2017/10/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の路地裏の一つ。夜になると人通りが増えるが昼間は人通りの少ない裏通り。
それだけに夜より昼に怪しげな店が点在する路地に入ってすぐの場所に
店を構えて欠伸をかみ殺している男の姿があった。
店を構えた場所は初秋の涼やかな風と良く晴れた日差しが丁度差し込む場所なせいで
男の座っている場所は意外なほどに居心地がいい。

「今日は特に世は全てこともなし、だねえ」

薬類を中心とした自分の店の商品を見下ろし、それから人通りの全くない道に視線を
むけるとどこかつまらなさそうに頬杖を付いた。客が通りがかりそうな気配もあまりない。

ジード > 「この売り物が売れないのはひょっとしたら世間様的には良いのかもしれないが。
 そうなると食い扶持も俺の研究も滞ると、宜しくは無いね。他に副業として何か商うかね」

手元の薬備品を一つ取り上げて青い澄んだ液体を通して路地をじっと見る。
だからと言って見えないものが見える訳でも人が通りがかかる訳でもないが傍目には随分と滑稽に見えるかもしれない。
そうして取り上げている薬がそもそも媚薬の類であるという事を考えれば笑えない状況でもあるが。

ジード > 「おや、何か探し物かな。ああ勿論薬ならば――」

酷く退屈そうに店番をしていた男の前に何やら怪しげな代物を求めてきたらしい客が現れる。
人当たりの良さそうな笑顔で男は応じ、ひそやかに商談の声が響いていく。
まだしばらくの間通りから人の声が消える時は遠そうだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」からジードさんが去りました。
ご案内:「九頭竜の露天温泉」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 九頭竜の小さな露天
ややぬるい温泉に、少年が浸かってる
人懐っこそうな表情をした小さな天使は、仰向けにぷかぷかうかぶように温泉を堪能する
熱い温泉と違って落ち着くぬるい温泉は少年のお気に入りで