2017/07/08 のログ
カルニーツォ > 「えーと、これで一通り買い物は済みましたかね?」

 両手で大きな袋を抱え、指折り買い忘れがないかと確認しながら街を歩いている長身の男。肇国節で賑わう通りは人で溢れ、時折ぶつかっては頭を下げては先に進んでいく。

「しかし、こんなに賑やかな祭とは思いませんでしたねぇ...」

 ようやく少し人気の少ない通りに入ると、荷物を地面に置いて一息つく。普段は客がいることの方が珍しいような男の喫茶店にもひっきりなしに客が訪れ、数少ない真っ当なメニューの材料はあっという間に尽きてしまった。
 店仕舞いにしてもよいのだが、せっかくの稼ぎ時としばし店を閉めて買い出しに来ものの、人混みに当てられてすっかり疲れてしまって、すでに店を再開する気力も尽き欠けていた。

「さて、とりあえず店に戻りますか...ん?」

 腰をたたきながら背筋を伸ばし、ふと視線を横に移すと、地面にしゃがみ込んで地面にのの字を書いている少女の姿。賑わっている町の様子と対照的なその姿に興味を引かれ、声を掛ける。

「もし、こんなところでどうしました?持病の癪...と言うわけでもなさそうですが?」

 荷物を地面に置いたまま、少女の前にしゃがみ込んで顔を覗き込む。

ピア > (こういう時、家がないと不便なんだなぁ。)

ズレた感覚を持つ人形はそんなことに今頃気づく。
といっても造られた存在である以上、明確な目的や意志を持つのは難しかったりもして。

そんなことをぼんやりと考えて地面ばかり見ていると、声をかけられて顔を上げた。
覗き込んでいる相手と視線がぱちりと合うことになるのだろう。
少女の顔は多少ご機嫌斜めではあるけれど、健康そのもの。

「え?あ…いえ、あの、………。
 今夜泊まろうと思ってた宿がどこもいっぱいで…。
 貧民地区もあたってみようかなぁとは思うんですけど…歩くのに疲れちゃって。」

折角お祝いの雰囲気が国を包んでいるのだし、一瞬明るくごまかそうと思ったが愚痴も零したかった。
せめて最後に、えへへ、と笑うものの困り眉。

カルニーツォ > 「ああ、なるほど。確かにこの人出ですからねぇ」

 相手の言葉にゆっくりと頷くと、表通りの喧噪へと目を向ける。
 改めて少女の方へと視線を戻すとサッと相手の全身を見回す。しばし逡巡するが、わき上がるイタズラ心に負けて、ニッコリと満面の営業スマイルを浮かべて声を掛ける。

「おそらく貧民街の方へ行っても宿を取るのは難しいと思いますよ?これを機会に一儲けしようとする輩があちこちから集まってきますからね。そういう連中にしてみれば、宿など安いニコしたことはないですからねぇ...フム、どうです、私の店に泊まるというのは?...ああ、うちは小さな喫茶店をしていましてね。材料を仕入にここまで来たものの、すっかり疲れてしまってもう閉めようかと思っていたんですよ。とはいえ、買ってしまった材料も無駄にしたくはないですから、あなたがうちで食事をしてくれれば、ただで泊まっていただいてかまいませんよ。もちろん、宿屋じゃないですから、椅子かテーブルを並べた上か床に寝てもらうことになりますが、毛布くらいはお貸しできますよ?」

 スラスラと一気に畳みかけるように話すと、最後にダメ押しとばかりに満面の笑みを浮かべ、首を傾げるようにして、じっと少女の目を見つめる。

ピア > スゴイ口上であった。
口を挟む間もない営業トークに少女はぽかんと、相手のよく回る口元を見つめる。
あまりにぽかんとしすぎてどんな条件だったか、きちんと把握していなかったくらいだ。

「んぇッ?えーとぉ………ごはん食べればお店の中で寝て良いってことですか?
 すっごーくお高いお店とかじゃありません…よね…?」

警戒しているわけではないのだが、普段から少女の財布は薄いことが多いので念のため。
ガサゴソとスカートのポケットから少し膨らんだ財布を取り出し、初対面の男性にその中身を見せた。
この辺りの宿の場合、1週間程度は宿泊出来るような金額が入っており、少女にしては持っている方である、現在。

「…これで足ります?」

カルニーツォ > 「はい、その通りですよ。うちの料理を食べてもらえれば、それで結構ですよ」

 少女の言葉にウンウンと頷くと、差し出された財布を覗き込む。

「ハハハ、どこのぼったくり酒場ですか。その20分の1ももらえれば十分ですよ。では、話がまとまったところで早速いきましょうか?」

 立ち上がると少女に手を差しだし、引っ張り上げるように立たせる。そして荷物を両手で持つと、顎で行き先を示して先に進み始める。

「ああ、まだ名乗っていませんでしたね。私はカルニーツォと申します。本業は薬師なのですが、副業と趣味を兼ねて喫茶店もしてましてね。ああ、そうだ。何かお好きなものとか嫌いなものはありますか?あまり凝ったものは出来ませんが、できるだけご希望に添いたいですしね」

 何度も後ろを振り返りつつ、口は決して休まずに人混みをすり抜けるように進んでいく。
 しばらく歩くと人通りも減ってくる。やがて裏路地に入ると、小さな喫茶店らしき店の前に止まる。

「ここがそうです。ちょっとお待ちくださいね」

 そういって、鍵を開けると、中に入り指を何度か鳴らす。そのたびに店の中や店先に明かりが灯っていく。

「さ、どうぞ。こちらにお座りください」

中はカウンター席と四人掛けのテーブル席がひとつだけの小さな店。カウンターの後ろには薬箪笥らしき、小さな引出がいくつもついた棚があるのが薬師の店らしいところだろうか。

「さて、何をご注文なさいますか?」

カウンターに入ると、少女に向かって微笑みながら問いかける

ピア > まだ相手のペースに巻き込まれたまま、おとなしく後ろをついていく。
あまり考えることもなく話がまとまったとされたが、宿を求めて一晩歩き回ったり
あまつさえ野宿することになるよりは良かったのだろう、と。

「え、と…わたしはピアです。
 そうだ、泊まらせていただいてすみません。ありがとうございます。
 何でも食べます。でもわがままを言わせてもらうなら…最後にデザートが欲しいです。」

慣れた様子で人混みの中を歩く相手についていくのは一苦労だが、
すらすらと進む会話についていくのもまた苦労。
やや速足気味でヒールの音をカツカツとさせていくのだった。
そうして辿り着いた先で、少し乱れた息を吐きながら、

「お邪魔しまぁす。」

ぺこりと入り口でお辞儀して、店内を見回しながら入る。
魔法で灯ったのだろう明かりに照らされた店内は、少女には馴染みのない雰囲気だった。
そもそも世間知らずであり酒場にはよく入るのだが、それ以外のお店には疎い。
カウンター席に腰掛けながらも、まだ視線は店内を巡っている。

「じゃあ…カルニーツォさんのお店で1番人気なごはんください。それとデザートを。」

食べずとも生きられる少女。
空腹に苛まれたりはしないのだけれど、食べるとなるとワクワクしてくる。
好奇心に満ちた視線を隠しはしないものの、膝の上に両手を置いて、
料理が出てくるまで良い子に待っているはず。

カルニーツォ > 「フム、人気のご飯ですか?」

 実際の所、怪しげなメニュー名も相まってそもそも客が来ない。そんな中で人気メニューもなにもあったものではないが、とりあえず、自分の得意料理と勝手に解釈する。
 しばし考え込むと、先ほど買ってきた材料から葉物野菜をいくつかと、果菜をいくつか取り出すと、適当に切って皿に盛る。そこへカウンター下の氷の永続魔法がかかっている箱から鮮やかな紫色のドロリとした液体の入った瓶を取り出すと、それをたっぷりと野菜の上に掛ける。

「とりあえず、前菜代わりということで、これをどうぞ」

 笑顔とともに出された料理。見た目は毒々しいの一言に尽きる代物。それでも柑橘系の爽やかな香りがしているそれを食べれば、甘みと酸味がほどよく交じった紫のソースに多くの者が旨いと感じるらしい。

「ささ、遠慮なくどうぞ」

 笑顔という無言の圧力で食べるように勧め。

ピア > ワクワクしながら待っていると差し出されたのはおどろおどろしいものであった。

「わぁ…………」

感嘆なのかドン引きなのか曖昧な反応を見せつつ、世の中にはこんな料理があるのだと
無知だからこそ然程抵抗は強くない様子でフォークを握る。
刺した野菜を持ち上げると紫色がぽた、と皿に滴った。見目よろしくはない。
が、口にしてみると意外と美味で、前菜にはちょうど良い。

「美味しい!こんな色なのに意外と甘酸っぱいんですね。
 これ、王都ではよくあるお料理ですか?わたし初めてなんですけど。」

店主である相手の容貌も含めてどこか異国めいている。
そんな素朴な疑問を投げかけながら、食は進んだ。

カルニーツォ > 「お気に召したようでなによりです。さぁ、どうでしょう?多分、この店だけだと思いますよ。そのドレッシングは私があちこちで採集してきた薬草が調合されていますからね」
 少女の反応に気をよくしたのか、スープ皿にたっぷりとスープを盛りながら笑顔を見せる。続けて出されたスープ皿からは湯気が立ち上り、肉と野菜の混じった美味しそうな香りが漂ってくる。但し、その表面には赤と青が渦巻き状に絡まり合っている。
 主たる材料はまるごとの鶏肉と数種類の根菜。それをじっくりと煮込み、さらにピューレ状にドロドロにしたものに塩と香辛料で味を付けたもの。但し、香辛料と言っても様々な薬効を持っており、これを食べることで体中の血行が良くなり、普通の人ならば汗ばむくらいになる。
 これまた見た目は最悪だが、味は鶏肉と野菜のうまみをギュッと濃縮しており、この見た目に負けなかったごくごく一部の好事家には辞められない一杯となっている。

「サァ、こちらもどうぞ。身体が温まりますよ?」

 再び脅迫的な笑みで食べるように勧める。

ピア > 「そういえば薬師さんだって仰ってましたもんね。
 お薬ってお料理にも使えるんですねぇ…。」

などと宣うけれど、自身は料理をした経験がないのでピンときていない。
次の料理が出来上がるまでに前菜は完食し、続いて出てきたスープにとりかかる。

「カルニーツォさんのお料理って、色が独特ですね…。」

料理は視覚も大事なので、相手の店はその点損をしているのではあるまいかと少女は心配そうな顔を一瞬。
飲む際、スプーンで軽く赤と青を混ぜ合わせると更に見た目は悪くなった。

「――――…あ、これも美味しい。」

見た目だけは怪しげなスープに舌鼓を打っていると次第に身体の内側から熱くなってくる。
温まると言っていた効能に嘘はないけれど、どちらかといえば季節に反しているような。
香辛料に刺激される舌を癒すべく、水を飲み、中和。

「ぷは。あつーい…。デザートは冷たいものにしてもらおうかなぁ。」

独り言のように呟きながら、スープを飲み進める。
前髪と額の間に滲んだ汗を時折手の甲で拭いながら。

カルニーツォ > 「ああ、暑いと冷たいものを多く食べがちなので、意外と身体を冷やしてしまっていることが多いんですよ。特に女性は身体を冷やすと良くないですからね」

 もっともらしいことを言いながら、フライパンを動かす。カウンター越しに香ばしい肉の焼ける匂いが漂ってくる。焼いているのはピンクに透き通ったゼリー状の肉。中には濃いピンクの丸いものが浮かんでいる。その正体はスライムの肉。但し、食通には垂涎の的のピンクスライム。あらゆる肉のうまみを凝縮したと言われるそれは以前、媚薬を注文した富豪からもらったもの。もう大分...いや相当経つものの氷温で管理すれば時が経過するほどうまみが増すといわれ、存在そのものをすっかり忘れるくらいに熟成を重ねた代物。
 そこに振りかける香辛料も味だけではなくまた薬効を持ったもの。今回含まれているのは身体の感覚を鋭くするもの。特に味覚、触覚、嗅覚が鋭くなる。僅かな味の違いにも敏感になり、僅かな刺激も強烈な刺激となる。鋭くなった嗅覚は様々な効果を持った香の効果も高めていく。

「さて、今回のメインディッシュですよ。これは王都の金持ちでもなかなか食べられない代物ですよ?」

熱した鉄板の上でジュージューと音を立てて湯気を立ち上らせるピンク色の透明な肉。そこに蛍光グリーンのソースがかかっている。

ピア > 匂いはこんなに素晴らしいのに、相手が調理する肉の見た目は本当にヒドイ。
完成した様子は更に酷かった。
しかし素直に「気持ち悪いですね!」と言葉に発するほど世間知らずではないのだ。

「これはぁ………ぃ、いただきます。」

好奇心が先んじた前菜やスープとは違い、テンションが下がっていた。
ナイフで切るとぶよっとした感触が伝わり、切れ目に蛍光グリーンが垂れるグロさ。
ごくごく小さく一口分を切り、目を瞑って勢い任せにぱくり。

「っ…………あっ、おいしー!
 見た目ちょっと…アレだけど…。こんなの初めて食べましたぁ。
 お金、本当に足りますか?珍しいものばかりで値段が検討もつかないんですけど。」

もみゅもみゅと、肉にしては妙な噛み心地だが咀嚼。
薬効で敏感になった味蕾が旨味を増してくれて、食べるスピードを速めた。
といっても本人、その薬効に気づいていないところがある。
とにかく美味しいからそれで良し、という単純思考。

カルニーツォ > 「ええ、大丈夫ですよ。気になさらず。余らしても腐ってしまいますからね。食べてもらった方が食材にとっても本望ですよ」

 話しながら皿に盛っているのは濁り黒ずんだ緑色のクリームを赤黒い氷を薄く削ったものに掛けた代物。リクエスト通りの冷たいデザートではあるが、これまで以上に食欲を萎えさせる代物。そこに甘い香りを立ち上らせながら火花を出す花火を飾りに添える。それでも香りだけは南国の花のような濃厚な甘い香り。そしてクリームは甘みを抑えて、薬草の爽やかな苦みを加えたもの。氷は爽やかな酸味にスッキリとした甘みを感じる。
 加えた薬草の薬効は利尿作用。氷の正体は性欲を増進させる植物系の魔物に実る果実の果汁。さらに花火の煙には催眠作用をもたらす効果がある。

「さあ、リクエストの冷たいデザートをどうぞ」

 ニコニコと笑いながらもじっと少女の様子を観察し続ける。

ピア > お待ちかねのデザートに輝いた目が見たものはこれまた酷い色合いの食べ物。
けれど何かもう、そうだろう、むしろこれで普通の見た目のものが出てきた方が驚く。
それなりに順応した少女はまず、目の前で弾ける花火を楽しんだ。

「スゴーイ!お洒落ですねー。いただきまーす。」

花火が終わると、氷にしゃくっとスプーンを刺し、クリームと一緒に頬張る。
甘いだけではない、少し大人びた味は舌の上で溶けてすぐになくなるのでパクパク食べられる。
先程火照った身体が冷えてきて、体感温度もちょうど良く気持ち良い。

「んー!つめたーい、おいしーい。
 宿がない時はどうしたらと思いましたけど、ラッキーでした。」

顔をほころばせて暢気にしていたが、薬草がそろそろ効いてくる頃。
下腹が疼くような尿意に少女の口数は少なくなっていく。
ただの尿意ならまだしも、少女の身体は尿意で性感を煽られるようになっているし、
その上その性感を更に強めるような感覚が内側から滲み出てくる。
あと二口三口で完食かといったところで、スプーンを置いた。

「…っ…あのー…お食事中に本当に申し訳ないんですけど…
 お…おトイレってどこ…ですか?」

尿意に耐えるだけのそぶりではない、頬を染めた貌。
吐く息も熱い。

カルニーツォ >  少女がデザートを楽しんでいる間にさらに催眠効果を高めていく香を焚く。カウンターの隅に置かれた真鍮製の唐草模様の香炉からは薄い紫色の煙が少女法へと漂っていく。

「いえいえ。私の方こそラッキーでしたよ。せっかくの食材を無駄にせずに済みましたからね。その上、あなたのような可愛らしいお嬢さんに来ていただいたのですから、なおさらですよ。」

少女の言葉に人の良さそうな穏やかな笑顔で応える。しかし視線は少女の身体のそこかしこを移り、微かな変化も見のがすまいとしている。

「おや?トイレですか?少々お待ちくださいますか?」

少女の問いかけに笑顔のままカウンターから出てくる。手にしているのは硝子製の金魚鉢。それを少女の足下の床に置くとニッコリと笑いかける。

「さあ、そちらへどうぞ。ちょっと狭いからしゃがむのが難しいかもしれませんね。それにそのようなお召し物だと汚してしまうかもしれませんから、脱いでたったままされることをオススメしますよ?」

にこやかな表情を浮かべつつ、じっと少女の目を見つめると、低い声で囁きかけるような口調で言葉繋げる。

「ほら、段々と尿意が我慢できなくなってきたでしょう?それに立ったまま排尿するのはごく自然なことですよ?そして、その後始末を男性にしてもらうのもね。」

そろそろ花火と香の催眠効果も聞いてくる頃だろうか?聞いてくれば男の言葉を少女は無批判に受けいれてしまうだろうが...

「ほら、ご挨拶も忘れずにね...『小便娘ピアの立ちション姿をどうぞご鑑賞くださいませ』ってね...終わったら『ピアのションベンマンコをきれいにしてくださいませ』というのも忘れずにね?」

静かに微笑みながら、ゆっくりと、言い聞かせていく。

ご案内:「王都 平民地区」からピアさんが去りました。
ご案内:「王都 平民地区」からカルニーツォさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にカルニーツォさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」にピアさんが現れました。
ピア > 「えっ?ぁ、えっっ!?」

当然のように出された金魚鉢を見て、唖然。
冗談だろうからツッコめば良いのかなどと反応に困っている少女の神経を、吸い込んだお香と花火の煙が麻痺させ始める。
ただただびっくりするだけだった表情がとろんとしてくるので、効果が浸透してきたことが分かるかもしれない。

「そう……ですよね…、皆そうやっておしっこするんですもんね…。」

後ろ手にワンピースのファスナーを下ろしていくと白い背中が隙間から覗く。
腰元まで下ろし、まずは華奢な上半身を晒した。
そのままワンピースを脱ぎ落とし、レースに縁どられたピンクのブラのホックも外す。
締めつけから解き放たれ、ぷるっと揺れた乳房も露出させれば、前に突き出る形の乳肉に、桜色の小さめな先端。
ショーツも脱ぐと肉厚な陰唇でぴっちり閉じた恥毛のない割れ目も全部、曝け出した。
ただ排尿するだけだというのに靴も全部脱いで、裸身になる。
頬が染まり、表情優れないのはいくら非常識を常識に書き換えられようと本能で羞恥を感じるからである。
それでも尿意は限界にきており、立ち上がれば金魚鉢を跨ぐように。
自然と股が開くので白い陰心の裂け目から粘膜がほんの少し露わとなり、尿道口がヒクついている様子さえ。
『普通』であるはずなのだが、なぜか出すのを躊躇われる。でももう堪えきれない。

「あ、の……しょ、小便娘ピアの、たっ、立ちション姿を……ど、ぞ、ご鑑賞くださいま……せ…ぇ…っ」

顔を真っ赤にさせて俯いて、声を絞り上げると決壊し、ぴゅくっと飛沫が噴き出る。
1度始まるともう止められず、その勢いは増して放物線を描き、
金魚鉢の底をジョボジョボと液体が打つ、はしたない音をさせて放尿した。

「……ん、ん、ぅん……♡」

性感帯にされてしまった尿道を自らの排泄したものが通っていく感触に、引き結んだ唇をワナワナと震わせて、快感に耐える。
水分をあまりとっていないので普通の人間が1回に排尿する分の半分ほどしか出ないが、
琥珀色の小水が金魚鉢に薄く溜まり、次第に勢いをなくすとぴちょん、と尿道口から滴って、終わり。
ぶるっと腰を震わせると尿道口より下方向、膣口から愛液が1雫垂れた。
サラサラとした尿と違い、粘つく蜜は糸を引くようにして重力に従い細くなり、ぷつっと途切れて床に小さく淫靡な染みを作る。

「っはァ………ん…、すみません…、ピアの……小便まんこを…、き…綺麗にしてくださいませ…。」

とりあえず無事済ませられた排尿に熱を帯びた息を吐きつつ、自分で粗相の後始末を出来ないもどかしさに身体を強張らせ。

カルニーツォ > 「ええ、そうですよ。皆さん、そうやってしていることです」

 問い返す少女の言葉に微笑みながら静かに頷く。煙や香の効果が出てきていることを確認すると、香炉に乾燥した草を一つまみ入れる。立ち上る煙の紫の色が濃くなり、甘い香りがさらに強くなる。
 そしてゆっくりと肌を晒していく少女の姿に目を細める。

(ほぉ...これはこれは...随分と上物のようですね...)

 美しい裸身に小さく溜息を漏らし、笑みが深くなる。ペロリと唇を舐めると少女に声を掛ける。

「サァ、溢さないように気をつけてしてくださいね?」

 はしたない挨拶をして放尿を始めた少女の姿を喉の奥で笑いながら、じっと見つめ続ける。

(排尿の快感にしては随分と度が過ぎるようですが....?)

 少女の表情に違和感を感じ、微かに首を捻る。しかし、放尿が終わった後の秘裂から滴るものを見て疑問が確信へと変わっていく。

「はい。では、そのままもっと足を大きく開いて、腰を落として...そうそう、そうやってがに股になってくださいね?」

 カウンターの中から水の入ったフィンガーボールを持って戻ってくると、自らの手をその水で濡らし、少女の股間を指先で撫でるように洗い始める。ぷっくりとした陰唇から前後に擦りながら、少しずつあらわになった粘膜まで洗っていく。さらに反対の手で秘裂を拡げると尿道口を揉みほぐすように指先で洗い始める。

「ピアさんのように常識のある方は男性からの質問にはなんでも正直に答えなければいけないことはご存知ですよね?ピアさんは魔法か何かで身体改造をされたことはありませんか?例えば排尿が性的快感に感じられるようになっているとか?」

 さらに指先はまだ露わになっていない陰核を包皮の上から静かに揉みほぐしながら問いかけていく。

「そうそう...食事の後のサービスに、あなたにアクセサリをプレゼントさせていただきたいのですが、受け取っていただけますよね?」

 ふと思いついた体で問いかけると、店の壁際の棚から宝石箱を取り出す。そして蓋を開けると、クリスタルガラスや宝石、細工物で飾られた大きめのイヤリングのようなものを少女に見せる。

ピア > 脚を開き、腰を落とすと淫裂は太股に引っ張られ、より開くことになる。
肉色の粘膜に縁どられた膣口も少し開いてしまい、すぅと股間が無防備になる感覚。
そこを洗われ、ピクッと腰が跳ねるが、これは排尿の後始末であり、感じてはいけない気がした。
しかし肉体は正直で、尿道口を濡らしていた小水はすぐに洗い流せても、膣はますます反応して、より愛液を滲ませてしまう。
排尿しきった尿道口はもう涎を垂らしていないけれど、指に揉まれることでひくひくと蠢いていた。

「っはぁ……っぁぁ……ん、ふぅ……ん……ぇ?
 ぇ、と…、っ、あの…はい……、ん…♡
 ぉ、おしっこ…溜まったり、おしっこすると…ン、ぅ…、
 きもちよくなるように、ってぇ…くふっ、んぁっ……!」

新たな性感帯として手が加えられたことを白状する唇が急に甲高い声を零したのは、肉芽を弄られたせいだった。
胸の先端と同じく小さめなそこは、皮を被ってはいても中は鋭敏な悦楽を与えるモノ。
こりこりと指に中身の柔らかくも硬い、微妙な感触を伝えると小さいながら次第に勃起してくる。
包皮を脱ごうとし、根元が少しだけ見える本体はつるんとした肉豆であり、粘膜と同じような鮮やかな色。
そこを刺激されて、正直彼の言葉にまともな返事が出来るほど余裕はないのだけれど、素直に頷いた。

「っう…、は、はい…ぃ、いただきます…っ、…けど…っ、
 ぉ、お股きれいに…ッン♡ なり…ました…っ?
 この、ままじゃ…っ、ぁぁ…んぁっ♡ き、きもちよくなってしまう、ので、ぇっ…」

なるべく刺激を抑えてほしいと、伝えたく顔は真っ赤なまま、快楽を感じていることを口にする。
実際に彼の指には愛液のねとねとした感触があるはず。
幸か不幸か、水に混じって視覚的にはよく分からないかもしれないけれど、明らかに発情した牝の蜜が秘裂を潤わせている。

カルニーツォ > 「なるほどなるほど...それは興味深いですね...どのような処理をされたのか...」

 少女の言葉に面白そうに笑みを浮かべて頷く。その間も指先は少女の股間を撫で回し続ける。すでに汚れを洗い流すというよりも愛撫の動きとなってきており、膣口まで指先はうごめき続けている。何度か指をフィンガーボールの水で濯いでは股間をいじるが、愛液のぬめりはいつまでも取れることなく、濯ぐ度にフィンガーボールの水は濁っていく。

「困りましたねぇ?どういうわけかあなたのオマンコはどんどんヌルヌルになってきていくら洗ってもぬめりが取れないのですよ...
 これはしばらくこのままでいていただくしかないですね?あなたも下着を汚したくはないでしょう?せっかくですから、股間のぬめりが収まるまで、アクセサリの試着をしていただきましょうかね?」

 少女の問いかけに困ったように眉を下げて答えるとアクセサリの一つをつまみ上げて立ち上がる。手にしたアクセサリはブドウを模した葉を模したクリスタルガラスのビーズと小さな銀色の鈴がいくつもついたもの。留め金の部分はイヤリングのようにも見えるが、それよりもかなり大きく、肌に当たる部分には透明で柔らかなもので包まれている。
 そしておもむろに少女の乳首をそっと指で摘まむと静かに扱き始める。

「あ、そのままじっとしていてくださいね?男性が女性の乳首を扱くのは軽い挨拶みたいなものですよね?」

 クスリと笑いながらまた間違った常識を植え付けていく。そして十分に乳首が勃起したのを確認すると、留め金を緩め、乳首にあてがうと軽く引っ張ったくらいではとれない程度に締め付ける。
 反対側の乳首にも同じようにアクセサリをつけると、乳首を軽く指で弾く。シャラシャラと澄んだ鈴の音が響けば満足げに頷き、少女の髪を撫でる。そして今度は銀細工と宝石で花をあしらったヘアバンドを宝石箱から取り出すとそれを少女の髪に挿す。そのまま片手をヘアバンドに、反対の手を自らの閉じた目の上において呪文を唱える。
 すると少女の脳裏に自身の裸身が浮かび上がる。どうやら男の視界が共有されているらしい。

「鏡代わりに使ってみたのですが、いかがですか?アクセサリは気に入っていただけましたでしょうか?最近はこういう乳首など普段は隠れた部分を飾るアクセサリが流行だそうですね?」

 ニコニコと笑いながらそう告げると、さらに呪文を唱える。唄うように初めは小さく低く、そして徐々に大きく激しく唱えると、それにあわせて乳首につけたアクセサリが振動を始め、伴奏のように鈴を鳴らしていく。当然、乳首に刺激は伝わり、より強い快楽を少女に与えていく

ピア > 下腹部が疼き、鈍い熱を灯らせ続けるような愛撫が止まない限り、股間のぬめりは収まらない。
水に濡れているのか蜜に濡れているのか、分からない艶が粘膜を照らしている。
感じないようにしたくても自分ではどうにも出来ず、感じなくなるまで
この恥ずかしい格好でいなければならないというのは本当にいたたまれない。
相手が持ってきたアクセサリーを見上げる貌は、そんな羞恥心に半泣き。
唐突に乳首を扱かれて零れる声も若干、涙混じりで。

「ああっ……ひぅっ、――んっ♡ ぁ、あいさつ、っ…で、す…っ、…はっ、ふ♡」

乳輪と同化するようにふっくらしていた乳首が次第に硬くなり、ツンと尖ってくる。
と同時に淡い桜色だったそこは、痕が残りやすい肌質のようでほんのりと赤くなった。
そこまで敏感になった乳首に留め金の尖った感触が刺さり、怯えるように肩を震わせ。

「きゃっ……そ、そんな所につける…ンですかっ…?
 ああっ、―――…っつ♡ んひぃっ……!」

丸かった乳首の形が、留め金に圧迫されると歪み、そのままを維持される。
じぃんと熱くなるような感触。そしてアクセサリーの揺れに引っ張られ、その熱は高ぶった。
囚われてるわけでもなし、抵抗しようとすれば出来る状態だが、今の少女にはこれが『常識』。
恥ずかしかろうと何もかも、彼の望む通りに受け入れるしかない。

「―――っは、ン、はぁ……ん、ぇ…?
 何、…わたし…?あっ、――――…」

ヘアバンドを装着し、呪文を唱えただけで不意に意識出来るようになった自分の痴態を一瞬では理解出来なかった。
がに股に座り、ぬるついた秘所を曝け出して両の勃った乳首にアクセサリーをつける姿。
それが今の自分なのだと遅れて気づくと、言葉を失う。
決して『異常』ではないはずなのに、なぜか消えてしまいたいくらいにとても恥ずかしい。
しかしそれに悩む間もなく、乳首を揺らすようにアクセサリーが震え、少女は自らの姿を見ながら喘ぐことに。

「あっあっ……こ、れ…揺れる、ンですか…っ?
 ぅうんっ……はんっ、ぁ……待って…また…濡れちゃう…♡
 おなかっ…きゅん、てする、ぅ…―――んんんっ!」

乳首が揺れると乳房も引っ張られて揺れ、下乳が微かに震える。
早く粗相の後始末を終わらせるべきなのに、その快楽に子宮の辺りが疼くのを感じ、実際に開きっぱなしの股の中心、ひく、ひくと。
膣へ続く穴が震えるように、微妙な動きで開いたり閉じたりを繰り返し、そのたびに蜜を少しずつ溢れさせていた。
ぷく、と入り口で珠のようになった愛液は限界を超えると、とろぉっと垂れるようにしてまた床に滴る。
下を見ずともその光景は視覚出来て、罪悪感やら羞恥心やらで涙が一筋。