2017/05/01 のログ
トール > 「では、次の機会には何か用意しておこう。気を付けて行ってくるといい。」

少年が立ち上がると椅子から飛び降り、ドアまで見送る。

「ああ、儂はトールと言う。トール・サンダーフェロウ。荷物は銀髪の巨乳娘が届けるから安心してくれ給え。」

去っていく少年の背中へとひらひらと手を振りながら笑顔で呼びかけ、一度背伸びしてから店の中へと戻る。

「うむうむ、久々の大商いだったな。」

一発抜いてやるくらいしてやってもよかったな、と想いつつも、今は今は恋人がいるしなぁと顔が緩んでしまうのだった。

ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」からトールさんが去りました。
ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」にトールさんが現れました。
ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」からトールさんが去りました。
ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」にトールさんが現れました。
トール > 王都の片隅、メインストリートから外れた寂れた裏路地に看板を出す小さな魔法具店。
少し傾いた看板には『ビルスキルニル』の店号と共に『魔法具捜索、薬品作成等』『何でも承ります』の文字。
まだ朝の早い時間、ドアの鍵が開く音に続いて軽やかな鈴の音が響き、一仕事終えた銀髪の少女が店へと戻ってくる。

「ふぁ……さすがに少々眠いな。」

んー、と背伸びしながら大きな欠伸を一つ。
少し寝直そうかと思うものの、今寝たら寝坊しそうだとの判断。
窓から上半身を乗り出し、ドアノブへと『開店中』の札を下げて後、雑巾片手にカウンターや棚を磨き開店準備を始めた。

ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」にメンシス・パールさんが現れました。
メンシス・パール > 王都に来て、約一ヶ月と言った所だろうか。
衣食住の確保でバタバタとしていた日々も大分落ち着いてきた。
そこで散歩がてら平民地区の地理を把握するために休日にも関わらず朝早くから泊まっている宿から出て来たのである。
路地を気ままに歩く、分かれ道があれば右へ左へと適当に。
迷子になる可能性などは考慮せず、ずっと歩き続けていればとある看板を目にする。

「…魔道具店、こんなところに?」

少し傾いた看板に視線の高さを合わせ、眉間に皺を寄せる。
傾いた看板といい、何やら老舗な感じと怪しい匂いを感じつつも興味を抱く。
ドアノブの方へと視線を向ければ、開店を示す札が下げられているではないか。

「…やる事もねぇしな」

そう小声で呟けば、ドアノブに手を掛けて、店の扉を開ける。
ドアベルが軽い音で来店者の存在を店中に示し、その音と同時に中に入っていく。

トール > ドアに吊るした鈴が軽やかな音で来客を告げる。
視線を向ければいかにも冒険者然とした背の高い男が立っているのが見えた。

「やあ、いらっしゃい。何かご入り用かね?」

客へと向き直ると深い谷間を強調するドレスから溢れんばかりの膨らみが柔らかそうに波打ち、ドレスのスカートの前を軽く抑えるよう両手を置いて、にこりと温和な笑みを浮かべて見せる。

「こんな朝早くからよく来たね。まあ、ゆっくり見ていってくれ給え。」

挨拶を済ませると背中を向け、きゅっと締まった腰付から伸びる丸いお尻を突き出すような姿勢で棚の雑巾掛けを続ける。

メンシス・パール > 「…?」

ドアを開けてまず視界に入った人物。
谷間と膨らみが絶妙なバランスで自己主張する胸元。
スカート越しでも分かる程のグラマラスな体形に丸い臀部。
女性としては魅力的なその存在が、何故か男口調で喋っていることに少しばかり困惑する。

「あ、あぁ…まだ、早かったか?」

彼女の身体に見惚れていることを自覚すれば、我を取り戻す。
見たところまだ掃除の最中だ。
こんな朝早くだ。開店の準備がまだしっかりと終わってなかったのかもしれない。
入ってきた客を拒むのも経営者としてはやりづらい行為だろうと、気を利かせての発言を投げかける。

トール > 「ああ、いや、構わないよ。今日は朝から配達があってね。ついでだからいつもより少し早めに店を開けたのだよ。」

男へと背中を向け、丸いお尻を揺らしながら濡れた雑巾を棚の上に滑らせる。
暫くしていかにも柔らかそうな身体を揺らして雑巾掛けを終え、雑巾を綺麗に畳むと男のほうへと振り向く。

「ん?どうしたかね?服に何か付いているかね?」

少し困惑しているような男の様子にきょとんと小首を傾げて見せ、長い銀髪がさらりと揺れる。
何かおかしいところがあるのかと、両腕を上げて自分の服装を確認する。

メンシス・パール > 「そうかい。店の開店中の札は間違って下げてた訳じゃねぇんだな。」

雑巾掛けをする彼女、ひいてはその丸い揺れるお尻を凝視する。
お尻を凝視していることに勘付かれないようにあくまで返答は自然にと心掛ける。
身体の揺れを凝視していれば、振り向いた彼女の顔、より少し下の方に視線を向ける。

「いや、やけに派手な服装だと思ってな。
 接客の時はいつもその服装なのか?」

自分の顎に手を添えて、そう問いかける。
着ている彼女自身は自然体なのだろうが、中々見かけない恰好にこちらの興味は魔法具ではなくそっちへと移ってしまう。
揺れる銀髪もキラキラとしていて美しく、いつの間にか彼女の姿に魅了されていた。

トール > 「ああ、これは一張羅でね。どうだい?なかなかに良いものだろう?」

身に付けたドレスを派手だと称されると口元を笑みの形にウィンクして見せる。
スカートの裾を少し持ち上げてくるりと回って見せると下着を着けていないのか柔らかな膨らみが弾むように揺れ、スカートの裾がひらりと靡く。

「ちなみにこれも魔法具でね。持ち主の魔力に感応して形を変えるのだよ。まあ、言ってみれば、この形は儂そのモノを表すカタチと言えるだろうね。」

男の視線に気付いているのかいないのか、自然な仕草で胸の上に右手を置き、ふふっと笑みを零す。

メンシス・パール > 「あぁ、良い」

笑みを浮かべ、ウインクを見せる彼女。
腕を組んでそのくるりと回る仕草を眺める。
服の事に触れられて喜んでいるであろう彼女の動作を微笑ましくも明らかに異性を見るような目で観察していた。

「ワシ?…そうだ。その言葉遣いも何なんだ?
 もしかしてお前…」

彼女の服の説明を聞けば、気になるところをついでと言わんばかりに問う。
自分からはどう見ても十代の少女にしか見えない。
身体の発達が十代のそれではないが、まぁ、それはそれ。

トール > 「む…そうしみじみと言われるとさすがに照れるな。」

短い称賛の言葉にほんのりと頬を朱に染め、照れ隠しに銀色の髪を覆うボンネット帽を両手で直す。

「む?ああ、儂はぴちぴちの18だよ。口調はまあ、生まれ育った環境故に、と言ったところかな。気に障るかね?」

豊かな胸の谷間に右手を載せたまま、それならすまぬねと困ったような笑みを浮かべる。
よほど柔らかいのか、軽く載せただけの右手で膨らみは卑猥に少し形を変えていた。

メンシス・パール > ボンネット帽を両手で正す彼女を見つめる。
自身の短い称賛に彼女が照れる要素があっただろうかと少し疑問に思いつつも
次の発言の年齢の話になれば、そういう褒められるのには慣れてないのだろうかと勝手に片付ける。

「いや、生まれ育った環境なら仕方ないだろうよ。
 俺はむしろ良いと思うけどな、何というか…ギャップ?があって」

彼女の発言にそう返答しつつも、やはり胸の方へと目が行ってしまう。
右手を載せ、形を変えるそれに興味深々となり、ついジーッと凝視してしまう。
最早彼女に見ていることを隠そうとせず、少し触りたいなどと思いながら。

トール > 「ふむ、そうか。ギャップか。そう言う風に言われるのは初めてだな。まあしかし、年頃の娘の話し方など今更恥ずかしくてとても出来んしな。」

ギャップ、ギャップと口の中で繰り返し、照れたよなはにかみを見せ、優雅な足取りでカウンターの中へと戻り、スカートのお尻を抑えながら備え付けの椅子に腰掛ける。

「ところで、先程から視線があからさま過ぎやせんか?盗み見る程度なら見逃してもよいが、さすがに腐女子の胸元を凝視するのは如何かと思うぞ?」

にっこりと笑顔を浮かべ両手を胸の上へと置き、続いてじとぉっと半眼で男の顔を見上げる。
もっとも口元がからかうような笑みの形になってしまっていて、本気で怒ったり不快に思ったりしているわけではないと伝える。

メンシス・パール > 「話し方なんざその人の勝手だろうさ。
 それなりに年を重ねたなら余計にな…って、お前はまだ18だったか」

彼女の言葉にそう返しながら、何故かはにかむその表情に首を傾げる。
優雅な足取りでカウンターへと戻る彼女、ないしはその胸を目で追い続ける。
次の彼女の発言に、ハッと我に返れば、心臓がキュッと締め付けられたかのように高鳴る。

「あ、あぁ、いや悪い。余りに魅力的な身体だったからつい見惚れてしまった。
 そういう店じゃねぇもんな。許してくれ」

少し焦ったように彼女にそう返せば、周囲の魔道具へと視線を移す。
本気で怒ったり不快に思ったりしている訳ではないにしろ、初対面の相手にするようなことでも無く、深く反省する。
お互いに名前も知らないのだ、揉めるはずもない。

トール > 「はっはっは、よく言われる。とても十八には見えぬとな。こんなぴちぴちなのにな?」

はっはっはっと声を上げて笑い、青年の様子をまじまじと眺める。
狼狽した、ということは不躾で下品な輩ではないということ。
その可愛らしい様子に悪戯心がむくむくと頭を擡げる。

「うむ、極上の抱き心地らしいね。皆夢中になるよ。」

と言っても最近出来た想い人にはまだこの身体は味わわせていないわけだが。
視線を周囲の棚へと向けながら落ち着きのない男の横顔をにまにまとした笑みで長め、そっと熱い吐息混じりに囁く。

「別に見るくらいなら構わんのだよ?」

メンシス・パール > 「その喋り方と発育のせいだろ。まぁ、直すのも無理な話だし、言わせておけ」

声を上げる彼女に、こちらは背を向けてそう返す。
大声で笑う彼女に釣られて自然と微笑みが浮かんでしまう。
面白い店に面白い店主。朝の散歩の甲斐があったと静かに喜ぶ。

「へぇ、そいつは是非とも体験したいもんだな」

その言葉を聞けば、彼女に横顔を見せる形で棚を見つめる。
棚を見つめる顔に先ほどの微笑みは消えており、少しばかり棚の物品に興味が行っている。
…何やら、変な視線と熱い吐息を感じるのだが、気のせいだろうか。

「な…、…」

彼女の言葉、その意味と声のトーンに唖然とした様子でそちらを向く。
明らかに動揺したような表情と動きを見せ、その場で固まる。