急いでいるのかもしれない…。
あと一本だけ、その一本さえみつかればと”焦っていた”。

だが、ある者の一言でその考えは変わった。
優先すべきはやはり、こっちだ…。)

「それと……あの家狼に言われた。早く子供を作れ…とな。」

(先日の旅行の時だ。
シンシアが寝た後で、ノーガルトは軽くアンセルと話していた。
その際に、早く子供を作って幸せな家庭を作れと。
そういう風に相談されたことを、苦笑交じりに告白した。)

「まだ、最後の魔剣が見つかっていないが…計画前倒しだ。…そろそろ、作るか?」

シンシア > 今夜はやけに話がいろいろ出てきてたとこ
家のことは、かなり先のことと思ってたのに
急だし…頭の中でいつかくること、と思って納得しかけてたときに言われた言葉に
また驚いて

「なにいってるの?…そんなの、今は無理…」

最後の魔剣のときについていくと、話した後なのに
もし本当に子ができてしまったら、身重でついていけるわけもなく
首を振って

ノーガルト > 「………探さない。」

(ノーガルトもまた、頭を横に振った。
最後の魔剣、確かに手掛かりはすでにそろっているし、取りに行くだけ。
それだけならば何も、あわてる必要はなかったのだ。

あの魔剣は、そう簡単に手に入るようなものじゃない。
それに、仮に子供ができたらノーガルトは何が何でも帰ろうとする。
だから、そうなるためにも…先にこっちを優先することにしたのだ。)

「ティルフィングを探しに行くのはもっと後だ。先に…いい加減シンシアとの子供がほしくなってきた。」

(それに、アンセルには遅れれば遅れるほど酒を隠されてしまう。
あの家狼は、早くシンシアの子供がほしくて仕方がないのだろう。
そして、それはシンシアも一緒のはず……だからこそ。

もう、これ以上待たせるのはあまりにも愚策だと、ノーガルトは思い始めていたのだ。)

シンシア > 「そんなのダメ…あと1本なのに揃うのに」

彼の使命のはずなこと、あと少しというとこまできて
自分のワガママにつきあわせることに罪悪感を感じてしまう
心から喜べなくなるようで、うつむき首を振って

「ダインたちが待ってるでしょ、それにシスターの残した日記にも」

空気が重くなるのを感じながら、彼のするべきことの邪魔をしてるように感じて

ノーガルト > 「ティルフィングは逃げたりしない、それにあいつらもいつでもいいと言ってる。」

(もともと、そろうかどうかもわからないような代物だったのだ。
罪悪感を感じているのはともかく、望んでいるのは自分も一緒なのだ。
だからこそ、ノーガルトは剣よりも先に、自分たちを優先した。

確かに使命といえばそうだろう。
だが、そこまで急を要するようなものでもないのも確かだ。
ほかの誰かがすでに管理しているならば、それを横取りするつもりもない。
残りの剣は、ただ単に運がよかっただけだろう。
確かにシスターの日記にも、あれらは世に出してはいけないという一言があった。
だが、だからこそだ。)

「…シンシア、俺は魔剣よりも家族のほうが大事だ。…今までは魔剣を探しながら、生活費をためることを視野に入れていた。」

(だが、その生活費が何ら問題もなく、そして魔剣はすでにある場所がわかっている。
ならば…こっちを優先しても、何ら苦にはならない。
彼女のわがままに付き合うのではない、望むから作るのだ。)

「………な?」

シンシア > 「でも…そんなの、今更言われても」

すっかり最後の魔剣を探しにいくほうに頭の中も用意してたし
魔族の国について、魔族について調べ物をしたり
地図から土地を覚えようとして、少しでも支援できることを増やしてたとこ

俯いたまま声も小さくなる
困ってしまって言葉が浮かばず

ノーガルト > (…やはり、少し急すぎたか……。
当然だ、もともとてぃりふぃんぐを取りに行ってからという約束だった。
それをいきなり前倒ししようなどというのだから、困りもするだろう。

少し慌てすぎたかと、ノーガルトも思う。
酒がどうとかではなく、土地が見つかって家を建てる算段もできた。
だから少し、あわててしまったのかもしれない…。)

「まあ……急すぎるな。すまん、少し慌てた…。」

(ここのところ、シンシアのことを考えすぎてるのだろうか。
家族ができて、舞い上がっているのかもしれない。
だから少しだけ…落ち着こう。)

シンシア > てっきり魔剣をとりにいく計画の話かと地図を広げられたときは瞬間的に感じてたから
それとは真逆なことに戸惑うばかり

彼の謝る言葉に首を振って席をたって

「ごめんね、ちょっと…」

俯く時間も長くなって
向き合ってることもできず、彼に謝りこの場を離れること
寝室へと入っていく

ご案内:「平民地区の一軒家」からシンシアさんが去りました。
ノーガルト > 「ああ……大丈夫か?」

(あまりにいろいろと話を出したせいだろう。
頭の容量が追い付かずに体長でも崩してしまったのか。
ノーガルトはそれを追いかけるように、寝室へと向かった。)

ご案内:「平民地区の一軒家」からノーガルトさんが去りました。