2017/08/06 のログ
ご案内:「海岸沿い」にノーガルトさんが現れました。
ご案内:「海岸沿い」にアンセルさんが現れました。
ご案内:「海岸沿い」からアンセルさんが去りました。
ノーガルト > (時刻は、太陽がかなり上の方まで来た時間帯。
このくらいの時間だと、相当熱くなってきた時期。

ノーガルトも、テントの中で汗をかきながら準備を進めていた。
ランタンの油を確認し、装備に万全を期し。
ロープがしっかりと強いものであるかどうかを確かめていた。)

『ノル、わかっていると思うが準備は怠るな、相手は―――』
「わかっているさ……、今回もまた一筋縄じゃいきそうにないからな。」

(ハバキリの力を使い、その洞窟を見つけたのは昨日の夕方だった。
視力を強化できるハバキリの力で、ノーガルトはこの断崖絶壁の海岸に、一つの洞窟を見つけた。
ミレー族の結界に守られていた、海沿いの洞窟。
其れこそが、おそらく探し求めていた『五つの影の剣』の一つ、神剣トリシューラが封印されている場所。
だったら危険極まりないものも多数あるだろうし、何より彼らの試練もある。
―――また、命を危険にさらすようなことになるだろうなと。
ノーガルトは、後ろで準備をしてくれている二人の方を向かず、苦笑を漏らしていた。)

「……我ながら罪づくりな男だよな…。」

(そんな呟きを漏らしていた。)

ご案内:「海岸沿い」にアンセルさんが現れました。
アンセル > 準備をするノーガルトの後ろで傷薬や食料と言ったものを黙々とバックへとつめる
消耗品や必要な道具こそ判らないものが多いが、逆にこういう道具はよくわかると言う様に袋へと詰め込んで

「ノーガルト、今回は付いていけないが…無事に帰ってくるな?」

ふと前回の事を思い出し…こちらを見ずに準備を進める後姿にと声をかけて
静かに傍へと歩みよれば準備を終えた袋をそっと置き
信じていると言う様にその背中を見詰めて

ご案内:「海岸沿い」にシンシアさんが現れました。
シンシア > ついつい無言での支度を手伝ってた
アンセルと一緒に袋につめながら、少し多くはなったかもしれないけど
足りないような気もしてくる

ノルのそばに袋をおけば、後ろに座って
用意を勧めている後ろ姿をただ、見つめるばかりで

ノーガルト > 「………分からん。」

(こういう時は、何といえばいいのかわからない。
確かに帰ってくると約束したい、だが相手は今まで何度も、瀕死の重傷を負わせられた相手だ。
魔剣と契約することの難しさ、そしてその大変さを身にしみてわかっている。

そして、ノーガルトは致命的に嘘が下手なのだ。
ならばいっそのこと、正直に自分の思うところを言ったほうがいい。)

「相手が相手だからな…戻ってくると自信を持って言えない…。だが、戻ってくるつもりではいる。」

(そばに置かれたかばん、シンシアが準備してくれた其れ。
彼女のほうを見やりながら、軽く肩を落とした。
こういう時に気を利かせて何か声を掛けられればいいのだが…。)

アンセル > 「ノーガルト、嘘を言わないのはいい事だ
だがそういわれると不安になるぞ」

以前の重傷を思い出せば無事に帰ると言って欲しい
だがそれで帰ってこなければ心配どころではない
嘘を無く答えてくれる事は嬉しいが、その言葉に不安をかられてしまい

「つもりでは駄目だ。戻ってこい、家族がかけるのは見たくない」

もし何かあれば捜しに行くつもり、だがそれは言わずに思ったことを口にして
シンシアが準備をしたものに更にいつも持ち歩く薬を全部詰め込んだそれを押しやり
肩を落とす姿に前足で軽く触れて、何か言ってともう一人の、シンシアに視線を向ける

シンシア > ノルの支度が終われば、自分たちの荷物も積めて込んでいく
もどってきたとき、その治療に使えるものを残り全部いれて
ため息も無意識に落としてた

2人の会話を聴きながら
アンセルが見つめてくるけど言葉としてなにもでなくて
少しだけ作り笑いをして返すくらい

なにか言えば、邪魔をしてしまいそうだったけど…

「気をつけてね、いってらっしゃ」

それを言うのが精一杯、せめて明るく見送りたいけど
無理やり作った明るさは、自分でも無理をしてるのがわかるほど

ノーガルト > 「……こういう時、何を言えばいいかわからなくてな…。下手に嘘を言うよりも…正直に言ったほうがいい。」

(たとえ気休めでも、「大丈夫だ、必ず戻ってくる。」と言えればいい。
だが、そういったところで前回のあれを見られている以上、それはかえって彼らの不安を煽ることになる。
ならばいっそ、正直に言って心配されるほうがいい…。

いや、心配させるのもどうかとは思う。
シンシアの方を向きながら……今日だけはその作り笑いを見逃した。)

「…帰ってきたら、たっぷり酒とローストビーフを準備しておいてくれ。」

(無理に笑っているのはわかっているが、今回は咎めることなどできなかった。
準備してもらったもの、食料や後は気付け。
そしてランタンの予備オイルなどを確認すると、ノーガルトは天をを出た。

できるだけ丈夫に打ち込んでおいた杭。
それを軽く足で小突き、それにロープを巻き付けきつく縛る。
ロープはこの高い崖を十分海まで下りられるだけの長さのものを用意した。
それをたらし、洞窟の入り口(岩で見えない)まで届いているのを確認する。)

「…………。よし…。」

アンセル > シンシアを見詰めるが何も言わず
浮かべられた作り笑いに無理をしているのは直ぐにと判り
少しでも慰めになればと傍に歩み寄れば足元に擦りつき

「それはそうだが……正直すぎるのも問題だぞ?」

シンシアを見ろと言う様に二人を交互に見れば尻尾が垂れ落ち
嘘をつかれて戻らないのは嫌だが正直は正直で心配でしかないと

「その肉は俺が用意しよう、極上のモノをな」

ノーガルトがシンシアに告げた言葉に肉は任せろと請け負い
天を仰ぐ姿にもっとそばに行けとシンシアの足を軽くたたく

今まさに崖を降りようとしている姿
準備は万端だがそれでも心配で無事にと言う様に見つめる

シンシア > できるだけ普通に普通に…

お酒とローストビーフ、ノルのリクエストは好きなもの
声が出なくて、かわりにうなづいて返事にかえる

足元に摺り付いてくるアンセルの頭に手を置いて、軽く撫でて
肉はアンセルが用意しするというのを頷いて

アンセルが促してくれても、もうノルはそのつもりで用意もしたし動き始めてる
その集中力を途切れさせてはいけないと
アンセルを撫でながら崖をおりようとしてるのを見送ろうと

ノーガルト > 「……アンセル、俺は嘘をつかないと……昔、義母さんに誓ったんだ。だから、うそはつけない…。」

(義母さん……、こういうとなんだか照れくさい。
だが、今になって彼女の―――シスターのことを自分の母親のように思っていたと、そう自覚した。
だから、シスターがいない今ならば、義母と呼べる。
もっとも、遅すぎる自覚ではあるのだが…。)

「そいつはいい、アンセルが取ってきてくれる肉はいつも新鮮だからな。楽しみにしてるよ。」

(楽しみにしている、だから必ず帰ってくると。
そういう意味でとらえてくれればうれしい…が。

杭にしっかりとロープを巻き付け、きつく、きつく縛る。
自分が強く引っ張っても絶対に外れないように、杭も強く打ち付けているつもりだ。
…この命綱がなくなれば、海の底に真っ逆さまだが。)

「………じゃあ、二人とも…行ってくる。」

(―――最後に、ようやく二人に振り返った。
力強く笑みを浮かべて、ロープをしっかりと握る。
その背中には、二人が用意してくれた消耗品をしっかりと背負って。)

アンセル > 「そうなのか。それならば仕方ないな
良い誓いだだ、その誓いは」

自分も一つ誓っていることがあるだけにノーガルトのいう事に頷き
彼ならば誓っている相手が義母だけに本当にそうなのだろうと

シンシアに撫でられれば目を細めて気持ちよさそうにして
肉なら任せておけと、それは本当に得意だと言う様に彼を見上げて頷いて

何も言わずに見送ろうとするシンシアを見ればこれ以上引き留めるのは悪い
そう考えて止めようとは思わずに

「あぁ、気を付けていってくるといい
そして朗報を持ち帰るのを待っているぞ」

ようやく振り返ったノーガルトに告げ
荷物を背負いロープを握る姿にそう告げて真っすぐに見る

シンシア > アンセルの頭に手を乗せて撫でながら

崖を降りていこうとしてるノルを見送り
最後に振り返ったことで視線が重なる

まっすぐ見られると、作り笑いでなくフと自然に戻るように微笑みを浮かべ

自分の前から姿を落としても、ロープごし姿を追っていく
その姿と明かりが見えなくなるまで崖を覗き込むようにして

「アンセル…あの場所に降りられるほかの道、探そうか」

もし大怪我をしてたら、このロープで戻ることは難しいだろうし
ならば、あの入口に入れる別のとこを探したくて

ノーガルト > 「ああ……任せろ。」

(…本当は、安心させるための言葉を言いたかった。
だが、そんな気が利いた言葉を言えるほど、ノーガルトは言葉を知らない。
だから、正直にただ、任せろとだけ言い残し、ゆっくりと崖を下りて行った。)

『……あれが家族というものですか…。なるほど、いつもお供えをしてくれる彼女の言葉だと、力を貰えますね、色男サン。』
「ハバキリ……そういう言い方はやめてくれないか?」

(崖を下りてくるさなか、どこか感情を感じられないような。
まるで、自動人形のような声が頭の中に響く。
珍しく、いつもはだんまりを決め込んでいるハバキリが声を掛けてきたのだ。
茶化しているような声に、ノーガルトは崖を下りながら肩を落とす。

そろそろか、とノーガルトは少し体を揺らしながら、強く岩を蹴った。
シンシアとアンセルには、まるでノーガルトが岩の中に吸い込まれたように見えただろう。
その場所こそ、ノーガルトが見つけたミレー族の結界に隠された、洞窟であった。)

アンセル > 「その言葉、信じるぞ」

ノーガルトの言葉に笑みを浮かべて返して
崖を降りていくのを静かに見送る
約束した以上守ると信じてはいるが果たして怪我をしていればここを登れるのかと思わず心配となるが

「そうだな。ほかにも道はあるはずだ
捜すとしようか」

シンシアの言葉にそれが良い、名案だと言う様に瞳を輝かせて見上げる

シンシア > 姿を見えなくなって不安に潰れてしまうかも…と思ってたのに
降りる前に、視線を重ねたノルとの数秒が、冷静にさせてくれてた

「道がだめなら、縄でもなんでもいいハシゴつくろ?
 足場になるようなもの打ち付けて…
 そしたら、もし怪我しても、あがれるかな」

崖に別の道は難しいかもしれない
それなら作ればいい、ノルを運べるようにアンセルがもし背負っても上がれるようにしょうと

ご案内:「海岸沿い」からノーガルトさんが去りました。
ご案内:「海岸沿い」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「海岸沿い」からアンセルさんが去りました。