2016/11/27 のログ
ご案内:「平民地区 /歓楽街」にノアさんが現れました。
■ノア > 心細くて知人に添い寝を頼み、其の翌日には野良猫と添い寝。そんな夜を続けてしまったせいで すっかり、独りが嫌に。眠れないのなら眠らない街に行けばいい ── そう思い立って訪れた歓楽街。途中立ち寄った店で何杯か引っ掛け、ゆらゆらと宛もなく通りを歩く。
「 ............... 」
行き過ぎる人々にジトり、琥珀色の瞳をした目を退屈そうに細め.. 身体を包むファーの中で二の腕擦り、白い溜め息を吐き出した。
ご案内:「平民地区 /歓楽街」にセリオンさんが現れました。
■セリオン > 真正面から歩いて来る人影は、些か足元が覚束ないようだった。
酒の為だ。
その女の右手には、空になった酒瓶――種類としては、さして強い酒でもないようだが――が有る。
ああ、うう、と何やら呻いているのか、独り言でもつぶやいているのか判別し難い声。
人の少ない夜だから、まだマシではあるが、もし真昼間であれば通行人に後ろ指をさされるだろう体たらく。
そしてどうやら、その女は、何も見ていないようだった。
進行方向に人がいることも、足元に低い段差があることも気付かないまま、ふらふらと歩いていた結果――
がくん。
ものの見事に段差に突っかかった。
「っと……!」
女はよろめいたまま、ちょうど進行方向にいる相手――同じく酒に酔っている彼女へ、倒れこんでしまう。
■ノア > いっそ男娼でも買ってしまおうかなんて考えがよぎり、通りを見渡すも..
「 .........あれ、じゃ ぁ.. 」
まず目に留まったのは、悲壮感だだ漏れの男娼。彼と添い寝でもしようものなら、ネガティブとネガティブが合体して超強化ネガティブが生まれそうだ。
「 かと言って、んん..... 」
次に視界に捉えたのは、やる気に満ち溢れた男娼。あれでは、ゆっくり添い寝などしてくれそうにない。
丁度良さそうな男娼など都合良く路肩に立ってはいないようで、はぁ.. と再び溜め息を漏らした、其の時 ──
「 ─── っ、ん.. 大丈夫 ? 」
数杯引っ掛けてはいるものの然程酔ってはいなくて、其のお陰で何とか相手の身体を受け止める事に成功するも ── 抱き止めた時、途中から中身のない片袖に気付いてしまって.. 気まずそうにそっと手を離した。