2017/09/15 のログ
アーヴァイン > 「まさか…そんなことはない。嫉妬はするが、子供が出来たことで、こうしてルークを正妻にすることが出来た。大切な二人の結晶だ」

苦笑いを浮かべながら頭を振ると、安堵させようと優しく黒髪を撫でていく。
嫉妬するほどに求めても、子供があってこその今もある。

「あぁ、少し笑顔が見えた……なるほど、それなら妬けた時はこうして、抱けるうちにしっかりと抱かせてもらうとしようか。出来ない次期にやり残しがあると、苦しくなりそうだ」

被虐の悦びも脳裏に浮かんだが、まだ愛情の悦びのほうが強いようにも見える。
眉をひそめながら微笑みつつ、掌は体中を弄っていく。

「そこは心配していないから大丈夫…ではあるが、こうもじわじわと嫉妬を煽られると大変だ」

気持ちは変わらない、彼女の心がまっすぐに自分を見てくれている事に心配もない。
どちらかといえば、自分の欲望と愛情の矛先が暫くなくなりかけることか。
こうして乳房を捏ね回すのも、体が不安定になれば痛かったりするかもしれない。
無理させるわけにも行かず、それならせめて、それまでの間に沢山過ごした痕跡を残したくなる。

「……」

指先に感じる硬い感触に、ふと浮かんだこと。
すっと片手が底から離れていけば、代わりにベアトップ部分を緩めるようにしながら前へ房の辺りをめくり、ブラウスのボタンを解いていく。
ブラを上へずらすようにして房をこぼれさせると、仰向けにさせて覆いかぶさると、薄っすらと笑みを浮かべて胸元に顔を寄せた。

「ここも子供に取られる前に、俺の印を先に入れてしまいたくもあるが…」

その先端へ唇を重ね、ちゅっと強く吸い付きながら先端を転がす。
肉芽へ嵌めた飾りと同じように、ここにもと、先程少し語った話に現実味を帯びさせつつ、甘噛みすると、反対側へと唇を移す。
左右交互に吸い付いては、歯の間で転がせば唇が離れていく。

「……きれいな分、このままにしたいというのもある」

膨よかな女性よりも彼女のように線が細く、胸元の起伏も緩やかな方が好みだった。
そのせいか、造形美に満ちたここに印を入れるのは、自らそれを壊すような気がして、僅かに気が引けてしまう。
困ったものだと悩ましげに呟きながらも先端を指の間に挟みながら擦り合わせ、房全体をぐにぐにと揉み込む。

ルーク > 「…良かった…。純血を残すために子を産むのだと教えられていたときは、ただ産んで御終いだと思っていましたが、あなた様との子を宿して、こんなにも愛おしくて大切なのだと実感しました。」

子供を厭うような、そんな人ではないのは分かっているつもりだが、こうやって言葉にしてもらえば微かな不安さえ霧散していく。
先程よりもはっきりと笑みとわかる微笑を浮かべながら、撫でてくれる手に擦り寄っていく。

「はい…ぁっ…沢山、抱いていただければと…。」

もし今念話でつながっていたら、無意識の被虐への喜びが音となって彼に届いてしまっていたことだろう。
抱いてほしいと思うのは、ルークも同じだから彼の言葉には素直に頷きながらも、衣服の上から体を滑る手のひらの感触に小さく声が漏れる。

「信じていただけて、嬉しい、です…。あの…その…交わう、ことができない間も…今日、教えていただいた事なら、できる、と思います、ので…。」

心配していないと、ルークの想いの強さを信頼してくれているのが嬉しい。
だから言う勇気がでたのか、視線を彷徨わせて恥ずかしげにしながら教えられた手淫や舐める程度の口淫のことを思い出しておずおずと申し出ていた。

「ぁ…っん、ん…」

衣服の上から乳房を揉んでいた手が離れると、背中側のコルセットのように組まれたリボンが解かれてワンピースが緩むと、ブラウスの前を寛げられていく。
見えるようになったのは、ショーツと同じ色の下着と、そして細い革紐で首からぶら下げられた小さな巾着袋の姿。
それをあければ、中には彼が作った紅玉のはめ込まれた銀のピアスがあって。

「――ぁっんっ、はぁっ…んん…で、は符号のお力で、穴を塞いで毎回針を通しますか…?」

幾度も弄られたそこは、ぷっくりと先端が硬くなり充血していつもよりも濃いピンクに染まっている。
ちゅ、と音を立てながら強い吸い付かれるのに、彼の頭を抱くようにしながらびくっびくっと敏感に肌を震わせ息を乱す。
どちらも選び難いような彼の言葉に、彼の符号であれば傷をふさぐことも容易だろうと思えばそんな風に言って。

アーヴァイン > 「……そう言われると、嫉妬しづらくなるな」

沸き立つような緩やかな微笑みを浮かべながら、その微笑みに答えていく。
自分の嫉妬に比べれば、彼女の喜びのほうが大きい。
それなら少しぐらい我慢すれば……出来なくともしてみせようと、心に思えるほどに、その笑顔が愛らしい。
鼓動が少し強まるのを覚えれば、掌に擦り寄る彼女の頬を優しく何度も撫で続けた。
被虐の悦びに微笑んだとおもわなかったものの、続く言葉は思いの外、今宵の仕込みが彼女の中で大きかったことに、瞳を瞬かせる。

「やっぱり…ルークは俺にだけマゾヒストのよう――……?」

房を晒そうと胸元をめくり上げた瞬間、零れ落ちた巾着袋に言葉が途切れる。
そこに何かを隠すことは、以前の仕事柄あり得るとは思うが、それにしては膨らみも少なく小さなそれは興味を引く。
手に取れば、なにか硬い感触に気づき、口を開いて掌にひっくり返す。

「……! 持ち歩いてたのか?」

ピアスを確かめた瞬間、先程よりも明らかに驚きに目が開いた。
言葉を紡ぐまでに合間が開くほどに驚けば、視線は彼女へと向かう。
自分からの贈り物を大切にするのは知っているものの、まさかこれも常に持っていたとは、想像外だった。
しかし……常に自分の印を嵌められるように持っていたのだと想像すれば、劣情を掻き立てられていく。
ピアスの柱部分をずらすと、下肢へと動き、スカートを捲り上げて包皮を指先で上へ引き上げるようにして剥いてしまう。
残った穴へつぷりと柱を通せば、反対側の留め金に嵌める時に、わざとパチンと大きな音を立てて、束縛の響きを奏でた。

「出来なくはないが……痛いだろう?」

愛撫に息を切らす彼女の言うとおり、符号をつがえば傷を治すことも容易だ。
しかし、針を通す度に痛みは発生することになる。
肉芽への印もかなり痛かったはずだと思えば、躊躇いがちに肯定を紡ぐ。
愛するが故に、そこまで苦しめたくはないと思いながら、ピアスの飾りを指先で弾き、悪戯しつつその顔を見やる。

ルーク > 「嫉妬、していただけるのも…嬉しい、です…。」

微笑みを浮かべた彼が、言う言葉に嫉妬してくれるのもまた、思いの強さを感じられて嬉しいのだと恥ずかしそうに小さな声で付け加え。

「マゾヒストだから、なのでしょうか…ただ、アーヴァイン様に気持ちよくなっていただければと…。」

彼の白濁に汚される快感を思い出して、ぞくっとしたものが駆け抜けるのは確か。
それが被虐の喜びなのか、彼が気持ちよくなってくれた証だからなのか…恐らくは両方の喜びなのだろう。
胸の間にある小さな巾着の存在へと気づいた彼が、それを開けて中身を取り出すと彼はそれが収められていたことに大層驚いたようだ。

「……アーヴァイン様が、くださった印、ですので…お守りにと…。んっ――ぁあっ」

彼の贈ってくれた衣服や靴も、ルークの肉体を守ってくれている。
しかし、それ以上に彼の印として贈られたそれは精神的な部分のお守りのように思えて。
そして、その裏には、彼のものだという印をつけて欲しいという願望があった。
改めて持ち歩いていた事実を、彼の口から問われるとなんだが気恥ずかしくなってきたのか琥珀の視線が少しだけ逸らされて頬が染まる。
下肢へと移った彼の手元で、ピアスのシャフトがずらされれば小さな音がする。
彼にそれをつけられると思うだけで、体が熱くなるようで白濁の溢れる秘裂がきゅぅっとひくついた。
敏感な肉芽に触れられれば、びくっと腰が戦慄き声が漏れそうになる。
ぬるぬるの包皮が剥かれ、シャフトが穴を通っていく感覚すら快楽のようで。
パチンと響く束縛の音色は、彼に束縛されたいというルークの内なる願望を叶えるかのよう。

「痛いのは、慣れていますから…それに、アーヴァイン様がされるなら…平気、です…。」

物心着いた頃から痛みは常に隣にあった。
拷問を受けた際に、重要なことを口走らないように痛みを耐える訓練もうけている。
けれど、それ以上に彼に印をつけられる痛みなら少しも怖くはなかった。

「んっ――っああっ、ひんっ…だ、め、です、そんなにはじかれるとまた、イって、しまいます…あぁぁぅっ」

痛みに耐えられるといったばかりなのに、ピアスをはじかれてそこから生まれる快感に抗えなかった。
彼に印であるピアスをつけられただけで、昂ぶっているというのに敏感な肉芽の奥まで響くような刺激はとても強くえ、びくっびくと体をはねさせながら絶頂し。

アーヴァイン > マゾヒズムを感じさせられもすれば、甘く繋がりを求められる瞬間もある。
相反するようなのに、彼女の中では密接に繋がっているような様相に、少しずつ、彼女にある被虐性が感じ取れてきた。

「お守りか……それならいっそ、着けたままにすればご利益も強そうだが?」

繋がりが直ぐ側に感じられるというように、意地悪を言いながらピアスを嵌めていく。
先程までよりも、膣口がぎゅっと窄まり、白濁を絞り出すように滴らせるのに気づけば、理解への糸口に。
溢れる蜜は涎の様に柱と指先を濡らし、ある意味愛撫よりも強い興奮を示される。
すっと、脳裏で繋がった被虐性の理由に、嗚呼と一人納得したように頷きながらも、意地悪に微笑みながらピアスを弾いた。

「……ルークも爪痕がほしいんだろうな。俺のものだと印が残る度に、嬉しくなる。ピアスもそうだが、子供も…俺のものだという印だ」

子供を授かった時の嬉しそうな様子と、ピアスを嵌めた時の蕩けるような雰囲気。
自分が彼女へつけた足跡が興奮と充実に繋がるならと、弾いただけで絶頂する彼女のピアスを掴まえ、左右に捻る。
真珠には触れず、敢えてそこだけを捏ねるのも、自分がつけた印を強く感じさせるためだ。

「痛みそのものを消そうと思えば消せる。たが、多分…全部消されるのは嫌だろう?」

痛みの瞬間は、爪痕が残る瞬間でもある。
そこを確かめるように問いかければ、サイドボードに手を伸ばし、小さなケースを取り出した。
以前、乳首に飾ったリップルリングと同じ、三日月を象った金のモチーフと透明な飾り石が吊るされたもの。
以前はリングの締め付けで支えていたものだが、手に取ったのは中央にシャフトが通るピアス状のほうだ。

「ルークが爪痕に悦ぶなら、何度でもする。その痛みに濡らすようになるぐらい、繰り返してもいい」

苦しむどころか濡らすのであれば尚の事と、改めて意思を伝えながらピアスを胸元に下ろす。
ひんやりと冷たい感触が肌に伝わる中、針の部分をわざと蕾へ当てるようにして並べれば、その顔を見つめる。

ルーク > 「ぁ――っんっはぅぅ…っ着けたまま、でも…ぁっ…歩くことさえ、ままならなく、なります、ので」

耳につけたり、指に嵌めたりするアクセサリーであれば身につけている事も可能だろうが、性感帯につけたそれはショーツとの合間で擦れて少し動くだけで、甘い声が漏れて腰が砕けてしまいそうになる。
歩くことさえままならない、なぜそうなるのかを知っているのは以前の交わりの時に、風呂場から寝室までつけたまま歩いたからで。
ピアスを弾かれるたびに、びくっびくっと腰が浮き上がり秘裂がひくついては白濁を押し流すかのように愛液が滲む。

「アーヴァイン様のものだと、印をつけていただくと、ぁっ…ひぅっ、と、ても、嬉しくて安心して…っ」

誰ともつながることの無かった人生の中で、初めてで唯一のつながりを持つ彼の印を刻まれることに喜びと安心が生まれ被虐的な快感に繋がっていく。
彼が予想した通り、ルークの被虐性の根底にあるのは彼との繋がりを望むものだった。
ピアスをつままれ、直接肉芽には触れずに引っ張られ捻られるのに背をのけぞらせるようにしてびくっびくっと体をはねさせ甘い声を零す。


「はい…痛みだとしても、アーヴァイン様の印を刻まれるのを、感じたいです…。」

問いかけには、息を乱しながらもそう望みを口にして、サイドボードから取り出されたケースから出てきたのは、以前ルークの体を飾ったもの。
一つ違うのは、以前のよういなリングではなくホールを貫くためのシャフトがあることだ。

「ぁ…はい…。アーヴァイン様のものだと、どうか印を刻んでください…。」

シャラリと澄んだ音を立てるそれは、冷たい感触とともに胸元に置かれる。
針を先端に当てられると、刻まれる瞬間を想像すれば、きゅぅっとまた秘裂がひくついて愛液をこぼして、見つめる彼の顔を見上げて微笑み。

ご案内:「王族の私室」からアーヴァインさんが去りました。
ご案内:「王族の私室」からルークさんが去りました。
ご案内:「王族の私室」にルークさんが現れました。
ご案内:「王族の私室」にアーヴァインさんが現れました。
アーヴァイン > 「それぐらい、ずっと濡れてるルークを見てみたいところでもあるんだが」

恥じらいと快楽の表情は、月のように静かな彼女を艷やかに彩る。
それがずっと見てみたくもなるが、何より、それを着けさせることに強い独占欲を覚えるのもある。
動けなくなり、欲望に濡れながら出迎えてくれるのを浮かべると、肉棒が少しばかり跳ね上がる。

「……勿論だ、しかしそのうち、体中爪痕だらけの傷物にしてしまいそうだ」

痛みだとしても爪痕を、印を残して繋がりたいと願われるなら、欲望が沸き立つように浮かび上がり、視線を落としつつ呟く。
傷だらけに、その言葉の実感は、まだないかもしれない。
蜜の匂いを感じつつピアスを彼女の胸の谷間に滑り落とすと、サイドボードから手に取ったのは、ピアッシング用の器具。
ガス圧で一気に貫いて開けるものもあるが、敢えて人力で突き刺すタイプの針。
小瓶のコルクを開くと、その中身を房の蕾へと垂らし、すっと熱が蒸発して熱さを感じさせるだろう。
消毒を施し小瓶を片すと、指先に貯めた魔力の固まりの中へ通し、圧縮した熱量で表面を焼き清める。

「ここにもピアスを無数につけて、鎖で絡めて鍵をかけて、俺以外触れないようにしてみたりとかな」

小瓶を片付けると、その手で蜜に濡れていく股座をなで上げる。
ラビアの肉をつまみ上げ、綺麗な色合いをしたそこをくにくにと捏ね回して弄ぶ。
独特の感触を楽しみつつも、そこに無数のピアスと、靴紐のように鎖を通すイメージを浮かべながら、スリットの上から交差させるように指で幾度と割れ目をなぞれば、どう飾ろうとしているか、伝わるやもしれない。
自慰をすることも許さないほどの束縛だが、彼女がそれをするしないは然程関係ない。
体の一部、その自由を奪い取るほどに束縛したいという欲望は、ある意味傷だらけにしてしまいそうに危うさを孕む。

「では、やろうか……」

熱が霧散すると、先端をつまみ上げて固定しつつ、針を乳首の側面にあてがっていく。
切っ先が皮を突き上げ、狙いを定めたところでブツリと針を突き刺し始める。
前回のような鎮痛もあえてせず、ひと思いに貫くこともしない。
ぱつぱつと肉と皮が針に引き裂かれる音を、身体伝いに響かせながら、ゆっくりと押し込む。
痛みだとしても欲しいと言われた瞬間に浮かべたのは、痛みすらも悦びにさせたくなる欲望。
途中まで突き刺したところで、唇を重ねていき、そこを啄むようにしてじゃれつきながらも、いい子だと幾度と囁く。
甘い言葉と口吻で痛みを僅かに緩めさせようとすれば、再び針を押し込む。
ぷつぷつと貫く音が響く中、数分が以前よりも長く感じるだろうか。
反対側へと針先が届くと、ぶつんと音を立てて針先が顔を覗かせ、細い針は完全に貫通してしまう。

「……もう少し痛むぞ?」

まだ終わりではない、針に魔力を込めると、針自身が膨らみ、穴を少しずつ広げようとしてく。
穴が引き裂けていく感触と、弾けるような音が伝われば、貫くのとはまた違う痛みが彼女を襲うはず。
その合間、真珠にぶら下がるピアスをつまみ上げ、捻り上げ、小刻みに震わせたりと愛撫を重ねてしまう。
痛みと快楽の境界線を曖昧にさせようと、二つを混ぜ合わせながら、穴は肉芽のときよりも大きく2.5mm程の広がりになるまで、じわじわと針を膨らませていった。

ルーク > 「ぅぅ…アーヴァイン様が望まれるの、でしたら…とは思うのですが、集落の少女やドリィにまで気づかれることを思うと…」

彼がつけろと、そう言えば拒むことはないのだろうがやはり天秤にかけられるのは、知り合いにそのことが露見する羞恥だった。
先ほど言ったとおり、部屋に篭っていれば大丈夫だろうかと頬を染めながら露見しない方法を探して。

「例え、そうなったとしても…きっと爪痕の一つ一つが愛しく思える、と思います…。――っ」

爪痕を刻まれる時に走る痛みも、それによって体に残る傷も彼がつけてくれたものだと思えば、彼に独占される被虐に悦ぶのだろう。
小瓶の中身が、先端へと垂らされると熱を奪うかのようにひやりとした感覚を覚えてぴくんと体が震え、谷間に落ちたピアスがシャラリと微かな音をたてる。

「ぁっ…んっ、アーヴァイン様だけが触れられるようになるなら…鍵を、かけて、ください…。」

殆ど白濁が薄くなるほどに、愛液が溢れるそこを指先が撫ぜるだけでくちゅりと音がたつ。
ラビアを摘まれ、くにくにとコネ回されるのは膣に指を入れられるのとも肉芽を弄られるのとも違った感覚を生み出して、摘まれている部分を取り戻そうとするかのように、そこはひくっひくっと戦慄き収縮する。
触れて欲しいと思うのは、彼だけだと望みは彼と同じなのだと告げれば、そこを戒める鎖さえ彼に守られているような心地になるはずで、鎖を通すイメージを与えるように動く指に低っとまた秘裂が震えて愛液が溢れてくる。

「はい…。――んう゛っ――っっ」

完全に液体が蒸発して、消毒されたそこを彼の指がつまみ上げて針が宛てがわれる。
ずぷっとゆっくりとした速度で側面の表皮を貫きじわじわと進出する針は、強い痛みを生み出してびぐりっと体が硬直するかのよう。
表情の分かりづらいルークの眉間には、はっきりと皺が刻まれじっとりと汗が滲む。
ゆっくりとした動きは、先端を貫ききってしまう前に一旦止まり囁きとともに彼の唇が重ねられる。
ちゅ、ちゅ、とリップノイズが響いて痛みは確かに強いのに、口づけられるだけで幸せな気持ちになっていく。
組織を引き裂きながら、先端の中を進んでいく針が、ぶつりと引っ張る感触とともに反対側へと到達すれば、ジンジンとした痛みに変わる。

「…?はい…ん゛っ――ぁっあっ、ひんっ」

言葉とともにじわじわと内側から圧迫されるのを感じ、中を引き裂かれていくような熱さにも似た痛みが走る。
しかし、同時に肉芽のピアスをこね回すように摘まれ、ねじり上げられて痛みとともにそこから生まれる快感が混ざりあう。
愛液はとめどなく溢れて彼の指まで濡らし、痛苦の声に悦が混じる。

アーヴァイン > 「分かった、じゃあ二人きりの時には…だ」

誰かの前に連れ出さぬようにしつつ、一緒に一日を過ごす合間なら、自分だけ恥を晒せるだろう。
そんな提案を囁きながらも、続けた言葉が肯定されていけば、一瞬だけ動きが止まっていく。
驚いたり喜んだり、感情が強まった一瞬フリーズしたように動きが止まるのは、癖に近いが、今回はそれとともに陰唇を捏ね回していた小さく手が震える。

「……知らないぞ?」

意味深な言葉と共に苦笑いを浮かべれば、針を突き刺していく。
キスと愛撫の痛み止めは徐々に身体に染み渡っていくのか、針穴を広げようとする頃には甘い声がまじり始める。
針の表面から溢れる魔術の力で、傷口をふさぎながら引き抜けば、ぽっかりと穴の空いた蕾の様子が見えるはず。
ピアスを手に取ると、穴よりも細めのシャフトを撫でて符号を紡ぎながら一回り太く膨らませていき、穴と丁度いい程度にすれば、つぷっと食い込ませるように柱を通り抜けさせて嵌め込んでいく。
パチンと金属の弾ける音共に、三日月が右の突起に飾られると、その顔を見やり、反対側へと針をあてがう。

「そろそろ、痛みが狂ってくるかもな?」

再び針をあてがい、同様の消毒の後に突き刺していくが、今度は肉芽の表面を指先で擦りつつピアスをパシパシと弾いていく。
左右に引っ張られるような振動に、敏感な表皮を小刻みに優しく引っ掻く刺激が混じり合えば、蜜の滑りも相成って先程よりも強く快楽を促す。
ぷつぷつ…と針が抜けていき、ばつんと抜けるまでの合間、指は動き続け、器用に片手でのピアッシングを施してしまう。

「これから何度も開けるかもしれないからな……痛みも気持ちよくさせてしまいたい」

そんな事を囁きながらも針を膨らませていく合間、愛撫は止まらない。
傷穴を広げていく先端へ唇を寄せると、その尖りを舌先で擽るように舐めつつ、穴を形成していく。
そこからも快楽を与えて狂わせようとしていけば、再び針が穴の傷をふさぎ、するりと引き抜かれていった。
先程と同じぽっかりとした穴に、シャフトを太くされたピアスをねじ込むように密着させて嵌めていき、パチンと二度目の金属音を響かせる。
白い肌に薄っすらと色付いた先端に飾られる金の三日月と、透明な水晶。
その様子と彼女の顔を見やれば、綺麗だと囁き、優しく頬をなでていく。

ルーク > 「はい…。二人だけのとき、でしたら…。」

躊躇する理由がなくなれば、彼の言葉を拒むことなく受け入れていく。
しかし、ピアスをつけたまま一日を過ごすのはルークの想像以上に快楽に翻弄されることになるだろうが、それはまだ先の話。
フリーズするように、動きの止まった彼に微かに首をかしげてたが、意味深な言葉とともに痛みが走ればそれを問うことはできなくなってしまう。
甘いキスと、肉芽のピアスから走る快楽が痛みと綯交ぜになっていく。
ぽっかりと空いた穴は大きく、そこにその穴に合わせたピアスのシャフトが通り抜けていく。
パチンとまた一つ、ルークを彼で拘束するような音が響き、ぞくりとしたものが駆け抜けていく。

「んっんっぁっ、ひぅっ――っ」

反対の乳房の先端が再び消毒され、痛みの予測に無意識にこわばる体であったが、快感を感じやすい肉芽の表面を擽られ、ピアスを弾かれれば強い快感が走り抜けて体の力が抜けていく
ずぷっと突き刺さった瞬間は、確かに強い痛みを感じ、ずきずきと針が通り抜けていく痛みも確かにあるが股座から生まれる快感と混ざり合えば、感覚が混乱する。

「――ふぁっ、あっ…んん…」

針が突き通され、穴を拡張されていく最中に彼の唇がそこに寄せられると舌先で擽られて痛みを感じている場所への愛撫に、更に痛みと快感が混在するようになる。
同じく空いた穴に、シャフトが通されパチンと金属音が響くと同時に、体はびくびくっと快楽が関から溢れ出して軽い絶頂を迎え。

「――はぁっ…ぁ…嬉しい、です…」

シャランと澄んだ音を立てる胸の飾り。
頬を撫でられながら、彼の賛美の言葉に嬉しそうに小さな笑みを浮かべて彼を見上げ。

アーヴァイン > 痛みの声に徐々に艶やかな声が溢れ、軽い絶頂に体が震えるのが見えれば、僅かに彼女を狂わせ始めた証拠だろう。

「俺も…ルークが受け入れてくれて、嬉しいよ」

喜びの声に微笑みつつ小さく頷くと、覆いかぶさるようにして頬に唇を重ねていく。
胸板と胸元が重なり、股座も密着す料に重なっていけば、肉棒が先程のようにはちきれんばかりに膨れてぶつかっていた。
ぐちゅりと割れ目の合間を亀頭がなで上げると、ベッドの上を転がりながら彼女の体を抱え上げていき、騎乗位の格好へと導く。

「ルークから動いてくれるかな?」

いつもは此方から奥底を抉る動きだったが、今度はその役を入れ替える。
ただそれだけでのように見えるが、実際はもっと意地悪なもの。
有無を言わさず腰を掴まえ、引き寄せるようにして肉棒を突き込むと、ずるずると襞の絡み合いを引き剥がすように亀頭が奥底を目指し、腰元へ座らせるようにして埋没させていく。
そうすると、天幕に作り出した先程の鏡が目の前に見えるだろう。
ピアスに飾られ、彼の上をまたがり、肉棒をくわえ込む艶姿の全てがさらけ出される。
動けば振動と音がピアスの存在感を強く伝える格好は、ただ交替しただけではなく、一層の羞恥と束縛に濡れさせるためだ。

「…よく似合ってる。綺麗なのに卑猥な感じが…とてもいい」

ちりんと垂れ下がる小さな鈴を指先で弾きつつ、その顔を見上げれば、満面の笑みで艶姿を喜んだ。

ルーク > 「――ん…は、ふ…ぁっ」

覆いかぶさるようにして、彼の胸板とピアスがつけられたばかりの胸の先端が重なり擦れていく。
熱く猛りきった熱が、愛液でぐしょぐしょに濡れた股座にこすりつけられて甘く熱い吐息がこぼれ落ちていく。
ベッドの上を転がるようにして、体勢が入れ替えられると彼の体を跨ぐ形で体を起こすように導かれていく。

「はい…――あぅっ、んっっんっ、んっ…っ」

表情はあまり変わらなくとも、頬は上気して瞳ははちみつのようにとろんと蕩けている。
彼のお強請りに素直に返事をしたが、ほぼ同時に腰が捕まえられてルークの腰を引き寄せるようにして秘裂へと熱が入ってくる。
ぐちゅり、と卑猥な音とともに膣壁を割開いて奥へ奥へと。
その快感だけで、ルークの動きを奪うのは容易でふるふると震えながら中で脈打つ熱を感じる。
動こうと顔あげれば、目の前には天幕の鏡面がありシャランと澄んだ音をたてる両の先端のピアスも上気した肌も微かに膨らむ下腹部も、彼にまたがる姿も映し出されている。
それを認識した瞬間、ぎゅっと中は強く熱を締め付けていき、彼の胸板に手を添えると腰を上下に動かし始める。

「あっ、あっ、は、ぁっ、あぁ…っ」

上下運動のためには跨った姿勢で足を開いて膝を屈伸しなくてはならず、余計に卑猥な格好をとることとなる。
動き旅にシャラン、シャランと胸の飾りが音を奏でて、彼のものだという束縛を耳からの感じて愛液が一層溢れてくる。

アーヴァイン > 「っ……」

瞳が虚ろにも感じるほど蕩けているのが見えると、息を呑み、男根がどくっと脈を打ちながらカウパー液を滲ませていく。
どんどん厭らしさを増していく姿に、夢中になるように爪痕を残していたが、もっと卑猥に歪めたらどうなるのやらと、劣情が首をもたげて喉を鳴らす。

「今、ぎゅっとしまったな…? どうだ…今の姿は。妻や母というよりは…俺にだけべったりな愛奴と言った感じだな」

首輪をはめて引っ張り回す奴隷ではなく、愛するが故に縛って閉じ込め、貪り尽くしたくなる。
胸板に手のひらを当て、上下に動く度に尻が上下し、にちゃぁっと蜜の糸引きを見せつけながら、肉棒が引き抜かれていく。
ぞりっと襞をかきむしる雁首は、押し込む度に蜜壺をかき混ぜて、空気混じりの卑猥な音と快楽を奏でる。
ピアスと一緒に取り出しておいた、黒いチョーカーを手に取ると、揺れる彼女に手を伸ばし、器用に嵌めていく。
首輪のように絡みついたそれには、金属の小さな輪っかにLucreceと刻まれた小さなネームプレートが揺れ、金属の音色を更に重ねていくが、それだけではない。
輪っかに、かちりと金具を嵌めていけば、金色の細いチェーンが垂れ下がり、その先を彼が手に絡めて握りしめる。
奴隷のような格好だが、虐げるのではなく、束縛するための鎖。
体を起こすと、鎖を引いて此方に顔を寄せるように促し、唇を軽く重ねようとする。
その合間も、動く腰に合わせて此方からも軽く突き上げる度、肉棒に掛かる快楽にびくりと脈動を繰り返した。

ルーク > 「ぁっ、ぁっ、ん、あっ」

ぐちゅぐちゅと、リズミカルに響く水音ともに甘い声もリズミカルに響く。
大きく揺れるほどの乳房の大きさはないが、その代わりとばかりにシャラン、シャランと金属同士のこすれあう音とぶら下がる鈴と水晶の飾りが上下に揺れる。

「あぅぅ…っんん…貴方様の印で、あっ、飾っていただけて、貴方様だけ、を、感じて…とても、嬉しい、です…。」

ぞりぞりと開ききった雁首が、膣壁を削るようにして愛液を掻き出していく。
ぐちゅ、にちゃと彼との間に愛液の糸を繋げながら腰を落とせばごつんと子宮口に先端がぶつかり、背を反らせながら甘い声が響く。

「…?…――っ、あぁっ…はぁぁ…あっ」

するっと首元に伸びた彼の手が、カチリと黒いチョーカーをハメてしまう。
それには冷たい金属がぶら下がっていて、視線を鏡面へと向ければ名前の刻まれたプレートと細いチェーンが彼の手に繋がっている。
ぞくぞくぞくっと彼に束縛される被虐に、快感が駆け上っていく。
それは、きゅうっと更に締まる膣壁と、量をます愛撫と蕩ける瞳を見れば彼にバレてしまうだろう。
浮かぶのは、やはり以前見せられた奴隷と貴族の光景。
それにどんどん近くなっていくのに、被虐は深まっていく。
くいと鎖を引かれて、引き寄せられるのでさえ被虐を煽り、唇を重ね、角度を変えてはルークからも押し付けていく。
そして、彼からも腰を突き上げ始めればより深く子宮口を穿たれ、より強く膣壁をえぐられて絶頂しそうになる。

アーヴァイン > 細い体が腰をくねらせながら肉棒に踊る姿をじっと眺めながらも、控えめな喘ぎ声に小さな脈動を繰り返す。
房の緩やかな揺れ具合と、先端の動きは慎ましい分によく見えて、目で追いかける度に、肌を粟立たせるほどに興奮していく。

「……ルーク、凄く厭らしい顔してるぞ?」

首輪と鎖代わりの飾りを与えた瞬間、先程よりも欲望に蕩けていく瞳。
それをじっと見つめながらも唇を重ねれば、重ね合わせる動きに合わせて、ついばみ返し、片手が彼女の後頭部にへとあてがわれる。
引き寄せるようにしつつ、じゅるっと唇に吸い付けば、舌を穿り返すように捏ね回し、吸い上げて此方の口内へ招き入れる。
舌をしゃぶるように吸い付き、交わらせ、酸欠気味に唇が離れれば、荒くなった呼吸と共に先程の表情が記憶に残っていた少女と重なる。

「ルークは…あの娘みたいに、人前でもこうされたいか…? 俺のものだと自慢されるように」

道端で服を脱がせつつ、被虐に染めてピアスを施し、最後は主従を誓って牝猫に落ちてしまった少女。
薬も乱暴もなく、綺麗な君を自慢したいと囁きながら甘く抱き、被虐を褒めながら溶かしていった記憶。
それに重なりつつあれば、確かめるように問いかけて、声が一瞬詰まった。
先程から強くなり締め付けに、絶頂寸前の蠢きが重なると、此方も中へ注ぎたくなるほどに強い刺激に変わる。
今出すには少し勿体なく思えれば、ぐっと堪えながら引き抜き、体を完全に起こしつつ抱き寄せた。