2016/12/09 のログ
ソル・グラディウス > 「いっっつてぇぇえぇ…!クソッ…!!」

高さのある櫓から観客席へと吹き飛ばされ、肩から地面に激突する。
落下の衝撃は凄まじく、その場で悪態をつけば即座に立ち上がって別のバリスタの櫓へと向かう。
最早、痛みを感じてのたうち回っている暇すらない。

観客席から櫓へと飛び移り、飛び出た石を伝って櫓の上へと登れば、バリスタを装填していく。
先ほどと同様に火球が無数に飛んで来る。ポケットに入れていたポーションを取り出せば、地面へとぶつければ
半透明の魔法防護壁が球場に展開され、火球から青年とバリスタを守る。

『武器庫に残っていたのか?そんな骨董品があったとは…しかし』

火球を食らうごとに罅が入っていく防護壁。
その隙にとバシスタの槍を装填していき、放つ。
今度は真っすぐと相手へ向かって行くも避けられてダメージを与えることは出来なかった。

防護壁が剝がされると同時に櫓から観客席へと飛び移り、次のバリスタへと向かう。
槍の本数もあと一本。圧倒的不利な状況の筈なのに、彼は笑っていた。

ソル・グラディウス > (順調だ。このまま行けば…!)

走りながら次の櫓を目指していれば、櫓に無数の火球が降り注いで溶岩と化す。
その様子に驚嘆していれば、次から次へとバリスタに火球が降り注いで破壊されている。

『嫌な予感がした。ソル…何か企んでいるだろう?』

「やっぱりバレるか。思ったより賢かったなお前」

『他人をバカにするには他人より賢くなければいけない。
 愚かというからには君よりは賢くなければな』

巨人はすべての櫓を破壊すればこちらに振り返る。
烈火のごとく燃え盛る体は近づくだけでも地獄のような熱さを感じさせる。
近づいてくる巨人を見据えながら、バリスタの槍を握って、深呼吸をする。

「何を企んでいるのか…それを見破らなければ、賢いとは言えないな」

『強がりか?君の負けだ。ソル・グラディウス。敗北を認め…』

近づきながらそう発言していく巨人を無視し、投擲の構えをする。

「それは…出来ないっな!」

槍を投擲すれば、巨人の頭上を通り過ぎ、柱へと突き刺さる。
柱にはいくつかのバリスタの槍が突き刺さっており、老朽化した柱は既に崩壊寸前であった。

『なっ…ソル、まさか…!』

「あぁ、気付いたらどうしようってヒヤヒヤしてたよ」

槍が刺さった柱へ向かって、掌を向ける。
掌からは一本の雷が出現し、槍へと向かっていく。
雷の初級魔法。それでも崩壊寸前の柱に食い込んだ槍に電気を伝え、崩すのは難しくはなかった。

雷が槍へ命中すれば、雷が槍に伝達して石製の柱を破壊した。

ソル・グラディウス > 柱が崩壊すると共に、アリーナの天井が崩れて瓦礫が落下してくる。
大小様々な瓦礫が落ちてきて、アリーナや観客席を破壊していく。
落ちてくる瓦礫を避けながら、その場から脱出しようと奔走する。

『大胆だな。ソル』

巨人は落ちてくる瓦礫を見上げ、一際大きい瓦礫が落下してくる。
それに押しつぶされた様子を視認すれば、そのまま遺跡の奥へと退避していった。


「…ふぅ…死ぬかと思った」

深呼吸をして、遺跡の通路で胸を撫で下ろす。
後ろを見れば瓦礫で埋まっており、アリーナは既に地中へと没した。
剣は何処に行ったのだろうか。あのまま埋まってたら面倒だと考えつつ、通路を歩いていく。

「………あとはこれだけか」

ポケットを弄れば赤いポーションを取り出す。
武器庫から拝借したポーション。投げつけることによって爆発する代物だが、相手が相手だけに効くはずもない。
せめてもう少し移動した場所なら使い道はあるだろうとどんどん歩いていく。

すると、突如後ろから熱風が吹き、そちらを振り向く。
通路の奥には炎を纏った巨大なドラゴンが佇んでおり、こちらへと向かってくる。

「……やべっ」

その様子を見て、全速力で通路を駆けていく。

ソル・グラディウス > 『流石、良くやる。しかし、私の勝ちだ』

ドラゴンは全速力でこちらへと向かいながらそう念話を飛ばした。
あの瓦礫の中、即座に脱出してドラゴンへと変身したのか。
徐々に近づいて来る熱気に焦燥感と緊張感を感じつつ、通路を駆けていく。

「いい加減、ついて、来るな!」

『それは出来ない。まだ決着は付いていないしな。
 君を甘く見ていたようだ。…少し、反省せねばな』

ドラゴンは駆けながらこちらへ火球を吐いてくる。
咄嗟に左へ飛んで火球を回避すれば、即座に立ち上がって、走っていく。

角を曲がってしばらく逃走を続けていれば、ついに行き止まりに差し掛かる。
石製の壁が崩れ煉瓦が積み重なったそれを触れば、後ろからドラゴンがやって来る。

「…っ!」

『積みだ、ソル。寧ろ、良くここまで戦った。
 私は君を甘く見ていたようだ…。安心しろ。君が弱い訳ではない。』

眼前に止まるドラゴンからそう念話が飛んでくる。
ポケットの中のポーションを握りしめ、目を細める。

『まだ何かを…』

「あぁ…悪いが、最後の悪足掻きをさせて貰う。」

天井へポーションを投げれば、爆発して落石が発生する。
次の瞬間、爆発により生じた穴から大量の水が雪崩れ込んでくる。

『!? これは…!?』

ソル・グラディウス > (この上は丁度、湖になっていてな。穴を開ければ大量の水が雪崩れ込んでくるって寸法だ)

息を吸い込み、流れに飲み込まれながらも相手へそう念話を飛ばす。
ジュウゥという音と共に相手を構築している炎が沈下され、溶岩は瞬く間に黒い岩石となっていった。
どんどんと水は雪崩れ込んでいき、遺跡の通路を埋め尽くしていく。

『こんな事…君も死ぬぞ!?』

(死にゃしねぇよ。遺跡ってのは構造上、空気が溜まる場所が出来やすいんだ。
 それをうまく探せば何とか地上までは行ける。)

流れの中、瓦礫にぶつからないように体を捻りつつ、黒化したドラゴンを見据える。
相手の言葉に焦ることはなく、冷静にそう伝える。

(そういうお前はこのままでいいのか?負けを認めなきゃ、300年近く水の底だぞ)

『…感服した。…わかった。君の勝ちだ。
 全く、諦めの悪い男め。』

水の底という単語を言えば、少しの間をおいてそう帰ってくる。
黒化したドラゴンは光を放ちながら剣へと戻り、彼の手に収まる。


その後、巨大な水しぶきと水音が遺跡近くの湖に発生する。
バシャバシャと音を立てながら、剣を持った一人の青年が湖から上陸してきた。

ソル・グラディウス > 「ふぅ…死ぬかと思ったな」

『生き残るのではなかったのか!?』

「いやいや、瓦礫が落ちてきたら死ぬし
 水が流れ込んで来たところだって、下手すりゃ流れでどっかに頭をぶつけて死ぬ可能性もあったしな」

『……本当にぶっ飛んでいるな。君は』

呆れたような言葉が飛んで来れば、ニヤリと笑って近くにある木に寄りかかって座る。
流石に疲れたのかそこで呼吸を整えながら、剣を地面へと突き立てた。

「…じゃあ、約束通り…」

『あぁ、わかっている。おめでとう。ソル・グラディウス。
 圧倒的な力量差にも関わらず、諦めずに懸命に戦い勝利した。
 今はそれを…』

「んな事どうでもいい。
 …あぁ、それとあの二人以外には細工は健在のままで頼む。
 そうポンポン子作りしたい訳じゃないからな」

『そ、そうか。わかっ』

「それと、俺が指示したらあの二人でもちゃんと細工はしろよ?
 子供じゃなくて純粋に気持ちよくなりたいからヤる時もあるからな?」

『む、むぅ…勝利したとわかった途端この扱い。
 清々しいほどに遠慮という物を知らないな君は。』

してやったりと言った顔で剣にそう捲し立てる。
勝ったことによる安心感と満足感で調子に乗っているが、剣はそれを明確には指摘せずに遠回しにそう言った。

ソル・グラディウス > 「……それと」

『それと?』

「お前の名前、決めてなかったな」

『むっ…このタイミングで名前とは聊か…
 いや、いいんだ。いいんだよ。敗者が名前を選ぶ権限は無いからね。
 しかし…やけに命名するまで長くなかったか?もう少し早く命名してくれてもよかったのだが…』

「うるせぇよ。というか名づけるとは一言も言ってねぇし」

『……あっ』

「…しょうがねぇ。決めてやるよ」

剣とのやり取りをして、顎に手を添えて考え込む。
以前、自分の愛した彼女が言っていたことを思い出し、口を開く。

「お前の名前は――――…」


剣の鞘を背中に携え、それに剣を収めて歩き出す。
先ほどの湖での一件で濡れていた服も乾き、王都へ向かって歩き出す。

『なぁ、ソルよ』

「ん?何だ…?」

『もう一度だけ、名前を呼んでくれないだろうか?』

「はぁ?何でだよ。名前ってのは無暗矢鱈に呼ぶためにあるんじゃねぇんだぞ。
 ……それとも何か?名前付けられちゃって喜んでんのか?」

『そ、そんな訳はない!ただイントネーションを確認したいだけだ!
 それと…君以外に名前を呼んでくれる人も居ないし…』

「はいはい、わかったよ。」

剣の要望に渋々ながらも頷いて、王都へ歩きながら名前を一言呼んだ。

ソル・グラディウス >  
 
 
 
「これからもよろしくな。ヒュペリオン」
 
 
 
 

ご案内:「無名遺跡 地下大闘技場」からソル・グラディウスさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にアシュトンさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」にノワさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」からアシュトンさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」からノワさんが去りました。
ご案内:「ペットショップ『仔犬の館』」にアシュトンさんが現れました。
ご案内:「ペットショップ『仔犬の館』」にノワさんが現れました。
アシュトン > (槍にのって飛ばしたのも相まって、存外と早くついたマグ・メールの街並み。
旅の疲れもあって、到着して暫くは家で休憩していたのだけれども――と言っても、毎晩身を重ねていた訳であるが。
道中だけでも、槍で移動すればいいのに敢えて馬車に乗り荷台で、敢えてボロめの宿で声を我慢させながら、なんてのもやったけか。
着いたら着いたで、お尻の具合を確かめたりもしたな、洗わなくてもいいのがとても便利……回想するのはコレぐらいにしておこう、本来の目的を忘れてムラッときてしまう。
結局のところノワの街慣れと、衣服等も用意しなくてはと、腰を持ち上げる事にしたのであった)

ま、ヒトは多いが、気にするな。
住んでる平民区とはまた雰囲気が違うだろうから、混乱するだろうがな。

(奴隷となるとやはり貴族が主体になるので、平民区では賄いにくい。
そんなこんなで、一軒のペットショップへとやってきたのだった……ここでいうペットは、ミレーの事なのだけれども。
なお、流石にビキニ姿でうろつかせるのはアレだが子供服なんて用意がないので、ノワにはマントを羽織らせてつれてきたようである。
暫くと歩いてやってきた店は、見た目清潔でこれといったいかがわしさもない。大通りにあるから当然なのだが。
勝手知ったる感じで扉をくぐれば、衣服やらが並び中々と華やかな雰囲気だ)

ノワ > なぜか今更羞恥を覚えたノワを、弄るように虐めるように行われた道中の淫行。
毎晩の性行為が野宿の時はしきりに周囲を確認するようになってしまったし、馬車の荷台では御者さんにバレないように必死に声を抑えもした。
宿に泊まれて安心したと思ったら左右の部屋から性行為の声や音が筒抜けの部屋であり、つまり自分の喘ぎ声も隣に聞かれたと思って行為後に顔を赤くして――
羞恥、という感情を理解して覚えてしまったはいいが、それに振り回されながらの旅程になってしまった。

それだけに、街についてご主人様の家についてからは最初の日のように奔放に性行為を行ってしまう。
他に人気のない閉じた空間では開放的に淫らに、主人と肌を重ね――

「ん、はぁい……ほんと、人、多いなぁ……すごいなぁ……
あ、ご主人様!あれ!あれなんですか!」

服を買いに行く、という道中でマントから出した右手が屋台を指さし目をきらきらさせる。
その手についた宝珠には光が既に17も宿っており、子供の数がそれだけある、と知れてしまうか。
そうこうしながら店にたどり着くと――

「ふわー……」

大きなお店だなぁ、という様子でぽかんと呆けた顔で衣類が多くならんだ店の中で立ちすくんでしまう。

アシュトン > (奔放に行為に及ぶのもいいが、羞恥に顔を染める姿というのもまた別の良さがある。
何時ぞやの野外でどうやらそう言う事をノワが意識し始めたようで、旅の過程では敢えてそんな状況を選んで着た感じ――というかわざと選んだのであるけれども。
そんなこんなで、新たな面を順調に開発してゆく手ごたえも、あるようだ。
落ち着いてきたら、家にある道具を使って、なんてもいいかも知れない
気付けばこの短期間で17まで増えていた事に、我ながら少し驚いたと同時に、興奮したのは秘密である)

まぁこっちは人間が多いな、あとは奴隷に他種族……ミレー族とかだな。
平民区なら、エルフや獣人なんかもいたりするけど。
あんまよそ見してコケるなよっと――ん、パンの屋台かな?帰りにでも買っていくか。

(そんな呑気な会話をしつつ、歩いていく街並み。
建っているいる場所が場所だけに、中の広さもご立派な店である)

さてと、っと。
何度か言ってるが、流石に普段の格好で街をブラつかせる訳にもいかないんでな。
後は奴隷の所有者が分かるように首輪もいるが……ノワの能力封じたら俺としても不便だし、そういうのが無い方がいいかなぁ
とりあえず、何か着たい感じのはあるか?

(小さく考えるような言葉を残しながら歩き始めると、呆け面を晒しているノワの片手を取り、衣服棚の方へと歩いていく)

ノワ > 恥ずかしさに悶え、拒否をする事はあっても結局挿入されてしまうと甘えてねだり、自分から腰を振って鳴いてしまう。
そして事が終わった後に恥ずかしがって顔を真っ赤にし、場合によっては怒ってアシュトンの腕に甘噛みしたり、胸をぽかぽかと叩いて抗議などもした。
が、結局はそれも甘える行為でしかなく、手加減などされたりもせず、で。

「ふぅーん……人間が多いんだ。あ、でもあのミレー族のおねーさんは一人っぽいね。ご主人様みたいな冒険者?
森の中に比べたら歩きやすいし平気だよー?
パン!……ご主人様のおうちに石窯があれば、わたしが作ったんだけどねっ。
焼きたてのいい匂いするし、食べたいっ」

あちこちきょろきょろ見ながら、ふと視線に止めたのは標準的な猫型の耳と尾をしたミレー族の女性。
ただ、軽い鎧を身に着け背中には剣を背負っており、一人ですたすたと歩いている所だった。
そういう人もいるんだなぁ、と思いつつ、パンを買って帰る事には賛成し。
そうして店に入った後は、どうすればいいのかわからない様子でまごまごする。

「ん、んー……ん?
首輪は、たぶんされても効果ないよ?」

前に盗賊に捕まった時にミレー族用の首輪をされたが、まったく気にせず能力が使えた。
なので、普通に能力だって使えるだろうと思い、その事を説明して。
――なので、ノワにとっては首輪は『ファッション』扱いになるのかもしれない。

「着たい感じぃ……?
ううーん……ゴテゴテしたのは、ヤかなー……」

ちら、っと見たのはいわゆるゴシック系のドレスタイプ。
しっかりとした縫製の人間でも映えそうなドレスだが、そういうのよりは簡素な貫頭衣の方がまだマシそうに見ている。

アシュトン > (その抗議がヨ恵瓊に可愛くて、またしたくなってしまうんだけどね!
もっとも、文句言ってる方も、本気で嫌がってるという訳ではないようだが)

鎧つけてるし、そうかも知れんな。或いは傭兵か何かかもしれんが。
街中のミレーでも色々なヤツがいるって事だなぁ。
……飲食店じゃないんだから流石に石釜はちょっと、暖炉ならあるけどさ。
ん、じゃぁ終わらせたらいこうか。

(軽くと頷いた後に、なんやかんやとたどり着いた店。
予算の方は問題ないのだが、さてどうしたモノかなと色とりどりに服に目を通していって)

効果が、ない?
……ミレー族の強力な力でも封じれるように出来てるんだがな、アレ。
うぅむ、ノワは、なんというか。聞けば聞くほど変異種っぽいな……。
まぁ持ち主とか所在地とかを示すのにも、あった方が便利だから一つは必要かな。
というか無いと野良ミレー扱いで面倒な事になる。

(どこかの奴隷商にドナドナされても非常にこまる。まぁ彼女なら自力で逃げてきそうな感じはあるのだが。
持ち主が分かっていれば、手出しもしにくくなる、という奴だ)

まー、普段の格好からしたらそうだろうね。
そうだな、貫頭衣もちょっと味気ないし……こういうのはどうだ?

(白い色をしたワンピースを一着、手に取ってノワに見せる。
貫頭衣と似て身の拘束は殆どないし、フリルやリボンの飾りもついてはいるがゴテゴテといった程ではない。
――個人的にはメイド服なんかもと心の片隅で思ったが、そちらは封印しておこう)

ノワ > 怒った後も抱きしめられたり頭を撫でられたリ、背中や尾を撫でられたり……
行為の最中であれば顔に精液を浴びせられればそれだけで機嫌を直して甘えてしまうのだ。
怒っているようなのだが――という扱いになるのも仕方ないかもしれない。

「傭兵かぁー。わたしも、傭兵とかはできるかなー?
えいやー、って槍を使って!
えー、石窯だめ……?ふっくらパンとか焼けちゃうよ?」

本人に槍を扱う技能はないものの、槍を複数創造して縦横無尽に動かすやり方であればある程度の武芸者でもない限り有効に働くだろう。
問題は、槍の素材としての聖なる属性が弱点ではないタフな――例えばグリフォンのような魔獣相手には何もできないのだが。

「うん、そだよ。試しに何かつけてみる?」

ほらほら、って首を見せるようにして尾を振る。
といってもマントの内側なので背中がモコモコしている程度にしか見えないが。
――前にご主人様につけてもらったキスマークはさすがにもう消えている。

「うん。体にぴたーってくっついてる服とかは、楽かも。
……おむー。ん、んー……?」

頭に浮かんだのは、以前であったアサシンという女の人の恰好。
体にぴったりとフィットした服は、関節稼働の邪魔にならず楽そうではあった、と思いながら――
渡されたワンピースを持ち上げ、じーっとみる。
――ノワに、まだ服の良し悪しはわからない。わからないので。

「ご主人様が選んでくれたならこれにする!」

にっこりと笑顔でそう答えるのだ。

アシュトン > 身体の動かし方とか狩りの様子を見るに、技術は無いが身体的能力はいいし、複数自由に扱える槍も強いな。
が、傭兵なんてヤメトケやめとけ。
あぶく銭手に入れる為に命かけて殺しあったあげく、雇い主が悪いとポイ捨てされる仕事なんてロクでもないぞ。
駄目っていうか、後付けするのは大変だし、普通の調理用かまどで我慢してください……

(などと、実際に傭兵業なんかもやっている男が供述しており。
よっぽどつよくて突出でもしていないかぎり、割に合わない仕事の上位と言ってもいいだろう)

というか付けてほしいのか、そのリアクションは。
ふむ、そうだな……黒、は肌と微妙にまぎれるし……赤色辺りにでもしてみるか。

(並んでる中から一つひょいと取り出す。
特にこれといった処理もなされていない、普通の首輪だ。
購入後に色々と登録やらを澄ませる形、になっているようではある)

ピター? ……やっぱそいつ、盗賊か暗殺者の類では。

(ぼそりと呟いた後、咳払い一つ)

ちょっと素材で高いが、スパッツなんか下着に買っておくか。
全身系は、流石に売ってない、か?

(自分の予想が正しければ、ノワが言ってるのは特殊用途の服装だろう。
まぁ何らかのプレイ向けに、置いてある可能性もなきにしもあらずだが)

ノワは見た目もいいし、そういうのを着れば可愛く着飾れるとは、思うんだけどな。
ま、試してみないと分からないか……ちょっと試着室使わせてもらうよ。

(ヒラヒラと店員に片手を振ると、再びノワの手をとってあるいていく。
向かってゆくのは、店の片隅にある箱のような、部屋。
奴隷と主人が一緒に入ることを想定しているのか、それなりに広く作られているようだ。
とりあえず先客がいない事を確認すると、道すがらで見つけた衣服数点と一緒に、中へと入ってゆく)

ノワ > 「ん、そっかぁ……まぁ、やるならご主人様と一緒に冒険者かな?」

傭兵はやめとけ、と言われると特に興味が強いわけでもない様子なので、すぐに取り下げて別の職を口にする。
これも遊びであり、ご主人様に構ってほしいがために色々しゃべりかけているのだ。

「むー、仕方ないなーご主人様は。かまどで我慢してあげます」

そして奴隷という立場だというのにこの物言い。
両手を腰にあてて、仕方ないですねぇ、という口調をしながら楽しそうにマントの中で尾を振るのだ。

「だって、奴隷でしょ?奴隷っぽいのほしいなーって。
えへへ、赤いの?赤いの?」

普通であれば奴隷という身分を嫌がるものだが、今のノワにとっては『アシュトンに構ってもらう身分』程度の認識。
その為、嬉しそうにしつつ首輪をつけてもらおうとせがんで見せて。

「ぴたー。
夜のお仕事って言ってたよ?」

盗賊か暗殺者、という言葉は間違っていないものの、秘密にするみたいな約束をしていたので嘘はつかない程度にぼかしてみる。
そういうのもすぐばれるかもしれないが……素直な性格なわりにぼかす、という所で聞かれたくない、というのを悟ってもらえるかもしれない。
続く言葉はさすがによくわからないので首をかしげて主人の手の動きを見つめ……

「見た目?うーん、そういうのわかんないけど。
ん、んー?」

しちゃくしつ、という所に行くらしい。
ご主人様に手を引かれて連れていかれた個室に、とりあえず入ってから何をするのかと首をかしげる。

アシュトン > 流石にパン焼き用の石釜なんて後付したら、色々と面倒な事になる。
はい、申し訳ありませんがそれでお願いいします――……奴隷ってなんだったけ……

(謎のやり取りに、眉間を軽く指で抑えた。
まぁぶっちゃけた話、奴隷というには程遠い扱いなのだが)

ノワの瞳の色に合わせてな。
白は、なんか俺っぽくないし。
自分から奴隷っぽいのを求める……奴隷ってなんだったけ……
とりあえず試着するときにこれもつけてみようか。

(二回目である。
まぁノワの中での奴隷は、一般的なイメージの奴隷とはまた違うのだろう)

夜のお仕事ね……ま、いいか。

(ノワの性格からして、ペラペラと話しそうなモノであるが。
敢えてあまり突っ込んで言わない辺り、約束か何かでもしているのだろうか。
多分近い種類の人間だろうが――慣れ合うような仕事でもないし、余り気にしなくてもいいか)

ご主人様としては、ノワがもっと可愛くなるのは嬉しいね。普段のスタイルも、いいけどさ。
あとは、そうだな。人間ってのは見た目で判断する生き物なんだ。
ボロい服のミレーがいたら野良かと思って捕まえに来るヤツも多いだろうが、しっかりした服を着てれば誰かの所有だって分かって手がだしにくくなる。
一例だが、そいういう意味で見た目も大事なのだ。

(試着室に入って簡易の鍵を掛けると、自分の服装をポンポンと叩く。
富裕地区に来るにあたって、普段着ではなく黒いスーツ着用。お陰でマント被ったミレーを連れていても、多少のごまかしがきいた。
さて、と、一息の後)

それじゃまずはマントを脱がせて、と……はい、ばんざーいして

(軽くしゃがめば被らせていた布地に手を掛けて、そのまますいーっと上にへと脱がせて。
普段通りの格好にさせた後に、次いでいまさっきとってきたワンピースを着せていく。
身体位は勿論洗わせているが、流石に下着を試着させるのは不味いだろう)

んで、次に首輪をつけて、っと。

(ノワの体格に比べると少し大きめだが、こう、若干だぼっと気味の首輪もいいんじゃないですかね、という感じで。
赤い革製を首に巻いてゆけば、仮止めで固定してやる)

ノワ > どれいとはいったい。
そういうテツガク的な悩みをご主人様が抱えているとはいざ知らず、にこにこと嬉しそうに会話を続けるノワ。

「なるほどー。赤い目だから、なんだね
ふふ、赤い首輪やったー♪」

赤い首輪の理由も聞いて、嬉しそうにしつつ。
夜のお仕事について何もつっこんでくれなかったことに、感謝をするのだ。
とはいえ何か言えば変だな、と思うのでぎゅっと抱き着いて甘えるように頭をこすりつけるのだが。

「ふむふむ……
ご主人様が嬉しいのがいいんだけど、なるほどー。
わたしがいつもみたいな恰好してて、首輪もつけてないと、野良ミレー族だーって捕まえられちゃうかもしれないんだね?
んー、それは困るねー。なるほどねー……人間の街って怖いねっ」

別に頭が悪い、というわけではないノワ。説明されると理由を理解し、ここまでマントを着ていた理由も理解する。
うんうんと頷き野良扱いでご主人様と離されるのは嫌だな、と頷いた上で怖いというが……
別に全然怖さを感じていない様子。まだまだ、恐怖心よりなお好奇心が高いのだ。
2~3日アシュトンの家で滞在していた間も、ノワは窓から外をよく眺めていて尾を振っていたし、街中に非常に興味があるのは理解されているだろう。

「ん、ばんざーい」

言われるままに両手を上にあげてマントを脱がされる。
その下にあるのはいつもの獣皮のマイクロビキニ姿。
羞恥を覚えたとは言え、まだ性行為を人に見られる事、という条件があるので狭い室内にご主人様と2人でいる時に肌を見られるくらいは何も気にしていない様子。
そこにワンピースを着せられていき……

「ん、んー、なーるほどー?」

ふわふわしており、特に体を締め付ける事もない。これくらいなら問題ないなぁ、とにこにこしながら尾を振る。
――と、スカートが尻尾でぶわっとめくれあがってしまうのだが。

「ん、わぁい♪」

そして首輪をつけてもらい、尻尾をさらに振りたくって嬉しそうにする。

アシュトン > (くくっと喉元で小さな笑みを鳴らせば、すり寄ってきた頭をくしゃくしゃと片手で撫でてやる)

勿論、ノワに色々な服を着せるのも楽しくていいけどね。
一番大切な理由は、そこだな。捕まって何処か連れていかれたら、俺もノワの困るからな。
まぁ富裕地区――はノワ一人で来るのは厳しいから置いといて。
平民地区の大通り辺りならそう危なくはないんだが、人気のない場所とか、貧民地区辺りはどうしてもな。
っと、その辺のお勉強も追々にか。

(とはいえ好奇心の強そうなこの子の事である、放っておいたら本人が自覚しないままそういう場所に行ってしまいそうな感じもする。
ので、どの辺が安全で危険か位は、早い目の時期に教えておいた方がいいだろう)

ばんざーい

(何時ものマイクロビキニ姿、は流石に慣れた。この格好で毎度毎度発情していたらそれこそ身がもたないと言わざるを得ない。
ワンピースを着せ終わると、軽く皺を取るようにトントンと布地を軽くと叩いて)

っと、すまんすまん。
ちょっと待てよ。

(尻尾でスカートが捲れたあたりで、笑みに肩が揺れた。
ミレー族用の服なだけあった、その辺りの対処もされているらしい。
お尻の辺りに片手をまわすと、普通の服ならそこにはないであろうボタンを外し。
開いた窓に手を入れると、尻尾を掴んでその穴から外に出してやる)

ふんふん、女性用の服に自信はないが、なるほど、可愛らしい感じになったじゃないか。
……服より首輪の方が嬉しそうだな。

(奴隷って以下略。
それはさておき、御着換えしたノワを繁々とながめた後、壁の向こう側に意識を向ける。
客は、少し。店員は相変わらずか。
個室状態になってはいるものの、壁自体はそう厚いモノではないらしく、大きく声を出せばそとに聞こえてしまうだろう。
それを、重々と承知したうえで。
喜ぶノワに一歩と寄ると、太ももに片手を触れさせ、スカートを捲りながら上へと撫で上げていく)

ノワ > 頭を撫でられると、すごく嬉しそうに目を細めて手に頭を擦り付けるのだ。
そういう所が狼ではなく犬っぽい、と言われるのだが――嬉しいのだから、仕方ない。

「裕福地区、ってのはこのお店のあるあたりだよね?
途中からちょっと道が広くなって綺麗になって、人の雰囲気変わったなーって思ったから、そのへんかな?
わたしはそのまえの、平民地区の方が雰囲気は好きっ。
貧民地区……は見た事ないからなー」

服を着せるのが楽しい、と言われたならまたこういうお店に来たいな、と思いつつ。
続いて大雑把な王都内の話をされると、来る途中に思った事を口にする。
そして、平民地区のにぎやかな雰囲気の方が見ていて楽しかったので、そっちが好きと言いながら――
多分、しっかりと言い含めなければ貧民地区に一人で遊びに行きそうな雰囲気を出してしまうのだ。

「ばんざいばんざーい」

楽しそうにご主人様の言葉を復唱してからワンピースを着せられ、服をしっかり着せてもらい。
つづいて振ってしまってめくれたスカートを直そうとして尻尾を握られると。

「ふにゅっ」

ちょっとだけ、やっぱりびくっとする。
けれどスカートの穴に尻尾を通してもらっただけだし、これで更に楽になったのですぐに嬉しそうにまた尻尾を振って。

「ん?どっちも好きだよ!首輪は、ご主人様のものーって気がして好きなだけ♪」

可愛らしいと褒められ喜色満面になりつつ――
近づいてきたご主人様。その手が太ももに触れてスカートをめくりながら上に、足の根元に向かうと……

「ご、ご主人様?」

顔を少し不安――と期待――に赤らめながら、おずおずと問いかける。

アシュトン > そ、この辺。
金持ちが住んでる所で、治安もいいんだが。憲兵やら何やらも多いんでな。
ノワが一人で気楽に来れるような店もないから、まぁ来ることはそうないかな。
平民区は家があるところだな、なんだかんだで一番過ごしやすい。
貧民区は……ま、行きたかったら俺と一緒にだな、それ位危ない。ノワが一人で行ったら、次の日はバフォ―トへ向かう馬車で確定になっちまう。
あそこは誰の所有物とか関係ない世界だからな。

(一人では行くなよと、言葉を含めておく。
じめじめとした陰鬱な雰囲気ただよう、いわゆるこの街の闇の部分だ。
彼女が楽しむのには、向いていないだろう)

そうかい、んじゃまぁ他にも何着か買っておくか。換えの下着も少し要るかな……
ん?はは……いやぁ、何時もとまた違う格好のノワを見てると、つい、とね。
外にヒトがいるから、あんまり大きい声だしちゃ駄目だぜ?

(くくっと、喉を鳴らした。
まー、自分と同じような事をいたし始めるお客も少なくはないようで、店員は案外と慣れているのだが。
そんな事は敢えて告げずに。
笑みを描くままにややと前屈みになれば、不安そうな顔を覗き込むように近づけて。
そのまま押し付けるように唇を重ねれば、伸ばした舌先を彼女の口の中に潜り込ませていって。
付け根までたどり着いた指先はビキニの内側に潜り込むと、皮の上から陰核を転がしながら、幼い割れ目を指でなぞっていく)
(

ノワ > 「ふむふむふむ……けんぺー、ってのは分からなかった。
でも、りょーかい。この辺は一人では来ないね。
貧民地区も……バフートに行くのはヤだな……うん、今度ご主人様に連れてってもらう」

うんうんと頷きながら話を続け、バフート行きになると言われると少し顔を顰める。
流石にアシュトンの奴隷の立場はうれしいが、今は他の人の奴隷になる気はなかった。

「う、ん?か、替えの下着……?」

あ、じゃあこのご主人様の手がだんだん股間に近づいてきてるのはそのためかな、と思って少し安心するのもつかの間。

「――っ!?ご、ご主人様、だ、だめです、ここは、お店、ですっ……!?
っふ、ぁ……ぁ、ぅっっ……♪」

しかし、それはやはり勘違いで。主人の考えている事は、ここでの性処理なのだと理解して顔を真っ赤にする。
抗議しようと顔をあげた所で唇を重ねられ、舌が口内に潜り込んでくると嬉しそうに舌を自分からも絡めてご主人様の唾液を飲み込んでしまう。
そしてキスしているために股間を、割れ目を、皮をかぶったままのクリトリスを弄られた時の喘ぎはご主人様の口内に消えていき……
ぴくんと揺れる腰。じわり、と割れ目からは蜜がすぐににじみ出てしまう。

アシュトン > 兵隊さんだよ、兵隊さん。治安を守るのが仕事だが、融通きかないのが多いんだよ、あいつら。
そう言う訳で、とりあえず一人で行くなら平民区の大通辺りにしときな。
裏にはいると案外危ない時もあるから、避けておくのが賢明だな。

(まぁここにいるご主人様そのものが裏通りに存在する危険性の一つだったりするのだけど。
……日常的なモノではないからセーフという事にしておいていただきたい。
ノワも納得してくれたようなので、うんうんと頷いて)

洗ったりなんだりで、ずっとコレはいてる訳にもいかないからな。
ま、もっとも……下着の試着を今から、じゃぁないけど。

(微かに揺れる肩と、その間にも指先は布地の内側にへと)

もし汚れたら全部買い取るからだいじょーぶだいじょーぶ。
あ、今、壁のすぐ向こう側に誰かいるな。
ん……

(余り動いてないのから察するに、店員だろうか。
ノワが危惧している事とは全く関係のないセリフ……実際、わざとなのだが。
抗議の言葉を全て言い終えるよりさきに唇をふさいでしまえば、潜り込んだ舌は小さな咥内を這い回り。
唾液を塗りつけながらノワの舌を捉えると、根本からしごくように絡み付けて。
ノワの様子が蕩けてきたのを見ると、指は本格的な愛撫を始める。
陰核の皮をずるりと捲り上げると、むき出しになった肉の芽を直接指で、強い刺激を与えるように押し付け転がして。
ジワリと濡れた花弁に指が潜り込んでゆけば、ザラりとしたGスポット部分をグリグリと擦り上げていく)

ノワ > 「ん、わかった、りょーかいです」

話を聞いてうんうんと頷き、とりあえず一人で歩いていいのはご主人様の家から今日来たルートの平民区画の大通りまで、と理解して耳をぴん、と立たせる。
ちゃんと理解した様子で、にこにことして……

「ゃ、あ、洗ってはいるよぅ?臭いついちゃうし……
その、ご主人様の家に来てからはずっと穿いてなかったし……」

実際、旅程の最中でも川で水洗いをしていた時はある――その時洗っているノワに欲情したアシュトンが襲い掛かったのはまた別の話――。
そしてご主人様の家についてからはずっと室内で全裸で過ごしていたのもまた事実。
久しぶりに身に着けたそれは確かに臭いはしないだろう、が……街中にいる以上は着替えを用意しなきゃいけない、というのもまたご主人様の話から理解していて。

「ん。んぷ……んっふ、ん、んぅ……!」

キスをして蕩けてはいるものの、壁のすぐ向こうに人がいる、と言われると尾をびくっ!と立たせて目をひらき、器用に舌を絡め合うキスをしながら不満そうな視線をご主人様に向ける。
だがその視線も……

「っっ、っふ、っっ♪♪ん、っっっっっ~~~~~~~~~~~~♪♪」

キスしたまま、ご主人様の口内に絶頂の鳴き声を押し込める。
弱点のクリトリスを剥かれ、中身を直接撫でられると絶頂をこらえる事はできないと散々理解したはずなのに、これ。
膣内はすっかり愛液まみれになり、床にとろぉ……と蜜を垂らしながらすっかりご主人様の形を覚えた膣内は指を銜えつつ、Gスポットを擦られると腰をがくがくっ!!と強く痙攣させながら、ぷしぃ♪と嬉しそうに潮吹き絶頂してしまうのだった。