2017/01/12 のログ
ご案内:「路地裏」にスヴェンさんが現れました。
■スヴェン > 賑やかな繁華街に別れを告げて路地裏へ向かう
通りを一本隔てるだけで、人通りもめっきりと少なくなり、酒場や宿の類もぐっと減る
寄ってくる痩せた野良犬になんとなく昔の自分の姿を重ねてその頭をワシワシと撫でてやれば、
近づく人影に立ち上がり、声をもなく軽く手を上げて合図を送った
地味な色のフードに同色のコート、腰に短刀を差した相手に近づいていけば相手が伸ばした腕に捕まり、
ぐい、と引き寄せられて抱きつくような形となる。自分より幾らか背の低い相手の唇が耳の傍に寄せられ、二言…三言…
「…そうかい、まあ途中で降りるわけにゃいかんか…」
ぱ、と相手の身体から離れれば、ニコリと笑みを浮かべて懐にあった革袋を相手に投げ渡す
それを受け取った相手の鋭い視線が物言いたげに此方へ向けられるがただただ笑みを浮かべ
「小遣い稼ぎも程々にしておかないと…怖い人らが出てくるからな
……ついでに言うと、その香水辞めておけ。密偵が存在主張したら不味いでしょ、それに似合っていない」
後半は冗談のつもりであったのだが…相手はどうも怒っているらしい気配を漂わせた
それを感じながらも気がついていない素振りで、そらもう行け、とでも言いたげに
追い払うような仕草をしてみせ、先んじて密偵の女に背を向けて歩きだす
■スヴェン > …と。言う感じに傭兵なりのネットワークを駆使して多くの戦線を抱える王国の情報を集めるのもまた仕事である
この国は後継者を巡って王族が貴族を巻き込み政治闘争に奔走しているからあの手合の密偵が飛び交っている
誰も彼もが相手の揚げ足を取ることに専心しているから、当然といえば当然なのだが、政敵の貴族の懐具合やら
飛ばされる戦地やらを彼らはよく知っている……そのように情報戦が行われている一方で、
彼ら密偵はよほどの情報でも掴まない限り大した金は貰えないから困窮している…という辺りに目を付けて、
それらしい人物に金を握らせ、主人の元へ伝える前に幾らか情報を此方へ流してもらう、という寸法である
王位継承問題などにはちっとも興味はないし、深くそれらに関わればセレネルあたりに沈められるであろうから、
身の丈にあった情報しか取らないし、彼らも得られる金貨以上の事は話さないであろう……多分
魔王や魔物も恐ろしいが権力に取り憑かれた人間はなお恐ろしいのである
「いや、しかし…密会をするには少し月が明るいな、今夜は…」
背を向けた相手はかつて貴族の邸宅の警備をした際に捕らえた依頼主の政敵の密偵であった
命を助ける代わりに何か情報があれば此方にも横流しする、という条件で解き放った人物であった
その条件を引き出す為、『色々』と依頼主の耳目の届かぬ所で『お願い』したはしたが…
まあ、喜んで協力とまでは行かないが多少の恩くらいは感じているであろうことと思う
此方だって金を渡しているのだし、多少思うところはあろうとも、納得ずくであろうと思う……
―――いや、そう思う事にする
密偵の彼女と2人でいる所を見られたり、似たような場所からでていく所を見られるのは不味いと思い、
少し離れた場所まで歩けば立ち止まり、なんとなく壁に寄りかかった
■スヴェン > しばらく時間を潰す
は、と短く白い息を吐き零せばそろそろ良いだろう、と壁から身を離して歩きだす
未だ活気のある繁華街の大通りへ続く小路を曲がり人の波に消えていくのだった―――
ご案内:「路地裏」からスヴェンさんが去りました。
ご案内:「公共用大浴場」にヴィラさんが現れました。
■ヴィラ > 国で多く目立つ性のそれ。
故に店や利用施設もそれに合わせて並ぶ中で、一般的に利用されるに多い大浴場。
水音や軽い談笑の声が聞こえる中へと入っていくのは乗馬用の衣裳で訪れた麗人風。
しかし胸元の大きさは隠せず、みっちりと詰まった質量。
人はすぐに相手が女性とわかってしまうだろうか。
5ゴルドを渡すや大浴場の脱衣場で髪を結わえ、綺麗に畳み脱いでいくままに。
貸し出されるやや質は悪くも衛生的なタオル大を巻き付ける。
浴場スペースのほうへと出向くと、性別種族問わずに溢れている人の最中。
湯を浴びて冷えた肌が熱く染みるや段差で腰を下ろす形で半身を湯に沈めていく。
「ふぅ……。」
若く艶のある声に、周りの男性が目を向けるや話かけるも、のらりくらりと。
乗馬服を見たのか馬に関して話しかけてくる者ら等と会話が弾む。
相手が貴族の娘身分とも知らずに。
■ヴィラ > 「<i>ああ、見た事あるよ。あのデッカイ赤毛の馬だろ?ありゃ姉さんのかい。そういや銀髪のいい女が乗ってると思ったよ。</i>」
数人の男女で話を交えているとニコリと笑みを向けつつ頷いた。
脚を組み、掌の雫を首筋や頬へ濡らしていく姿。
この街中になれているような女性は、馬のあれこれを笑い話に。
やれ竿だの愛撫が必要だの。
事実故にクスクスと笑みを向けながらに。
「ええ、雌馬は欲求不満が溜まるから、よくこうやって」
腕を伸ばすと、それの手首後ろを指さし。
「雌馬の割れ目を腕が行き来させないと、解消できないのよ?」
等と話に興じてはへぇ、と声が湧く者や、可笑しそうに聞くものまで。
馬を用いた遊びもこの国では盛んでしょうにと思いつつ。
ケンタウロスのほうがまだいいと令嬢は一人思う。
それも面白そう、と。遊び心がうずく。
ご案内:「公共用大浴場」にヴィラさんが現れました。
ご案内:「公共用大浴場」からヴィラさんが去りました。
ご案内:「公共用大浴場」にヴィラさんが現れました。
■ヴィラ > 仕草や口調、声色、見る中流や平民的な立ち位置にいる者らは話を交えつつ不思議そうにした。
なぜこんな公共利用の場にいるんだろう?
浮いているようにすら思えてしまうからだろうか、一人が聞いた。
見かけない顔であることや、どんな仕事なのか。
聞いている本人もまた、笑みを薄く浮かべるままに髪を撫でる。
「馬の世話を任されているのよ。いいものよ、皆好い子。」
簡潔に、誰某とまでは言わずにそのままを語れば、
戦馬のように逞しい愛馬たるあれを見やり、物騒な世の中もあってか
全員が納得した。顔見知りもいなければ、嘘を交えるなど、そうでもないことだった。
■ヴィラ > そうして談笑しては、湯から上がり身を清めると帰り支度を整ていく。
少し話を弾ませてしまったせいか、愛馬の機嫌が気がかりに思えてしまう。
あの子は慕ってくれるけれど甘えん坊だから……
拗ねる性格ではないけれど、どこぞの輩に目を付けられるのも癪。
はやく顔を合わせてあげなきゃとスカーフタイを締め
「ええ、ではさようなら。」
出る際に顔見知りになった幾人と手を振り合わせ。
ご案内:「公共用大浴場」からヴィラさんが去りました。
ご案内:「私室」にスヴェンさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
■スヴェン > かつては高級娼館であったこの建物も時が流れて今では傭兵のねぐらである
王都の平民地区、歓楽街にあるから暇を持て余した連中が時間をつぶすには事欠かない環境であった
とはいえ、隊の全員が寝泊まりしているわけではなく、王都内で副業する者もいれば、
前科持ちで街にはいられず近隣で馬などの世話をする者、街に馴染めず森に住まう者などもいる
人種も生国も様々であったから自然と自由な気風の部隊になっていったのかもしれない
……――階段を上がり廊下の中ほどにある私室の扉を開く
コートを脱ぎ、武器を吊ったベルトを外せば纏めて椅子のそばに置き、机の上に置きっぱなしになっていた
酒瓶からグラスへと適当に酒を注ぐと、それを歩きながら飲みつつ、乱れた寝台に寄っていく
グラスを傾けながら軽くベッドを整え、こんなものか?と思いながらグラスに残った酒を一気に煽った
当然、夜は冷える。寝付くためにも、身体を温めるにも酒は丁度良い
普段と何ら変わらない調子でそんな風にするのだが、今夜は一人寝しなくて良かった事を思いだす
寝付きを良くする酒など必要ないのだがグラスにもう少しだけ、と酒を注げばちびちび、と飲みながら
一度自室へ戻った彼女が、部屋を尋ねてくるのを待つ。洗濯籠を持ってくるのではあるまいな?と
考えればなんとなく笑ってしまった
■シャルレ > 中庭からの帰り道、忘れ物を思い出して一度自室に寄ってから彼の部屋にと向かう。
腕に抱えてるのはタオルケット、この時期にそれで眠るつもりはなく、落ち着くからという理由だけ
自分の部屋から、彼の部屋までは多少距離がり、廊下をパタパタと足早に進み
目指す扉の前に経てば、スカートの下で揺れる尻尾は楽しみに揺れるのを抑えきれず
軽くノックを2回、コンコンと乾いた音を立て、室内にいるであろう相手の反応を伺う。
■スヴェン > ふわりと欠伸が零れた
ぼんやりと寝台の隅にすわりながら部屋の窓からみえる月の光が寒々しい
火でも欲しいな、と思うのだが個々の部屋に暖炉はなく、食堂や広間に降りなければならない
かしかし、と髪を撫で付けながら暖炉に変わるようなものがないか、と考えていればドアをノックする音が聞こえた
ぐらり、と立ち上がると酒瓶とグラスを机の上に置き、ドアを開き、ドアの前に立つ彼女の
抱いたタオルケットを見ればへらり、と笑みを浮かべて
「それを取りに行ってたのか…
お気に入りがあったほうが安眠できるってのは判るな」
彼女を室内へと招き入れればドアを閉めて軽く伸びをしながら寝台へと向かう
一人寝には少々広いが、二人では少し手狭だろうか?
しかし、まあ寒い夜である。身を寄せ合って眠るには丁度よい位であろう
■シャルレ > 扉が開く。
嬉しそうに口もとが弧を描くように待ってた。
「うん、これにスヴェンの匂いつけてかえるの」
ここに拾い連れてきてくれた恩人でもある彼、周囲の仲間もよくしてくれてるから
生活に困ることもなくて、たまにスヴェンに甘えるよう部屋に遊びにくる。
部屋の中にいれてもらうと、後ろとついていきベッドへ向かいベッドへとあがる。
■スヴェン > 嬉しそうにドアの前に立つ姿を見ればそんなに大層な事をしているつもりはないのだけど、と苦笑が浮かぶ
続いて彼女が口にした言葉、匂いと聞けば二の腕あたりを鼻先に近づけてすんすん、と鼻を鳴らした
「匂い…あるのか?自分ではよくわからんのだけど…」
眼の前に立つのは少女である
匂い、と言われれば気になってしまうのだが、幾ら鼻先を近づけても自分ではイマイチ、判らない
加齢臭、だとかそういう匂いでないことを祈りつつ、彼女は猫なのだからきっと自分には判らない
匂いがあるのだろう、となんとか自分を納得させた
「楽しそうに来てもらった手前悪いんだが、寝るだけだ…
よくて寝物語の1つか2つ、といった所だな」
彼女が寝台に上がれば、自分もそこへ腰を下ろして
ブーツの紐を解くとそのまま、ぱたり、と寝台に身体を横たえる。シーツは取り替えたから、仄かに
石鹸の薫りがし、戦地にいる時には感じることのできない清潔さを感じることができた
■シャルレ > 「うん、匂い。でも少しだけ」
目の前で自分の匂いを確認してる様子を不思議そうに見つめてるけど
特に、臭うというわけでもない。
「寝るだけでも楽しい、一緒だもんね」
ベッドの上にもぞもぞあがり、毛布の中に体を入れる。
綺麗なシーツにいい匂いもする、相手が上がってくれば、重たさでスプリングも傾いて
転がるように傍にと
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
■スヴェン > 彼女が不思議そうに此方へ視線を向けているのに気がつけば、二の腕をすんすんしながらハッとしてしまった
なにか、酷い所を見られたようなきがする
「シャルが楽しいならそれで良いけどな…
…寒いから傍に…」
入ったばかりの寝台は部屋の空気と同じ程度には冷えている
転がるようにして傍に来る彼女へ腕を背中へ伸ばせば緩いちからで軽く引き寄せて身を寄せようとし
それが叶えば、いつもどおり、と言うか何というか彼女の髪をくしくしと手櫛で梳きながら、
ぼんやりと彼女の反応を眺めつつ、時折、ふわり、と柔らかく欠伸を零すばかりで
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「私室」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「私室」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 入ったばかりのベッドは、冷たい空気に冷たいシーツ
彼も一緒に入ってきて近くにと寄せられる
今は、シーツよりも彼の体温の方が暖かく
髪を撫でられるのを、嬉しそうに喉が鳴りながらも
もぞもぞと体を寄せる。
「まだスヴェンのほうが暖かいね、疲れた?」
顔をあげれば、あくびをしてるのを見つけて、手を伸ばすその頬に指先で撫でようと
■スヴェン > 彼女が身動ぎすれば少し擽ったい。嬉しげに喉を鳴らす様を目を細めながら眺め、指通りの良い細い髪を梳いてやる
彼女が身を寄せてくればほんのり体温が伝わり、これはよく眠れそうだ、と思ったりした
「すぐに暖かくなるさ…ん?どうかな、少し疲れてるかな?
それでもまあ、戦場で稼いでる時よりは全然、疲れてはないな」
彼女の指先が此方へ伸びてくれば、どうした?とでも言いたげに首を傾げる
指先が頬に触れれば、なんだろう?と思いつつも大人しく彼女の触れたいようにさせる
普段、彼女の耳やら髪やらに触れている手前、擽ったい、と言うのもなんだか憚られる
まあ何より触れられて嫌な気分はしないというのが大きいのだけれども
■シャルレ > 横になり、頭を撫でられてると
気持ちよくて耳が垂れるようにふにゃんと垂れる。
「よしよしー、スヴェンもたくさんお仕事したの、おつかれさま」
次第に暖かくなってくる、手を伸ばし頬を撫でるのは
真似をするようにして、いたわってるつもり
「いつもスヴェンなでてくれるから、お返しなの」
外は静かで、部屋の中も静かで暗い
それでも目の前にいる相手の匂いと暖かさに満足して
■スヴェン > 妙なもので彼女を観察したり頭を撫でたりとしている内に、彼女の耳の動きを見ればなんとなく、
思っている事、考えている事に察しがつくようになってきたような気がする
ふにゃり、と力なく耳が垂れているのは大抵心地良かったり、お腹一杯であったりする時が多い気がする
彼女も満足そうで何より、とか内心思いつつゆるゆると頭を撫でたり、垂れた耳を擽ったりして
「ん…そりゃあ、どうも
たくさん、苦労もしているからたっぷり労っとくれ」
彼女の言い様に笑い声を零しながら、撫でてくれる指先に意識を集中する
彼女を撫でていた手を止め、頭が枕の落ち着きの良い場所を見つけると彼女の体温も手伝って心地よい
■シャルレ > 耳は垂れて気持ちよさそうに首をこすりつけるように動かす
暖かくて、くすぐったいけどそれもいい
「わかった、スヴェンえらいねー、よしよし」
どんな労いがいいのかわからない。
手をだしておくと冷えてしまうから胸元に引っ込めて
胸元で額をつけてグリグリするように動かしてみる。
これでも労ってるつもり
「スヴェンとこうして寝るの気持ちいい」
体温の温もり、伸ばした先に相手がいることに
外で寝床を探してた頃に比べて恵まれてると感じる。
こんな寒い季節に、もしかしたらまだ寝床探しをしてたかもしれないから
■スヴェン > 彼女なりの労いを受ければ次第、心地よくウトウトとしてくる
えらい、よしよし、とどこか遠くで言われているように感じ、意識もあやふやになってタイミングで、
不意に胸元へずい、と額を寄せられグリグリとされてしまえば、思わぬ労いの方法に、
眠りに誘われようとしていた意識が急に現実に引き戻され、妙な声を上げた
「うぐぉ……それは労いなのか、シャル…」
あのねえ、と物言いたげに視線を向けるもぐりぐり、と彼女なりに労ってくれようとする姿を見れば、
小さく笑いが溢れ出掛かった言葉もどこ変え消えてしまう。しょうがないなあ、という風に、
再び彼女の頭にぽふ、と柔らかく触れれば優しくそこを撫でてやる
「洗濯籠と肩を並べられるなら、俺もまだまだ捨てたもんじゃあないな…」
冗談交じりにそう返しつつ、ふにふに、と彼女の耳に触れる
こうして抱枕にもなってくれて、日々の雑用も文句一つ言わず熟してくれるのだから思わぬ拾い物であった
…と、いうと彼女に悪い気がするけれど、貧民街で凍えるよりは余程マシだと思う
願わくばあとは彼女が手に職でも付けてくれるというか、生きていく為の糧を得る方法を
身につけてくれれば言う事はないのだけれど、まあ、焦ることもないだろう