2016/12/19 のログ
ノワ > 「んん?ご主人様どうしましたー?
……って、いきなり可愛いとか何でっ!?」

少しだけこっちを呆然としたような雰囲気の顔で見つめた後の言葉。
顔を赤く照れさせながら、嬉しそうに尾をぱたぱたぱたっと勢いよく振りたくる。
そのまま頬を突かれると、そこに空気をためるように頬を膨らませて指を押し返して。

「メイド?ってどんなのです?」

メイド、という単語に聞き馴染みはない。
そもそも位の高い相手と会話する事もなく、専ら話す相手は目の前のご主人様か、でなければ平民区画のお店の人たち。
聞き覚えのないのもまぁ、仕方ないかもしれない。

「……ん、好き。いっぱい精液出されると、嬉しいっ
……あ、そだ。ご主人様。この首輪なんだけど、お外ようにプレートとか作ってもらったりできますか?」

たくさん出されるのは、本当に大好きなのでむぅ、っとした様子を見せながら素直に好きだと答えつつ。
ついで、ご主人様の様子に気付けば提案とばかりに手をあげた。

「ここでは『性欲処理孕み奴隷』なのはいいんですけど、ジョンさんとかにたまに不憫そうな目で見られちゃうんで……
なんかこう、『ノワ』って名前だけ書いてるようなプレートを上にぺたって張ってお外用とかできないかなーって」

微妙な視線が向けられることが増えた、というレベルの問題では既になかった。
実は一人で買い物などに出かけている時には、『大丈夫なの?』『その年なのに、子供つくって平気なの?』などと近所の主婦様方に心配されている。
そのため日々ご主人様の評判が下がっているのだが――そこまでは、知らない話で。

「むかーし、父さまの所に居た時になんかされたらしいんだけど、覚えてないんだよねー。
んー、何か言ってた気はするんだけど」

出すたびに孕んでしまう体質と、宝珠。
それについては以前ご主人様には記憶にある限り説明している。
つまり、父親が魔族であり、その父親も既にこの世にはいないという事。
そしてノワがこう見えて実は結構な年齢を経ているという事もだ。

「んんー。まぁ、了解ですっ。
ご主人様が一緒にお話ししてくれるなら、変な事にはならい……よね?」

どうにも宝珠について相談する相手はよほど変人そうであり、そこに少しの不安を抱きつつ頷き。
続く言葉にも頷きをみせて、大まかな流れを理解し。

「掃除したあと向かうのは了解ですっ。
んっ。わたしがご主人様の事を好きでやってて美味しいのを食べてほしいだけだから、好きな事するから問題ないのですっ」

食事を終えて少しばかり気を使ってくれる相手に、好意満面の笑顔でにっこりと。

アシュトン > いやぁ、色々とね。
表情がより豊かになってきたのが、なんだかソソるなってさ。

(口元は相変わらずニヤニヤとしたままに。
さわり心地の良い頬をぷにプニと軽くついて弄んでいる)

一言でいうと、お金持ちの家で、家事とか色々、家の仕事してる人達だな。
料理したり掃除したり――まぁ一口にメイドって言っても、仕事の分野によって色々別れてるらしいがな。
……夜の相手をするメイドも、いるという噂は耳にするけど。
いやぁ、元々は料理ちょっとしてくれたら有り難いな、位の気持ちだったんだけどね。

(ちょっと前の事なのだが、思い出してシミジミとする。
寝室はまぁ普段以上に汚れる事が多くなった気がするが、それ以外に関しては一人で住んでる時より相当綺麗になったのではなかろうか。
まぁ流石に、ノワを連れて行ってない隠れ家は、自分で埃掃除しないといけないけれど)

プレート?
あー、うん、そうだねー…………あの時勢いで作ったが、色々と不便。
というか、服着てる意味が無くなってるよな、きっと。

(理由を察しまくったのか、なんとも微妙な表情になって唸る。
心当たりが有り過ぎるのである。
ノワ自体は多分無邪気に過ごしているのだろうが、その結果、ご主人様に矛先が刺さりまくる結果になっている訳で)

持ち主の証明にもなるから、俺の名前も入れておいた方がいいかな。
それ位の彫り物なら俺でも作れるし、暇を見て今日明日中にでも作っておくよ……じゃないと俺が社会的に死ぬ。

(既に死んでいるかもしれない、が、やっておくに越した事はないだろう。
仕事柄耳も人並み以上にいいわけで、奥様方の噂するひそひそ声が、ばっちり聞こえて非常にいたたまれない今日この頃である)

そのお父様を探し出して、ってのは難しそうだな。
『あいつ』に調べてもらえば、少しは分かるかも知れないが……ふぅむ。
まぁ付き合いも長いし、あしらい方も慣れてるからな。変な事しだしたら、頭にナイフ刺せば大丈夫だ。

(とりあえず年齢についてが、一番驚いた事実だったりする。
『あいつ』に関してはまさにド変人のド変態のド鬼畜である。アレで腕がいいからなおの事始末に負えない。
頭にナイフってのも、あながち冗談ではないらしい)

そうかい、ならまぁ、有り難く受け取っておくとしようかな。
元々ノワの行動も縛ってないしな、好きにしてくれたらいい。
さてと、腹も膨れて、洗いものは……少し後でもいいか。
お掃除前に、ちょっとご主人様につきあって欲しいな。

(笑みに対して軽く口端を上げて返せば、椅子からゆるりと立ち上がって。
ちょいと歩けばくつろぐように、ソファーへと深く腰を降ろし。
視線をちょいとノワの方へと向けた後、自分の膝の上をとんとんと両手で叩いた)

ノワ > 「うう……な、なんだかよくわかんないですけど……
……ご主人様が嬉しそうならいいかな?」

頬を突かれて嬉しそうにしつつ、甘えるように体を寄せて。

「……つまり、今のわたし、ご主人様のメイドさん?
メイドさんでした!……メイドで奴隷?」

話を聞いてメイドというものに理解を示すと、なるほど!自分だ!という結論にたどり着き。
納得した後、メイドかつ奴隷というので問題はないのだろうか?と問いかけて。

「ご主人様につけてもらった首輪ですし、わたしは好きだから付けていたいんですけど。
……ん。ですよねー。
じゃあ、今日はご主人様にそれを作ってもらいつつ、わたしはお掃除とか、お部屋の中綺麗にしたりしますっ!」

二人して、微妙な表情を浮かべてしまう。
ノワ自身は『性欲処理孕み奴隷』としてご主人様に『可愛がって』もらえる事は大好きであり、その地位に満足している。
いるのだが、そのせいでご主人様が変な目で見られたり噂されるのは、ちょっと、である。
であるならば外用のダミープレートを作ってもらうのは歓迎であり、今日の予定はそれにしましょうと提案をするのだ。

「えー、っと……んー、雪降る所、くらいしか覚えてないから……調べられるのかな?
っていうか、ナイフさして大丈夫なんですかっ!?」

『あいつ』と呼ばれる方に対するご主人様の扱い方がなんだか非常にぞんざいであり、むしろそれで生きているのか、人間なのだろうかという不安も抱いてしまいつつ。

「ん、おそまつさまでしたー♪ご主人様満足でなにより!
……ん、ん?……んっ♪」

ご飯を食べ終わるとソファに座るご主人様。
そして膝をぽんぽん、とされると笑顔を浮かべて尻尾をふりたくりそちらに向かい。
座ったご主人様に正面から抱き合うように、膝の上に座るのだ。
――そうすれば下着をつけていない自分の股間の割れ目が、朝の勃起がかすかに残っていたご主人様の肉槍に触れてなにか反応があるかもしれないが。
それは朝の喧騒の中に消えていくお話しで。

ご案内:「平民区にある自宅」からノワさんが去りました。
ご案内:「平民区にある自宅」からアシュトンさんが去りました。