2017/05/26 のログ
■ウィルバー > 「分かってないなあ。 本人が自白するまでは所謂状況証拠で済むんだぜ。
う~ん、偉そうなことを言う気はないんだけど、君らってちょっと考え方が真面目すぎるんだよね。
僕からしてみたら魔族だろうが人間だろうがミレーだろうがなんだっていいんだよね。
僕と楽しくやってくれる人は誰でも歓迎だし、そうでない人はお断りってだけでいいと思うんだよね。」
ヒトと言うのはどうも思索するのが好きらしい。
面白おかしく過ごすことしか頭が回らない僕とは大違いだ。
今はお互い楽しい時間を過ごせている。 それだけで僕は十分幸せだ。
「読み書きに加えて結界の貼り方を適正が高そうな子から覚えてもらおうか。
僕は攻撃魔法しか使えないけど、やり方は本で読んだから教えるだけなら出来ると思うよ。
ま、魔法も最後は気合だよ気合。」
彼女の懸念材料になっていそうな所を、思いつく範囲で解消して行こう。
何を教えるかは基本的に彼女たちの望むとおりにするつもりだ。
ただ、回復魔法などは使えないので本を渡す程度しかできないだろうが。
「レイカちゃんだね。 俺のことはウィルバーって呼んでくれるかな。
あ、先生でもいいけどね。 ん~、早くレイカちゃんのを味わいたいなあ。」
名前を教えてくれた上に、血を吸うことへの承諾も貰えたので、気分はハイテンション。
早速、警戒心の薄い子たちから授業を始めようとミレーの子たちが居る家屋へ向かって歩きだし、レイカちゃんの元を去っていく。。。
■レイカ > 「すまないな、どうもそういう柔軟な思考は昔から苦手なんだ。
楽しくやれればいいんだろうけど…ね。」
残念ながら、今の私にはそんな柔軟な思考は不可能だった。
いろいろ思案するのが好きらしいのはわかるけれども、私の場合は過去の経験がある。
慎重を重ねて、其れで危険がない場所をどうしても選びたくなる。
危険が自然と近寄るこの場所では、それくらいじゃないとだめだ。
ウィルバーのように、自然と楽しく過ごせるのが一番いいのだろうけど。
「ああ、其れでお願いするよ…そうだな、簡単な者から教えてあげてほしい。
ただ…血を吸うのは構わないけれど、あまり吸いすぎるのは遠慮してほしいな、貧血になったら困る。」
もちろん、彼がそこまでするつもりならば蹴り飛ばすだけだが。
力やそのあたり、おそらく私は勝ち目がないのかもしれない。
彼が敵対行動をとらない限り、ここでは自由にしてもらうつもりだった。
名前を教えてもらい、私は彼のあとについていく。
監視という名目だが、以下側いいことを教えてもらうのも困る…。
だが、警戒心の薄れたミレーの子供たちには…受けが良かったとか。
ご案内:「ミレーの里」からウィルバーさんが去りました。
ご案内:「ミレーの里」からレイカさんが去りました。