2017/10/11 のログ
ミカエラ > 野次馬たちからしてみればただの余興。乱入者が現れ、そしてさらに馬車を奪って逃げる。
大衆劇の筋書きそのままだ。囃し立てる声と、用心棒たちの罵倒の声を聴きながら
荷台の上でバランスをとり振り落とされないようにして。

「ふぅ……あ、いや……本当に申し訳ない。件の荷物だけ降ろしたら近場に馬車も置いていこう
その、理由はさっき話した通りだ。無理やり暴行されて、無断で市場に流されるところだったんだ。一人の女性が
泣くところだった」

報酬、と言われれば、ちょっと小首をかしげた後、18金の、衣装のボタンの一つをむしり取ると
これでどうだろう、と差し出して。

足がつかないように工夫したものだが、とかしても金貨一枚くらいにはなるだろう

ウェーバー > 囃し立てる野次馬と、何を考えているかわからない女を背後に立たせながら、馬車は酷い油の臭いをまき散らして道を進んでいった。

「ああそうしてくれ、こんな流通品横流ししても大した値もつかねえ。
なるほどね、いきなり火をつけるなんて、よほど腹を据えかねてたのか?そんなに自分を撮られたのが気に食わなかったのか……ま、観りゃわかるよな」

どっと疲れの溜まった声で、捨て鉢に積み荷に視線を写しながら、相手に見えない位置でベルトのように巻き付いていた尻尾が伸びる。
報酬について、首をかしげている女が差し出してくるボタンは、相当な値打ちのあるものだった。
受け取れば、しばらく酒代に困ることもなかったが、それを大きな掌で押し戻しながら、さらっと核心を突くように問う。
友人のため、というには鬼気迫り過ぎる所業と、揶揄ったときの反応が引っかかったためだ。
その間に、こっそりと尻尾で器用に取り出したクリスタルを操作して油まみれの幌に映像を投影させようとした。

ミカエラ > 「拭いておこう」
いくらかでも多少は効果があるかもしれないし、少なくとも布でふきとれる分を拭いておけば衣装
がシミになる危険も多少なりとも減るだろう。
無造作に置かれてあったぼろ雑巾で丹念に拭き掃除を始めたミカエラは、注意力は完全にウェーバーには向いてなくて。
クリスタルへのいたずらにも気づいていない。

「え?いやだからわたしじゃなっ……!? ぁ!?」

やや作った低い声が一気に裏返る。幌に映し出されたのはまさにこのミカエラの赤き旋風としての姿で。
脂汗で褐色の肌が艶めかしく輝き、マスクとブーツだけのあられもない姿のミカエラが四つん這いで
激しく腰を振っていた。
分厚く肉のついた体を揺らし、歓喜の表情で腰を振りながら両手でしごく肉棒に夢中で
交互にむしゃぶりついている

「あぁぁぁぁぁぁ!?」

ウェーバー > 「ほー、傷つく『ご友人』は随分と愉しんでるみたいだな」

報酬のつもりであるボタンを拭いている女の隙をついて、クリスタルを一つくすねることに成功すると、間髪入れずそれが記録された映像を映し出した。
浮かぶ映像は、想像していた以上に乱れた姿を晒している目の前の女を映していた。
幌に浮かぶ映像は、それでも鮮明に女の姿を映し出していて、それは女もすぐにわかったようで。
クリスタルを尻尾で持ったまま投影し続けて、声を裏返す女の素っ頓狂な声に笑いを噛み殺して揶揄う。

「なぁ、これが全部とは限らないし、アンタも自分のことじゃ安心できねえだろ。
名乗ってなかったが俺はウェーバー、こう見えて俺は忍び込むのが得意なもんでね、アンタがいくつか条件を呑んでくれりゃ、アイツらのアジトでこれの残りを探してきてやってもいい、どうだ?」

幌に映る映像はそのままにしながら、女の方へ視線を向けて取引という名の脅迫めいた口ぶりで告げていく。
その巨躯から想像しがたいかもしれないが、咄嗟の身のこなしや今の手癖の悪さで、多少なりとはその手管について証明しているつもりだった。
何より断ればどうするか、ということは嗜虐的に歪める口元と眼がありありと語っていることだろう。

ミカエラ > 男達も薬でもやってるのだろうか、あるいは単純にデミヒューマンの類なのか。
文字通り馬並みのものを、相手の股間に顔をうずめるほどに根元まで飲み込み頬をすぼめて吸い上げる
顔がアップになる。見開かれた目は半ば瞳孔開き気味に逝っていて。正直慣れている風にすら
思えるだろう。そこまで、でもないのだが。

「うっ……、そ、その提案も危険な感じが……だ、だめだよ、私は応援してくれる子供達もいる
ヒーローなんだから、もうちょっと健全な方向性でお願いしたい!」
以外にも図々しく、両手を広げて上下させながら希望を言って

「そ、それで具体的にきっぱりすっぱり内容を言ってごらん。あいまいな条件は逆に怖いから駄目だよ」

ウェーバー > 「おいおい、子供たちの応援を一身に受ける正義の味方が白昼堂々馬車強盗するのはいいのか?」

意外にも神経が太いというか、図々しい要求を告げてくる女には、今しがた行った正義の味方らしからぬ行為を論っていく。
最も、相手の評判もよく知らないため、単なる当てずっぽうだったが。
映像はより進み、殆ど正気でない姿で熱心に奉仕していく女の艶やかな様子は、服の下で陰茎を昂らせていくには十分すぎるものだった。

「そうだな、まずは危ない橋を渡ってアンタのイメージを守ってやる俺の働きに、そのボタンをそっくり全部もらおうか。それからこのアンタの痴態を収めたクリスタルの処分のために、アンタを味わせてくれよ」

女のシャツのボタンを一つ一つ上に向かってなぞっていき、昇っていったごつごつとした指を先ほども用心棒にいいようにされていた豊かに実っている乳房を鷲掴みにしようとする。
告げる言葉は明解であるが、同じような目に遭った過去を隠蔽するために奔走した女にとっては重たくのしかかる言葉であろう。
少なくとも人通りはないとはいえ、目立つ幌馬車の荷台が誰かに見られないとも限らない。

ミカエラ > 「い、以後自重します」

ぐうの音も出ない。頭を下げてうなだれてそうつぶやいて。

幌には、ぎりぎりまで広げられた局部のアップも写っており、全身余すところなく撮影されて言っている……。それを横目に見てもじもじしながら……。

「い、一回の割り切りで……ちゃんと移動した先なら、うう、受け付けます」

そうして一日みっちり相手をすることになって……。

ご案内:「無法地帯」からミカエラさんが去りました。
ご案内:「無法地帯」からウェーバーさんが去りました。